龍が如く7 光と闇の行方(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『龍が如く7 光と闇の行方』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム『龍が如くシリーズ』の第7作目に当たる作品である。キャッチコピーは「ゲームに飽いた人たちへ」。本作は、『龍が如く』の主人公であった桐生一馬に代わり春日一番が主人公となり、彼が刑務所というどん底に突き落とされてから本物の龍になるまでの姿を描いている。重くハードなストーリー展開はそのままに、これまでの喧嘩アクションに新しくライブコマンドRPGバトルが加わり、これまでのシリーズとは全く異なったRPG作品となっている。

武器の作成や錬成の素材になるアイテム。

その他アイテム

その他に換金アイテムやカギ、植物などのアイテムがある。

『龍が如く7 光と闇の行方』の用語

伊勢佐木異人町(いせざきいじんちょう)

伊勢佐木異人町は、今作の舞台で、春日が荒川真澄に撃たれて流れ着くことになる街である。街の中心部には神内駅があり、交通アクセスが良く、浜北エリアでは広い公園があり景観なども良く住みやすい街。一方で、ホームレス村や、星龍会や横浜流氓といった裏社会も多く点在している街である。

異人三(いじんさん)

異人三とは、伊勢佐木異人町の社会を裏で支える極道組織「横浜星龍会」、中国マフィア組織「横浜流氓」、韓国ジングォン派の残党組織「コミジュル」の三勢力の呼称である。

外部勢力が入り込める隙がないようにできているため、それぞれの勢力は敵対関係にありながら、社会の均衡を保つという役割を果たしていて、その守りの固さから「肉の壁」とも呼ばれている。

異人三には、政界の荻久保幹事長の指示で、偽札製造を三勢力で分担作業しているという裏の顔が存在する。

神室町3K計画(かむろちょうさんけーけいかく)

「神室町3K作戦」は、東京都知事の青木遼の進めた政策の一つ。3Kには、極道に対して「食わせない」「稼がせない」「居住させない」という3つの意味がある。現場の神室町は、警視総監の堀ノ内の指揮によって浄化運動が進められた。

この作戦によって、神室町を牛耳っていた東城会は消え、レジェンドと呼ばれた会長や幹部の消息を絶ったのである。

ブリーチジャパン

ブリーチジャパンは、青木遼が小笠原肇とともに立ち上げたNPO法人団体で、社会に潜むグレーゾーンを根絶させることを目的としている。全国に支部があり、500人ほどが所属している。デモに参加するだけの人数であれば10万人以上いるため、高い人気と知名度があることがうかがえる。

横浜支部長は久米が担当していて、度々春日たちの前に立ちはだかっては、他のメンバーを引き連れながら因縁をつけてくる。青木がバックにいるため、時にはマフィアと結託して過激なデモに参加することもあって、非常に危険な団体である。

『龍が如く7 光と闇の行方』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

伊勢佐木異人町で発生するサブストーリー

プレゼントを君に

老人と少年の会話。少年の誕生を知り、何かプレゼントを用意しようとするホームレスの老人。

陣内というホームレスの老人と正太という少年が川辺で会話をしていた。その少年は誕生日を迎えたことということで、老人は何かをプレゼントしてあげようと提案する。しかし、老人はその少年から「ホームレスで生活が苦しいことを知っていたので気持ちだけで十分」という理由で断られてしまう。陣内は通りすがりの春日に正太と同じくらいの息子がいて、重ねてしまい何かしてあげたくなると語った。正太が本を読むことが好きだということを知っていた陣内は、本棚をつくってプレゼントすることに決めて春日にも手伝ってもらうことにした。
材料をそろえ、何とか本棚をつくることができた陣内は、正太に緊張しながらも渡すのであった。受け取った正太の反応は良く、大切にすると言って本棚を持ち帰ったのを見て安心する陣内だったが、その本棚はゴミ捨て場に捨てられていた。ホームレスだから仕方がないと言いながらも落胆する陣内、春日があとで様子を見に行っても陣内の落ち込んだ様子は変わらなかった。

しかし、そこに突如正太が現れ本棚を返して欲しいと言ってきたのだ。その本棚を捨てたのは自分じゃないという正太の背後から「正太!何しているんだ!」という怒鳴り声か聞こえてきた。それは正太の父親で、ホームレスのことを良く思っておらずに正太の許可なく本棚を捨てたということが判明する。陣内にホームレスだというだけで罵声を浴びせる父親にしびれを切らした春日は制止する。正太を守るためと襲って来たのをそのまま返り討ちにするのだった。落ち着いた男に春日は、善意で送った誕生日プレゼントであると説明した。男は息子の誕生日も覚えていないことを知って、親失格であると自責する。男は、妻を病気で亡くしたあと、息子に苦労をかけまいとして一生懸命働いていて、息子と向き合う時間を作れていなかったのだ。その様子を見て、陣内は自分の境遇と似ていると語った。陣内は、家庭を顧みず一生懸命働いて家族から愛想を尽かされてしまったホームレスだったのだ。陣内は「人生には、失敗がつきものじゃ。だが取り返せる失敗と、取り返せない失敗がある......あんたは、わしとは違う。まだ......チャンスがあるんじゃないのか?」と男に問いかける。それを聞いた男は、「よく見たら悪くない本棚だ」と本棚を拾い上げ、春日たちに謝罪をするのだった。男は「かけてみるとするよ。あんたの言う......チャンスとやらに、ね」と陣内に言って息子と仲良く帰っていくのだった。その姿を見送り、春日はホームレスのプレゼントは喜ばれないというのは間違いだと陣内に指摘し、最後に「おっさんが渡したものは......汚くも臭くもねぇ。愛のこもった......最高のプレゼントだよ」と言うのだった。

Baby Don't Cry

強面なヤクザがサラリーマンの持つ粉ミルクをよこせとカツアゲしていた。その現場を見かけた春日は、その男を助ける。大嶋マサトと名乗るその男は、赤ん坊のために粉ミルクを買って帰っていたのだ。子育てが忙しい妻に冷たくされているという大嶋に対し、春日は奥さんと向き合うようにアドバイスをする。そのさなか、隣の建物「Baby Don,t Cry」という風俗店から赤ん坊とは思えないような野太い声をした鳴き声が聞こえてきた。お湯とタオルを用意し、春日たちはその赤ん坊を救うために建物へと乗り込んだ。そこには、オムツをつけた大人たちが赤ちゃんになっている異様な光景が広がっていて、先ほど粉ミルクをカツアゲしようとしたヤクザも赤ん坊になっていた。勘違いしたと出ていこうとした二人に「またんかいワレェ!ワシのパラダイスに土足で踏み込んでくるとはええ度胸やないけ!!」という声が飛んできた。保母さんらしき女性に「ススムちゃん」と呼ばれたその男は、部下とともに春日たちに襲い掛かるのだった。男たちを蹴散らし、改めて大嶋が立ち入ったことを謝罪すると、見ず知らずの赤ん坊のために動けることは素晴らしいと言い、自分のことを権田原進と名乗った。時間がかかったので妻に怒られると沈んでいると、そこにいた保母役の女が「マサトちゃん。あなた、育児の大変さ理解できてる?少しでも奥さんを手伝ってあげた?」と注意し、子育ての大変さを説明するのであった。話を聞き、心のどこかで自分のほうが辛いということを思っていた大嶋は、妻と話し合うと言いその場を去っていくのだった。残された春日は、権田原に一杯ミルクを誘われ、オムツをつけられようとして困惑するのだった。

柿の実が揺れる頃に

柿の実と自分の命を重ね合わせる加奈子。春日は手術までその柿の実が落ちないように奮闘する。

「サバイバー」の横にある空き地には大きな木があり、柿の実がなっていた。眺める春日に、車いすを引いた男が声をかける。散歩しに来たという渋谷と名乗る男は、加奈子という娘を車いすに座らせていた。元気になるために外に出ているという渋谷に対して、その女の子は「どうせ何をしたって元気になんてならないよ......もうすぐ死んでしまうんだもの」と言い、続けて柿の実が落ちたら自分の命も終わると悲観的な言葉を口にするのだった。彼女は、生まれつき体が弱く、学校に行けずに入退院を繰り返していて、手術が近づいているということだった。手術は、本人の気持ちが弱っているせいで成功する手術であっても難しいということを聞いた春日は、彼女の気持ちをつなぎとめている柿の実を落とさないようにしようと決意するのだった。柿の様子を見に行くと、力士が木でぶつかり稽古したりスナイパーの的にされたりと危機が訪れるたびに春日はそれを必死で止めるために動き回った。中には、振られた腹いせに五寸釘を打ち込む学生までいた。そんな柿を守るために奮闘する春日を、加奈子は窓から見ていてかすかに笑顔を見せるのだった。

後日、春日は渋谷に会い、加奈子の手術の結果を聞いた。渋谷に呼ばれて来た加奈子は、車いすではなく元気に一人で歩けるようになっていた。加奈子は柿の実を守ってくれたことをお礼を言った。春日が色々な人と関わっている様子を見て、加奈子は外の世界に生きる希望を見出したのだった。柿のおかげだと二人で実を見つめた。春日はその柿を食べたくなっておもむろに取って食べてみると、渋柿だったことがわかり吐き出しそうになる。加奈子は笑い、和やかな空気が流れるのであった。

横浜一難しい恋

おにぎりをもらって固まるホームレスの男、黒井。彼は炊き出しに訪れる白川に恋をしてしまった。

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