【喪服の死神】「黒子のバスケ脅迫事件」犯人のものとされる書き込みを徹底紹介!【801面相】

バスケットボールに打ち込む少年たちの青春と友情を描いた人気漫画『黒子のバスケ』。2012年、その『黒子のバスケ』の作者やファンを何者かが脅迫する事件が発生し、イベントが中止されるなど世間に様々な影響を与えた。
『喪服の死神』、『怪人801面相』、『黒報隊一同』などと名乗っていた、犯人のものと思われる書き込みを紹介する。

Q.藤巻とのトラブルって具体的に何?

A.現時点では言えない。なぜならそれが公になると俺が好意を寄せていた二人の人物に今からでも迷惑がかかるから。
藤巻がやらかしたせいで、俺はその二人と二度と会えなくなってしまった。ちなみに二人が死んだという意味ではない。

Q.こんな事件をやらかすくらいならなんで藤巻に直接に文句を言わないの?

A.藤巻とは会ったことはあるが連絡先は知らなかった。むしろ前述の二人の方が藤巻のことを知っていた。
しばらくして別のルートを介して連絡を取ろうとしたが、そのときに藤巻は既に上智を退学していた。それで全く手段がなくなってしまった。
そもそも藤巻の居所が分かってれば、とっくに刃物持参で押しかけている。ずーっと恨んでいたが、どうすることもできなかった。

Q.好意を抱いていた二人って誰? どういう人物?

A.一人はIさん(仮名)。俺の子供の頃の先輩。超イケメンだった。
親からは壮絶な虐待を受け、学校では壮絶ないじめを受け、地域からは完全に無視されていた俺のことをただ一人だけ庇ってくれて、何かと構ってくれた人。
Iさんが居なければ子供のうちに絶対に自殺していた。Iさんは子供のころからずーっとバスケをやっていた。高校は地元一番の進学校に行って、そこから上智に進学したけど中退した。

ただこれはIさんの意に添わぬ中退だった。俺が上京後に連絡を取り、相手にしてくれた。ただ中退後は全く連絡が取れなくなった。
もう一人はKくん(仮名)。俺が状況後に働いていたバイト先の元同僚。この人も超イケメンだった。
愚鈍でミスを連発し、上司には怒鳴られ、同僚には蔑まれていた自分をただ一人まともに相手してくれた。
自分より年下だが本当に人間的にしっかりしていた。戸山高校OBで現役時代はバスケ部だった。
もちろん偏差値の高い大学(上智ではない)に進学したが、中退して専門学校に行っていた。バイト先で知り合った当時は専門学校生だった。
戸山つながりで藤巻とは互いに面識があった。ただ凄く親しかった訳でもないようだった。俺と藤巻とのトラブル後に、その余波で絶交することになった。

Q.要するにその二人のことが好きだったの?

A.実家のそばに公立の立派な体育館があって、よくバスケの試合をやってた。そこでたまたまユニフォーム姿のIさんを見かけた。
もうあんまりにもきれいで……気がつくとユニフォーム姿のIさんのことを思い浮かべながら……。
Kくんは適当な理由をつけて戸山の卒業アルバムを見せてもらった。あんまりにきれいだった。どうしてもユニフォーム姿を生で見たいと思った。そして、
「知り合いのマンガ家志望の女性がバスケ選手のユニフォーム姿の写真を資料として探している。色んな角度が欲しいらしい。ギャラも出すから協力してくれないか?」
と騙して戸山時代のユニフォームを着てもらって、知り合いの女性に写真を撮らせてギャラを払った。
その女性というのは俺が雇った私立探偵で、写真はそっくりそのまま俺がもらった。その写真は今でもお宝。
ちなみに俺と二人の間に肉体関係はない。二人の名誉のためにはっきり断言しておく。
もちろん、その二人と藤巻との間も同じく、そのような関係はなかったと断言できる。

Q.戸山と上智への粘着はその二人がOBだから?

A.そういうことだ。俺にとっては戸山も上智も神聖な場所。あんな場所に通える人生って何なのだろう、どうして同じ日本で同じ時代のはずなのに俺の見て来たものと比べて余りにもかけ離れているのだろうとずーっと思っていた。

Q.バスケに粘着するのは要するにバスケのユニフォーム姿フェチだから?

A.全くその通り。

Q.お前みたいな汚物を育てた親はどんな親なの? 糞なの?

A.虐待親だった。子供の頃からとにかく殴る蹴るされた。両親は子供の俺が遊んだり喜んだりすることを何より嫌った。
16歳のときに家を飛び出すまで、一度もアニマ・マンガ・ゲームを見たこともやったこともなかった。
学校でいじめられたのはその手の話題に全くついて行けなかったことも一因。で、書いたばかりだけど、16歳まで一度も……というのは厳密に言うと嘘。
一回だけIさんがあるジャンプのマンガを見せてくれた。こんな世界があるのかと震えた。
意を決してそのマンガを読みたいと両親に言ったら、父親に首を絞められ、母親に梅酒を漬けるためのガラス容器で殴られた。

Q.でも教育熱心な親っぽいじゃん。お前が頑張って勉強すれば上智くらいは行けたんじゃないの?

A.両親は俺が遊んだり喜んだりすることと同じくらい、俺が勉強することも嫌った。うっかり教科書を広げようものなら、すかさず殴る蹴るされた。
「お前みたいなのは向学心なんぞ持たなくてよろしい。高校に行けるなんて思うな。中学を出たら即座に働きに行け。建設現場の親方なら何人も知り合いがいるからな」
と父親からは何度も言われた。その癖に学校の成績が悪いと(ご想像通りにオールC・オール1に近い成績だったけれど)両親はまた怒り出して俺を殴る蹴るした。
そんな状態だったから勉強なんかできるはずがない。「高校くらい出さないと体裁が悪い」と両親に誰かが言ったらしく、高校は地域の最底辺校に進学した。
そこでもいじめられて希望ゼロの学校生活を送っていたが、二学期早々に父親が勝手に退学手続きをしてしまった。

そして父親からある建設会社で作業員として働くように命令された。給料はなくその会社の社長の好意で月二万円のお小遣いをくれるという。
よく聞くと母親がその社長が所持していたフランスのアンティークの花瓶を200万円で購入して、代金の代わりに俺を一年半ただ働きさせるという契約を結んだらしい。
俺は平成の世に花瓶と引き換えに奴隷として売られてしまった。それからのことは余りよく覚えていない。両親を信じられないような馬鹿力で殴る蹴るして気絶させた。
そして両親の財布からありったけのお金を抜き取って、最低限の着替えを生ゴミ用の黒い袋に詰めてサンタクロースのようにそれを担いで上京した。
そして歌舞伎町の飲み屋で働き始めた。同じ頃に藤巻は至近距離の戸山で青春を謳歌していたのだろう。

Q.ちなみに貧乏だった?

A.実家にいた頃は俺だけ極貧生活を送っていた。父親は俺が生まれた頃には年収500万はあり、俺が家を飛び出す頃には年収1000万円を超えていたはず。
ただ両親は息子の俺に金をかけることはとにかく嫌った。ちなみに一人っ子。上京後はもちろん赤貧洗うが如き生活。路上生活経験もある。

Q.二次創作に粘着するのはなぜ?

A.上京後に二十歳を過ぎてからたまたま池袋に行ったときに何となく入ったそっち系の店で二次創作の世界を知った。赤貧洗うが如き生活からお金をとことんまで振り絞って色々と買って読んだ。
そして、クリエイターに憧れた。ただクリエイターなんてものは子供の頃からそういう環境に自然に接していて、本人の意識のない蓄積がないとスタート台にすら立てない。自分は子供の頃にそういう発想すら持てない場所にいた。
マンガが読みたいと小学生の俺が言っただけで本気で首を絞めて来る父親がすぐそばにいるなんて、もう人生ベリーハードモードすぎる。
トキワ荘世代の作家さんならともかく、今の20~50代のクリエイターでここまでする父親がいた人はおそらくいないと思う。
憧れだか目指すことすら俺の人生では許されなかった。で、二次創作から熱心に元ネタを読むようになって……二次創作の腐女子を熱狂させる元ネタのマンガ・アニメ・ゲームの作り手が自分にとって最も憧れの対象になっていた。

Q.ならスラダンのやおい同人誌も読んだでしょ。それでオナニーとかしたの?

A.自分は二次では絶対に抜かないと決めている。スラダンの同人誌を読んだら、絶対にそれで抜いてしまう予感があった。
だから意識的にスラダンの二次創作どころか原作も読まないようにした。今でも読んでいない。だから「犯人は熱狂的スラダンファン?」なんていう東スポの憶測記事には大爆笑してしまった。
俺としては黒子のバスケがスラダンのパクりかなんてそんなの知ったことではない。大切なことなので二回書くが、スラダンは何も関係ない。
脅迫状の中で使った「パロディ」というのは二次創作のことを意味した。分かりにくい言葉を使って失敗した。

nyny3594
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@nyny3594

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【人気漫画】2007年~2018年の週刊少年ジャンプ打ち切り・終了マンガまとめ!

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2007年~2018年の間に『週刊少年ジャンプ』で打ち切り・終了したマンガをまとめました。作品は2007年1号以降に終了したものです。『銀魂』『BLEACH』『NARUTO』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』といったジャンプを代表するマンガはもちろん、残念ながら打ち切りになってしまった作品、内容は悪くなかったのに読者に響かなかった隠れた良作を紹介していきます。

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