ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』とは2018年に公開された『ファンタスティック・ビースト』シリーズ2作目の映画。『ハリー・ポッター』シリーズと同じ"魔法界"を舞台とした作品で、『ハリー・ポッター』シリーズの公式スピンオフ前日譚の第2弾。
闇の魔法使いグリンデルバルドが移送中に逃亡するシーンから物語が始まる。巨大な力を求め仲間を集めるグリンデルバルドとの攻防が繰り広げられる。
黒い魔法使いグリンデルバルドを追う魔法動物学者ニュートの新たな冒険が描かれる。

一定時間、別の人物に変身することができる魔法薬。
変身したい人物の一部(髪の毛など)を入れることで完成する。
名前にジュースとついているが、全く美味しくはない。

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ナギニの変身シーン

ナギニの元の姿(写真左)と蛇の姿(写真右)

呪いの影響で蛇に変身することができる女性ナギニの変身シーン。
ナギニが体を後ろに反らすと、美しい女性の姿から大蛇へと一気に変化する。
描き方によっては恐ろしいシーンになる可能性もあるが、ナギニの美しさそのままに美しく描かれている。

最終的には蛇の姿に囚われてしまう運命にあるナギニ。
短いシーンではあるがこのシーンからは、この時点でナギニは彼女自身の意思で姿を変えることができる状態であることが分かる重要なシーンだ。

グリンデルバルド「我々はどんな種族よりも自由と、真実と、愛を求める」

グリンデルバルドの信奉者を集めた集会で演説するグリンデルバルド(写真手前・右)

グリンデルバルドが信奉者を集めて行った集会で聴衆に向けた演説の中での言葉。

「聞いたことがあるだろう。私はノーマジを憎んでいると。マグルの事だ。ノーマジック、魔法を使えぬ者ども!憎んでなどいない。本当だ。憎いから戦うのではない」と自分が非魔法族の人間・ノーマジ達に敵意が無いことを示した。
続けて「魔法が宿るのは、選ばれたわずかな魂のみ。高みに生きる、我らのみが授かる。我々なら素晴らしい世界を作れる。我々はどんな種族よりも自由と、真実と、愛を求める」と自分達ならより素晴らしい世界を作れると聴衆に語りかけた。

グリンデルバルドは自分はノーマジ(非魔法族・マグル)に対して敵意がある訳ではなく、ただ自由を求めているだけなのだと聴衆に訴えている。その上で自分達が悪いわけではないと誘導し、自らの正義を信じ込ませている。

グリンデルバルドの言葉の力、カリスマ性が伝わるシーン。

圧倒的な力を見せ付けるグリンデルバルト

グリンデルバルドの支持者しか受け付けない青い炎の魔法

集会で信奉者たちが去った後、青い炎を出したグリンデルバルド。グリンデルバルドの支持者だけが炎に触れても無事でいられるもので、グリンデルバルドを支持しないものが触れれば一瞬で焼き尽くされてしまう強い炎だ。心の中で少しでもグリンデルバルドを疑っているものは、焼き尽くされてしまう。

ニュート達が必死に対抗する一方で、まるで指揮者のように優雅に炎を操るグリンデルバルドからは余裕すら見える。
敵対するグリンデルバルドの魔法の強さ、力が伝わるシーンとなっている。

リタ・リストレンジ「愛してる」

グリンデルバルドに近づくリタ(写真左)と手を差し伸べるグリンデルバルド(写真右)

グリンデルバルドの強力な魔法で逃げる隙も無い状態で、囮となりグリンデルバルドへと近づいたリタ。
リタが最後にテセウスとニュートの方を向いて言った言葉は「愛してる」の一言だった。

リタの婚約者であるテセウスに向けての言葉ともとれるが、学生時代に時間を共にしたニュートへの言葉のようにもとれる。
ファンの間でもどちらに向けての言葉だったのか議論が広がった一言だ。

この後リタは命を落としているが、リタのおかげでニュート達は集会所の外へ逃げることが出来た。
ニュートとテセウスのスキャマンダー兄弟にとって、これがリタの最後の言葉となった。

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

美女ナギニは『ハリー・ポッター』に出てくる蛇のナギニと同一人物

蛇の姿のナギニ

新しく登場したキャラクターの1人である”ナギニ”は、その名が公表されただけで『ハリー・ポッター』のファンの間に激震を与えた。

ナギニといえば『ハリー・ポッター』の世界では非常に重要で有名な”蛇”だ。

実はこの1人と1匹、同一人物とされているから驚きだ。
『ファンタスティック・ビースト』の中では蛇に変身する美しい女性であるナギニ。だが後の世界である『ハリー・ポッター』では人ではなく大蛇の姿となって登場している。しかも『ハリー・ポッター』シリーズでの敵・闇の魔法使いヴォルデモートの愛蛇だ。蛇のナギニは単に有名なだけでなく、『ハリー・ポッター』の物語の鍵となる蛇でもある。単なるペットというより、ヴォルデモートの忠実な側近として常に傍にいる存在だ。

後に蛇の姿になってしまうナギニ。
今作では彼女が一人の人間として生きる姿が描かれている。

”みぞの鏡”の登場

"みぞの鏡"を見つめるダンブルドア

『ハリー・ポッターと賢者の石』で主人公ハリーが虜となった”みぞの鏡”。
今作ではダンブルドアが”みぞの鏡”を覗き込むシーンで登場した。

“みぞの鏡”は見るものの心の奥に秘められた強い望みを映し出す鏡。
実はダンブルドアが今作で見ている鏡の中の姿と、後にハリー・ポッターとの会話でダンブルドアが答えた鏡の中の姿には大きな違いがある。

今回ダンブルドアが見つめる鏡の中には、若かりし頃のグリンデルバルドとダンブルドアがいた。
一方、約70年後である『ハリー・ポッターと賢者の石』ではダンブルドアは自分が「厚手のウールの靴下を一足、手に持っておるのが見える」とハリーに伝えている。晩年のダンブルドアらしい言葉ではあるが、ハリーは嘘をつかれたのではと感じている。

死の秘宝がさりげなく登場

死の秘宝である最強の杖を使うグリンデルバルド(写真手前)

『ハリー・ポッターと死の秘宝』ではタイトルにもなった死の秘宝。
3つある死の秘宝を集めると、死を制するものになると言われている。

その1つ “最強の杖”であるニワトコの杖を作中でグリンデルバルドが使用しているのだ。
しかし、今作の物語の中では誰もそのことに触れていない。さりげなく、ニワトコの杖がグリンデルバルドの杖として登場している。

『ハリー・ポッター』シリーズではダンブルドア校長が、最強の杖をこちらもさりげなく使用している。

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