大賢者(転スラ)の徹底解説・考察まとめ
大賢者(エイチアルモノ)とは『転生したらスライムだった件』の主人公リムルが、転生時に獲得したユニークスキル。リムルの質問に答えてくれたり、最適解を出してくれる、リムルの相棒のような存在である。リムルが成長していくにつれ、大賢者自身も智慧之王(ラファエル)、シエル、と進化を遂げていき、異世界で生活するリムルのため、あらゆる場面で活躍をみせる。
炎の上位精霊。リムルによって捕食され胃袋の中に隔離されて以来、ヴェルドラとともに時間を過ごしている。
アニメ第2期36,5話「閑話:ヴェルドラ日記2」では、ヴェルドラとともにラファエルと対話するイフリートの姿も描かれた。
「私イフリートは貴方様に従う所存です」と、イフリートもラファエルに逆らってはいけないということを悟っていた。するとラファエルから「名前もなく自我も貧弱であるため、修行の再開を推奨します」と告げられる。イフリートはすぐさま修行にとりかかり、必死に腕立て伏せに励むのだった。
大賢者の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「告。耐毒抵抗、成功しました」
リムルは武装国家ドワルゴンの国王”ガゼル”との会談のため、ドワルゴンへと旅立つ。
そこでリムルはテンペストで生産したリンゴのブランデーを振る舞うのだった。
リムルがブランデーを口にすると大賢者から「告。耐毒抵抗、成功しました」と報告が。「せっかくのアルコールを消してどうする!」と、大賢者はリムルからツッコミを入れられたのだった。
いつも完璧な大賢者のちょっとポンコツな一面がみられたシーンである。
「告。ユニークスキル大賢者より世界の言葉へ誓願。大賢者の進化を申請」
本来、リムルの魔王への進化は、大賢者が進化する前に終了していた。
しかし、大賢者自ら「告。ユニークスキル大賢者より世界の言葉へ誓願。大賢者の進化を申請」と、進化を申請したのである。
これは大賢者がリムルの役に立ちたいという願いからだった。
「ああ、ワタシは今、永遠の至福の中にいる」
ヴェルグリンドとの戦いにおいて、ラファエルは演算に失敗しリムルに𠮟責される。
しかし、そのあとにかけられた「こっちも俺とお前で2人だ。頼りにしてるぜ、相棒!」という言葉に、ラファエルは歓喜した。リムルは、演算を間違った自分でも必要としてくれたのである。
その後、正式にシエルという名を与えられたラファエルは「ああ、ワタシは今、永遠の至福の中にいる」と、スキルが感じるはずのない、満たされた思いを味わったのだった。
大賢者の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
リムルの周りにいる女性陣に嫉妬
大賢者は、女性に対して鼻の下を伸ばすリムルに対しては塩対応になる。
背中が大きく開いたドレスを着た西方聖協会聖騎士団団長”ヒナタ・サカグチ”に見惚れ、ヒナタのドレス姿を記録したいというリムル。それに対し大賢者は「そんな機能はありません」と拒否。それでも食い下がるリムルだったが、大賢者は容赦なく「必要性が認められません」と切り捨てた。
また、ヴェルグリンドに顔を覗き込まれ、甘い香りに鼻の下を伸ばすリムルに対し「今はそんな場合ではありません」と、腹を立てていた。
さらに、リムル配下のシュナやシオン、魔王ミリム、リムルの教え子であるクロエが”リムルの正妻”を巡って口喧嘩をしていると、「ふふふ、我がマスターの正妻(あいぼう)は私ですから」と言うシーンも描かれた。
リムルのことを愛する主だと思っているがゆえに、リムルが他の女性陣に好意を向けられると嫉妬する大賢者であった。
大賢者の声が聞こえる人物がリムル以外にも存在
Web版91話「vs聖騎士その2」で、ラファエルとリムル配下のゴブリン”ゴブタ”が対話する場面がある。
本来は所有者であるリムルにしかその声は聞こえないのだが、思念リンク(思念のやり取りが可能)の構築がされている場合に限り、ゴブタもラファエルとの会話が可能になる。
聖騎士との戦いの際、ゴブタはほかの仲間たちに置いて行かれ、1人取り残されてしまう。
この緊急事態に「すいませんです、ラファエルさん!緊急事態っす。この状況、どうすれば?」と、ゴブタはラファエルに助けを求めたのだった。ラファエルの助言のおかげで相手の攻撃をかわし、さらに最も実力のある騎士を相手に奇襲を仕掛けることにも成功。
こうしたゴブタとラファエルの活躍は、周りにいた仲間たちを驚かせ、奮い立たせることとなったのである。
大賢者の正体はヴェルタナーヴァの記憶の欠片
大賢者の正体は”ヴェルタナーヴァ”の記憶の欠片である。ヴェルタナーヴァとはヴェルドラの兄であり、異世界の創造主でもある、最強の竜種。
大賢者の所有者であるリムルは、すぐにヴェルドラと友達になったり、ヴェルタナーヴァの子”魔王ミリム”とすぐにマブダチになったりと不自然な点が多いことから、ヴェルタナーヴァの生まれ変わりであると考えられている。
そして、アルティメットスキルを改変、創作することはヴェルタナーヴァ以外にできるはずがないと、ヴェルグリンドが口にしたことから、大賢者はヴェルタナーヴァの記憶の欠片だと考えられている。
さらにリムルが目指す”暮らしやすい世界”とは、かつてヴェルタナーヴァが目指したものであることから、ヴェルタナーヴァはリムルとして生まれ変わり理想を実現した。そして記憶の欠片である大賢者がそれを手助けしたのではないかと考えられている。
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目次 - Contents
- 大賢者の概要
- 大賢者のプロフィール・人物像
- 大賢者の能力
- 思考加速
- 解析鑑定
- 並列演算
- 詠唱破棄
- 森羅万象
- 統合分離
- 能力改変
- 未来攻撃予測
- 大賢者の必殺技:自動戦闘状態(オートバトルモード)
- 大賢者の来歴・活躍
- 転生時のリムルをサポート
- 魔王ゲルドとの戦い
- 死者を蘇生
- 魔王クレイマンとの戦い
- ヴェルグリンドを撃退
- 大賢者の関連人物・キャラクター
- リムル=テンペスト
- ヴェルドラ=テンペスト
- イフリート
- 大賢者の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「告。耐毒抵抗、成功しました」
- 「告。ユニークスキル大賢者より世界の言葉へ誓願。大賢者の進化を申請」
- 「ああ、ワタシは今、永遠の至福の中にいる」
- 大賢者の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- リムルの周りにいる女性陣に嫉妬
- 大賢者の声が聞こえる人物がリムル以外にも存在
- 大賢者の正体はヴェルタナーヴァの記憶の欠片