今吉翔一(黒子のバスケ)の徹底解説・考察まとめ
今吉翔一(いまよししょういち)とは『黒子のバスケ』に登場する人物で、桐皇学園高校バスケ部主将である。人懐っこく話しかけてくるので一見柔和な雰囲気に感じるが、実は打算的でかなり腹黒い。相手の考えを読む能力に長けており、頭脳を使ったプレーが得意である。バスケの実力も高く、ダブルクラッチを得意としていたり、適当に放った風に見せかけてブザービーターを決めたりするほどのテクニックを持っている。青峰が桐皇にくるきっかけを作った人物であり、普段からフォローもしているため、青峰は今吉には比較的従順である。
今吉翔一の概要
今吉翔一(いまよししょういち)とは『黒子のバスケ』に登場する人物で、桐皇学園高校バスケ部主将である。
一人称は「ワシ」で、誰にでも関西弁で人懐っこく話しかける一見柔和な雰囲気だが、実は打算的でかなり腹黒い。
ほぼ練習に来ないので部内で反感を買っている青峰大輝の身勝手な行動を全て許し、擁護までしている。これについて「試合に勝てるなら、どんな人物が味方であろうと問題ない」「勝ち続けてきたゆえの圧倒的自信」「勝てば官軍」と言っており、個人プレー色の強い桐皇学園高校バスケ部の考えが表れている。
個性的な桐皇学園高校バスケ部のメンバーをまとめていたり、その中でも特に癖の強い青峰大輝という人物を使いこなしていたりとカリスマ性も高い。青峰大輝への不満を持つメンバーに対してもうまく諭し、仲を取りまとめている。また、霧崎第一高校の花宮真と中学時代に同じチームに所属しており、ここでも癖の強い花宮真をうまく使っている。
バスケの実力も高く、ダブルクラッチを得意としていたり適当に放った風に見せかけてブザービーターを決めたり出来るほどのテクニックを持っている。また、頭の回転が速く、相手の考えを読む能力に長けているので、相手の嫌がる行動や意気を消沈させるゲームメイクをする。
今吉翔一のプロフィール・人物像
所属:桐皇学園高校3年生
身長:180cm
体重:71kg
誕生日:6月3日
星座:双子座
血液型:AB型
背番号:4
ポジション:ポイントガード(PG)
座右の銘:無知の知
委員会:生徒会
家族構成:父・妹
好きな食べ物:うな重
趣味:競馬(お金を賭けない)
特技:釣り
苦手な事:天然の人
得意教科:数学
オフの過ごし方:のんびり釣り
好きなタイプ:気配りができる娘
得意なプレイ:レッグスルー→ビハインド・ザ・バックパス
バスケを始めたきっかけ:親の勧めで
注目している選手:花宮真
声優:中井和哉
糸目に眼鏡をかけており、関西弁が特徴の桐皇学園高校バスケ部主将。一人称は「ワシ」。
目を開くこともあるが、開いた際の目は細切れの三白眼でかなり目つきが悪い。人懐っこく話しかけてくるので一見柔和な雰囲気に感じるが、実は打算的でかなり腹黒い。仲間同士で協力しあうチームではなく、一人一人の実力の高さを活かし個人で点を決めていくスタイルのチームをつくっている。
また、キセキの世代の一人である青峰大輝が桐皇にくるきっかけを作った人物であり、その態度に不満をもつ部員も多い部内で普段から青峰大輝のフォローもしているため、青峰大輝は今吉翔一には比較的従順である。今吉翔一も各所で「それでも最強は青峰や」と言っており、青峰大輝の実力の高さを信頼している。
霧崎第一高校主将の花宮真とは同じ中学出身である。
今吉翔一の能力:頭脳戦
相手の考えや心境を読む能力に長けており、頭脳を使ったプレーが得意。チーム内では司令塔としてゲームメイクを担当している。この能力を活かし、ウインターカップ戦では黒子テツヤの動きを先読みすることで「ミスディレクション」を完全に封じてみせた。そんな今吉翔一に対して同じ中学でチームメイトだった花宮真からは「腹の探り合いに関しては妖怪並」と表現されていたり、誠凛の臨時監督の相田景虎に「しれっといい気配りしやがるな」と評価されたりしている。
また、人の心を読むことが得意なことに加え自分の思考を隠すことも得意としている。これにより、自分の手の内を見せることなく相手が自分のことをどう思っているかを読み取り、その狙いを大きく外させることで相手に心理的ダメージを負わせることができる。これにより誠凛戦では何度も試合の流れを変え、有利な流れに持ってきている。
またこの能力は青峰大輝をスカウトした際にも発揮されている。中学卒業前に多くの高校からスカウトが来ていた青峰大輝のもとへ原澤監督と共に訪れている。この時、青峰大輝は中学時代に才能が開花し、誰よりも強くなりすぎた関係でバスケに対する情熱を失い荒んだ日々を送っていた。そんな青峰大輝に対し今吉翔一は「繊細過ぎるわ、自分。桐皇にくるのはやめといたほうがええな」と言っている。青峰大輝が心のどこかで負けたいと思っていることや、力を持ってしまったことで孤独を感じていることを過去の映像から言い当て、「最強でいる覚悟ができたら入れたってもええで」と告げる。この言葉を聞いた青峰大輝は今吉翔一が自分の心境を理解してくれたと感じ、強ければ練習に参加しなくてもいいという条件を飲んでくれたこともあり、桐皇へ行くことを決意した。
今吉翔一の得意技:ダブルクラッチ
ダブルクラッチとはシュートモーションから体勢を変え、ボールを逆の手に持ち替えてシュートする技である。空中でディフェンスをかわしながらボールを移動させてシュートするという難易度の高い技だが、今吉翔一はこれを試合中に瞬時に判断して行っている。
この難易度の技をこなしていることからも、今吉翔一の実力が高いことがうかがえる。
今吉翔一の来歴・活躍
誠凛高校VS桐皇学園高校(インターハイ東京都予選決勝リーグ1回戦)
桐皇学園高校はインターハイ東京都予選決勝リーグ1回戦で誠凛と対戦した。
この試合の開始時、キセキの世代のひとりであり注目選手の青峰大輝は到着していなかった。この状況に対し今吉翔一は「自分たちは前座だ」と誠凛に向かって発言する。これを聞いた誠凛は、「青峰大輝がいないのならば勝てる」と無意識に思ってしまう。しかしこれは「青峰大輝と比べて前座である」という意味であり、桐皇の実力は青峰大輝なしでも誠凛より上であった。青峰大輝が到着してからも、黒子テツヤのパス回しでなんとかついていこうとするものの、中学時代に黒子テツヤとコンビを組んでいた青峰大輝には通用せず、点差は開いていった。
最終的に変幻自在のプレイを見せる青峰大輝の圧倒的な強さの前に誠凛は手も足も出ず、桐皇はダブルスコアで勝利となった。
海常高校VS桐皇学園高校(インターハイ準々決勝)
インターハイ準々決勝ではキセキの世代の1人である黄瀬涼太がいる海常高校と対戦した。青峰大輝と黄瀬涼太によるキセキの世代同士の対決となったが、お互い攻めたプレイを見せており次々と点が入った。青峰大輝を除く桐皇メンバーは海常の過去データと今後の予想データを事前に桃井さつきから渡されており、特に今吉翔一はデータと心理を読み取る能力を組み合わせて相手の動きをことごとく当てていった。しかし、先を読んでも追いつけないほどの早いシュートやリバウンドにより、海常に点を取られ試合は均衡を保っていた。
最終的に青峰大輝と黄瀬涼太の1on1になるが、青峰大輝が黄瀬涼太の考えを読んでパスをブロックしたことで、桐皇の勝利となった。
この試合により青峰大輝は肘を痛め、その後のインターハイ準決勝、決勝には出場していない。
誠凛高校VS桐皇学園高校(ウインターカップ1回戦)
ウインターカップ1回戦では誠凛と対戦した。観客はほとんどが桐皇を目当てに来ており、開始前から青峰大輝や今吉翔一には注目が集まっていた。誠凛は初っ端から圧力をかけ、まるで終盤のような気迫で最初の点を取ろうとする。しかし桐皇はマネージャーの桃井さつきによる情報収集と分析力でそれも予想済みであり、全力で阻止を行い、先に青峰大輝のアリウープで点を取る。その後誠凛は黒子テツヤの新技「加速するパス・廻(イグナイトパス・カイ)」によりボールを繋ぎ、火神大我のアリウープで流れに乗り始める。しかし桐皇は動じることなくいつも通りにプレーをし、単純な実力で差をつけていく。そのあとは桜井良と日向順平で3ポイントの打ち合いになり、同点のまま第1クォーターを終える。
第2クォーターからは黒子テツヤの大技「ミスディレクション・オーバーフロー」に翻弄されたり、火神大我が「野生」を身に着けたりし、とうとう1点逆転されてしまう。
誠凛が流れに乗ってきたところで今吉翔一が誠凛の意気を消沈させる事実をニヤリと笑って告げた。青峰大輝がまだ全力を出していなかったことに加え、今吉翔一が黒子テツヤを完全に見ることができるようになっていたのである。
この後から青峰大輝が本気になり、黒子テツヤの「ミスディレクション」も封じられ試合は接戦となるが、最終的には青峰大輝の考えを読んだ黒子テツヤがボールを奪い、火神大我にパスを出す。そして試合終了と同時にダンクを決められ、桐皇の敗北となった。
今吉翔一の関連人物・キャラクター
花宮 真(はなみや まこと)
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目次 - Contents
- 今吉翔一の概要
- 今吉翔一のプロフィール・人物像
- 今吉翔一の能力:頭脳戦
- 今吉翔一の得意技:ダブルクラッチ
- 今吉翔一の来歴・活躍
- 誠凛高校VS桐皇学園高校(インターハイ東京都予選決勝リーグ1回戦)
- 海常高校VS桐皇学園高校(インターハイ準々決勝)
- 誠凛高校VS桐皇学園高校(ウインターカップ1回戦)
- 今吉翔一の関連人物・キャラクター
- 花宮 真(はなみや まこと)
- 青峰 大輝(あおみね だいき)
- 諏佐 佳典(すさ よしのり)
- 若松 孝輔(わかまつ こうすけ)
- 桜井 良(さくらい りょう)
- 桃井 さつき(ももい さつき)
- 今吉翔一の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「ただな、真面目に頑張れば必ず勝てるとか、そんな甘ったるく世の中出来てへんで」
- 「それでも最強は青峰や」
- 今吉翔一の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 誠凛高校との試合に負け涙
- 進学先は東京大学