ランガ(転スラ)の徹底解説・考察まとめ

ランガとは、『転生したらスライムだった件』に出てくる主要キャラクターの狼である。この漫画は、著者伏瀬が「小説家になろう」にて連載していたWEB小説が土台となっている。ランガという名は主人公のスライムである「リムル=テンペスト」に名付けられた。名づけの効果により牙狼族から嵐狼族(テンペストウルフ)へと種族進化した。黒い毛並みをし大きさを自在に変化させることができる。リムルを主と慕い、護衛としてリムルの影にいつも潜んでいる。戦いの中で新たな力を習得し、進化を続けている。

リムルに父親を倒されてしまったが、弱肉強食の魔物のルールに則って恨むことはなくリムルを尊敬し従う姿勢を見せる。リムルに嵐の牙でランガと名前をつけてもらう。リムルは名づけによって魔素を消費し、度々スリープモードになる。これは体内の魔素を消費して名づけをしているため、消費しすぎて残量が一定値を割り込んでしまうことがあるからだ。リムルは初め名づけによって魔素を消費することを知らなかった。このスリープモードを初めて経験したのがランガの名前をつけた時だ。スリープモードによって3日間眠りについたのち目覚めると進化したランガが挨拶に来る。ランガから回復したことへのお祝いを言われ、リムルは父親よりも大きな姿になったランガに驚く。ランガは名づけによって同胞への完全支配を成し遂げ種族進化していた。ここで初めて牙狼族から嵐牙狼族として進化した姿を見せる。額の大きな星のマークから角が1本生え、父親を超える大きな体となった。リムルのことを慕っており、リムルと話しているとしっぽが大きく振れてしまい、喜びを隠しきれないでいる。影移動のスキルを使いリムルの影に入り護衛をしている。走るのが早くリムルやゴブリンを背中に乗せ一緒に移動することが多い。ドワーフの王国へと向かうためリムルをランガの背中に乗せて移動したが、時速およそ80kmものスピードで移動した。体を固定させないと飛ばされてしまうほど早く、他の嵐牙狼族に乗っていたゴブリンたちは風圧で顔の形が変わってしまうほどの速さだった。ゴブリンと嵐牙狼族はペアを組むことが多い種族である。移動だけではなく戦いの時にもペアを組んでいる。嵐牙狼族がゴブリンを背中に乗せて戦う狼鬼兵部隊(ゴブリンライダー)はスピードと小回りが利く動きを利用した戦い方が得意だ。戦いや食材の調達のための狩りなどで活躍している。

黒嵐星狼族

出典: animemiru.jp

右側の角が2本生えているのがランガだ

オークとの戦いの時に嵐牙狼族から黒嵐星狼族(テンペストスターウルフ)へと進化した。見た目は角が2本になり体もより大きくなっている。必殺技である黒雷嵐(デスストーム)を使えるようになり、リムルも驚くほどの威力を見せる。広範囲にわたって竜巻をおこし、一気にたくさんのオークをオークを倒した。オークから魔王が誕生した時には脅威と認識し、鬼人のベニマルと連携して黒稲妻を打ち込む。ベニマルとはオークによって滅ぼされたオーガの族長の息子で、リムルの配下となり名をもらった。魔王にはダメージを与えられず、魔素が切れてしまいリムルの影の中で休むことになる。ランガはメガロドンとの戦いの時に、空間に足場があるかのように空を駆ける飛翔走の技術を使って戦っていた。エクストラスキルの風操作を使って空中に足場を作っていた。スキルを器用に使いこなし戦いに役立てている。高い戦闘力を持ち戦いの中でも活躍するが、それ以外の部分でも多く登場する。

リムルの同郷であるシズが気にしていた生徒を救いに行く時には、唯一リムルと行動を共にしたメンバーだ。生意気だった生徒を黙らせるのにランガの威圧は効果を見せた。リムルからお使いを頼まれることを喜び、犬になりきりお弁当を取りに行く。角が生えた体で「わうっ」と店員の言葉に返事をしている姿はとても可愛らしい。見事にお使いをやり遂げると張り切り猛ダッシュをしてしまった結果、お弁当がグシャグシャになってしまった。「面目ない」とみるみる小さくなってしまうランガが微笑ましい。その後に、お弁当をゆっくり運ぶ描写もあり、ところどころで見せるランガの可愛らしい姿が読者を楽しませてくれる。法皇直属近衛師団三武仙のグレゴリーと戦った時にはゴブタやオークの戦いを経て仲間になったリザードマンのガビルの制止も聞かずにやりすぎてしまう。スキルで戦うわけではなく、雪に喜ぶ犬のような戦い方をしていた。大はしゃぎで次々と犠牲者を出し犠牲になった者は一箇所に纏められていた。リムルから殺さないようにと命令されていたため、ランガなりに考えた戦い方なのだろう。足で「ばぁん!」と叩き飛ばした時に見える肉球がじゃれている印象を強くする。しかし力加減が上手くできずに、グレゴリーを犬恐怖症にしてしまう。リムルに怒られるのを恐れて、曲がってはいけないほうに曲がってしまったグレゴリーの体を治そうと手を伸ばすが周りに止められる。ランガは黒嵐星狼族へと進化し、強くなり体も大きくなったが力加減ができておらず、度々失敗して落ち込む姿が見られる。それでもリムルの言いつけを守り、人間を不必要に傷つけないように努力している。人間社会の中で溶け込めるように犬のようにふるまったり、尻尾で周りに迷惑をかけないように気を付けたりと共存できるように頑張っている。

風霊狼(ふうれいおう)

リムルのアルティメットスキルである智慧之王(ラファエル)はリムルからシエルと名付けられ進化し自我を持つようになった。そのシエルの能力最適化によりランガは風霊狼(ふうれいおう)へと進化した。上位聖魔霊となりアルティメットスキルの星風之王(ハストゥール)を獲得し、さらに強くなる。天魔大戦の時に終末の使徒1柱となった好戦的なヴェガとランガが戦った時終末魔狼演舞(アポカリプス・ハウリング)を披露して大きなダメージを負わせた。この技はランガが編み出した対個人最強攻撃技だ。漆黒の風となり音を置き去りにして縦横無尽に空間を埋め尽くし、そして空間内部へと反響するハウリングを放つ技だ。空間を限定させて対象を閉じ込めて放つことで、より大きなダメージを与えることができる。

ランガとゴブタ

魔狼合一(ヘンシン)のスキルを使用して同一化したゴブタとランガ

ランガは常にリムルの側におり、側から離れる時はリムルからの指示でお使いをしたり頼まれごとをした時だけだ。リムル以外のキャラクターでランガと一緒にいることが多いといえばゴブタである。ゴブタとランガの縁はドワーフ王国から始まっている。ゴブタがドワーフ王国で置き去りにされた時に助かりたい一心でランガの召喚に成功する。もう帰ろうとしてドワーフ王国から出発したリムルとゴブリン達のもとにランガに乗ったゴブタが走ってくるシーンだ。ランガがリムル以外の人を乗せて走っている姿はこの時が初めてだ。ランガとゴブタのシーンはこの後も登場する。リザードマンのガビルがゴブリンの村へやって来て配下に加わるように要求をしてきた時だ。主のリムルを馬鹿にされ、ランガは今まで見せたことのない獰猛な表情を見せる。威嚇するために元の大きさにしていたので、歯を剥き出しにして威嚇する姿は迫力がある。そんな緊迫した雰囲気の中現れたのがゴブタだ。全く強そうに見えないゆるい雰囲気でゴブタが現れると、「良いところにきた ゴブタよ」とランガはゴブタをリザードマンの前へ押し出した。今までの怒りを鎮め、ランガは審判をする。ゴブタが勝利しランガは勝つのは当然といった表情をしていた。ゴブタを胴上げして他の仲間たちとゴブタの勝利を称えた。ランガがゴブタの戦闘センスを認めているのが分かるシーンだ。ランガが戦いの中で力加減を間違えてやりすぎてしまった時も「マズいっすよランガさん!」と止めに入るなど何かと絡みがある二人だ。武闘会の時にゴブタとランガは魔狼合一(ヘンシン)のスキルを使用同一化する。その姿は2本の角が生えた人型の黒狼だ。初めてその姿を披露した時は力を制御できずに終わってします。その後、魔王のミムルから厳しい指導を受け使いこなすことができるようになる。ミムルに連れていかれるランガはとても悲しそうな顔をしていた。ゴブタと絡む時は、ゴブタの影響からかランガも情けない姿も披露することがある。

ランガの関連人物・キャラクター

リムル=テンペスト

ランガという名前を付けた主であり、ジュラ・テンペスト連邦国の盟主である。元人間で異世界からの転生者だ。前の人生で亡くなって気づくとスライムとして転生していた。転生先にいた暴風竜ヴェルドラと友達になり、リムルという名を付けてもらう。封印されているヴェルドラを解放すべく、ユニークスキル捕食者を使ってヴェルドラを自分の胃袋の中に入れた。300年にわたりヴェルドラを封印することに成功している勇者のスキルである無限牢獄の解析をするためだ。洞窟から出て初めて会話したゴブリンを守護することになり、攻めてきた牙狼族に勝利する。その時にいたのがボスの息子がランガだ。ランガはリムルを慕っており常に側にいる。移動する時にはリムルを背に乗せ移動する。リムルに寄り添いリラックスしながら休んでいる様子が多々あり、主にすりすりとすり寄る姿も見られる。リムルがスライムになると舐めてしまう。リムルの同郷であるシズが気にかけていた教え子の教師になった時も一緒に行く。一緒に子どもを見たり、お弁当のお使いをしたりと戦いの時以外でも登場することが多い。いつも影の中からリムルの護衛をし気にかけている。リムルの心が不安定になっている時や悪魔であるディアブロがリムルの言葉に傷ついて泣きそうになっている時など、影から顔だけ出してフォローする。リムルはランガにとって尊敬する主である。リムルはランガのことを忠誠心の高い相棒のように接し、あまりの愛らしさにペットのような立ち位置になっている時もある。

ゴブタ

出典: animemiru.jp

ゴブリンの村を守護することになったリムルからゴブタという名前を付けてもらう。ゴブリンは嵐牙狼族とペアを組み、背中に乗せてもらい移動することが多かった。リムルが建築の技術を得るためにドワーフの国に行くことを決め、ゴブタを含めた数名と嵐牙狼族と一緒に向かう。ドワーフの国に入る時にあまり目立たないようにとゴブタとリムルの2人だけで入ることになるが、トラブルがあり捕まってしまう。トラブルを解決しゴブタを忘れて帰ろうとした時、ゴブタは自力でランガを召喚して脱出してきた。それ以降ゴブタとランガは何かと縁ができる。ゴブタはあまり強そうに見えない見た目に反して、リムルが放った回し蹴りを一回受けただけで覚えてしまったり、ランガのスキルである影移動をつかって自分で召喚したりと意外なセンスを見せる。リムルからも天才肌なのではと一目置かれている。他のゴブリンたちにやり方を説明するのは苦手で感覚派で、戦闘センスが認められ狼鬼兵部隊(ゴブリンライダー)の隊長をしている。お笑い担当のような部分があり、天才肌のお調子者だ。

ランガの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「御快復 心より慶び仕ります!!わが主よ!!」

出典: animemiru.jp

ランガがリムルから名前をつけてもらい、初めて主と呼んだ時のセリフだ。「御快復心より慶び仕ります!!我が主よ!!」と凛々しい姿ではっきり発言する姿からは忠誠心の高さがあらわれている。その後全身が見えるカットになると、尻尾がぶんぶん振られていて、枝が飛んでいく様子が描かれている。勇ましさと可愛らしさのあるランガを如実に表している。

「我はリムル様のお傍にいます」

ジュラの森大同盟の盟主にリムルがなり、たくさんの住民を受け入れるために食糧が必要になった。食糧運搬のために嵐牙狼族の力を借りることになり、リムルがランガを呼ぶと顔だけ出して好きに連れていくと良いと答えた。リムルに「なに?お前行かないの?」と聞かれた時に「我はリムル様のお傍にいます」とすぐに影に引っ込んでしまった。片時もリムルの側を離れたくないという気持ちが表れている。答えたらすぐに逃げるように影に戻るところからも甘えん坊の一面が見られる。

「トカゲ この者を倒せたのなら貴様の話一考してやろう」

出典: animemiru.jp

右側がランガだ

hachikuihoneyj3
hachikuihoneyj3
@hachikuihoneyj3

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