ARMORED CORE NEXUS（アーマード・コア ネクサス）のネタバレ解説・考察まとめ
『ARMORED CORE NEXUS』（アーマード・コア ネクサス）とは、ロボットゲームの傑作として名高い『アーマード・コアシリーズ』の8作目で、ロボット兵器を操る傭兵「レイヴン」となって旧世代の遺物を巡る戦いに身を投じていくPlayStation 2用アクションゲーム。
長く続いた戦争の末に国家が衰退し、代わって企業が世界を支配するようになった時代。新興企業ナービス社が遺失技術を発掘し、これを巡って諸勢力の対立が激化。レイヴンの1人として、主人公は欲望渦巻く戦場で力を振るう。
ナービス
砂漠の緑化と、そこから得られる利益を目当てに活動する新興企業。しかし緑化を進めていた地域で「遺跡」こと遺失技術で作られた施設を発見したことで、本作の争乱のきっかけを作る。
実は最初から遺跡の発見とそこから得られる技術の吸収を目的として作られた組織であり、遺失技術の研究に関してはミラージュなどの巨大企業を上回るほどのノウハウがある。
ミラージュ
前作、前々作にも登場した、作品内で最大の勢力を誇る企業。地上に進出してからも順調な発展を続け、遺跡の奪取と独占を目指して積極的な行動を見せる。
クレスト・インダストリアル
ミラージュに次ぐ規模を持つ巨大企業。ミラージュ打倒の起爆剤として遺跡の存在とそこから得られる資源の独占を目論む。
キサラギ
ミラージュやクレストには及ばないが、世界屈指の勢力を誇る大企業。遺跡そのものよりもナービスの動向に注目し、第三者的立場で遺跡を巡る抗争に関与する。
『ARMORED CORE NEXUS』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
オペレーター（2代目）「もう手遅れなのかもしれません…ですが、最後まで闘い続けること、それだけが…」
特攻兵器が起動し、人類の破滅は決した。誰もが絶望に囚われる中、主人公はなおレイヴンとして都市に迫る特攻兵器の迎撃に向かう。
最後まで抗おうとするその姿を見たオペレーターは、「もう手遅れなのかもしれません…ですが、最後まで闘い続けること、それだけが…」との言葉を送り、これから始まる絶望的な戦いにはそれでも意味があることを伝えようとする。
比較的ヒロイックな終わり方をした前作や前々作と比べて、本作はバッドエンドにも等しいビターな終わり方を迎える。無数の特攻兵器を相手に、勝ち目などあるはずがない状況で、しかし最後まで抗う主人公が最終的にどうなったのかは描かれないまま物語は幕を閉じた。
「あれだけ必死に戦ってきて結果がこれか」と絶句した者もいれば「作品の殺伐とした世界観にふさわしい秀逸なラストだ」と称賛する声も上がる賛否両論の内容だが、良くも悪くもプレイヤーの心に強烈な印象を残したことは事実である。
『ARMORED CORE NEXUS』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
あまりの弱さに「弱王」と呼ばれたジャック・O
アリーナ上位の実力者として君臨し、レイヴンズアークを乗っ取るなど作中で特に目立つ存在であるジャック・Oだが、プレイヤーからは「実際に戦ってみると弱い」という点でも注目されることとなった。
強力な武器を装備しているのは事実だが、脚部がそれを支え切れておらず、重量過多でとにかく動きが鈍い。ある程度の機動力のある機体なら簡単に死角に回り込むことが可能で、その状態になると一方的に攻撃を叩き込むことができる。この際、相手のロックを外すために左右に機体を振りながら逃げようとする様も、「ダンスしているみたいだ」、「逃げても簡単に追いつける」と彼の弱さを印象付ける材料となった。
ついには名前を文字って「弱王（じゃくおう）」のあだ名で呼ばれるようになり、二次創作でも「実力の伴わないビッグマウス」というキャラクターとして確立。『アーマード・コアシリーズ』全体で見ても屈指のネタキャラへと成長していった。
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目次 - Contents
- 『ARMORED CORE NEXUS』の概要
- 『ARMORED CORE NEXUS』のあらすじ・ストーリー
- レイヤード解放とサイレントライン攻略
- 「遺跡」を巡る新たな抗争
- 苛烈なる愚挙
- 世界の終わりと抗う者
- 『ARMORED CORE NEXUS』のゲームシステム
- 新しい操作方法
- GARAGE（ガレージ）
- コアパーツ
- 脚部
- 腕部
- 頭部
- ジェネレーター
- ラジエーター
- FCS（Fire Control System／火器管制）
- ブースター
- 腕武器
- 肩武器
- ハンガーユニット
- エクステンション
- インサイド
- MISSION（ミッション）
- ARENA（アリーナ）
- MAIL（メール）
- SHOP（ショップ）
- SYSTEM（システム）
- 『ARMORED CORE NEXUS』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- オペレーター（初代）
- オペレーター（2代目）
- ジノーヴィー
- ジャック・O
- 『ARMORED CORE NEXUS』の用語
- レイヴンズアーク
- 遺跡
- ナービス
- ミラージュ
- クレスト・インダストリアル
- キサラギ
- 『ARMORED CORE NEXUS』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- オペレーター（2代目）「もう手遅れなのかもしれません…ですが、最後まで闘い続けること、それだけが…」
- 『ARMORED CORE NEXUS』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- あまりの弱さに「弱王」と呼ばれたジャック・O