シーザー・A・ツェペリ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

シーザー・A・ツェペリとは『ジョジョの奇妙な冒険』の第2部『戦闘潮流』に登場するキャラクターで、シャボン玉を応用した必殺技を持つ波紋の使い手。
1部『ファントムブラッド』にて主人公ジョナサン・ジョースターに波紋法を指南したウィル・A・ツェペリの孫にあたる人物である。石仮面および柱の男の謎を追う使命を受け継いでいる一族の血統を強く誇りに思っている。主人公ジョセフ・ジョースターとはしばしばぶつかり合いながらも、「柱の男」達との戦いを経て力を合わせるようになっていく。ワムウとの戦いに破れて死亡する。

『戦闘潮流』の主人公、ジョセフ・ジョースター

『ジョジョの奇妙な冒険』第2部『戦闘潮流』の主人公であり、シーザーの弟弟子である。一族を通じて高い波紋の才能があり短い時間の特訓で師を越える成長をする。明るく軽いノリで行動し言動もいいかげんではあるが、反面、身内をとても大切にする性格である。コロッセオ地下にて「柱の男」達と戦いになった時、修行を受けていない未熟な身にも関わらず、機転を利かせて危機を乗り切ったことをきっかけにシーザーに見直される。
エア・サプレーナ島での最終試練が終わった際に「おれがたった20日あまりでここまで強い波紋を身につけられたのはジョジョの成長に負けまいとしたからだ そして…おれもジョジョもあの3人との戦いに生き残るんだ」「いっておくがジョジョはイイカゲンなへらず口をたたくがヤツの良さは心の底の方にある」とメッシーナ師範代に言っている。

シーザー・A・ツェペリの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「死ぬのは…こわくねぇ…ぜ だが…おれは誇り高きツェペリ家の男だ その血統を受け継いでいる こんなこと人間でねえきさまなんかにしゃべってもわからねーだろうがなァ 俺が最期に見せるのは代々受け継いだ未来に託すツェペリ魂だ!人間の魂だ!」

代代受け継いだ未来にたくすツェペリ魂だ

ワムウの必殺技「神砂嵐(かみずなあらし)」を至近距離で食らってしまい、階段をつたい流れる程の出血の中で、なおもシーザーはワムウの唇のピアス(ジョジョの体内に仕込まれた時限式の毒の解毒剤が入っている)を奪うために立ち向かっていく。父親が息子とは知らなかったにも関わらず命がけで自分を救ってくれたことや、祖父が命と引き換えにジョナサン・ジョースターに波紋の力を渡したことを想い、自分も父や祖父のように死を恐れず友のために行動しなくては「カッコ悪くてあの世に行けねーぜ」と独白する。ジョジョの解毒剤を確保し、ワムウに「なぜきさまがピアスを!」と問われ、途切れ途切れに「死ぬのは…こわくねぇ…ぜ だが…おれは誇り高きツェペリ家の男だ その血統を受け継いでいる こんなこと人間でねえきさまなんかにしゃべってもわからねーだろうがなァ 俺が最期に見せるのは代々受け継いだ未来に託すツェペリ魂だ!人間の魂だ!」と、自分の血統への誇りを語った時の言葉。

「ジョジョー!俺の最期の波紋だぜー!受け取ってくれーッ!」

最期の波紋で血のシャボン玉を作る

ワムウから致命傷を負いながらも奪い取った解毒剤の入ったピアスを手に入れて「ジョジョー!俺の最期の波紋だぜー!受け取ってくれーッ!」と叫ぶ。これがシーザーの最期のセリフとなる。この声は廃ホテルの外まで来ていたジョジョとリサリサにこだまを残しながら届いている。シーザーは自分のバンダナを頭から外してピアスに通し、僅かに残った力で波紋を込めた血のシャボン玉の中に入れて残す。そして瓦礫に押しつぶされて死亡した。

シーザー・A・ツェペリの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

シーザー・A・ツェペリの名前の由来はイギリスのロックバンド「Led Zeppelin」

シーザーが作中にてしばしば口にする「ツェペリ家」の名前の由来はイギリスのロックバンド「Led Zeppelin」である。
このバンドの6枚目のアルバム『Physical Graffiti』は原作者荒木飛呂彦が2011年、Amazonとの音楽に関するインタビュー企画の中で、「自分の中でのベスト5」に挙げた作品のうちの一枚である。

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