あしたのジョーの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『あしたのジョー』とは、高森朝雄原作、ちばてつや作画のボクシングをテーマにした漫画作品。講談社『週刊少年マガジン』で1968年から73年まで連載された。主人公矢吹ジョーやコーチ丹下団平、ライバル力石徹など魅力的なキャラクターが登場し、戦後最大のヒットマンガの1つと言われている。
ドヤ街に現われた不良のジョーと、そのボクシングセンスを見出したコーチの丹下段平が数々のライバルと対戦し、世界チャンピオンを目指すストーリー。数々の名セリフや名シーンを生んだ作品である。

「ジョー立てえ! この力石徹と決着をつけんうちにこのまま消え去る気かあ~!」

ウルフ金串戦でダウンしたジョーに対して叫んだ言葉。力石がいなければボクシングにのめりこむことはなかったジョー。力石もまた、ジョーの実力を認めてライバルとして意識していることがわかるセリフである。

「そのお気持ちだけ…ありがたくのませていただきます」

ジョーとの対戦を控えた力石は、ウェルター級から2階級下のフェザー級まで体を絞った。この命を賭けた無茶な減量によって力石の体はやせ細りあまりにも過酷な減量についに限界がきて、夜中に水を求めてジムをさまよっていた。その時、葉子が涙を流しながら白湯を差し出した。それに対し力石はそれを捨て去り「もう少しでくじけるところでした」と言い、このセリフを発した。限界を越えても自分を取り戻し、葉子に対して紳士然と振る舞う力石らしい言葉である。

「このやせさらばえたカサカサの体で立派に矢吹丈と打ち合って見せます」

過酷な減量に耐えられず、水を求めて夜中にジム内を徘徊する力石。洋子に差し出された水を飲まずに返すと、我に返ったようにこのセリフを言った。メリットのない戦いに挑む力石を理解できない洋子であった。この過酷な減量に耐え切ってジョーに挑む覚悟を決めた瞬間である。

ロープに頭をぶつける力石

ジョーと力石の因縁の対決は、力石が強烈なストレートやアッパーカットで圧倒的に有利に進んでいた。しかしジョーが放った側頭部への一撃で力石はフラッとなり、よろめくと後ろに倒れ込む。実は無理な減量を行ってきた力石は立っているだけで精一杯な程、フラフラな状態だったのであった。その際ロープに後頭部を強打していたことによって頭部にダメージを受け、これが直接の死因となった。

「おわった…なにもかも…」

ジョーとの戦いを制し、リングに倒れこむジョーを見て、レフェリーがダウンカウントを取り始める前に既に勝利を確信していた力石。ストイックで過酷な減量の上、勝利によって得るものも少ない力石にとってこの試合はただの意地である。悲壮感すら漂うこの試合までの道のりが報われ、試合を制した確信が沸き上がったのであった。

力石徹の命を賭けた減量

ジョーとの対戦を目指す力石は、もともとウェルター級で体重66.6㎏~61.23㎏であったところを2階級下げてフェザー級で体重57.1㎏~53.6㎏まで減量を行った。この命を賭けた無茶な減量によって力石の体はやせ細り、その減量に挑む力石の姿は鬼気迫るものがあった。ジムの物置に監禁状態になって減量を行っていたが、夜中には無意識のうちに水を求めて徘徊するようになったのであった。

稲葉粂太郎の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「奴の目をさましていいのかい」

ドサまわりに堕ちたジョーだったが、相手を次々と倒してしまったので、業を煮やしたドサ回り専門のプロモーターが、リーダーの稲葉に彼をやっつけてくれるように頼んだ際のセリフ。元日本フェザー級タイトルの挑戦者でありながら、落ちぶれてドサに身を落としてしまった実力者であるために、ジョーの胸の内に眠るくすぶった心を見抜いた瞬間である。

「いまひとりの人間があたらしい門出に立とうとしているんじゃねえか みんなで祝ってくれよ」

ジョーがドサまわりの試合を放り出して東京へ戻っていく時の稲葉がかけた激励のセリフ。ボクシング実力者である稲葉は、ジョーの実力を見抜き、自分の果たせなかった夢をジョーに託したということがわかるセリフである。

白木葉子の名言・名セリフ/名シーン・名場面

白木葉子がジョーに告白するシーン

Quato2
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