ゼノブレイドDE(Xenoblade)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゼノブレイド(Xenoblade)』とは、2010年に任天堂から発売されたWii用ロールプレイングゲーム。3DSやWiiUにも移植され、国内外から高い評価を受けている。2020年にはNintendo Switchで追加シナリオを収録したリマスター版『Xenoblade Definitive Edition(ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション)』が発売された。巨大な神の骸の上に築かれた世界を舞台に、人間と機械との戦いを壮大なスケールで描く。

巨神とその使徒

ザンザ

CV:谷口節・浅沼晋太郎(シュルクから抜け出た後)
種族:巨神
性別:男

CV:谷口節・浅沼晋太郎(シュルクから抜け出た後)
種族:巨神
性別:男

機神メイナスと対を成す巨神界の創造主。慈愛を持ってマシーナを見守ったメイナスとは違い、巨神界の生命をエネルギー源か、自身が活動するための依り代としてしか考えていない。自分以外の存在を一切認めようとしない傲慢な神。
機神界のマシーナたちが文明を発展させ、神を必要としない段階へ進もうとしているのが許せず、突如機神界を攻撃する。その後ザンザの肉体は監獄塔に、魂はモナドと共にオセの塔に封印されたが、“未来視”で見た新たな依り代が現れるまで眠りについていた。
14年前、シュルクを依り代として選びその内側に潜伏する。シュルクが自身の器としてふさわしく成長すると、シュルクの体から抜け出し完全復活した。その際の外見は、シュルクに瓜二つの顔だが、髪が少し伸びて背中に羽が生え、より神々しい姿をしている。
ザンザとメイナス2つのモナドを手にした後は、世界の破壊と再生を宣言。監獄塔を巨神胎内に沈める。そして巨神界の生命を刈り取るため、ハイエンターをテレシア化させ使役した。
しかし、神の力も巨大であるが無限ではなく、シュルク自身が生み出した第三のモナドの前にザンザは敗れ去り、跡形もなく消滅した。
ザンザ自身も覚えていないが、かつて存在した世界ではクラウスという研究者だった。クラウスはガラテアの制止を振り切って相転移実験を強行。その結果、クラウスとガラテアの世界は消滅し、シュルクたちのいるこの世界が誕生した。クラウスは、新たな世界でザンザという名の神となり、同じく転生したメイナスと共に巨神界と機神界を創り上げたのだった。

ディクソン

CV:小山剛志
種族:ホムス(巨人族)
性別:男性
年齢:44歳(実年齢は不明)
身長:181cm(ホムス時)

CV:小山剛志
種族:ホムス(巨人族)
性別:男性
年齢:44歳(実年齢は不明)
身長:181cm(ホムス時)

シュルクの師であり親のような存在。銃剣のようなライフルを使い、1年前の戦いではダンバンと共に戦場を駆けた。今は防衛隊に所属せず、各地を放浪して物資を集めている。
14年前オセの塔でシュルクを保護し、モナドを持ち帰った人物でもある。
百戦錬磨の頼れる壮年と言った佇まいだが、実はザンザに仕える「三聖」の1人。機神界でシュルクたちを裏切った後は、享楽的で残忍な本性を剥き出しにする。
ザンザに付き従ったのも、戦いの場とそのための力をザンザが与えてくれるため。
監獄塔でシュルクたちの前に立ちはだかると、本来の巨人族の姿を解放する。その力は強大だったが、仲間の後押しを受けて力を覚醒させたシュルクとフィオルンの前に敗れ去る。
自分の鍛えたシュルクがいつしか自分を超えてしまったことに、喜びとも妬みともつかない複雑な感情を抱く。最期の意地として、自分の死に際を誰にも見せることなく亡くなった。

ロウラン

CV:紗ゆり
種族:ハイエンター
性別:女性

CV:紗ゆり
種族:ハイエンター
性別:女性

皇家に仕えるハイエンターの宰相。妖艶な雰囲気をまとい、皇家の表裏双方に通じている。探求院に所属し、飛行兵器「ハウレス」を開発したほか、密かにハイエンター墓所内でテレシアの実験を行っていた。
正体はザンザの使徒「三聖」の1人。永遠の命を与えられていたが、自らテレシア化させ手駒としたカリアンの予想外の抵抗に合い、テレシアと融合したロウランごと消滅した。

アルヴィース

CV:程嶋しづマ
種族:ホムス(実際は人間ではない)
身長:170cm

CV:程嶋しづマ
種族:ホムス(実際は人間ではない)
身長:170cm

シュルクの夢の中や行く先々で度々現れる青年。ハイエンター皇家に仕える神聖予言官と自称するが、テレシアと心を通わせたり、モナドを操れるなどその言動には謎が多い。
意味深な言葉でシュルクたちを導いたかと思えば、三聖の1人として敵側につくなど、物語のキーパーソンとして活躍する。
真の正体は、高次意識体モナドそのものであり、神であるザンザやメイナスからも独立した世界の管理者。元々は相転移施設を管理するコンピュータだった。『ゼノブレイド2』では、彼の他にも2体の「トリニティ・プロセッサー」と呼ばれる合議型人工知性群が存在していたことが明かされる。
最終決戦でザンザを見限り、新たな時代の担い手としてシュルクを選ぶ。そしてシュルクが「神無き世界」を構築すると、新たな世界には無限の広がりが秘められていると語り、どこかへと消えていった。

「つながる未来」に登場する人物

ネネ

CV:相沢舞
種族:ノポン
性別:女性

CV:相沢舞
種族:ノポン
性別:女性

リキの娘であり、キノの姉。しっかり者の性格で、引っ込み思案のキノのために色々と世話を焼く。戦闘スタイルはラインと酷似しており、ホムスの盾を腹当てとして付けている。
こっそりジャンクスに忍び込もうとしたキノを心配して、巨神肩での冒険に同行することになる。

キノ

キノ(中央)と弟を見守るネネ(右)
CV:山盛由果
種族:ノポン
性別:男性

CV:山盛由果
種族:ノポン
性別:男性

リキの息子。引っ込み思案な性格だが、父に憧れ自分も勇者になりたいと思っている。元々は孤児であり、リキに拾われて家族の一員となった。今では本当の兄弟のようにネネたちと接している。
父の持ち帰ったテッポーの実を武器として使い、カルナのようにエーテルを発射して仲間を回復する。
シュルクとメリアの話を盗み聞きして、密かにジャンクスに乗り込んだ。巨神肩での旅を通してたくさんの人々と接し、勇者として一歩成長する。

ノポンジャー

ノポンジャーレポートで隊員それぞれのプロフィールが見られる

ノポン族の測量士チーム。隊長のワナワナにそそのかされ、巨神肩に眠ると言う宝を探しに来た。12人のメンバーそれぞれにトクイワザを持ち、シュルクたちの戦闘をサポートする。赤・青・黄の3チームが揃うと連携必殺技が使えるようになる。

テト

minami619o5
minami619o5
@minami619o5

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