花島咲(フルーツバスケット)とは【徹底解説・考察まとめ】

花島咲(はなじま さき)とは、高屋奈月の漫画作品『フルーツバスケット』の登場人物。主人公・本田透の友人である。表情に乏しく無口だが、友達想いで透を大事に思っている。「電波」と呼ばれる特殊な波長を読み取り、操る能力を持つ。透やもう1人の友人の魚谷ありさには寛容だが、その他の人物に対しては容赦ない毒舌を浴びせる他、お仕置きと称する「毒電波」を浴びせることもある。電波の力を操り切れなかった小学生時代、クラスメイトを殺しかけたと思い込み、贖罪として黒い服を着るようになった。

文化祭の季節がやってきた。咲たちのクラスは、『シンデレラ』の演劇をすることとなる。投票の結果、咲が主役のシンデレラに、夾が王子役に選ばれた。シンデレラの義姉役には透が選出され、本来の物語とはあまりに剥離のある人選の為、脚本が書き換えられる。
文化祭当日、『シンデレラっぽいもの』と題された劇が発表された。純黒のドレスを纏い、継母の嫌味にも皮肉で返し、終始マーペースという、従来のシンデレラ像とかけ離れた咲の姿に観客は慄く。
王子がシンデレラの落とした(今作では王子に手渡した)ガラスの靴を頼りに彼女を探しあてるシーンで、咲は夾に「あなたこそ一体何がしたいの?ずっとそうやって自分を誤魔化していくつもり?お城の中で。お城に閉じ込められて死ぬまで」と問いかける。夾は「それで誰かに迷惑をかけるのか?」と返した。その言葉に引きずられるように、透が「私はそんなの…」と言いかける。
その場に魔法使い役の由希が現れて「自分の夢は自分で叶えろ」と言い、その場を収めた。やや強引ではあるが、『シンデレラっぽいもの』は幕を閉じる。
舞台袖で、咲は夾の養父である草摩藉真(そうま かずま)に挨拶をした。三者面談で藉真を見かけてから、咲は彼を「素敵な人」と感じていたのだ。

紅野と透

透とありさを招いての花島家のパジャマパーティー。

年が明け、しばらく経過したある夕刻。叫ぶように泣いている透の電波を受信した咲は、夜の公園に佇んでいた彼女を自宅に連れ帰る。透は今夜我が家に泊めると草摩家に連絡をし、咲は彼女をもてなす。
透は、ありさが夏にバイト先で出会ったという男性・草摩紅野(そうま くれの)に会っていた。ありさに会ってほしいと紅野に頼んだが、彼には傍にいてあげなくてはならない人物がいるからできないと言われたという。紅野が自分以外の人物の気持ちを大切にしているためそれ以上何も言えず、自分はありさの為に何の役にも立てなかったと透は言った。
咲からすれば、透もまた他者の気持ちばかりを優先していた。それだけに、彼女が潰れてしまうのが心配だった。透が潰れてしまったらどうしようとの思いもある。そこに、咲の連絡を受けたありさも現れた。ありさは透が潰れて、彼女の笑顔が消えてしまったらこの世の終わりだと言う。紅野に惹かれたのは、他者を優先してしまうところが透に似ていて、自分はそんな人物が好きなのだろうとありさは続ける。
もうふっきれたと語るありさも交えて、3人は花島家でパジャマパーティーをした。

草摩慊人の出会い

高校3年次の夏。透が草摩家付近の崖から転落したとの知らせがあった。病院に見舞いに行くと、草摩家の当主だという草摩慊人(そうま あきと)と出会った。慊人は、透の怪我は自分のせいで、紅野のことも自分が刺したという。紅野と透は同じ病院に入院していた。慊人は紅野を束縛し、彼を踏みにじったと告白。男性のように振る舞っていた慊人だが、咲は初見で女性と見抜いた。透が言った「紅野が傍にいてあげなくてはいけない人物」とは、慊人のことだった。ありさは思わず慊人を抱きしめる。その後、紅野の見舞いに行ったありさは、彼との交際を始めるようだった。
その後、草摩家の面々が透の見舞いにやってくるが、夾だけは1度も来なかった。透は夾に、夾は透に惹かれている相思相愛の状態だが、透はどうやら夾に拒絶されたようだった。
透の退院の日、ようやく夾が現れる。思わず逃げ出した透を、夾は追いかけた。その様子を、咲とありさは見送った。

それぞれの未来

スレ違いこそあったが、ようやく夾と透は互いの思いを確かめ、交際を始めた。夾は高校卒業後、藉真の知人が経営する遠方の道場に働きながら通うこととなった。透もそんな夾についていくという。咲とありさは、2人と一緒に動物園に行った。
夕刻になり、咲とありさは透と離れることは寂しいが、夾になら託せると感じた。本気の本気で透を頼んだという咲たちの祝福を、夾は受け取る。
卒業式は文句なしの晴れ空で、咲たちはそれぞれの道を歩き始めた。

花島咲の関連人物・キャラクター

咲の家族

花島恵(はなじま めぐみ)

CV:南央美(旧アニメ版)、藤井ゆきよ(新アニメ版)

咲の弟で中学生。容姿や雰囲気は姉に似ているが、彼女は「似ていない」と言う。姉のことは名前で呼ぶ。電波に関する能力はないが、本名さえ分かればその相手を呪うことができる。呪いを呪詛で返すのも得意で、「ちょっと自慢」らしい。本人曰く「世渡り上手」であり、いじめられてはいなかった模様。時々「ありささんの貴重なミニスカート姿が見られる」、「年上の女性に囲まれて、ちょっとドキドキ」などと中年男性のような言葉を口にする。咲と同じく黒い服を着ている。
幼い頃から精神感応能力に苦しむ咲を気遣い、同級生を殺しかけたと自分を責める彼女の為「いつか咲を大事にしてくれる人が現れることを祈る」と言った。

咲の父

CV:野島裕史(新アニメ版)

咲の理解者。中学時代咲が同級生に危害を加えられた際、娘を守るために転校させた。この時、「同級生を憎みたくない」という咲の気持ちに寄り添い、その上で転校を勧めている。この時、自分を受け入れてくれる人が現れるからと、「(人生を)諦めないで」と咲に告げた。

咲の母

CV:かかずゆみ(新アニメ版)

咲の理解者。娘のことは「咲ちゃん」と呼ぶ。子供たちとは違い明るい印象。咲の能力を受け入れており、小学生の頃から力に苦しむ娘を守ろうとしてきた。新アニメ版では、黒服を着たシンデレラを演じる娘の姿を見て1人喜んでいた。

咲の祖母

CV:渡辺美佐(新アニメ版)

孫たちからは「おばば」と呼ばれる。両親と同じく咲の理解者で、彼女の能力解明のためにと黒魔術などの本を買い、勉強していた。小学生時代のいじめっ子が意識不明になった事件の時も「咲のせいだという証拠があるのか」と憤った。

咲の夫

『フルーツバスケット another』で存在が示唆された。外国人で、義弟の恵から「飛行機に乗って会いに来た」と語られている。

えどまち
えどまち
@edono78

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