ゼノブレイドDE(Xenoblade)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゼノブレイド(Xenoblade)』とは、2010年に任天堂から発売されたWii用ロールプレイングゲーム。3DSやWiiUにも移植され、国内外から高い評価を受けている。2020年にはNintendo Switchで追加シナリオを収録したリマスター版『Xenoblade Definitive Edition(ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション)』が発売された。巨大な神の骸の上に築かれた世界を舞台に、人間と機械との戦いを壮大なスケールで描く。
未来を映像として見る力。“未来視”に映るのは数秒先のこともあるし、何千年も先の未来のこともある。“未来視”は確定された未来ではなく、行動次第で未来を変えることも可能。逆に何の対処もしなければ、その出来事は起こるべくして起こる。
上述のように、“未来視”はエーテルの流れとその因果律を読み取ることで、未来を予知している。“未来視”を使用した者は因果の流れの外にある揺らぎとされ、時に創造主の想定を大きく超える存在となりうる。
反モナド場(アポクリファ)
エギルがモナド対策として発明したもの。モナドが根源元素エーテルに干渉する波動を放つのに対して、相反する波動をぶつけることで無力化している。機神界中枢真下の反モナド場発生器装置から放出されており、その装置は防衛機構によって守られている。
相転移実験
この世界を生み出すきっかけとなった実験。クラウスがガラテアの制止を振り切って実験を強行したことで、元の世界は消え去り新たな宇宙が誕生した。ザンザ・メイナス・アルヴィースは相転移実験に関わる研究者と人工知性が転生した存在。実験に至る経緯と滅んだ世界のその後について本編では詳しく語られないが、続編となる『ゼノブレイド2』ではより詳細に言及されている。
『ゼノブレイドDE』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
モナドの元ネタは哲学用語
モナドという言葉の元ネタと考えられるのは、17世紀の哲学者ライプニッツの提唱したモナド論である。モナドとはそれ以上分割できない究極の物質であり、それらが自己発展を遂げることで宇宙は成り立っていると考えた。そしてその発展の方向性は神が定めた「予定調和」の中にあるという学説である。
『ゼノブレイド』には他にもエーテルという哲学・物理学用語が登場することもあり、物語の基盤として哲学的な要素を多く取り入れている。
アルヴィースの胸の飾りがSwitch版で変更
Wii版でアルヴィースが首元に着けていたのは鍵型の飾りだったが、Switch版では赤色の十字のような形の飾りに変更された。その形状は続編『ゼノブレイド2』で、天の聖杯であるヒカリやメツが身に着けていたコアクリスタルに酷似している。
これはアルヴィースが合議型人工知性群「トリニティ・プロセッサー」の内の1つ、別次元に飛ばされたとされる「ウーシア」であることを示唆している。天の聖杯も元々は「トリニティ・プロセッサー」として世界を管理する存在であり、アルヴィース・メツ・ヒカリはそれぞれ「ウーシア」・「ロゴス」・「プネウマ」に対応している。
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目次 - Contents
- 『ゼノブレイドDE』の概要
- 『ゼノブレイドDE』のあらすじ・ストーリー
- 第1章 神の剣モナド
- 第2章 喪失と旅立ち
- 第3章 ”未来視”という警告
- 第4章 3人目の仲間とモナドの新たな力
- 第5章 中央採掘場の死闘
- 第6章 燐光の地を抜けて
- 第7章 テレシアとエーテル使いの少女
- 第8章 墓所詣での儀式
- 第9章 解き放たれたモナドの枷
- 第10章 ヴァラク雪山での邂逅と黄金の機神兵
- 第11章 機神兵の本拠地・ガラハド要塞へ
- 第12章 落ちた腕での再会
- 第13章 機神界フィールドへの出立
- 第14章 二神の戦いの歴史
- 第15章 和解
- 第16章 ザンザの目覚め
- 第17章 最終決戦と新たな世界
- Switch版追加シナリオ「つながる未来」
- 巨神肩での新たな冒険
- ハイエンターの未来を護るために
- ”霧乃王”との対決
- 『ゼノブレイドDE』のゲームシステム
- 戦闘システム
- アーツ
- モナドアーツの種類
- チェインアタック
- 未来視(ビジョン)
- スキップトラベル
- キズナ
- プレイアワード
- スキル
- ジェム
- Switch版で追加されたシステム
- 上級者設定
- カジュアルモード
- タイムアタック
- 「つながる未来」の戦闘システム
- 『ゼノブレイドDE』の登場人物・キャラクター
- パーティーメンバー
- シュルク
- フィオルン
- ライン
- カルナ
- ダンバン
- メリア
- リキ
- ホムス
- ムムカ
- ヴァンダム
- ジュジュ
- オダマ
- ガド
- ノポン族
- ドンガ
- オカ
- ハイエンター
- ソレアン
- カリアン
- ユミア
- タルコ
- 機神兵
- 黒いフェイス
- 褐色のフェイス
- フェイス・ネメシス
- 緑のフェイス
- ヤルダバオト
- 機神界人(マシーナ)
- リナーダ
- ミゴール
- ヴァネア
- エギル
- メイナス
- 巨人族
- アガレス
- 巨神とその使徒
- ザンザ
- ディクソン
- ロウラン
- アルヴィース
- 「つながる未来」に登場する人物
- ネネ
- キノ
- ノポンジャー
- テト
- マクシス
- ラダム
- ゲルガー
- ヘルミーナ
- 『ゼノブレイドDE』のアイテム
- 武器
- モナド
- モナドⅢ
- モナドレプリカ
- モナド・R・EX
- ハンターナイフ
- 機神双剣
- メイナスモナド
- ジャンクパンカー
- ガドカスタムライフル
- 軍式長刀・機斬
- 皇家の錫杖
- 女帝の錫杖
- ワールドエンド
- 狩人のカムカム
- 懇篤(こんとく)のマモマモ
- 果苞(かほう)のウツウツ
- 防具
- コロニーシリーズ
- アルゴスシリーズ
- ティターンシリーズ
- スイマーシリーズ
- エーテルシリーズ
- ネメシスフラップ
- フレイアフラップ
- エトワールフラップ
- カドリーユフラップ
- アネモネシリーズ
- R・EXシリーズ
- 祭シリーズ
- パインシリーズ
- アーツ書
- コレクションアイテム
- ブルーチェーン
- ブラッドワーム
- スタミ・ナス
- ヘルスウィーティー
- ソウゲントンボ
- スントリムシ
- ドーベルコーギー
- ホレルゲン
- 『ゼノブレイドDE』のアーツ
- シュルク
- バックスラッシュ
- ストリームエッジ
- シャドーアイ
- フィオルン
- ダブルブレード
- エーテルドレイン
- ファイナルクロス
- ライン
- ボーンアッパー
- ワイルドダウン
- レイジ
- カルナ
- ヒールバレット
- キュアバレット
- サンダーバレット
- ダンバン
- 疾風刃(しっぷうじん)
- 神威息吹(かむいいぶき)
- 明鏡止水(めいきょうしすい)
- メリア
- サモン・ボルト
- サモン・アクア
- マインドブラスト
- リキ
- カムカムだも
- ドクドクだも
- ヨロコベも
- 『ゼノブレイドDE』の用語
- 種族
- ホムス
- ノポン族
- ハイエンター
- 機神界人(マシーナ)
- 巨人族
- 敵対種族
- 機神兵
- フェイス
- テレシア
- 霧乃王
- 地名
- 巨神界
- コロニー9
- テフラ洞窟
- 巨神脚
- コロニー6
- 中央採掘場
- 燐光の地ザトール
- 巨神胎内
- マクナ原生林
- サイハテ村
- エルト海
- 皇都アカモート
- ハイエンター墓所
- 監獄塔
- ヴァラク雪山
- 巨神肩
- 機神界
- 大剣の渓谷
- ガラハド要塞
- 落ちた腕
- 機神界フィールド
- 中央工廠
- 帝都アグニラータ
- 機神界中枢
- 記憶空間
- 世界観に深く関わる要素
- モナド
- エーテル
- 未来視(ビジョン)
- 反モナド場(アポクリファ)
- 相転移実験
- 『ゼノブレイドDE』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- モナドの元ネタは哲学用語
- アルヴィースの胸の飾りがSwitch版で変更