ゼノブレイドDE(Xenoblade)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゼノブレイド(Xenoblade)』とは、2010年に任天堂から発売されたWii用ロールプレイングゲーム。3DSやWiiUにも移植され、国内外から高い評価を受けている。2020年にはNintendo Switchで追加シナリオを収録したリマスター版『Xenoblade Definitive Edition(ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション)』が発売された。巨大な神の骸の上に築かれた世界を舞台に、人間と機械との戦いを壮大なスケールで描く。

巨神の後頭部に位置する広大な海。いくつもの岩礁がハイエンターの技術によって空中に浮いており、転送装置で各岩礁を行き来できる。
中央に皇都アカモートがあり、東岸にハイエンター墓所、西の海上には監獄塔が浮かぶ。マクナ原生林にも生息していた亜人「フーディ族」「オルガ族」の他、やはり人語を解さない戦闘民族とおぼしき「スピカル族」が生息している地域。
晴れた夜には時折流星雨が降ることがあり、絶景を楽しめる。

皇都アカモート

ハイエンターの暮らす大都市。皇宮を中心に、整然とした区画が扇状に広がっている。動く歩道や巨大モニターなど、高度な技術がそこかしこに使われている。
ストーリー終盤、純血のハイエンターがテレシアと化したために、皇都は荒れ果て、生き残った住民たちは避難を余儀なくされた。避難民たちは巨神脚やヴァラク雪山など各地に散らばっている。
追加シナリオ「つながる未来」では、巨神崩壊後に巨神肩エリア付近に移動していたことが明かされる。

ハイエンター墓所

ハイエンター皇家の祖先が眠る墓所。ハイエンター皇族が皇太子として認められるために儀式を行う場でもある。内部には防衛機能が備えられており、墓所に挑む者を試す。
最深部にあり、メリアが向かう「儀式の間」のさらに奥には、非人道的な実験を行っていたテレシア研究室がある。
メリアが儀式を終えてパーティーメンバーに復帰するまでは出現しないルートが多い。また、マップ上に表示されない(画面右上のミニマップには出ることもある)宝物庫が存在している。

監獄塔

エルト海西部の上空に浮かぶ島。はるか以前に古代ハイエンターが重要な何かを封じた場所として知られ、入るには皇主の勅許が必要となる。その重要な“何か”こそ、巨神界の創造主であるザンザだった。
禍々しい外観や内装が特徴的で、排他的な古代生物が侵入者を拒む。巨神覚醒後は胎内へと入り、より凶悪なモンスターがうろつく場所となった。

ヴァラク雪山

巨神の右腕にあたる雪と氷で覆われたエリア。夜には巨大な氷柱が幻想的な光を放つ。昼夜で変わるのは風景だけでなく、出現するモンスターの種類も微妙に異なる。
急峻な斜面に古代ハイエンターの遺跡が点在し、モナドが封じられていた「オセの塔」が雪山の中腹にそびえ立っている。間欠泉や溶岩洞穴など、地熱を感じられるスポットも多い。
上層には古代の戦いの痕である「機神の爪痕」や巨人族の遺跡などが存在しており、下層には「溶岩洞穴」やシュルクの両親らがモナドを発見し息絶えた「オセの塔」など、古代遺跡が点在している。
氷の張った場所は滑りやすいが、それを活かすことでたどり着ける場所も多い。マップ上に現れない「カーナ峰」への道など、歩行に注意を要する箇所もある。
遺跡調査に来ている少数のノポンの他に定住する者は無いが、一部では派閥争いを繰り広げるモンスターたちもいる。ゲーム上最強のレベル値をもつユニークモンスターが潜んでいる場所でもある。

巨神肩

Switch版追加シナリオである「つながる未来」にて登場するエリア。巨神の左肩にあたる土地で、巨神崩壊後は浮遊鉱物により浮島となっている。多くの人々が種族の垣根を越えて共に暮らしていたが、“霧乃王”の出現により不和が生じている。
遠い昔アガレスとエギルが親交を深めた場所であり、現在でも巨人族の遺跡が数多く残されている。

機神界

機神の骸の上に築かれた世界。機械生命体が発生し、かつてはマシーナが高度な文明を発達させていたものの、巨神ザンザの攻撃で壊滅的な被害を受けた。今では機神兵とわずかなマシーナのみが暮らしている。

大剣の渓谷

古代二神戦争の際、機神が振るった巨大な剣。今も巨神の腹に突き刺さっており、掴んだ右腕(ヴァラク雪山)から大剣の渓谷に降りることができる。一年前の機神兵とホムス軍との大戦の最前線となった。現在は多くの機神兵が配備されている。
中心には「エーテル貯蔵区」があり、ここには剣から吸い上げられた巨神のエーテルが流れ込んでいる。その先には巨神界へと機神兵団が飛び立つための「機神港」「大型機発着場」と「ガラハド要塞 裏口」に通ずるルートがある

ガラハド要塞

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@minami619o5

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