スティール・ボール・ラン(ジョジョ第7部)のスタンドとスタンド使いまとめ
荒木飛呂彦の作品である「ジョジョの奇妙な冒険」の7部は「スティール・ボール・ラン」という、乗馬でのレースの名称を冠した作品である。アメリカ大陸を馬だけで横断すると言う過酷なレースに、主人公「ジャイロ」と「ジョニィ・ジョースター」が挑む。そのレースの最中、彼ら二人を妨害する大量のスタンド使いが現れる。二人は力を合わせて妨害者のスタンド使いを倒し、ゴールへと向かう。そんな大量のスタンド使いとスタンドを紹介する。
D4C -ラブトレイン−
【破壊力】A
【スピード】A
【射程距離】C
【持続力】A
【精密動作性】A
【成長性】C
「聖なる遺体」により、空間の隙間を移動できるように進化したD4C。
空間の隙間に存在している間、全ての不幸や災害など、大統領に関する「悪」とされる事象はラブトレインによって別空間に転移され、他の誰かが代わりに受けることになる。それ故、空間の隙間にいるヴァレンタイン本体に攻撃が届くことはない。
空間を捻じ曲げているため、その空間の歪みを超えなければヴァレンタイン本体に攻撃ができない。
ファニー・ヴァレンタイン大統領
アメリカ合衆国の大統領。
アメリカ各地に散らばっている「聖なる遺体」を集めるためにスティール・ボール・ランを利用しようとした。
「聖なる遺体」をマンハッタン島に埋蔵することで、アメリカを「世界すべての中心」にすることが目論見だった。
つまりは、アメリカにはプラスの事柄のみが集まるようにすることが目的だった。
「聖なる遺体」を回収するため、邪魔者であるジャイロやジョニィに刺客を差し向ける。
ヴァレンタインの目的はあくまで「アメリカ国民の幸福」であり、国民のために働いていたので、国民からの信頼は厚かった。
一方でアメリカ国民以外には冷酷で、「世の中はプラスとマイナスが均衡している」という考えの元、アメリカが被るはずの不幸が他の国が被ることになったとしても構わないとしていた。
すべての平行世界、パラレルワールドのヴァレンタインが同様の思想を持っているため、入れかわっても同じ思想のもとで行動をする。
「聖なる遺体」を手に入れてラブトレインに進化したD4Cで、ジャイロとジョニィにトドメを刺そうとするも、ジョニィの「漆黒の意思」によるタスク ACT4に屈服し、敗北した。
しかし、ジョニィを倒すことは諦めておらず、パラレルワールドのディエゴをジョニィのいる基本世界に送り込んだ。
レースの参加者および妨害者
スタンド:スケアリー・モンスターズ 、THE WORLD / スタンド使い:ディエゴ・ブランドー
スケアリー・モンスターズ
【破壊力】B
【スピード】B
【射程距離】D
【持続力】A
【精密動作性】C
【成長性】B
自らを含め、ディエゴが触れたものを恐竜にできる能力。
元々ディエゴはスタンド使いではなく、フェルディナンド博士という人物がこのスタンドを所持していた。
ディエゴはフェルディナンド博士に利用され、ジャイロとジョニィを倒すため恐竜としての刺客にされていた。
しかし、フェルディナンド博士がジャイロとジョニィに敗れた際に、「聖なる遺体」の力によりフェルディナンド博士の能力がディエゴに移植された。
これは、ディエゴが「聖なる遺体」に近い場所にいたことと、彼が恐竜化されていたことが関係していると思われる。
様々なものを恐竜化させることができるため、索敵もできる上、恐竜自体の脅威が強大であるため、それだけで十分な戦力となる。
自らが恐竜になることで、嗅覚・動体視力が大幅にアップする。
それらで索敵をすることで、他の騎手よりもずっと上位の索敵ができる。
ただし、動体視力が上がる代わり、動かないものに対しては感知できないという欠点がある。
恐竜となったディエゴは強力で、スタンド使い本体のパワーで言えば最強と言える。
THE WORLD
【破壊力】A
【スピード】A
【射程距離】C
【持続力】A
【精密動作性】B
【成長性】B
時を5秒間止める能力。
ヴァレンタインが平行世界から連れてきたディエゴの持っているスタンド。
第3部のDIOと同様に時を止めている間にナイフを投げたり、ワイヤーを張り巡らせたりしてジョニィを敗北させた。
ディエゴ・ブランドー
ジャイロ、およびジョニィのライバル的な存在。
ジョッキー界ではかなりの有名人で、今回のレースの優勝候補の1人であった。
馬の走り方のクセを見抜くという能力があり、それだけでも十分に騎手として強い。
ただし、その戦い方は残忍で、自らの勝利のためにはどんな方法でも取るような性格の悪い男である。
生い立ちは悲しいもので、両親が貧困のゆえに、捨てられそうになった。
しかし、母親がディエゴを捨てることができず、結局ディエゴは母親と2人で貧しい暮らしを送ることになった。
その生活の中で、2人を保護した農家が母親に肉体関係を持ちかけてきた。
母親がそれを断ったところ、食器を壊されるなどの嫌がらせが起こった。
スープの配給があったが、ディエゴとディエゴの母親には食器がなかった。
ディエゴの母親は、自らの手にスープを注いでもらうことで、ディエゴにスープを与えた。
しかし、ディエゴの母親はそのスープの熱さによる火傷で炎症を起こし、破傷風により死亡した。
ディエゴは悲しみ、そしてそれ以上に怒り、自らと母親をこのような状況に追いやった社会と父親を恨んだ。
野望高き男であり、「聖なる遺体」を手に入れてヴァレンタイン大統領に渡すことで取引を行おうとした。
しかし、実際は「聖なる遺体」を手に入れた上でヴァレンタイン大統領を倒そうと考えており、敵対した。
その狡猾な頭脳でヴァレンタインを追い詰め、走る列車からヴァレンタインを放り出すことに成功した。
トドメを刺そうと自らも列車から身を乗り出したものの、ヴァレンタインは線路と車輪の間に挟まって並行世界へ逃げてしまう。
ディエゴはそれを追いかけようと線路へ向かったところ、線路に落下し、車輪に胴体を真っ二つに切断されて絶命した。
スタンド:イン・ア・サイレント・ウェイ / スタンド使い:サンドマン(サウンドマン)
イン・ア・サイレント・ウェイ
【破壊力】C
【スピード】C
【射程距離】D
【持続力】A
【精密動作性】D
【成長性】B
音を物体として具現化させるスタンド。
具現化された音に触れたものは、具現化させた音と同じ効果を受ける。
例えば、燃える音が具現化されたものに触れると、高熱で焼かれることになる。
具現化された音は自由に操ることができ、触れたものにダメージを与えられる。
サンドマン(サウンドマン)
「砂男(サンドマン)」と呼ばれる。
ネイティブアメリカンで、強靭な脚力を持ち、乗馬でなされるはずであるレースに自らの足のみで挑んだ。
その速度は馬に負けないほどの速さであり、長距離を走ることも可能である特殊な走法を使っている。
登場時には「サンドマン」とされていたが、中盤で「サンドマン、は白人が聞き間違えたもの」であるとし、本名は「サウンドマン」であると明かした。
ネイティブアメリカンの部族の中では異質で、自分たちの考えでは現代に通用しないと考えていた。
レースに参加した理由は、白人たちに奪われた自分たちの部族の土地を取り戻すためであった。
だが途中で、「聖なる遺体」をめぐる陰謀を知り、優勝賞金よりもヴァレンタインとの交渉に応じた方が堅実だと感じたため、ジャイロやジョニィを攻撃した。
スタンドでジャイロを戦闘不能にするも、タスク ACT2に進化したジョニィのスタンドによって敗北、死亡した。
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目次 - Contents
- 『ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン』の概要
- レース「スティール・ボール・ラン」について
- 2人の主人公
- 前作『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』との関係
- 「黄金の回転」について
- 『ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン』のあらすじ・ストーリー
- 主人公
- スタンド:タスク / スタンド使い:ジョニィ・ジョースター
- タスク
- タスク ACT1
- タスク ACT2
- タスク ACT3
- タスク ACT4
- ジョニィ・ジョースター
- スタンド:ボール・ブレイカー、スキャン / スタンド使い:ジャイロ・ツェペリ
- スキャン
- ボール・ブレイカー
- ジャイロ・ツェペリ
- ヴァレンタイン大統領
- スタンド:Dirty Deeds Done Dirt Cheap / スタンド使い:ファニー・ヴァレンタイン大統領
- Dirty Deeds Done Dirt Cheap(別称:D4C、いともたやすく行なわれるえげつない行為)
- D4C -ラブトレイン−
- ファニー・ヴァレンタイン大統領
- レースの参加者および妨害者
- スタンド:スケアリー・モンスターズ 、THE WORLD / スタンド使い:ディエゴ・ブランドー
- スケアリー・モンスターズ
- THE WORLD
- ディエゴ・ブランドー
- スタンド:イン・ア・サイレント・ウェイ / スタンド使い:サンドマン(サウンドマン)
- イン・ア・サイレント・ウェイ
- サンドマン(サウンドマン)
- スタンド:オー!ロンサム・ミー / スタンド使い:マウンテン・ティム
- オー!ロンサム・ミー
- マウンテン・ティム
- スタンド:ヘイ・ヤー / スタンド使い:ポコロコ
- ヘイ・ヤー
- ポコロコ
- スタンド:トゥーム・オブ・ザ・ブーム ワン / スタンド使い:ベンジャミン・ブンブーン
- トゥーム・オブ・ザ・ブーム ワン
- ベンジャミン・ブンブーン
- スタンド:トゥーム・オブ・ザ・ブーム ツー / スタンド使い:アンドレ・ブンブーン
- トゥーム・オブ・ザ・ブーム ツー
- アンドレ・ブンブーン
- スタンド:トゥーム・オブ・ザ・ブーム スリー / スタンド使い:L.A.ブンブーン
- トゥーム・オブ・ザ・ブーム スリー
- L.A.ブンブーン
- スタンド:クリーム・スターター / スタンド使い:ホット・パンツ
- クリーム・スターター
- ホット・パンツ
- ヴァレンタイン大統領の刺客
- スタンド:ボクのリズムを聞いてくれ(Oye Como Va) / スタンド使い:オエコモバ
- ボクのリズムを聴いてくれ(Oye Como Va)
- オエコモバ
- スタンド:ワイアード / スタンド使い:ポーク・パイ・ハット小僧
- ワイアード
- ポーク・パイ・ハット小僧
- スタンド:スケアリー・モンスターズ / スタンド使い:フェルディナンド博士
- スケアリー・モンスターズ
- フェルディナンド博士
- スタンド:マンダム / スタンド使い:リンゴォ・ロードアゲイン
- マンダム
- リンゴォ・ロードアゲイン
- スタンド:キャッチ・ザ・レインボー / スタンド使い:ブラックモア
- キャッチ・ザ・レインボー
- ブラックモア
- スタンド:TATOO YOU!(タトゥーユー!) / スタンド使い:11人の男たち
- TATOO YOU!(タトゥーユー!)
- 11人の男たち
- スタンド:チューブラー・ベルズ / スタンド使い:マイク・O(オー)
- チューブラー・ベルズ
- マイク・O(オー)
- スタンド:20th Century BOY(トウェンティース・センチュリー・ボーイ) / スタンド使い:マジェント・マジェント
- 20th Century BOY(トウェンティース・センチュリー・ボーイ)
- マジェント・マジェント
- スタンド:シビル・ウォー / スタンド使い:アクセル・RO(ロー)
- シビル・ウォー
- アクセル・RO(ロー)
- スタンド:チョコレート・ディスコ / スタンド使い:ディ・ス・コ
- チョコレート・ディスコ
- ディ・ス・コ
- レース関係者・その他
- スタンド:涙の乗車券(チケット・ゥ・ライド) / スタンド使い:ルーシー・スティール
- 涙の乗車券(チケット・ゥ・ライド)
- ルーシー・スティール
- スタンド:シュガー・マウンテンの泉 / スタンド使い:大木(シュガー・マウンテン)
- シュガー・マウンテンの泉
- 大木(シュガー・マウンテン)