降旗光樹(黒子のバスケ)の徹底解説・考察まとめ

降旗光樹(ふりはた こうき)とは、『黒子のバスケ』に登場するキャラクターの1人である。主人公である黒子テツヤ(くろこ てつや)と同じ誠凛高校バスケ部に所属している。学年は1年生で、ポジションはPG(ポイントガード)。誠凛で2番手のPGであり、スターターの伊月俊(いづき しゅん)とは違って、スローペースなバスケットが得意。試合に出場することはほとんどないが、ベンチから声を張り上げチームを鼓舞役割を担う。ウインターカップの海常高校との試合で、全国大会デビューを果たした。

降旗光樹の概要

降旗光樹(ふりはた こうき)とは、『黒子のバスケ』に登場するキャラクターである。誠凛高校バスケ部に所属する1年生で、PGを務める。好きな女性から「何かで1番になったら付き合う」と言われ、バスケットボールで1番を目指すことになった。しかし、チーム内での実力の序列は低く、試合に出場することはほとんどない。それでも、ベンチから声を張り上げチームの士気を高めるなど、彼なりに貢献しようと努力している。ハイテンポなバスケを展開する伊月俊(いづき しゅん)とは違い、ゆっくりとボールを回し試合を組み立てるスローゲームを得意としている。ウインターカップ準決勝の海常高校との試合で全国大会初出場を果たし、その後の決勝での洛山高校との試合にも出場した。同ポジションである、海常の笠松幸男(かさまつ ゆきお)や洛山の赤司征十郎(あかし せいじゅうろう)といった実力者とマッチアップし、大きな経験を積んだ。チームメイトからは「フリ」という愛称で呼ばれている。

降旗光樹のプロフィール・人物像

所属:誠凛高校
身長:170㎝
体重:60㎏
誕生日:11月8日
血液型:O型
ポジション:PG(ポイントガード)
好きな食べ物:オムライス
特技:早口言葉

CV:水谷直樹

降旗光樹は誠凛高校バスケ部に所属する1年生の選手である。インターハイ予選の敗戦を経て、ウインターカップでは多くの強豪校を倒し、全国大会優勝を達成する。降旗は試合の多くの時間をベンチで過ごしたが、海常高校戦や洛山高校戦では、ゲームチェンジャーとしての役割をこなした。降旗は茶髪で少し華奢な体格をしている。性格は非常にビビりで公式戦でコートに立つたびに、緊張で半泣きになっていた。そんな性格もあって苦手なことは、人前に立つこと。オフの日は買い物をして過ごしている。背番号は12で、得意なプレーはスクリーンプレー。座右の銘は「縁の下の力持ち」であり、目立たないところでチームを支える降旗をよく表した座右の銘だ。

降旗光樹の能力

味方のサポート

出典: twitter.com

選手を落ち着かせる降旗

降旗には、キセキの世代や黒子らのように唯一無二の必殺技といえるプレーは持っていない。しかし、味方を動きやすくする、サポートする能力は非常に高い選手である。具体的には、味方をマークマン(ディフェンダー)から引き離すスクリーンプレーによって、味方の選手をフリーにしたり、チームが攻撃のリズムを失った時に、ボールを回し、ゆっくりと組み立てたりなどのプレーのことである。これらのプレーは一見目立たず、スタッツ(記録)にも残らない、いわゆる泥臭いプレーであるが、チームの士気に大きく影響し、勢いや落ち着きをもたらすとして、非常に重要なスキルとされている。降旗は攻撃においてこの力を遺憾なく発揮し、リズムが狂った誠凛のオフェンスに変化を加え、本来の攻撃力を取り戻すことに成功している。

降旗光樹の必殺技

スクリーンプレー

降旗の得意技はスクリーンプレー。スクリーンプレーとは、自チームの攻撃時において、オフボールプレイヤー(ボールを持っていない選手)が味方のプレイヤーについているディフェンダーの壁となるように立ち、味方をマークマンから引き離すプレーである。主にビックマンといわれる選手がガード(PGの選手など)に対して行うことが多い。降旗はこのスクリーンプレーを得意としており、作中でも1コマだけ、スクリーンを行い、黒子をフリーにする動きを見せていた。

降旗光樹の来歴・活躍

桐皇学園高校戦

インターハイ予選決勝リーグで誠凛高校は桐皇学園高校と対戦した。キセキの世代のエースである青峰大輝(あおみね だいき)が遅刻すると聞かされた誠凛は、試合開始から主導権を握り、青峰が到着するまでにリードを広げようとする。しかし、個々の能力が高い桐皇の個人技によって、リードを許す出だしとなった。それでも、誠凛高校のキャプテンの日向順平(ひゅうが じゅんぺい)の3Pや誠凛のエーススコアラーである火神大我(かがみ たいが)の好ディフェンスなどでなんとか食らいつく。しかし、桐皇のマネージャーである桃井さつき(ももい さつき)の先読みディフェンスにより、誠凛はシュートを決められなくなってしまった。試合を見ていた降旗も「まずくないですか」と焦りを見せる。その後は、黒子の機転で攻撃を繋ぎ、最初の10分を21ー25の4点差と食い下がった。

第2Qは開始直後に黒子から火神へのアリウープパスが決まり、勢いに乗る。降旗らベンチメンバーも声を出して、チームを盛り上げた。しかし、火神が足の怪我によりベンチに下がると、高さで劣勢になった誠凛は点差を離されてしまう。残り時間が1分を切ったあたりで、再び火神がコートに戻った。するとここで青峰が合流する。前半終了間際に実現したエース対決は、青峰が手を抜いたことで互角となった。降旗らベンチメンバーは青峰のスピードに驚愕していた。

誠凛は10点のビハインドで後半を迎えた。開始から青峰が型のない(フォームレス)シュートを次々と決め、独壇場となる。降旗も、どんな体勢からでも決めてくる青峰のシュートを見て、「なんだ今のシュート!?」と驚愕した。その後も火神の渾身のブロックをかわしてのシュートやファウルを受けながら決めきるなど、誠凛を蹂躙していく。しかし、黒子がコートに戻り、冷静さを取り戻した火神が日向の3Pをアシストする。そして、後半初得点に降旗は歓喜した。それでも、それ以降は火神が怪我でコートを離れると、黒子も青峰に止められてしまう。
40点差がついた最終盤で、誠凛は戦意が失われかけていた。それでも最後まで決して諦めない黒子を見て、日向らも最後まで足を動かす。意気消沈していた降旗らに、小金井慎二(こがねい しんじ)は「(コートの)中の選手が諦めてねーんだぞ。黙って見ててどーすんだ」と激励する。その言葉を受け、降旗らベンチ選手も試合が終わるまで声を出し、チームを鼓舞し続けた。それでも点差は開き、誠凛は55ー112で大敗することとなった。

海常高校戦

出典: twitter.com

全国大会初出場を果たした降旗

ウインターカップ準決勝で誠凛は海常高校と対戦した。この試合で先行逃げ切りの展開を目指した誠凛だったが、キセキの世代の1人であり海常のエースである黄瀬涼太(きせ りょうた)の奇襲で大差をつけられ追いかける出だしとなってしまった。一刻も早く点差を縮めたい誠凛だったが、焦ってしまい、リズムが狂い、攻撃が単調になったことでなかなかシュートが決まらない時間が続く。そんな中で、ゲームチェンジャーとして降旗が投入された。全国大会デビューと同時に公式戦デビューにもなったこの試合で、降旗は緊張して、ドリブルもまともにできないほどぎこちない動きになってしまう。しかし、その後は落ち着きを取り戻し、良さを発揮していく。
ヘルプの備えが早いことに気付き、1対1を仕掛けようとした火神を止めたり、ドリブルをとめてしまった日向のヘルプに入ったり、黒子にスクリーンをかけたりなど献身的なプレーでチームを助けた。さらには、焦りで、から回っていた誠凛の攻撃も、ゆっくりとボールを回してオープンシュートを作り得点につなげるなどオフェンスのリズムを取り戻すことに大きく貢献した。降旗の活躍もあり、調子を取り戻した誠凛は出だしこそ遅れを取ったが、前半を同点で終える。

後半は黄瀬が怪我でプレータイムが制限されたため、誠凛は一気に追い打ちをかける。火神がダブルチームを突破すると、日向と誠凛のC(センター)である木吉鉄平(きよし てっぺい)のコンビプレーで効率よく得点を重ねた。海常もキャプテンの笠松幸男(かさまつ ゆきお)を中心に追いすがるが、点差が徐々に広がっていく。試合時間残り4分ほどで誠凛は15点のリード奪うことに成功する。ここで黄瀬と黒子がコートに戻り、試合が動いた。黄瀬の怒涛の追い上げにより残り40秒で海常が逆点する。
その直後の攻撃で今度は誠凛が逆点。黒子による黄瀬封じが成功するが、黄瀬が土壇場で笠松へパスを出した。笠松がシュートを決め再び海常が先行する。その後、火神が最後のカウンター攻撃にでると黄瀬が渾身のブロックに跳んできた。しかし、火神のとっさの判断で黒子にパスを出し、黒子がシュートを決めることができたため、誠凛の再々逆点で試合に勝利した。

洛山高校戦

出典: cripend.info

懸命に赤司をマークする降旗

ウインターカップの決勝戦で誠凛は洛山高校と対戦した。試合開始から火神がゾーンに入り、リードを奪うことに成功する。しかし冷静に対応する赤司によって第1Qを同点とされる。第2Qに入ると状況が一変する。洛山の5人目の選手で、黒子と同じミスディレクションを使用し、新型の幻の6人目と呼ばれる黛千尋(まゆずみ ちひろ)により、誠凛は追い詰められた。そこで誠凛は降旗を投入する。黛には伊月をマークにつけ、赤司に降旗がマッチアップした。これは、伊月に黛をマークさせることでミスディレクションを封じ、赤司に降旗を抜かせ、インサイドで火神をヘルプにあてるという誠凛の作戦であった。
その後の攻撃で、マークが外れた降旗に木吉がすかさずパスを出す。それをきっちりと決め、洛山に食らいついた。それでも赤司とのマッチアップによるプレッシャーはすさまじく、たった数分で降旗の体力が尽きてしまう。ベンチに下がった降旗は、理解はしていても何もできなかった自身の無力さに悔し涙を流した。強くなりたいと話す降旗に黒子も共感する。

一時は追いすがった誠凛だったが、力の差は大きく37-62と大量のビハインドを背負って前半を終えた。後半に入っても流れは変えられず、日向が4つ目のファウルでベンチに下がると、火神が赤司に完敗し、誠凛は戦意を失ってしまう。そこで黒子は勝ちたいと立ち上がる。かろうじて息を吹き返した誠凛は、黒子、火神の奮起により再び追い上げを見せた。火神がゾーンに入り、赤司を抑えると、誠凛の上級生がかつてキセキの世代と互角に渡り合った無冠の5将と呼ばれる葉山小太郎(はやま こたろう)、実渕玲央(みぶち れお)、根武谷永吉(ねぶや えいきち)の3人を止める。ベンチでも誠凛高校でPF(パワーフォワード)を務める土田聡(つちだ さとし)をはじめ、降旗らも声を張り上げた。

ラスト10分間で20点を追いかけることになった誠凛は、第4Q開始から日向の3Pで反撃する。その後もじわじわと点差をつめてくる誠凛を前に、赤司がゾーンに入った。再び劣勢に立たされた誠凛だったが、黒子と火神が赤司を止めると、勢いに乗り2点差まで追い上げる。その後、赤司が本来の人格に戻ると、洛山がリズムを作りリードを広げた。それでも誠凛の高速パスによる連携で得点を重ね、残り8秒で日向がファウルを受けながら3Pを決める。
リバウンド勝負に持ち込んだ誠凛は、木吉がボールを奪い黒子にパスをつなぐと、赤司がブロックに跳んだ。しかし、黒子は「ボクは影だ」という言葉とともに火神へとパスをつなぐ。火神がダンクを決めたところで試合が終了し、誠凛の優勝でウインターカップは幕を閉じた。降旗らベンチの選手も喜びを爆発させ、コートへ飛び出した。

降旗光樹の関連人物・キャラクター

黒子テツヤ(くろこ てつや)

出典: twitter.com

パスのスペシャリストで誠凛の影

CV:小野賢章、小清水亜美(VOMIC)

黒子テツヤは誠凛高校に所属する1年生である。キセキの世代幻の6人目(シックスマン)と呼ばれ、帝光中学時代に全国大会3連覇を経験した。存在感の希薄さと視線誘導(ミスディレクション)を駆使した、パス回しに特化したバスケスタイルを持つ。自身のことを「影」とし、火神や青峰といったエーススコアラーたちを「光」と表現している。キセキの世代を倒し、ウインターカップを勝ち上がるために、パス以外の武器を習得しようと練習に励んだ。その結果、消える(バニシング)ドライブや幻影の(ファントム)シュートを身につけることに成功する。誠凛高校の切り札とされており、ウインターカップの桐皇戦でのオーバーフローや陽泉戦での特殊なディフェンスフォーメーションなど、黒子を中心とした戦術が多く用意されている。両手首のリストバンドは、負担を軽減させるためにつけている。ちなみに、ウインターカップの決勝では、降旗らからもらったリストバンドをつけて試合に臨んだ。

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桜井良(黒子のバスケ)の徹底解説・考察まとめ

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桜井良(さくらいりょう)とは『黒子のバスケ』に登場する人物で、桐皇学園高校バスケ部のスタメンである。口癖は「スイマセン!」で、常に謝っている。早撃ち(クイックリリース)シュートが得意で「特攻隊」とも呼ばれている。実は負けず嫌いで、相手が強く対抗心が沸くほどシュートの精度が増すという能力を持っている。『黒子のバスケ』に登場するキャラクターの中では一番料理が上手く、自分でキャラ弁を作って学校に持ってきている。青峰大輝とは同じクラスで、いつもいびられて半泣きにさせられている。

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氷室辰也(黒子のバスケ)の徹底解説・考察まとめ

氷室辰也(黒子のバスケ)の徹底解説・考察まとめ

氷室辰也(ひむろたつや)とは『黒子のバスケ』に登場する人物で、陽泉高校の選手である。見た目は黒髪で左目を隠しており、右目の泣きぼくろが特徴的なイケメン。キセキの世代の紫原敦と共に「ダブルエース」と言われており、基本的には大人しく温厚な性格なのでいつも紫原敦のワガママを聞いている。超正統派選手で努力で相当な実力を身に付けた。必殺技は「陽炎のシュート」である。火神大我とは兄弟のような関係であり、2人は兄弟の証として露店で購入したお揃いのリングを首から下げている。

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笠松幸男(黒子のバスケ)の徹底解説・考察まとめ

笠松幸男(黒子のバスケ)の徹底解説・考察まとめ

笠松幸男(かさまつゆきお)とは、『黒子のバスケ』に登場するキャラクターの1人である。初登場時は3年生で、全国大会常連校の海常高校の主将を務めている。「キセキの世代」の1人、黄瀬涼太をチームメイトに持ち、2人のやりとりから互いの相性の良さや信頼関係が読み取ることができる。過去の敗戦から、全国大会で優勝することを誰よりも渇望している。性格は非常に真面目であり、上下関係や礼儀を重んじる人物で、入部したばかりの黄瀬に対しその価値観を大事にするようにと伝えた。

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花宮真(黒子のバスケ)の徹底解説・考察まとめ

花宮真(黒子のバスケ)の徹底解説・考察まとめ

花宮真(はなみやまこと)とは『黒子のバスケ』に登場する霧崎第一高校バスケ部の主将である。ポジションはポイントガード。2年生で主将を務めているだけでなく、監督も兼任。「無冠の五将」の一人で「悪童」と呼ばれている。非常に高い頭能を持ちながら、高度なラフプレーで相手の精神と肉体共にへし折り、絶望している姿を観るのが大好き。誠凛と過去に対戦し、持ち前の下劣なラフプレーで木吉鉄平(きよしてっぺい)の膝を故障させた。一年後、再びウィンターカップ予選リーグで誠凛に立ちはだかる。

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「黒子のバスケ」の全キャラプロフィールと能力まとめ!

「黒子のバスケ」の全キャラプロフィールと能力まとめ!

バスケットボールに打ち込む少年たちの青春を描いた漫画『黒子のバスケ』。主要なキャラクターの多くが超人的な技術や能力を持っており、それらをどうやって攻略していくのかを試合ごとに魅力的に描いた人気作品である。 ここでは、『黒子のバスケ』のキャラクターの画像と能力を各キャラクターごとにまとめて紹介する。

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【人気漫画】2007年~2018年の週刊少年ジャンプ打ち切り・終了マンガまとめ!

【人気漫画】2007年~2018年の週刊少年ジャンプ打ち切り・終了マンガまとめ!

2007年~2018年の間に『週刊少年ジャンプ』で打ち切り・終了したマンガをまとめました。作品は2007年1号以降に終了したものです。『銀魂』『BLEACH』『NARUTO』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』といったジャンプを代表するマンガはもちろん、残念ながら打ち切りになってしまった作品、内容は悪くなかったのに読者に響かなかった隠れた良作を紹介していきます。

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