グラップラー刃牙(刃牙シリーズ第1部)のネタバレ解説・考察まとめ
『グラップラー刃牙』とは板垣恵介による日本の漫画。1991年から『週刊少年チャンピオン』で連載され、OVAやテレビアニメ、ゲームなどメディアミックス展開もされている。東京ドームの地下に秘密裏に建造された闘技場では日夜、熱き格闘家たちによる試合が行われていた。地下格闘技場の若きチャンピオン範馬刃牙は、「地上最強の生物」である父親、範馬勇次郎を倒すため、強者との戦いを求め続ける。全国の男を熱くさせた格闘漫画の金字塔である。
本部以蔵(もとべ いぞう)
本部流柔術の師範。50歳。長年に渡り、どの流派にも属さず独自の超実践柔術を追求している。武術界でも名の知られた存在で多くの空手家たちを壊してきた。初登場時は得体の知れない不気味な人物として現れたが、話を重ねるごとに親しみやすい性格の人物として描かれるようになる。また様々な格闘技に精通しているため最大トーナメントでは解説役に回ることも多かった。
徳川光成(とくがわ みつなり)
地下格闘技場の支配人で、徳川家十一代目当主。小柄な老人。日本のフィクサーであり、多大な財力を有する。強者を見聞することを至上の楽しみとしており、目ぼしい格闘家を地下闘技場に集めて戦わせている。世界中の強者の情報は光成の元に集まるという。元々地下闘技場は後楽園の地下にあった。それを光成は東京ドームの地下六階に移動させており、それが現在の地下闘技場となっている。
松本梢江(まつもと こずえ)
CV:小島幸子、雨宮天
刃牙が居候する松本家の一人娘。刃牙と同じ高校に通う一人娘で、刃牙には仄かな恋心を抱いている。『BAKI』において刃牙とは恋人同士になる。松本絹代は彼女の母。
松本絹代(まつもと きぬよ)
CV:日野由利加、長沢美樹
刃牙の下宿先の大家。過去に地下格闘技場戦士だった夫を亡くしている。そのため同じ地下格闘技戦士である刃牙と主人を重ね、よく接してくれている。松本梢江の母親。
鎬昴昇(しのぎ こうしょう)
CV:中田和宏、塩沢兼人、山崎たくみ
鎬流空手の使い手。身長177cm、体重81kg。鍛え上げた手足の指を使い斬撃に見立てられるほどの手刀足刀、貫き手を繰り出す。必殺技は「紐切り」と呼ばれる相手の神経を紐を切るように切断し、視力や腕の力を奪う技である。彼の通り名「紐切り鎬」はそこから来ている。スペインのサン・フェルミン祭で暴れ狂う牛を相手に紐切りを使用しているところを目撃した徳川に地下格闘技場戦士にスカウトされる。徳川の誘いを承諾した鎬は刃牙と対戦し、追い詰める。鎬紅葉は彼の兄である。
花田純一(はなだ じゅんいち)
CV:清水敏孝、板倉チヒロ
本部流柔術免許皆伝のプロレスラー。前座のプロレスラーであるがその実力は折り紙付きで、プロレスラーのメインイベンターたちをまとめて相手できるほど。本部からも「戦闘の天才」と目されていた。本来は鎬昂昇の次の対戦相手として選ばれていたが、プロレスを舐めたとしてマウント斗羽に制裁を受け重傷を負う。行われるはずだった刃牙戦は頓挫した。非常に女好きで徳川家の女中にも平気で手を出していた。
マウント斗羽(まうんととば)
CV:島香裕
プロレスラー。本名、斗羽正平。プロレス界のベテランでありスター選手。本来刃牙と戦う予定だった花田を路上で倒し、地下格闘技場に参戦する。誰もが知る選手であるがゆえ、地下格闘技場に出てきた当初はその実力を疑われていたが、刃牙との対戦を通して超一流の格闘家としての実力が明らかになった。皆が知る斗羽は「明るく楽しい」プロレスを行うあくまで表の顔。もう一つの顔は「プロレスラーは喧嘩では絶対に負けてはいけない」という信念を持つ鬼の顔であった。圧倒的なタフネスを持ち、打たれる覚悟をした斗羽は絶対に倒れない。また、プロレス技を駆使し相手を追い詰めるテクニカルな面も持ち合わせている。30年間、プロレス界の第一線で戦い続けた結果、膝を悪くしており地下格闘技場編の刃牙、そして最大トーナメント烈戦ではそこを付け込まれ敗北している。最大トーナメント編ではリザーバーとして出場した。
鎬紅葉(しのぎ くれは)
CV:宮本充、成田剣、前田ゆきえ(少年時代)
医師兼格闘家。身長184cm、体重131kg。血液型、AB型。天才的な医師としての技術から日本中の同業者に一目を置かれている。また、端正な容姿や紳士的な立ち振る舞いで女性看護師からも人気である。また、超一流のアスリートとしての面も持ち合わせており、自ら「超肉体」と称する練り上げられたその肉体はヘヴィ級ボクサーの瞬発性、スプリンターの機動性、アマチュアレスラーの柔軟性、マラソンランナーの持久性を兼ね備える。戦闘スタイルはその肉体を駆使したオーソドックスな戦闘に始まり、医師としての技術を活かした人体破壊も行う。彼には裏の顔がある。それは医学の進歩のためにはどんな犠牲も厭わないという冷酷な面である。彼は今まで「治療」と称し、多くの人々を人体実験のモルモットにしていた。彼はそれについて悪びれない。むしろ「君たちは医学界の功労者で、君たちの犠牲により結果的に多くの患者を救うことができた」と開き直っている。鎬昂昇は彼の弟である。
久隅公平(くすみ こうへい)
CV:永野善一
プロレスリングのメインイベンター。地下闘技場戦士。龍金剛と戦い、敗北する。その後、試合に向かう鎬昴昇と悶着を起こし「紐切り」によって視力を奪われる。最大トーナメント編で再登場。猪狩のセコンドを務めた。視力が戻っていないのかサングラスを着用している。
龍金剛(りゅうこんごう)
CV:川津泰彦
大相撲横綱。地下格闘技場戦士。プロレスラー久隅公平と戦い勝利する。
ムサシ
刃牙の愛犬。全身に刃牙と同じような傷跡がある。刃牙とともに松本家に住んいる。
ゲリー・ストライダム
CV:中村秀利、坂口芳貞
アメリカ軍大佐。範馬勇次郎の友であり、監視役でもある。勇次郎と行動を共にすることが多く、ヘリコプターや車を手配して彼をサポートしている。元々ストライダムと勇次郎は敵同士であり、彼らは戦場で出会った。銃で武装した部下を引き連れ、勇次郎と対峙した。武装した自分たちと異なり、一切の武器を持たず素手で戦う勇次郎に畏敬の念を抱く。
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目次 - Contents
- 『グラップラー刃牙』の概要
- 『グラップラー刃牙』のあらすじ・ストーリー
- 地下格闘技場編
- 幼年期編
- 最大トーナメント編
- 『グラップラー刃牙』の登場人物
- 地下格闘技場編からの登場人物
- 範馬刃牙(はんま ばき)
- 範馬勇次郎(はんま ゆうじろう)
- 末堂厚(すえどう あつし)
- 愚地独歩(おろち どっぽ)
- 加藤清澄(かとう きよすみ)
- 本部以蔵(もとべ いぞう)
- 徳川光成(とくがわ みつなり)
- 松本梢江(まつもと こずえ)
- 松本絹代(まつもと きぬよ)
- 鎬昴昇(しのぎ こうしょう)
- 花田純一(はなだ じゅんいち)
- マウント斗羽(まうんととば)
- 鎬紅葉(しのぎ くれは)
- 久隅公平(くすみ こうへい)
- 龍金剛(りゅうこんごう)
- ムサシ
- ゲリー・ストライダム
- 幼年期編からの登場人物
- 朱沢江珠(あけざわ えみ)
- 栗谷川等(くりやがわ ひとし)
- 木戸(きど)
- 柳瀬(やなせ)
- 北沢(きたざわ)
- 花山薫(はなやま かおる)
- 清水治郎(しみず じろう)
- 花山の母
- 木崎(きざき)
- ユリー・チャコフスキー
- 安藤玲一(あんどう れいいち)
- 夜叉猿(やしゃざる)
- 朱沢鋭一(あけざわ えいいち)
- Sir
- ガイア/ノムラ
- 真田(さなだ)
- 倉石(くらいし)
- 千葉兄弟(ちばきょうだい)
- 金本(かねもと)
- 黒川(くろかわ)
- ディクソン
- 猪狩完至(いがり かんじ)
- 加納秀明(かのう ひであき)
- 21巻~42巻の登場人物
- アンドレアス・リーガン
- ズール
- デントラニー・シットパイカ―
- ロブ・ロビンソン
- 金竜山(きんりゅうざん)
- セルゲイ・タクタロフ
- 烈海王(れつかいおう)
- ラベルト・ゲラン
- 稲城文之信(いなぎ ぶんのしん)
- ローランド・イスタス
- 愚地克己(おろち かつみ)
- 李猛虎(りもうこ)
- アイアン・マイケル
- 柴千春(しば ちはる)
- 畑中公平(はたなか こうへい)
- 三崎健吾(みさき けんご)
- マイク・クイン
- セルジオ・シルバ
- ジャック・ハンマー
- ジャガッタ・シャーマン
- 山本稔(やまもと みのる)
- リチャード・フィルス
- ロジャー・ハーロン
- 渋川剛気(しぶかわごうき)
- フランシス・シャビエル
- 栗木拓次(くりき たくじ)
- 夜叉猿Jr.
- 天内悠(あまない ゆう)
- アレクサンダー・ガーレン
- アナコンダ
- 御輿芝喜平(みこしば きへい)
- ジェーン
- ジョン博士
- 『グラップラー刃牙』の用語
- 地下闘技場
- 最大トーナメント
- 『グラップラー刃牙』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 刃牙「もう少しだけ続けさせてくださいッッ」
- 烈海王「キサマ等の居る場所は既に 我々が2000年前に通過した場所だッッッ」
- 勇次郎「たかだか一時間余りで 蚊トンボを獅子に変化る(かえる)。勝利とはそういうものだ」
- ジャック・ハンマー「日に30時間の鍛錬という矛盾!」
- 勇次郎「上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき思想!!!」
- 愚地克己「俺の行動のベクトルは全て勝利に向けられている」
- 『グラップラー刃牙』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 何人かのキャラクターは実在のモデルが存在する
- 『グラップラー刃牙』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):青柳涼子『哀 believe』(第1作1~2クール)
- OP(オープニング):青柳涼子『all alone』(第1作3~4クール)
- ED(エンディング):青柳涼子『Reborn』(第1作1~2クール)
- ED(エンディング):青柳涼子『loved…』(第1作3~4クール)