末堂厚(刃牙)の徹底解説・考察まとめ
末堂厚(すえどうあつし)とは、『刃牙シリーズ』の第1作目『グラップラー刃牙』と第2作目『バキ』に登場する空手家である。愚地独歩(おろちどっぽ)の創設した神心会空手の門下生で、フルコンタクト空手の全国ナンバー1を決める大会の決勝戦で主人公の範馬刃牙(はんまばき)と対戦している。またアメリカの死刑囚ドリアンと夜中、遊園地の中で決闘したこともある。友人は同門の加藤清澄(かとうきよすみ)で若い頃から苦しいトレーニングを共にしてきた。
末堂厚の概要
末堂厚とは『刃牙シリーズ』の第1作目『グラップラー刃牙』と第2作目『バキ』に登場する空手家である。愚地独歩が創設した神心会空手の門下生で同期に加藤清澄(かとうきよすみ)がいる。『グラップラー刃牙』では主人公の範馬刃牙と神心会が開催したフルコンタクト系空手の全国大会にて決勝戦で対決した。必殺の後ろ回し蹴りで刃牙からダウンを奪っている。『バキ』ではアメリカの死刑囚ドリアンと夜中の誰もいない遊園地の中で対決した。ジェットコースター上での戦いでは三戦(さんちん)というバランスを崩しにくい立ち方で足元を安定させながら正拳突きを叩き込むなど空手の完成度は高い。
末堂厚のプロフィール・人物像
身長205cm体重130kg。ベンチプレスで270kgを差し100mダッシュは裸足で11秒を切る身体能力の持ち主。性格は短気で勝利への執着心が強く友情に厚い。短気さは刃牙との戦いの前に愚地独歩から油断しないよう忠告を受けるだけで頭に血が上るほどである。勝利への執着心も相当なもので身体能力が30%も上がるマウスピース、テンプレートを装着して刃牙との戦いに臨んだ。また刃牙との試合は顔面への打撃が禁止されていたにも関わらず試合に負けても勝負に勝ちたいという執念から顔面に正拳突きを叩き込んだほどである。加藤清澄とは同期で共に苦行をしてきた仲間であり厚い友情で結ばれていた。その加藤がアメリカの死刑囚ドリアンに瀕死の重症を負わされたことへの復讐として末堂はドリアンに戦いを挑んだ。
末堂厚の能力
高い身体能力
身長205cm体重130kg。ベンチプレスで270kgを差し100mダッシュは裸足で11秒を切る超健脚である。
勝利への執着心
刃牙と試合をする前、神心会館長の愚地独歩から油断しないよう警告を受けてプライドを傷つけられたが、それ以上に負けたくなかったために身体能力が30%上がるテンプレートを咥えて試合に臨んだ。結局刃牙に挑発されてテンプレートを噛み砕き、正々堂々と戦った。
冷静さ
末堂は冷静になった時の方が実力を発揮する。冷静になると持ち前の身体能力を生かして身につけた空手をセオリー通りに相手に打ち込むことができる。過去に神心会に道場破りに来たプロレスラーを再起不能にしている。
末堂厚の必殺技
後ろ回し蹴り
『刃牙シリーズ』の第1作目『グラップラー刃牙』でフルコンタクト系空手の全国ナンバー1を決める大会に末堂と刃牙が出場し決勝で対戦した。刃牙から先制攻撃を受けて一時頭に血が昇ったが冷静さを取り戻し、持ち味の空手で応戦し必殺の後ろ回し蹴りで刃牙をダウンさせた。刃牙が相手でなければそのまま勝利だったはずだが相手が悪く刃牙はすぐに立ち上がった。強靭なタフネスを誇る刃牙も最後の後ろ回し蹴りは少々キツかったと言わせるほどの威力である。
三戦(サンチン)
『刃牙シリーズ』の第2作目『バキ』でアメリカの死刑囚ドリアンと遊園地のジェットコースター上で対決した際に使った技。足元のバランスが悪い場所でも体勢を崩すことなく力の入った攻撃ができる立ち方である。元々船上での戦で生み出された立ち方のためにジェットコースター上で大いに役立った。
正拳突き
刃牙と戦った際に顔面への打撃が禁止のフルコンタクト空手の大会で頭に血が昇った末堂は刃牙の顔面に正拳突きを打ち込んだ。末堂の拳は破壊したが刃牙の奥歯も折れるほどの威力だった。ドリアンと戦った際も三戦の構えをしてからの正拳突きを顔面にヒットさせた。タフなドリアンも体勢を崩した。
末堂厚の来歴・活躍
末堂厚VS範馬刃牙
『刃牙シリーズ』の第1作目『グラップラー刃牙』で神心会空手の創設者愚地独歩(おろちどっぽ)が開催した空手の全国大会で末堂厚(すえどうあつし)と範馬刃牙(はんまばき)の2人は決勝まで進みぶつかることとなった。フルコンタクト系の空手で全国ナンバー1を決めるこの大会で末堂は過去に3連覇している。今回4連覇がかかっている末堂はかなり気合が入っており、試合前のミット撃ちでは受け手が倒れて失神してしまうほどやりすぎて周囲から止められるほどであった。一方刃牙はリラックスしながら試合前にも関わらずおじややバナナ、炭酸抜きコーラを飲むなど常識では考えられない過ごし方をしていた。空手を始めたのが先月からで経験の浅い刃牙と空手に全てを捧げてきた末堂とはまさに対極の存在と言える。何としても勝ちたい末堂は身体能力が30%上がるマウスピース、テンプレートを装着すると刃牙からは歯医者嫌いであることを揶揄された。頭に血が上った末堂は開始早々右の正拳突きを入れようとすると刃牙にカウンターで飛び蹴りを右肩に入れられダウンしてしまう。場外となった末堂は元の場所に戻ろうとすると右肩が脱臼していることに気づく。審判にも感づかれドクターストップがかかりそうになると末堂は右腕を押し付けて無理やり肩の関節を元通りに戻した。
試合が再開すると末堂はテンプレートを噛み砕きフェアな戦いで挑むことを決意した。冷静になった末堂は本来の空手を取り戻し刃牙の連撃を全てさばき右後ろ回し蹴りをガードすると刃牙の左足めがけて強烈な足払いを入れた。しかし刃牙は足払いを受けたその回転力を利用して左回し蹴りを末堂の顔面に叩き込む。末堂はかろうじてガードしたが刃牙はバランスを崩し倒れ、末堂も衝撃のあまり膝をついた。自分の身につけた空手が通用しないことを知り再び冷静さを見失った末堂はルールを無視して立ち上がる途中の刃牙に襲いかかりマウントパンチや顔面への蹴りを打ち込んだ。倒れた相手への打撃や顔面への攻撃は禁止されているこの大会でこのような行為に及んだ末堂はよほどプライドを傷つけられたのだと予想される。刃牙も刃牙で末堂の攻撃をかわすどころかプロレス技のボー・アンド・アローを極めた。もちろんこの技も反則で両者には厳重な注意がなされた。
両者元の位置に戻って試合が再開すると末堂は正攻法で刃牙を攻める。連撃を受けても刃牙には効かず、末堂はさらに右の鎖骨へ手刀を入れ左の脇腹にも手刀を入れ、水月に肘を当てて中段前蹴りを入れた後は脾臓に裏拳を叩き込み最後は強烈な後ろ回し蹴りを極めた。刃牙はダウンしたがすぐに立ち上がりダメージが無いことを主張する。驚いた末堂はこの戦いに勝利するには顔面に正拳突きを叩き込んで相手を失神させるしかないとわかり、遂に顔面にパンチを入れることを決意する。審判に「4連覇は無くなったと館長に伝えてくれ」という言葉を残して踏み込んできた刃牙に思い切り正拳突きを叩き込んだ。すると刃牙のあまりの踏み込みのスピードから逆に末堂の拳は破壊され、刃牙は奥歯が折れただけにとどまった。愚地独歩はこの状況を「ワリバシと紙袋」と表現した。これはたとえ柔らかくて弱い紙袋でも速度さえあればはるかに頑丈なワリバシを叩き折ることができるという意味で、末堂をワリバシ、刃牙の顔を紙袋と比喩したのだ。
拳を破壊された末堂に今度は刃牙が反撃に出る。末堂の顔面に回し蹴りをヒットさせてボディに何度もパンチを連打し、仰け反らせたところを最後右上段の回し蹴りを顔面にヒットさせて失神させたために試合終了した。試合後愚地独歩が刃牙の前に立ちはだかり、「オープンな試合とはいえ地下闘技場の選手に出られたんじゃシャレにならない」と刃牙の事を全てお見通しの発言をした。すると末堂が意識を取り戻し試合が終わったことを知らずに刃牙と再度戦おうとすると、独歩は末堂の戦いぶりを称賛しながら抱きしめ再び末堂を失神させると刃牙に「首を洗って待っていなさい」と言い残しその場を去った。独歩は自分の作った神心会空手の大会で部外者に優勝を持っていかれたことが悔しかったのだ。
結局優勝は刃牙、準優勝は末堂となったが授賞式に刃牙は出ず、そのことに対しても末堂は苛ついていた。
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シコルスキーとは板垣恵介原作漫画『刃牙シリーズ』の第2作『バキ』に登場する最凶死刑囚の1人で、高い身体能力と驚異的な指の力を特徴とするロシア人である。元ソ連のミサイル発射口を使用した刑務所を自慢の指の力で登って脱獄すると、早速日本に上陸。猪狩完至(地下闘技場戦士のプロレスラー)と仲間のプロレスラーを襲撃し、同席した徳川光成(地下闘技場支配人)と出会う。地下闘技場戦士チャンピオンの範馬刃牙やジャック・ハンマー(地下闘技場最大トーナメント準優勝)など、シリーズを代表する戦士と激闘を繰り広げた。
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マホメド・アライJr.(刃牙)の徹底解説・考察まとめ
マホメド・アライJr.とは板垣恵介原作『刃牙シリーズ』第2作『バキ』の登場人物。偉大なるボクサー、マホメド・アライの息子で、地上最強の生物の異名を持つ範馬勇次郎とは幼少期に出会っている。アライJr.は父が追い求めたマホメド・アライ流拳法を完成させて来日し、勇次郎と再会。中国大擂台賽編では海王に勝利する。神の子激突編ではアライJr.が範馬刃牙(地下闘技場王者)の恋人松本梢江に突如プロポーズし、刃牙を倒して梢江を手に入れようとする。地下闘技場戦士との戦いを経て、刃牙への挑戦権を獲得した。
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マウント斗羽(刃牙)の徹底解説・考察まとめ
マウント斗羽(まうんととば)とは板垣恵介原作漫画『刃牙シリーズ』に登場するプロレスラー。巨人と称される恵まれた体格とプロレスで培われてきたタフネスを武器としている。師匠の力剛山がケンカに敗れて死去してからは、プロレスラーはケンカに強くなければならないという信念を持ち、必死にトレーニングを続けてきた。異種格闘技である地下闘技場の戦いではチャンピオンの範馬刃牙と善戦し、最大トーナメントにも補欠選手として出場。引退試合としてプロレスラーのライバル猪狩完至と激闘を繰り広げた。
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龍書文(刃牙)の徹底解説・考察まとめ
龍書文(ろん しょぶん)とは板垣恵介原作漫画『刃牙シリーズ』の第2作『バキ』に登場する拳法家で、ポケットに手を入れた構えから素早く高威力の攻撃を放つ「抜拳」で戦う特徴を持つ。10代から台湾の黒社会の賭け試合で戦っており、プロ格闘家も出場する中で45歳まで無敗を継続する強者。その強さから「凶人(きょうじん)」「Mr.不可拘束(ミスター・アンチェイン)」などと呼ばれている。中国大擂台賽編に登場し、中国連合軍VS日米勝ち残り組としてアメリカの囚人で怪力戦士のビスケット・オリバと激闘を繰り広げた。
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目次 - Contents
- 末堂厚の概要
- 末堂厚のプロフィール・人物像
- 末堂厚の能力
- 高い身体能力
- 勝利への執着心
- 冷静さ
- 末堂厚の必殺技
- 後ろ回し蹴り
- 三戦(サンチン)
- 正拳突き
- 末堂厚の来歴・活躍
- 末堂厚VS範馬刃牙
- 末堂厚VS範馬勇次郎
- 末堂厚VSドリアン
- 末堂厚の関連人物・キャラクター
- 愚地独歩(おろちどっぽ)
- 加藤清澄(かとうきよすみ)
- 愚地克己(おろちかつみ)
- 末堂厚の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「サッサとおッぱじめようぜ。パーフェクトナチュラルパワー同士でよ」
- 「館長に伝えときなッ。4連覇はなくなりましたッてなッッ」
- 「今日は死んだっていい」
- 末堂厚の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 道場破りへの残酷ショー
- 愚地独歩との力の差
- 克己への応援