崖の上のポニョの実は深い裏話・初期設定まとめ【ジブリ】
魔法の力で人間の女の子に変身した「さかなの子」ポニョと、5歳の人間の男の子「宗介」との交流・冒険を描いた名作アニメ映画『崖の上のポニョ』。ほのぼのとした優しいタッチの画風とポニョの可愛らしさから子供にも人気だが、実はストーリーの裏には様々な「深い話」が盛り込まれていた。本記事では『崖の上のポニョ』にまつわる裏話や初期設定について、まとめて紹介する。
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爆笑必至!?崖の上のポニョの実況ツイートがカオスだった - RENOTE [リノート]
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スタジオジブリの名作『崖の上のポニョ』。魔法の力によって人間の姿に変身した女の子「ポニョ」と、5歳の男の子「宗介」の冒険を描いた物語だ。この作品は人気が高く繰り返しテレビ放送されているが、テレビと同時視聴していたツイッターユーザーが大量のポニョのコラ画像やパロディを投稿しており、カオスな状況になっていた。本記事では2012年8月にテレビ放送されていた際のポニョの実況ツイートの内容を、まとめて紹介する。
『崖の上のポニョ』のあらすじ
海辺の小さな町。
崖の上の一軒家に住む5歳の少年・宗介は、 ある日、クラゲに乗って家出したさかなの子・ポニョと出会う。 アタマをジャムの瓶に突っ込んで困っていたところを、 宗介に助けてもらったのだ。
宗介のことを好きになるポニョ。 宗介もポニョを好きになる。 「ぼくが守ってあげるからね」
しかし、かつて人間を辞め、 海の住人となった父・フジモトによって、 ポニョは海の中へと連れ戻されてしまう。
人間になりたい! ポニョは、妹たちの力を借りて父の魔法を盗み出し、 再び宗介のいる人間の世界を目指す。
危険な力を持つ生命の水がまき散らされた。 海はふくれあがり、嵐が巻き起こり、 妹たちは巨大な水魚に変身して、 宗介のいる崖へ、大津波となって押し寄せる。 海の世界の混乱は、 宗介たちが暮らす町をまるごと飲み込み、海の中へと沈めてしまう――。
少年と少女、愛と責任、海と生命。 神経症と不安の時代に、 宮崎駿がためらわずに描く、母と子の物語。
アニメーションの根源にこだわった作品
本作は宮崎駿にとって4年ぶりに監督を務めた長編アニメーション映画。「人が手で描く」というアニメーションの根源にこだわり抜いた作品である。
『崖の上のポニョ』の裏話・初期設定
最初は、カエルの話だった
実は最初、宮さんはカエルの話を作ろうとしていた。そのカエルが人間になると。宮さんは『美女と野獣』というテーマが好きですからねえ。けれども段々カエルが半魚人になっていってね(笑)。それがさかなになり、人間になるということを思いついた。
“デボネンクス”はジンベイザメのように巨大で、胴体は妙に薄っぺらいユニークな形をしています。
実は、これは監督の想像上の古代生物です。監督曰く「“いったんもめん”みたいでしょう」と。
出典: www.ghibli.jp
ポニョの本当の名前は「ブリュンヒルデ」
ポニョの本当の名前は「ブリュンヒルデ」。半神ワルキューレという神々の長女の名前からとられています。ワルキューレは北欧の神話に登場し、主神オーディンの命を受け、天馬に乗って空を駆けます。
海の生命を司るグランマンマーレという存在がいることで、あの
町も持っている意味が違うと思うんです。誰しもがお母さんから生まれる。つまりあの町を覆う水は、母親の羊水ですよ。
宮崎監督は、世界のバランスが崩れたために月が接近し、地球が崩壊の危機に襲われていると述べています。
月の接近により引力のバランスが崩れ、海面上昇が起こり、町は海中に沈んでしまうわけです。
出典: www.ghibli.jp
沈んだ街のイメージに対するこだわり
水没というアクシデントを描きながらも、悲劇性よりも子どものころに感じた非日常的ワクワク感が思い出される情景になっています。
宮崎監督は以前「ファンタジア2000」('00)を観たときに、「惜しい。自分だったらフラミンゴが踊る水面下に沈んだ街を描くのに」と述べたことがあります。
宮崎監督の意識には沈んだ街のイメージに対するこだわりがあるようです。
出典: www.ghibli.jp
グラジオラスの花言葉は、「情熱的な恋・思い出・努力・忘却」など、ひとつの花がこれだけ多用な意味を持つ花は、そんなに多くはありません。
この映画の美術設定を美術監督と作っている時、宮崎監督は、グラジオラスを登場させることに強くこだわったのだそうです。
出典: www.ghibli.jp
ホウレンソウをのせたラーメンがうまく描けなく、ネギになった
リサが宗介とポニョのためにつくった即席ラーメンです。
宮崎監督は、ホウレンソウをのせたラーメンが好みだそうですが、これがなかなかうまく描けない。
その結果、ネギになったということです。
出典: www.ghibli.jp
宮崎監督が力を入れたのが“生きもののような”波の表現でした。
水魚という巨大な魚がひしめき合って押し寄せてくる波のイマジネーション。
波を巨大な魚と見立てて圧倒的なボリューム感で描かれる荒れ狂う波の表現です。
出典: www.ghibli.jp
“宗介”は漱石の『門』の主人公の“宗助”
漱石の、『三四郎』『それから』に続く前期3部作の3作目にあたる『門』の主人公の名は“宗助”。
その宗助は「崖の下の家」に住んでいるというのです。
こうしてみると、字は違いますが、ポニョの主人公“宗介”のもとになったことは明らかです。
出典: www.ghibli.jp
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