ゼノブレイドDE(Xenoblade)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゼノブレイド(Xenoblade)』とは、2010年に任天堂から発売されたWii用ロールプレイングゲーム。3DSやWiiUにも移植され、国内外から高い評価を受けている。2020年にはNintendo Switchで追加シナリオを収録したリマスター版『Xenoblade Definitive Edition(ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション)』が発売された。巨大な神の骸の上に築かれた世界を舞台に、人間と機械との戦いを壮大なスケールで描く。

機神から生まれた機械生命。非常に長命で、一万年近く生きる者もいる。食物を必要とせず、水と少しのエーテルで生きられるが、水の中が苦手。機械の肉体ではあるが性別が存在し、子供を作ることもできる。
機神メイナスを奉じ、その教えに従って生きる穏やかな種族。かつては帝都アグニラータで高度な文明を築き上げていたが、巨神の攻撃により多くのマシーナが亡くなった。今生き残っている者のほとんどは、落ちた腕の隠れ里でひっそりと暮らしている。

巨人族

古代ハイエンターと並ぶ巨神界最古の種族。巨大な体躯を持つこと以外はほとんど実態がわかっていない。テフラ洞窟や巨神肩など、巨神界の至る所に巨人族の遺跡が残されている。
遠い昔にほとんどが死に絶え、生き残りだったアガレスやディクソンもなくなったため、完全に滅亡してしまった。

敵対種族

機神兵

機神界の技術で生み出された機械生命体だが、マシーナと違い意思を持たない。機神界盟主エギルの指揮のもと、大軍で現れ巨神界を蹂躙する。
機神兵の形態は、小さな索敵用のものから巨大なものまで多種多様。非常に硬い装甲を持ち、普通の武器では傷一つ与えることができない。フェイス含め、すべての機神兵は機神胸部の中央工廠で製造・整備されている。そこから機神港を経由してガラハド要塞に派兵され、巨神界に攻めてくる。
ホムスを捕食するのは、連れ帰ってフェイスの材料にするほか、ザンザの糧を奪うと言う意味合いもある。

フェイス

顔の付いた特殊な機神兵。巨神界で捕らえたホムスを機神兵の中枢ユニットに組み込んだ対モナド用兵器。いずれも二足歩行タイプであり、飛ぶための装置を後部に持っている。機動力や装甲、パワーのどれをとっても通常の機神兵の能力を大きくしのぐ存在である。人間を斬れないというモナドの弱点を突き、ホムスの脳幹部や臓器を組み込むことで「人」と認識させ、モナドの刃が通らないようにしている。
初期型のフェイスは実験体でもあり記憶が残ったままだったが、勝手な行動を取るムムカのような者がいたため、後期型からは完全に人格を抹消された。

テレシア

巨神界最古の生物。「テレシア」という言葉には「不浄な生命を刈り取る者」という意味があり、ザンザが復活した際に邪魔な生命を排除するため生み出された。
形や大きさはさまざまだが、いずれも虹色に輝く体と羽を持っている。触覚で相手の思考を読み、回復能力が高い。周囲のエーテルを吸収し、エーテル場を作り出す性質がある。
テレシアに知性を与えたものがハイエンターの祖であり、高濃度のエーテルを浴びせられるとハイエンターはテレシア化してしまう。
ハイエンターの中には、テレシア化した後でも生前の行動を繰り返す者がいる。例として、テレシアになっても持ち場を守り続ける兵士や、テトを護ろうとしたテレシアなどが挙げられる。

霧乃王

皇都アカモートに突然現れた謎の存在。「霧乃王」の名前の通り、霧のように姿が不確かで物理攻撃が通用しない。ただしエーテルの影響は受けるらしく、皇都の周りに集まってきたテレシアが発するエーテル場によって、皇都に抑えつけられていた。倒すためには普通のエーテル攻撃では足りず、高濃度のエーテル場を発生させる必要がある。
皇都上空に発生した亀裂から力を得ており、亀裂がある限り完全に倒すことはできない。テレシアたちが亀裂に突撃したことで、力の供給が不安定になりとどめを刺すことができた。
亀裂の影響を受けたモンスターは「霧乃獣」と呼ばれ、黒い霧をまとって非常に攻撃的になる。
「霧乃王」と亀裂の正体がなんだったのか、作中では最後まで明らかにされることはなかった。

地名

巨神界

巨神の骸の上に築かれた世界。有機生命体が発展し、ホムス・ノポン・ハイエンターの3種族以外にも、様々なモンスターや動植物に溢れる自然豊かな世界。「巨神から生まれたものは巨神に還る」という死生観が根付いている。

コロニー9

巨神のふくらはぎに位置するホムスの街。断崖に囲まれた湖の上に築かれている。「居住区」、「商業区」、「軍事区」の3つの区画のほか、崖の上にはコロニーを見渡す公園もある。
機神兵の襲撃や上層からの落下物に備えるため、3基の対空迎撃砲を備えている。
穏やかな気候で街の周辺は大人しいモンスターが多いが、湖の東側の岸辺には高レベルのモンスターが生息している。
主人公であるシュルクやライン達の出身地であり、物語のスタート地点。序盤で黒のフェイス率いる機神兵団の攻撃を受けて大きな被害が出るも、シュルク達の活躍によって壊滅は免れた。
この時の機神兵襲撃事件がシュルク達が旅に出るきっかけとなる。

テフラ洞窟

minami619o5
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@minami619o5

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