『ゴールデンカムイ』樺太編までの登場人物・キャラクターまとめ

『ゴールデンカムイ』とは、北海道を主な舞台として繰り広げられる金塊争奪戦に、バトル、グルメ、サバイバルの要素をてんこ盛りにした人気漫画である。
作中には日露戦争の英雄やアイヌ民族の少女、脱獄王や幕末の生き残りなど様々なキャラクターが登場。そのいずれもが一癖も二癖もある者ばかりで、それぞれの思惑で物語を引っ掻き回して作品を盛り上げている。そんな『ゴールデンカムイ』を彩るキャラクターたちを紹介する。

主人公達と主要人物

杉元佐一:小林親弘

主人公の一人。日露戦争帰りの元兵士。第1師団の頃は「不死身の杉元」と恐れられ203高地でも奮戦。除隊後、大金を得るため北海道へ移り砂金採りをしていた。その際、金塊や金塊の在り処を脱獄囚の体に暗号として入れ墨に描いたことを聞き、大金を目指し、刺青の男たちを探すこととなる。
相棒的な存在のアシㇼパからは様々なアイヌ料理を振舞われ、時には喜びを顕にし、時には慣れない食べ方にゲンナリしている。
料理の味に関する表現力は非常に豊かで、杉元の料理解説はさながらグルメ漫画の様相を呈する。

アシㇼパ:白石晴香

もうひとりの主人公でアイヌの少女。
年齢12-13歳ほど。5年前、父を金塊強奪犯に殺された。年齢不相応に大人びており、道内の気候や動植物、アイヌの風習、狩猟、料理に疎い杉元へ色々と教授する。その反面、本土の文物については疎く味噌を糞と勘違いしたため長らく食さなかった。
父の死の敵を取るために、杉元に同行する。
幼名はエカシオトンプイ(祖父の尻の穴)。これは病魔がやって来ないようにするためのアイヌのまじないで、わざと汚い物の名前を付けることに由来する。
森の中での野営の際は「ウサギの目玉(生)」「リスの脳ミソ(生)」「カワウソの頭」などを杉元に進める。

白石由竹:伊藤健太郎

関節を自在に脱臼させることのできる特異体質から脱獄王の異名を持つ。刺青人皮の一人。
杉元達に一度は捕まるも、その後は別れるが、杉元が捕まった際にアシㇼパから奪還作戦を手伝わされた事をきっかけに彼らの旅に同行することとなる。

谷垣源次郎:細谷佳正

秋田のマタギ出身の兵士。日露戦争では旅順の野戦病院で杉元を目撃していた。
尾形の情報から仲間と共に杉元達を追跡していたが、アシㇼパの窮地を救うため現れたレタㇻに足を骨折させられたことにより気絶し失敗。
その後、二瓶と共に再び杉元一行と対決するが、その最中にシカ猟の罠の毒矢を受け、アシㇼパのコタンで療養することとなる。
アシㇼパ祖母に世話になった縁から、インカㇻマッやチカシパと共にアシㇼパを救う為に旅に出ることとなる。その途上インカㇻマッに想いを寄せられて男女の仲になる。
過去に妻として自分の妹を娶りながら、殺害して逃亡した猟師仲間を復讐のために追って陸軍に入隊した過去がある。

インカㇻマッ:能登麻美子

苫小牧勇払のコタンに住む、謎の占い師の女性。アシㇼパからは「キツネ女」と呼ばれる美人。顔に傷のある男性が好み。
白石が苫小牧の競馬場に連れ出し、勝ち馬を的中させる。その後、アシリパのコタンにも現れ、谷垣がアシリパを追うきっかけを作る。
釧路で合流した杉元一行と網走監獄に同行するが、混乱の中で裏切りの疑惑を向けていたキロランケに腹部を刺さ れ生死をさまよう重傷を負う。谷垣には情愛を抱いており男女の仲になっている。
網走刑務所襲撃の際に裏切りの疑いをかけていたキロランケによって腹部を刺され、重傷を負う。

チカパシ:渡辺明乃

アシㇼパの集落の子どもの一人。身寄りがなく老人達によって育てられている。名前の意味はオソマと同様に病魔除けの意味も込めて「チカシパ(勃起)」と名付けられている。下ネタに興味が深々な年代である。

キロランケ(本名:ユルバルス):てらそままさき

ウイルクの古い友人で、ロシアから小樽へ移り住んだ。日露戦争時には第七師団で馬の管理も任されていた。
アシㇼパにのっぺらぼうが彼女の父という事実を告げ、網走監獄へ向かう杉元らと行動を共にするようになる。しかし、網走監獄では杉元が尾形に狙撃されたことを切っ掛けとして、インカㇻマッの腹部を刺して重傷を負わせた。その後、事情を知らないアシㇼパと白石、尾形と共に樺太に向かうこととなる。
樺太では、ロシア皇帝を爆殺した樺太アイヌの血を引くタタール人テロリストであることが判明する。その後、追ってきた鯉登と戦闘になり、首に致命傷を負い死亡する。
モデルは皇帝暗殺時に使われた爆弾を製造したニコライ・キバリチチ。

レタㇻ

アシㇼパを護る白いエゾオオカミ。「レタㇻ」とはアイヌ語で「白」の意。かつて熊に襲われているところをアシㇼパに救われた。

陸軍第七師団

鶴見中尉:大塚芳忠

金塊を手に入れるため脱獄囚を追う陸軍中尉・元屯田兵。日露戦争の奉天会戦で砲弾の破片の直撃を受け、頭蓋骨の前面を吹き飛ばされたため、額に固定具を装着している。また本人曰く前頭葉も損傷している。
第七師団内に100名程度の同士を従えており、不遇な扱いを受けた元屯田兵たちを率いて、アイヌの財宝を足がかりに北海道独立を目論んでいる。

月島軍曹:竹本英史

鶴見中尉に従う軍人の一人。階級は軍曹で日露戦争の時から鶴見と行動を共にしてきた人物。実直な軍人で忠実に任務を全うしようとする。

鯉登音之進:小西克幸

第7師団第27連隊の士官。階級は少尉。鹿児島県出身であるため薩摩弁がキツく他の人にはまともに聞き取ることが難しい。鶴見中尉に心酔しており、鶴見の前では極度に緊張してしまい早口になる。そのため薩摩弁と相まって全く聞き取れないため月島を通訳に使っている。
網走監獄の騒動の後、杉本・月島・谷垣と共に樺太に渡り、アシㇼパを追う。流氷上でキロランケと戦闘になり、彼を刺殺した。

二階堂浩平:杉田智和

静岡県出身の一等兵。洋平とは双子の間柄であったが、杉本に殺害され復讐心を燃やす。一時期、尾形と共に鶴見中尉を裏切ったが、杉本殺害を条件に再び鶴見の元で働くこととなる。
鶴見によって切断された自分の耳を持ち歩いており、その耳に双子の兄弟の洋平に語りかけるかのように独り言を話す。
その後、夕張で土方と戦闘になり片足を切断されてしまうが、間もなく有坂中将により散弾銃仕込みの義足を与えられ、杉本への復讐心をさらに深める。
網走監獄の一件では杉本と対峙するが、自らの仕込み散弾を腕に受けて、今度は片腕を失ってしまう。そして、またしても有坂により箸の入った義手を与えられる。

宇佐美:松岡禎丞

階級は上等兵。鶴見一派の一員で、鶴見の差し金として網走監獄で潜入調査をしていた。その後、素性が明らかになり、監獄から脱走。その後、気合を入れるために両頬の黒子を走る棒人間の刺青を彫ることとなる。

菊田特務軍曹

登別で療養していた特務軍曹。二階堂と宇佐美と共に現地の山奥での下駄をはいた人物の捜索をする。

有古一等兵

菊田軍曹と共に登別に滞在していた一等卒。アイヌ人。

二階堂洋平:杉田智和

静岡県出身の一等兵。浩平とは双子の間柄であったが、杉本によって返り討ちに逢い死亡する。死亡の際に杉本 よって内蔵の一部を奪われ、杉本が瀕死の重傷を負ったかのような演技の小道具として使われてしまう。

前山

偽刺青人皮の制作を依頼された江渡貝の護衛役。護衛中に尾形に狙撃され死亡する。

三島

鶴見中尉の配下の軍人。裏切った尾形と二階堂を追っていたが、尾形によって頭を撃ち抜かれ死亡する。

玉井伍長

尾形が重傷を負った事で犯人の追撃に差し向けられた鶴見の部下達の長。実は鶴見を裏切る予定であったが、ヒグマと遭遇して部下ともども死亡してしまう。

野間

尾形が重傷を負った事で犯人の追撃に差し向けられた鶴見の部下達の一人。実は鶴見を裏切る予定であったが、ヒグマと遭遇して死亡してしまう。

岡田

尾形が重傷を負った事で犯人の追撃に差し向けられた鶴見の部下達の一人。実は鶴見を裏切る予定であったが、ヒグマと遭遇して死亡してしまう。

淀川中佐

第七師団所属で連隊長を務めている人物。日露戦争の際に度重なる鶴見中尉の作戦への進言をもみ消していたが、その結果多数の死傷者が出てしまった故に鶴見に頭が上がらなくなってしまう。それ以降、鶴見の協力者となっている。

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岩息舞治(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

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岩息舞治(がんそくまいはる)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、屈強な肉体と暴力への飽くなき欲求を併せ持つ男だ。樺太にあるロシア人の村で、男たちが集団で殴り合う競技「スチェンカ」に参加していた。キロランケやアシリパを追跡する杉元と出会い、拳を通して心を通わせる。刺青は剥がずに書き写された後、強者との出会いを求めてロシアへ渡っていった。

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鯉登音之進(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

鯉登音之進(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

鯉登音之進とは野田サトル原作の漫画・アニメ『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、大日本帝国陸軍第七師団歩兵第27聯隊に所属する陸軍少尉である。鶴見篤四郎中尉を崇拝しており、彼からも「お気に入り」とされている。銃器が多く登場する本作において、薩摩に伝わる日本剣術・自顕流を実践で通用するレベルにまで鍛え上げた一流の使い手。海軍少将の鯉登平二を父に持ち、裕福な家庭で育ったいわゆる「ボンボン」。様々な場面で月島基軍曹の補佐を必要としたが、最終的には一人前の将校へと立派に成長した。

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菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

菊田杢太郎(きくた もくたろう)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、鶴見中尉率いる第七師団の一員。作中では珍しく、比較的常識的な言動をする男だ。日露戦争で倒したロシア将校の銃を奪い、戦争が終わった後でも持ち歩いている。金塊争奪戦には途中から参戦したが、その正体は軍中央から鶴見中尉に差し向けられたスパイ。また、かつて故郷を出たばかりの杉元佐一(すぎもと さいち)と出会い、軍に入隊するきっかけを作っており、「不死身の杉元」の生みの親とも言える。

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江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

江渡貝弥作(えどがいやさく)とは、野田サトルによる漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、北海道・夕張で剥製工房を営んでいる青年である。剥製職人としての腕は良いが、人間の死体の皮で革細工を作るという歪んだ趣味を持っている。自分の実の母親を剥製にして所有。母親の偏った教育の下で成長したが、母を慕うなどマザコン気質の持ち主である。鶴見の依頼により贋物の刺青人皮を作成したが、刺青を狙う尾形や杉本に狙われる。初めて自分を受け入れてくれた鶴見を慕っており、最期は鶴見の為に自らの命を犠牲にした。

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二階堂浩平(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

二階堂浩平(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

二階堂浩平(にかいどう こうへい)とは、『ゴールデンカムイ』の登場人物で、アイヌの隠し金塊争奪戦に参加している大日本帝国陸軍第七師団の兵士である。双子の兄弟の二階堂洋平を返り討ちにした杉元佐一に激しい殺意を抱くようになり、復讐を果たさんとたびたび死闘を演じた。戦いを経る毎に両耳や手足を失って行き、治療の際に使用したモルヒネによって薬物中毒者と化し、その副作用で子供のような性格の異常者となった。最終的に武器の仕込まれた義手や義足を装備し、心も体も壊れていきながら金塊争奪戦の最前線で戦い続けた。

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津山睦雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

津山睦雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

津山睦雄(つやま むつお)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、「三十三人殺し」と呼ばれている。本編には登場せず、第七師団の鶴見中尉が刺青人皮を持っている。津山から剥いだ刺青人皮をベストのように着こなす鶴見中尉の姿は、多くの読者に衝撃を与えた。「三十三人殺し」という経歴から、モデルは「津山三十人殺し」の都井睦雄(とい むつお)であるという見方が一般的だ。

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土井新蔵(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土井新蔵(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土井新蔵(どい しんぞう)とは野田サトルの漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物である。埋蔵されたアイヌの金塊の暗号となっている刺青が体に彫られた24人の囚人の1人である。幕末に土佐藩の勤皇派におり、幕府の要人など何人も殺害した殺し屋であった。その後北海道・根室に流れ着きアイヌの女性と結婚するも、土井に恨みを持つ者が妻を拐った。妻を取り戻すために、妻を拐った人物を殺め、釧路の海岸で捉えられ囚人となった。妻が病で先が短いことを知り網走監獄を脱獄した。最期を看取った後は根室の漁場で働いている。

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