龍が如く7 光と闇の行方(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『龍が如く7 光と闇の行方』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム『龍が如くシリーズ』の第7作目に当たる作品である。キャッチコピーは「ゲームに飽いた人たちへ」。本作は、『龍が如く』の主人公であった桐生一馬に代わり春日一番が主人公となり、彼が刑務所というどん底に突き落とされてから本物の龍になるまでの姿を描いている。重くハードなストーリー展開はそのままに、これまでの喧嘩アクションに新しくライブコマンドRPGバトルが加わり、これまでのシリーズとは全く異なったRPG作品となっている。

プレゼントを君に

老人と少年の会話。少年の誕生を知り、何かプレゼントを用意しようとするホームレスの老人。

陣内というホームレスの老人と正太という少年が川辺で会話をしていた。その少年は誕生日を迎えたことということで、老人は何かをプレゼントしてあげようと提案する。しかし、老人はその少年から「ホームレスで生活が苦しいことを知っていたので気持ちだけで十分」という理由で断られてしまう。陣内は通りすがりの春日に正太と同じくらいの息子がいて、重ねてしまい何かしてあげたくなると語った。正太が本を読むことが好きだということを知っていた陣内は、本棚をつくってプレゼントすることに決めて春日にも手伝ってもらうことにした。
材料をそろえ、何とか本棚をつくることができた陣内は、正太に緊張しながらも渡すのであった。受け取った正太の反応は良く、大切にすると言って本棚を持ち帰ったのを見て安心する陣内だったが、その本棚はゴミ捨て場に捨てられていた。ホームレスだから仕方がないと言いながらも落胆する陣内、春日があとで様子を見に行っても陣内の落ち込んだ様子は変わらなかった。

しかし、そこに突如正太が現れ本棚を返して欲しいと言ってきたのだ。その本棚を捨てたのは自分じゃないという正太の背後から「正太!何しているんだ!」という怒鳴り声か聞こえてきた。それは正太の父親で、ホームレスのことを良く思っておらずに正太の許可なく本棚を捨てたということが判明する。陣内にホームレスだというだけで罵声を浴びせる父親にしびれを切らした春日は制止する。正太を守るためと襲って来たのをそのまま返り討ちにするのだった。落ち着いた男に春日は、善意で送った誕生日プレゼントであると説明した。男は息子の誕生日も覚えていないことを知って、親失格であると自責する。男は、妻を病気で亡くしたあと、息子に苦労をかけまいとして一生懸命働いていて、息子と向き合う時間を作れていなかったのだ。その様子を見て、陣内は自分の境遇と似ていると語った。陣内は、家庭を顧みず一生懸命働いて家族から愛想を尽かされてしまったホームレスだったのだ。陣内は「人生には、失敗がつきものじゃ。だが取り返せる失敗と、取り返せない失敗がある......あんたは、わしとは違う。まだ......チャンスがあるんじゃないのか?」と男に問いかける。それを聞いた男は、「よく見たら悪くない本棚だ」と本棚を拾い上げ、春日たちに謝罪をするのだった。男は「かけてみるとするよ。あんたの言う......チャンスとやらに、ね」と陣内に言って息子と仲良く帰っていくのだった。その姿を見送り、春日はホームレスのプレゼントは喜ばれないというのは間違いだと陣内に指摘し、最後に「おっさんが渡したものは......汚くも臭くもねぇ。愛のこもった......最高のプレゼントだよ」と言うのだった。

Baby Don't Cry

強面なヤクザがサラリーマンの持つ粉ミルクをよこせとカツアゲしていた。その現場を見かけた春日は、その男を助ける。大嶋マサトと名乗るその男は、赤ん坊のために粉ミルクを買って帰っていたのだ。子育てが忙しい妻に冷たくされているという大嶋に対し、春日は奥さんと向き合うようにアドバイスをする。そのさなか、隣の建物「Baby Don,t Cry」という風俗店から赤ん坊とは思えないような野太い声をした鳴き声が聞こえてきた。お湯とタオルを用意し、春日たちはその赤ん坊を救うために建物へと乗り込んだ。そこには、オムツをつけた大人たちが赤ちゃんになっている異様な光景が広がっていて、先ほど粉ミルクをカツアゲしようとしたヤクザも赤ん坊になっていた。勘違いしたと出ていこうとした二人に「またんかいワレェ!ワシのパラダイスに土足で踏み込んでくるとはええ度胸やないけ!!」という声が飛んできた。保母さんらしき女性に「ススムちゃん」と呼ばれたその男は、部下とともに春日たちに襲い掛かるのだった。男たちを蹴散らし、改めて大嶋が立ち入ったことを謝罪すると、見ず知らずの赤ん坊のために動けることは素晴らしいと言い、自分のことを権田原進と名乗った。時間がかかったので妻に怒られると沈んでいると、そこにいた保母役の女が「マサトちゃん。あなた、育児の大変さ理解できてる?少しでも奥さんを手伝ってあげた?」と注意し、子育ての大変さを説明するのであった。話を聞き、心のどこかで自分のほうが辛いということを思っていた大嶋は、妻と話し合うと言いその場を去っていくのだった。残された春日は、権田原に一杯ミルクを誘われ、オムツをつけられようとして困惑するのだった。

柿の実が揺れる頃に

柿の実と自分の命を重ね合わせる加奈子。春日は手術までその柿の実が落ちないように奮闘する。

「サバイバー」の横にある空き地には大きな木があり、柿の実がなっていた。眺める春日に、車いすを引いた男が声をかける。散歩しに来たという渋谷と名乗る男は、加奈子という娘を車いすに座らせていた。元気になるために外に出ているという渋谷に対して、その女の子は「どうせ何をしたって元気になんてならないよ......もうすぐ死んでしまうんだもの」と言い、続けて柿の実が落ちたら自分の命も終わると悲観的な言葉を口にするのだった。彼女は、生まれつき体が弱く、学校に行けずに入退院を繰り返していて、手術が近づいているということだった。手術は、本人の気持ちが弱っているせいで成功する手術であっても難しいということを聞いた春日は、彼女の気持ちをつなぎとめている柿の実を落とさないようにしようと決意するのだった。柿の様子を見に行くと、力士が木でぶつかり稽古したりスナイパーの的にされたりと危機が訪れるたびに春日はそれを必死で止めるために動き回った。中には、振られた腹いせに五寸釘を打ち込む学生までいた。そんな柿を守るために奮闘する春日を、加奈子は窓から見ていてかすかに笑顔を見せるのだった。

後日、春日は渋谷に会い、加奈子の手術の結果を聞いた。渋谷に呼ばれて来た加奈子は、車いすではなく元気に一人で歩けるようになっていた。加奈子は柿の実を守ってくれたことをお礼を言った。春日が色々な人と関わっている様子を見て、加奈子は外の世界に生きる希望を見出したのだった。柿のおかげだと二人で実を見つめた。春日はその柿を食べたくなっておもむろに取って食べてみると、渋柿だったことがわかり吐き出しそうになる。加奈子は笑い、和やかな空気が流れるのであった。

横浜一難しい恋

おにぎりをもらって固まるホームレスの男、黒井。彼は炊き出しに訪れる白川に恋をしてしまった。

春日が流れ着いたホームレスの村では、定期的に炊き出しが行われていた。その様子を見ていたホームレスの寺門が、炊き出しはホームレスのためにあると言い春日に絡んできた。春日は殴られそうになるが、別のホームレスが間に割って入ってかばってくれた。そのようなやり取りをしている間に炊き出しは終わってしまいがっかりするホームレスだったが、炊き出しを行っていた清楚な女性がおにぎりを用意してくれていた。白川と名乗る女性をじっと見つめていたホームレスの男の名前は黒井と言い、どうやらおにぎりの件で白川に一目惚れしたようだった。そこで春日は黒井に、自分には恋愛経験がないため、恋のキューピットをしてほしいと頼まれるのであった。

翌日、再び炊き出しの現場にいる黒井と遭遇する。白川と話をしたいのに、きっかけが見つからず困っているようで、黒井は春日に彼女の好きなものを聞いてほしいと頼み込むのだった。炊き出しをもらうタイミングで聞き出してみると、白川は園芸学科に通っていて、どうやら料理以外にも花が好きらしい。戻った春日はその情報を伝えると、もともと黒井は花屋で働いていたということを知る。自信が出たという黒井は、白川のもとへ向かって話を弾ませるのだった。しかし、通りかかった女性二人組がその様子を見て美女と「野生」で釣り合っていないと笑いものにしていて、黒井もそれを耳にしてしまう。どこから変えたら良いのかという黒井に対し、服を買ってみてはどうだと提案する。
翌日、金を稼ぐために黒井はティッシュ配りのバイトを頑張っていたが、服を買うには金が足りなかった。困っているところに、先日、春日に絡んでいた寺門が近づいてきて、黒井に現金を渡してきた。寺門の話を聞くと、頑張っている黒井を姿に応援したくなって、仲間たちと工面した金だと言う。無事資金が手に入り、服を購入した黒井は見違えるような好青年と変貌した。その日もちょうど炊き出しをしていて、白川に声をかける黒井は順調に交流が進むのだった。
その後、再び黒井と再会した春日は、デートに誘うためのおすすめの場所を教えてほしいと言われ、映画館に誘ってみてはどうかと提案する。黒井はそれに乗って、いつものように炊き出しをしている白川のもとへと行くが、彼女の様子はいつもと違っていた。左目に眼帯をつけていて、落ち込んでいる様子だった。怪訝に感じながらも何とかデートに誘うことに成功する。

昼に「うみねこ坐」でデートの待ち合わせをする黒井だったが、夜まで白川は来ることがなかった。5時間も待っていたことに驚く春日だったが、白川は現れた。しかし、その隣には男がいて別れを切り出されたという彼氏がいたのだ。たぶらかされた罰として帰ったら躾をするという男、白川はその男に傷つけられて眼帯を付けていたことが判明する。黒川は怒りを抑えきれず、とっさに彼女に謝れと殴り倒した。謝るのはお前だと刃物をちらつかせえて殴り返される白川、見かねた春日はその男を返り討ちにする。ひたすら黒井に謝る白川、暴力からずっと逃げていたことにうしろめたさを感じていたところで、黒井が変わろうと頑張っていた姿に心を打たれたということだった。黒井は、「僕はまだ中途半端な男で、君を守れるような立派な男じゃありません。だから......僕、変わります。ダメな奴だって諦めてばかりの人生だったけど......もう自分を諦めない。絶対に、変わって見せます」と言い、花束を持って幸せにしてみせるからそれまで待ってほしいと声を張り上げた。その未来には黒井がいるような気がするという白川、そのときが来るまで待つと言いその告白を受け取った。「あいつらの未来、明るくなりそうだな。頑張れよ、黒井」と言い、春日はその場を後にするのであった。

罪と罰

春日はある日、街の中で人だかりができているのを目にする。花山選手と呼ばれた野球選手の男が、安西という選手との事件のことで記者に囲まれているようだった。記者に押されて倒れ込む花山を目にして、春日はとっさに止めに入り肩を貸すのだった。花山に話を聞いてみると、安西とぶつかって怪我をしたということだった。安西が意図的にスライディングして怪我をさせたという報道に対して、長い付き合いもあってそんなことをするやつではないという花山、安西の所属する横浜シャークスターズの監督が怪しいと睨んでいた。世論は安西のバッシングをする中で、花山の言葉を信じる春日を前に、花山は信頼できる人物であるとして、安西に事情を聴いてほしいと頼みごとをする。
春日は、そこで野球ファンに殺人スライディングだと因縁をつけられている安西を見つける。髪と髭が伸び切って、野球選手の頃の姿とは似ても似つかない安西は、全部自分のせいだといい男たちの暴力を受け入れるのだった。止めに入った春日は、安西に手を差し伸べる。安西は、チームの優勝がかかっていたので意図的にスライディングをしたと言い報道どおりのことを語ったのち、その場を立ち去るのだった。

春日は、再び花山と話をする。自分のせいだという安西にらちが明かないとしている中、ジャーナリストの工藤と名乗る男が声をかけてきた。花山と春日の一部始終をずっと見ていたという工藤は、事件のことで進展があるかもしれないとずっと後をつけてきたと言うのだ。続けて、工藤は助けになりたいと言って、シャークスターズの監督に関する情報を持っていた。監督にはずっと悪い噂があり、安西を脅していたというのだ。しかし、監督は色々な業界とつながっていて金と権力でその噂をもみ消していた。監督は、「ROSE BLOSSOM」という行きつけの店があり、工藤はそこに潜り込んで証拠を握るつもりでいた。それを聞き協力をすることを決めた春日は、顔が知れている花山の代わりにその店へ向かうことにした。
春日は、工藤と待ち合わせ店へと潜入した。店では、監督とコーチがシャークスターズ優勝の祝杯を挙げていた。キャバ嬢との会話を盗み聞きし、監督がスライディングを暗に指示していたという会話の録音に成功する。春日と工藤は、監督のもとへ向かい、この音声をマスコミに流すと言うと、監督は黒服の男たちを連れてきた。「お前ら!こいつら、証拠と一緒に海に沈めるぞ!」と言い黒服とともに襲いかかるが、春日はその襲撃を払いのけるのであった。

証拠を記事にするという工藤と別れ、春日は安西に報告へと向かった。春日は、安西に会って事件が解決するという話をするも、自分が悪いのでプロにも戻るつもりはないと言いけていた。監督に指示されていたが、断らずに実行したのは自分である、野球を裏切って花山をつぶしてしまったことには変わりないということを語っているところに「おいおい......人を勝手に潰されたなんて言わないでくれよ」と言いながら花山が現れた。花山に会い、とっさに「本当に申し訳ない!!」と言い土下座をする安西。花山は、安西やファンのために怪我を治して球場に戻る、復帰したグラウンドにお前がいてほしいと伝えた。和解することができた二人を前に、春日は「へっ......最近涙腺が緩いぜ.......」と言って立ち去るのだった。

優しさの価格

春日が歩いていると、街で弟の手術費のため募金活動を行っている恵という少女がいた。春日は、恵に募金を行い話しかけた。両親が共働きで忙しいため、一人で募金活動を頑張っているというのだった。そのとき、大学生らしき男女も近くで恵まれない子供たちのために募金活動を行っていて、恵は見ず知らずの子どものために募金している人たちもいるので自分も頑張らなければいけないと意気込んでいた。もっと目立つところでやったほうが良いという春日は、恵を連れて募金が集まりそうな人気のある飲食店の近くまで向かうのだった。弟の手術のために必要であると店長に説明し、店前で活動を行うと先ほどよりも効率よく募金を集めることができた。恵はその日の募金活動を終えて春日が見送っていると、その店の店長が現れ、先ほど恵と同じように募金活動を行っていた男女は遊ぶ金欲しさに募金をしているという噂があるので注意しなければいけないということを話するのであった。
翌日、恵は再びその店で募金を行っていた。声を張り上げ人を集める春日と恵だったが、その一方昨日の募金活動をしていた男女が、恵のせいで募金が集まらなくなったことを目の敵にしていた。焼肉に行けない、バイクのための資金が集まらないと愚痴を耳にした春日は、噂は間違いでなかったと言い、そこに割って入り制裁を加えるのだった。その後、恵の事情を聴いた男女は深く反省し、恵の募金箱へとお金を入れに来くるのだった。その様子を見て本当に必要な人を見極めて、また募金をしようと心の中で誓う春日だった。

あの素晴らしい痛みをもう一度

春日は、女性グループに絡まれているボンテージ姿の女王様を見かける。由美子と言われたその女王様は、客がついていないオバサンがいつまでも働いていたら店の格が下がる、目障りという理由で若いスタッフから引退を迫られていたのだ。自分の仕事に誇りを持っている、お客様のために誠心誠意やっているだけだと言い返す由美子に手を上げようとする女を春日は制止した。興がそがれたスタッフは、そこから立ち去り由美子もまた春日に礼を言って走り去って行くのだった。
その頃、風俗街のSM店を利用していた一人の男が痛くもなければ気持ちよくもないと店の前でため息をもらして帰っていった。通りかかった春日が店長に話を聞くと、先ほどの男は「マゾおじさん」と呼ばれていてこの業界では有名な男らしく、普通のSMプレイでは満足できなくなってしまっているらしい。マゾおじさんの皮膚はコンクリートのように固く、どんなに鞭を打ち付けても痛みを与えることができないと言うのだ。
春日は、公園を歩いていると、木に頭を打ち付けているマゾおじさんに偶然にも遭遇する。マゾおじさんの本名は牧之原聡太と言い、生粋のドMという彼は痛みに喜びを感じていて、SM店を利用し続けて痛みを感じない鋼の肉体を手に入れてしまい、痛みを求め木に頭をぶつけていたというのだ。全く共感できなかった春日は、その場を立ち去ろうとするがマゾおじさんが引き留める。腕っぷしな良さそうな春日に思いっきりぶってほしいとお願いしたのだ。春日は仕方なく了承するが、どれだけ打撃を加えてもマゾおじさんには効かなかった。もう痛みを感じることはない、一人にしてほしいとマゾおじさんはその場にうなだれるのだった。

それからしばらくして、コンビニに立ち寄った春日はバイトとして働いている由美子に再会する。春日と由美子が会話をしているとどこか見覚えのある店長が現れる。名札には牧之原節子と書かれていた。その店長はマゾおじさんの母親だったのだ。母親の説教なら堪えるかもしれないと思った春日は、その店長を公園へと連れていくのだった。母親は給料やボーナスを全て道楽に使って貯金のないマゾおじさんを激しく叱責する。母親が立ち去ったあと、マゾおじさんは春日に心の痛みではなく外的な痛みが欲しかったのだと伝え、改めてそっとしておいてほしいと頼み込んだ。
その後、春日は男たちに絡まれている由美子に遭遇する。男たちはスタッフの女がSMより稼げる仕事を紹介してあげるとして差し向けたものだった。男はナイフで服を切り裂こうと由美子に襲い掛かり、春日の制止は間に合いそうになかった。しかし、寸前で通りかかったマゾおじさんが飛び込んで由美子をかばうことに成功する。何とか男たちを追い払うことに成功した春日は、由美子を助け出すことができた。由美子はマゾおじさんに感謝を伝えたが、マゾおじさんは何の喜びも感じないので死んだって良かったと言う。そんなマゾおじさんの頬を由美子は思いっきりひっぱたいた。続けて命を簡単になくても良かったなんて言わないでほしいと激しく叱責するのだった。叩かれたマゾおじさんは「痛かった......」と小さくつぶやいた。由美子のおかげで久しぶりに痛みを感じることができたのだ。マゾおじさんは、素晴らしい痛みをもう一度与えてほしいと言い、由美子に鞭を手渡した。「......手加減はできませんよ」と言う由美子、マゾおじさんはこれまでにない感動を手に入れるのだった。「愛のある痛みに飢える男と、愛を与えたい女王......あれも立派な、愛情の形ってやつなのかもなぁ」と言い、かつてない経験をするのだった。

色褪せた星

オムニの誓いで悪態をつく客。彼はかつて一世を風靡した韓流スターの「イ・リュウジョン」だった。

春日は、「オモニの誓い」で酒に溺れ店員にかみついている男性客を目撃する。その男は、昔人気のあった韓流スター「イ・リュウジョン」であるという話を店長から聞かされる。彼はスキャンダルによって変わってしまったようだ。春日は別の店で、他の客に絡んでいるイ・リュウジョンを発見する。店の外で落ち着かせることに成功した春日は、公園へと連れていき話を聞くことにした。
イ・リュウジョンはかつての人気がなくなって落ちぶれてしまったことで自暴自棄になっていた。イ・リュウジョンは俳優として活躍していたころ、大物プロデューサーから映画の主演を与える見返りに、献身的にサポートしてくれていた女性マネージャーの枕営業を提案されてしまう。イ・リュウジョンは何度もそれを断り、挙句の果てにそのプロデューサーを殴ってしまいその俳優の世界から転落したのだった。正義を貫くも、ファンを失望させてしまったことは間違いなく自分の責任であるというイ・リュウジョンに対し、春日はいくらでも吐き出していいと優しく声をかけるのだった。落ち込むイ・リュウジョンだったが、そこに「あの......あなたもしかしてリュウ様.......」と初老の女性が話しかける。その女性は、イ・リュウジョンの横顔が、彼の代表作「そなたと私の冬」のワンシーンにそっくりで話しかけたというのだ。さらに女性はその作品のパンフレットを取り出し、聖地巡礼中に今は他界してしまった旦那と結婚したのだという思い出を反芻させた。イ・リュウジョンは人気俳優として一人のファンに夢や希望を与えていた、少なからず自分の復帰を待っている人がいてくれていたのだ。イ・リュウジョンは、もう一度役者として舞台に立ちたいと思い前向きになるのだった。

春日は、別の場所で都築という男と会話しているイ・リュウジョンを目撃する。バーで暴れているところを芸能記者である都築に撮られていて、5,000万円でデータを引き渡すと脅されていたのだ。春日はイ・リュウジョンに脅しに屈して払う必要はないと、そのチンピラまがいの都築に制裁を加えるのだった。出演料で揉めて干された三流役者がと罵る都築に対し、春日はイ・リュウジョンが業界から消えた真実を伝える。出演料で揉めたのではなく女性マネージャーを守るために消えたという話に都築は驚くもイ・リュウジョンの目を見て納得し、深く反省してその場でデータを消すのだった。イ・リュウジョンもこれまでの行いを反省して、一人でも多くの人に感動を与える役者になることを決意した。都築は最後に「イ・リュウジョン電撃復活!長い沈黙を破り、決意のリスタートを宣言!」と言って、イ・リュウジョンを後押しする一枚を写真に収めるのであった。

君を忘れない

楓と春日の再会。春日は楓のことを覚えていなかったが、楓は春日のことをよく知っていた。

春日は、街で少女に声をかけられる。少女は遠野楓と名乗り春日のことを知っているようだった。しかし春日はその少女を覚えていなかった。楓は神室町で不良たちに襲われそうになっているところを助けてもらったお礼がしたくて春日に会いに来たというのだ。それでも心当たりがなかった春日だったが、お礼を言うためだけに会おうとしていてくれた楓に感動し、彼女と一日デートをすることを決めるのだった。
ゲームセンターでUFOキャッチャーやプリクラを撮って楽しいひと時を過ごした後は、ご飯を食べるために喫茶ポケットへと向かった。春日はそこでも楓と談笑して盛り上がるのだったが、そこでは水が春日の分だけしか用意されていない、楓の注文したオレンジジュースは飲まれていないなど不思議な現象が起こっていた。
春日はその後、金に困っているチンピラに絡まれてしまう。「危ないから下がってな」という春日の姿を見た楓は、かつて神室町で同じように助けてくれた姿がフラッシュバックするのだった。チンピラを蹴散らし、春日は楓の無事を確認した。「あの頃と同じ......やっぱり春日さんは私のヒーローです」と言い、楓は想いをさらに募らせるのだった。

空は夕焼け、デートも終わりに差し掛かり、楓は最後に行きたいところがあると春日に伝えた。夜、二人は横浜の夜景を眺めていた。時間がたってもこうやって会えるなんて偶然があるんだなという春日に、病室からずっと春日の姿を見ていたという楓。ベッドの上で代わり映えのしない闘病生活を送っていた楓にとって春日の存在は心の支えになっていたのだ。楓は「ずっと好きだったんですから」とその想いを告白した。驚き慌てる春日に、楓は続けて「私の分も、これからずっとずっと、長生きしてくださいね」と意味深な言葉を伝えるのだった。すると、通りかかった警察官に一人で何を騒いでいるんだと注意される。春日は警察官に平謝りしながら一人ではないと振り返ると、もうそこには楓の姿はなかった。そこで何かを察した春日は、楓と一緒に撮ったプリクラを見ると、そこには春日しか映っていなかった。春日は、「フッ......またいつか、会えるよな」と言い、一人夜景を眺め続けるのだった。

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冴島大河(龍が如く)とは【徹底解説・考察まとめ】

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冴島大河(さえじまたいが)は『龍が如くシリーズ』に登場する東城会直系「冴島組」組長である。かつて起こした事件から「極道18人殺し」の異名で恐れられる人物だが、本人の性格は温厚で面倒見が良い。東城会の大幹部で真島組組長の真島吾朗とは兄弟分の間柄である。『龍が如く4 伝説を継ぐもの』でかつて起こした事件が冤罪だと判明し死刑を免れた後は、真島と共に東城会六代目会長の堂島大吾を支えている。

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伊達真(龍が如く)とは【徹底解説・考察まとめ】

伊達真(龍が如く)とは【徹底解説・考察まとめ】

伊達真(だてまこと)は『龍が如くシリーズ』に登場する警視庁組織犯罪対策第四課の刑事である。警察官としての誇りを持った人物で、その誇りのためならば上層部の人間に逆らうことも厭わない。後輩の刑事からは「伝説の名刑事」として慕われている。 初代では100億を巡る事件を追う過程で、「堂島の龍」と呼ばれる桐生一馬と協力関係を築く。一人娘の沙耶との和解を経て桐生のかけがえのない友人となり、以降のシリーズでも相棒として桐生を支え続ける。

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鎌滝えり(龍が如く)とは【徹底解説・考察まとめ】

鎌滝えり(龍が如く)とは【徹底解説・考察まとめ】

鎌滝えり(かまたきえり)は『龍が如く7 光と闇の行方』に登場する和菓子屋「一番製菓」の社長。サブストーリー「異人町の受け皿」で主人公の春日一番と深く関わる。ミニゲームの「会社経営」を進めていくと仲間にできる、任意加入キャラクターとなっている。 ただの経営者でありながら腕っぷしは強く、戦闘では事務用品を武器に、素早い身のこなしで戦う。一方で想定外のことに対面すると動揺してしまうなど、メンタルが弱い一面が見られる。

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桐生一馬(龍が如く)とは【徹底解説・考察まとめ】

桐生一馬(龍が如く)とは【徹底解説・考察まとめ】

桐生一馬(きりゅうかずま)とは、アクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズに登場する主人公キャラクターの1人。関東最大極道組織、東城会の元組員にして東城会元四代目会長。別名「堂島の龍」と呼ばれ、その名は裏社会ではかなり知れ渡っており、生ける伝説として後世に語り継がれているほど。義理と人情に厚く、喧嘩の実力も作中最強格とされる。

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龍が如くシリーズの歴代出演芸能人・有名人(キャラクターモデル)まとめ

龍が如くシリーズの歴代出演芸能人・有名人(キャラクターモデル)まとめ

『龍が如くシリーズ』はセガが開発・販売しているアクションアドベンチャーゲームである。極道をテーマに、裏社会を生きる人々の抗争や生き方などを描いている。 『龍が如くシリーズ』ではメインキャラクターの声優に、俳優やタレントを起用することが多い。『龍が如く 見参!』からはキャラクターの声優を務める俳優やタレントが、そのキャラクターの顔のモデルとして起用されており、まるで映画のように物語を楽しめるようになっている。

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龍が如くシリーズの東城会まとめ

龍が如くシリーズの東城会まとめ

『龍が如くシリーズ』はセガが開発・販売する、裏社会を生きる人々の抗争や生き方を描いたゲーム。初代から『龍が如く6 命の詩。』が桐生一馬を主人公としたアクションアドベンチャー、『龍が如く7 光と闇の行方』からは春日一番を主人公としたRPGとなっている。 東城会(とうじょうかい)はシリーズに登場する架空の広域指定暴力団であり、桐生一馬も所属する。春日一番も東城会系荒川組の若衆だった。他にも多くの重要人物が所属しており、東城会の権力争いがストーリーの中心になっていることも多い。

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龍が如くシリーズの近江連合まとめ

龍が如くシリーズの近江連合まとめ

『龍が如くシリーズ』はセガが開発・販売するアクションアドベンチャーゲームのシリーズ。極道をテーマにした作品で、裏社会を生きる人々の抗争や生き方、人間模様が描かれる。 近江連合(おうみれんごう)はシリーズに登場する関西一円を束ねる広域指定暴力団である。拠点は大阪の蒼天堀。主人公の桐生一馬が所属する東城会とは反目しあっており、シリーズを追うごとに弱体化する東城会に反し、近江連合は拡大傾向にある。『龍が如く7 光と闇の行方』では東城会と共に解散する。

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龍が如く0 誓いの場所(ZERO)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

龍が如く0 誓いの場所(ZERO)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『龍が如く0 誓いの場所』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズの第6作目に相当する作品である。キャッチコピーは「日本中が狂喜乱舞していた時代。「龍」の伝説はここから始まった」。本作は初代『龍が如く』より過去の時系列の物語となっており、主人公の桐生一馬と、シリーズの顔役のひとりである真島吾朗がそれぞれ「堂島の龍」と「嶋野の狂犬」の異名で知られる極道になるまでの姿を描いている。

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龍が如く5 夢、叶えし者(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

龍が如く5 夢、叶えし者(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『龍が如く5 夢、叶えし者』とは、セガゲームスが発売するアクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズの第5作目に相当する作品である。キャッチコピーは「その生き様に 男たちの血が騒ぐ」。本作は前作『龍が如く4』で桐生一馬と仲間たちが東城会と上野誠和会の抗争事件を解決した後、日本各地を舞台に起きる極道たちの動乱の物語を描いており、新たな主人公に品田辰雄と澤村遥、さらに物語の舞台に大阪、福岡、名古屋、北海道が追加されているのが特徴となっている。

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龍が如く4 伝説を継ぐもの(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

龍が如く4 伝説を継ぐもの(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『龍が如く4 伝説を継ぐもの』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」のシリーズの第4作目に相当する作品である。キャッチコピーは「それは熱き男達の、奇跡の記録」。主人公の桐生一馬が東城会で起きた内乱を収めた後からの物語を描いており、従来の主人公である桐生一馬に加え、秋山駿、冴島大河、谷村正義と3人の主人公とその物語が追加されているのが特徴となっている。

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龍が如く3(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

龍が如く3(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『龍が如く3』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズの第3作目に相当する作品である。キャッチコピーは「伝説の龍が帰ってきた」。本作は前作『龍が如く2』にて近江連合との戦いを終えた桐生一馬が、生まれ育った沖縄へと帰ってからの物語を描いており、その物語の舞台として東京と沖縄のふたつが選ばれているのが特徴となっている。

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龍が如く 維新!(ISHIN)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

龍が如く 維新!(ISHIN)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『龍が如く 維新!』とは、PS3・PS4対応のアクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズのスピンオフ作品。『龍が如く 見参!』に続く時代物の外伝作であり、キャッチコピーは「かつて日本には、英雄がいた。」である。日本の幕末が舞台となっており、忠実をベースに物語が作られている。主人公の坂本龍馬は育ての親である吉田東洋の殺害犯を捜すため、名前を変え新選組に入隊。吉田を殺した特異な剣術をヒントに、組織内部から新たな犯人を捜していく。

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龍が如く1(初代・極)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

龍が如く1(初代・極)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『龍が如く』とは、2005年にSEGAからPlayStation2用ソフトとして発売された3Dアクションアドベンチャーゲーム。『龍が如く』シリーズの第1作である。主人公の桐生一馬を操作して物語の舞台となる神室町でストーリーを進めたり、ヤクザやチンピラなどの敵と戦ったりする。企画当初は成人男性をターゲットにしていたが、リアルに再現された繁華街を自由に探索できるのと、日本の裏社会を題材とした濃厚なストーリーが繰り広げられることから話題となった。

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龍が如く OF THE END(オブ ジ エンド)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

龍が如く OF THE END(オブ ジ エンド)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『龍が如く OF THE END』とはアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」シリーズのスピンオフ作品で、2011年6月9日に発売されたPlayStation3用ゲームソフト。キャッチコピーは「伝説の男達、最後のケジメ」。本作は「龍が如く4 伝説を継ぐもの」後の神室町を舞台にしており、バイオハザードが発生した神室町を舞台に桐生一馬ら主人公たちが銃を手に戦いながら、事件の真相を追う姿を描いている。

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龍が如く1(初代・極)の必殺技・ヒートアクションまとめ

龍が如く1(初代・極)の必殺技・ヒートアクションまとめ

『龍が如く』とはSEGAから発売された裏社会を舞台とするアドベンチャーゲームである。主人公の桐生一馬は、堂島の龍と呼ばれた伝説の極道であり、極道組織東城会に所属している。100億円をめぐる事件を彼なりの方法で解決していく。 『龍が如く』のヒートアクションとは、『龍が如く』で敵と戦う時に使用可能な攻撃の種類のことである。ヒートゲージが溜まった状態で、コマンド△を押すと発動可能。通常攻撃では見ることのできないムービーが流れるのが特徴で、中にはムービー中にコマンドを選択するアクションもある。

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龍が如く8(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

龍が如く8(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『龍が如く8』とは、株式会社セガが販売するドラマティックRPGで『龍が如く』シリーズのナンバリング8作目。2020年に発売された『龍が如く7 光と闇の行方』以来、4年ぶりのタイトルである。キャッチコピーは「世界一、運が悪くて世界一ハッピーなヤツらの物語」。 どん底から再び這い上がる男「春日一番」と人生最後の戦いに挑む伝説の極道「桐生一馬」の2人の主人公を軸にシリーズ最高のドラマが繰り広げられる。2人の主人公が織りなすストーリーの濃密さと、サブストーリーの豊富さが魅力の作品。

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龍が如く7外伝 名を消した男(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

龍が如く7外伝 名を消した男(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『龍が如く7外伝 名を消した男』とは、セガより2023年11月に発売されたアクションアドベンチャーゲーム。 2020年に発売された『龍が如く7 光と闇の行方』の外伝作品である。 愛する人を守るため、自らの死を偽装した、主人公・桐生一馬。しかし、謎の覆面集団に襲われたことがきっかけで、再び極道の抗争に巻き込まれることになる。 本作は、『龍が如く7』での桐生一馬の「空白の時間」を埋める作品であり、「桐生一馬」という人間の魅力を前面に押し出している作品となっている。

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サクラ大戦シリーズ(ゲーム・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

サクラ大戦シリーズ(ゲーム・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

サクラ大戦とは1996年9月27日にセガゲームスより発売されたアドベンチャーゲーム。 蒸気機関が普及する「太正」時代を舞台に、主人公(プレイヤー)が特殊部隊「帝国華撃団・花組」を率いて都市に巣食う闇の勢力と対決する。 テレビアニメのほか、OVA、ドラマCD、小説、舞台、マンガ、パチンコ・パチスロなど幅広く展開されている。

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JUDGE EYES:死神の遺言(ジャッジアイズ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

JUDGE EYES:死神の遺言(ジャッジアイズ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『JUDGE EYES:死神の遺言』とは、2018年に発売されたリーガルサスペンス巨編のコンシューマーゲームである。本ゲームは、極道モノのアクションアドベンチャーゲームとして地位を築いている『龍が如く』シリーズ初の派生作品でもある。 主役は木村拓哉が務める。舞台は『龍が如く』でお馴染みの「神室町」で、関東一帯を束ねるヤクザ「東城会」の人間も登場する。猟奇殺人や、現代の日本の課題である「認知症」がテーマとなり、ストーリーを展開していく。

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