ウルトラマンデッカー（円谷プロ）のネタバレ解説・考察まとめ
『ウルトラマンデッカー』とは、2022年に放送された円谷プロダクション制作の特撮ドラマ作品。主人公アスミ・カナタは、突宇宙より飛来した謎の物体スフィアから地球を守るため、対スフィア部隊GUTS-SELECTの一員として、そしてウルトラマンデッカーとして仲間たちと日常を守る戦いへと身を投じていく。今作は2022年に放送開始25周年を迎えた『ウルトラマンダイナ』とも関わりが深い作品。キャッチコピーは「輝け、弾けろ、飛び出せ、デッカー！！」「やるしかねぇ！今、やるしかねぇんだ！」。
地球に現れた巨人
ウルトラマンデッカー
CV：松本大輝
GUTS-SELECT隊員のアスミ・カナタが、未来より託された力で変身するウルトラマン。ウルトラDフラッシャーにデッカーのウルトラディメンションカードをスキャンして変身する。ウルトラDフラッシャーはカナタの意思によって出現し、カナタに躊躇や迷いがあればDフラッシャーが現れなくて変身できなくなることがある。
額には菱形のクリスタルが備わっており、容姿やカラーリングはウルトラマンダイナを彷彿させるが、胸部から左腕部にかけて広がるプロテクターや、胸と額のクリスタルの周りの宇宙の模様、左胸に傾いて位置するカラータイマーなどオリジナルの要素も強い。
「ウルトラマンデッカー」という名前は、カナタが初めてウルトラマンと邂逅した際に、ウルトラマンが自身を「デッカー」と名乗ったことに由来する。
ウルトラマンデッカー／フラッシュタイプ
デッカーの基本の姿。
ウルトラマンダイナ フラッシュタイプと同じく赤、青、銀の三色で構成されているが、右腕は赤色、左腕は青色で分かれているなど、上半身の配色はダイナと違ってアシンメトリーなのが特徴的。
バランスに優れた性能の姿だが、パンチやタックルといった近接格闘術を主としてパワフルに戦う。ウルトラデュアルソードを手に入れてからは、剣による鋭くリーチのある攻撃やバリアを張った防御などより多彩な戦術を習得した。
変身時の掛け声は「輝け、フラッシュ！デッカーッ！！」。
必殺技は光線技・セルジェンド光線。また、ウルトラデュアルソードを使った技・デュアルウルトラブレイクもある。
ウルトラマンデッカー／ストロングタイプ
デッカーの中で最もパワーに秀でたタイプで、真正面から力で立ち向かうカナタの性格と一番マッチした形態とも言える。
赤と銀の2色の姿で、フラッシュタイプのときには宇宙柄だったクリスタルの周りは太陽柄になっている。デッカーの特徴的なプロテクターは、左肩から上腕にかけての部分はより強固になり、両手、右足にも新たに出現しているが、全体的にはフラッシュタイプよりも減っている。
変身時の掛け声は「弾けろストロング！！ デッカーッ！！」。
必殺技はパンチ技・ドルネイドブレイカー。
ウルトラマンデッカー／ミラクルタイプ
スピードに秀でており、超能力を自在に操るデッカーの形態。
青と銀が基調で、上半身は青のボディに銀色の斜めに伸びたような模様が入り、基本3タイプの中で最もアシンメトリーさが際立つ。プロテクターは鮮やかな青色になり、額の宇宙模様もフラッシュタイプと同じ宇宙の柄だが、より明るい青色になっている。
格闘能力は他の2形態に劣るが、スピーディーな身のこなしや超能力を活かして分身攻撃やテレポートして相手の背後を取るなどのトリッキーな戦法は唯一無二である。
変身時の掛け声は「飛び出せミラクル！デッカーッ！！」。
必殺技は右手から衝撃波を放つ・レアリュートウェーブ。
ウルトラマンデッカー／ダイナミックタイプ
ウルトラマンデッカーの最強タイプ。
青色をベースに、上半身には金色、赤色のラインが入り、下半身は銀色が広く占めている。カラータイマーは中央に付き、胸の銀河の模様も胸部の中央に左右対称で存するため、配色や模様も含めシンメトリーな見た目になっている。また、額には金色の角のような装飾もついている。
格闘能力が大幅に強化されていて、高速移動も可能。
デッカー・アスミはこのダイナミックタイプを「カナタだけの、この時代の地球を守るウルトラマンの姿」と称している。
変身時の掛け声は「迸れダイナミック！デッカーッ！！」。
必殺技は光線技・ダイミュード光線と、デッカーシールドカリバーを用いて放つデッカーフラッシュダイナミック、デッカーストロングダイナミック、デッカーミラクルダイナミック。
ウルトラマントリガー
画像左がウルトラマントリガー
CV：寺坂頼我
旧GUTS-SELECTのメンバー・マナカ・ケンゴが変身するウルトラマン。3000万年前に闇の巨人と戦った古代の光の巨人。現代まで火星の地下で眠っていたが、自身の光の心が人間として転生して生まれたマナカ・ケンゴによって蘇り、地球の平和のために怪獣や同じく現代に復活した闇の巨人たちと戦った。
『ウルトラマンデッカー』でのケンゴは、旧GUTS-SELECTのメンバーとともに宇宙開発のため火星で暮らしており、ウルトラマンに変身して仲間たちと、火星に飛来したスフィアと戦っていた。デッカーがアガムスが搭乗するテラフェイザーとの最後の死闘を繰り広げているときに宇宙でマザースフィアザウルスと遭遇しており、マザーの侵攻を食い止めようとするが力及ばず、地球へのマザーの降臨を許してしまう。マザー討伐作戦では、カナタのデッカーへの再変身に貢献し、マナカ・ケンゴとしても地上から支援攻撃を行った。
妖艶戦士 カルミラ
CV：上坂すみれ
かつてウルトラマントリガーと戦った闇の三巨人のうちの1人。
『ウルトラマンデッカー』では、トリガーのウルトラデュアルソードによる斬撃を受けたスフィアメガロゾーアの傷口から初めてその姿を現した。デッカーの協力もあり、トリガーによってスフィアメガロゾーアの中から救助される。トリガーとの最終決戦を経て、光を受け入れたカルミラは2人と共闘しスフィアメガロゾーアを撃破した。戦いの後は、仲間の闇の巨人2人の復活のため、トリガーとともに宇宙に旅立った。
ウルトラマンダイナ
スフィアと戦う未来の人類の味方のウルトラマン。未来のウルトラマンデッカーとも協力してスフィアと戦っている。
スフィアジオモスが開けた次元の穴を逆手に取って、未来からデッカーたちの前に現れ、デッカーとの共闘でスフィアジオモスを倒した。未来へと帰る際に、「未来は誰にもわからない」とカナタに伝え、サムズアップをしてみせた。
ウルトラマンの姿のみでの登場だったが、カナタへのメッセージの内容や一連の戦闘スタイル、立ち振る舞いを考えると、『ウルトラマンダイナ』の変身者・アスカ・シンだと思われる。
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『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』とは、2006年7月から日本テレビで放送されていたコメディドラマ。韓国映画『マイ・ボス マイ・ヒーロー』のリメイク。脚本は大森美香。主演は長瀬智也で、共演は新垣結衣や手越祐也など。ヤクザの若頭である榊真喜男は、まともに学校に通ったことがなく、勉強が全くできなかった。そのため、ボスである父に組を継ぐために、高校を卒業するよう命じられる。初めは嫌々学校に通っていた真喜男だが、徐々に青春の楽しさを感じていく。本作は平均視聴率が19.1％と高視聴率を記録した。
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目次 - Contents
- 『ウルトラマンデッカー』の概要
- 『ウルトラマンデッカー』のあらすじ・ストーリー
- 宇宙浮遊物体「スフィア」の襲来
- 新生GUTS-SELECT誕生とスフィアとの闘い
- ウルトラマントリガーとの邂逅
- アサカゲの裏切りと未来のウルトラマンデッカー
- デッカーの新たな力
- アガムスとの決着
- マザースフィアザウルスの降臨
- 『ウルトラマンデッカー』の登場人物・キャラクター
- 新生GUTS-SELECT
- アスミ・カナタ（演：松本大輝）
- キリノ・イチカ（演：村山優香）
- リュウモン・ソウマ（演：大地伸永）
- カイザキ・サワ（演：宮澤佐江）
- ムラホシ・タイジ（演：黄川田雅哉）
- HANE2／ハネジロー
- TPU関係者
- アサカゲ・ユウイチロウ／バズド星人 アガムス（演：小柳友）
- メトロン星人 ナイゲル
- ホッタ・マサミチ（演：田久保宗稔）
- メトロン星人 マルゥル
- 地球の人々
- アスミ・ダイシロウ（演：鈴木一功）
- シズマ・ユナ（演：豊田ルナ）
- シゲナガ・マキ（演：野村真美）
- ピット星人 ユウコ（演：中村守里）
- グレゴール人 グレース（演：中村浩二）
- グレゴール人 ミカ（演：榎本遥菜）
- 浦澤ナギ（うらさわなぎ／演：竜のり子）
- ヒヤマ・ユウジ（演：阿部翔平）
- 火星の人々
- アスミ・シロウ（演：小沼朝生）
- アスミ・トキコ（演：夏目実幸）
- マナカ・ケンゴ（演： 寺坂頼我）
- 未来人
- デッカー・アスミ（演：谷口賢志）
- ユザレ（未来人）（演：豊田ルナ）
- 地球に現れた巨人
- ウルトラマンデッカー
- ウルトラマンデッカー／フラッシュタイプ
- ウルトラマンデッカー／ストロングタイプ
- ウルトラマンデッカー／ミラクルタイプ
- ウルトラマンデッカー／ダイナミックタイプ
- ウルトラマントリガー
- 妖艶戦士 カルミラ
- ウルトラマンダイナ
- 怪獣・宇宙浮遊物体 スフィア
- 宇宙浮遊物体 スフィア（うちゅうふゆうぶったい すふぃあ）
- 精強宇宙球体（せいきょううちゅうきゅうたい） スフィアソルジャー
- 巨大宇宙球体（きょだいうちゅうきゅうたい） キングスフィア
- 最強スフィア獣（さいきょうすふぃあじゅう） マザースフィアザウルス（CV：大原さやか）
- スフィア合成獣（すふぃあごうせいじゅう）
- 精強融合獣（せいきょうゆうごうじゅう） スフィアザウルス
- 古代合成獣（こだいごうせいじゅう） スフィアゴモラ
- どくろ合成獣（どくろごうせいじゅう） スフィアレッドキング
- 新創合成獣（しんそうごうせいじゅう） スフィアネオメガス
- Sプラズマ融合獣（えすぷらずまゆうごうじゅう） スフィアジオモス
- その他の怪獣
- 新創獣（しんそうじゅう） ネオメガス
- 邪神（じゃしん） スフィアメガロゾーア
- エリー／宇宙怪獣（うちゅうかいじゅう） エレキング
- 海底原人（かいていげんじん）ラゴン
- 『ウルトラマンデッカー』の用語
- アイテム
- ウルトラDフラッシャー
- ウルトラディメンションカード
- ウルトラデュアルソード
- デッカーシールドカリバー
- 組織
- 地球平和同盟TPU
- GUTS-SELECT
- サイテックスラボラトリーホールディングス社
- メカ
- ナースデッセイ号
- GUTSファルコン
- GUTSホーク
- GUTSグリフォン
- 電脳魔人 テラフェイザー
- 『ウルトラマンデッカー』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- デッカー・アスミ「負けるな！！ウルトラマンなら……立ち上がれ！！」
- アサカゲ・ユウイチロウ「宛のない善意というものは、逆に人を傷つける結果になる事もある…気をつけた方がいい…」
- アスミ・カナタ「俺たちの未来を勝手に決めつけるな！」
- 『ウルトラマンデッカー』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- アスミ家の家訓となった言葉
- ムラホシ・タイジは初めての「眼鏡をかけた」隊長
- 三大特撮制覇の人物
- 『ウルトラマンデッカー』の主題歌・挿入歌
- OP（オープニング）：SCREEN mode「Wake up Decker！」
- ED（エンディング）：影山ヒロノブ「カナタトオク」（第1話ー第13話）
- ED（エンディング）：影山ヒロノブ「ヒカリカナタ」（第14話ー第25話）