偽物語の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
「偽物語」は、西尾維新による小説「物語」シリーズの第三弾、及びそれを題材としたアニメ作品。
第一弾「化物語」の続編であり、主人公「阿良々木暦」の夏休みを描いたもの。
二人の妹「火憐」と「月火」が「怪異」と呼ばれる怪奇現象に巻き込まれ、それを暦が解決する、という形式で、妹達それぞれをメインとした二部構成となっている。偽物、本物、正義、といった奥深いテーマで展開される本作には、様々な名言が存在する。
この世は金が全てだ。俺は金のためなら死ねる。
町に「おまじない」を流行させた張本人である貝木が、その件に関して糾弾する暦に向けて放ったセリフである。
一種の呪いである「おまじない」を流行させたのは、その「おまじない」の手段を教えるにあたる金銭取引と、その「おまじない」を解いてほしいとする被害者からの金銭取引が目的だった。
どこまでも金目当てで、いっそ信念と言えるほど清々しいものがある。その信念じみた金への執着や、一見正当性があるように見える奥深い詭弁も多く、悪役でありながらその人気は高い。そんな貝木の言動やキャラクターを表す、代表たる名言が上記のセリフである。
正義の味方は。正義以外の味方を決してせず。そして正義以外の敵だ。そこには偽るべき要素は何もない。つまるところ、正義とは。全員に対する裏切り者――なのだ。
正義の味方として貝木のもとへ向かおうとする火憐だが、暦はその行動を咎め、制止しようとする。「正義」について自分の主張をぶつけ、火憐と争っているときの暦のモノローグの一文である。
本作には、このように正義について言及する、正義の本質を捉えた名言だけでも複数存在している。
僕は決め顔でそう言った。
暦はある日、不死身の怪異の専門家と名乗る人物と出会う。その影縫という専門家は、斧乃木と名付けられた怪異の童女を従者として連れていた。その斧乃木がセリフの語尾につける口癖である。
決め顔以前に無表情を一切崩さない斧乃木であり、さらに次巻以降では「あれは僕の黒歴史」と言って斧乃木自身が封印した「偽物語」内限定の口癖なのだが、斧乃木の代名詞的名言として世間で浸透している。
月火ちゃん。阿良々木月火は生まれたときから――ずっと僕の妹だったんだ。僕の妹で、火憐ちゃんの妹だった。そうじゃなかったときはひと時もない
影縫たちが何故暦の町に来たのかというと、不死身の怪異の専門家という肩書の通り、不死身の怪異を退治しに来ていた。そして、暦の妹である月火こそ、その不死身の怪異そのものだという。
不死鳥の怪異は、生まれる前から母のお腹の中にいる赤子を殺して成り代わり、不死鳥本人さえ無自覚のままにその成り代わった人間として人生を歩んでいく怪異である。それが月火の正体だった。
いくら本人が無自覚であり、今後も自覚することもなく、周囲への害も無いと言っても、それでも怪異である。不死鳥の怪異であるため怪我の治りが早いどころか、殺しても死なない体を持ち、やはり人間とは致命的に違うモノである。
それを聞かされて暦は、月火に向けて上記のセリフを放った。生まれた時から一緒に育ってきた月火という怪異を、妹として変わらず愛すると決意したのだった。
おどれがどんな価値観持とうと、どんな正義感持とうと勝手やけれど――そんな理想を他人に押し付けんなや。
月火本人にとっても、自分や周囲が正体を知る前に退治してあげた方が結果的に幸せなのかもしれない。さらに言えば、そんな月火を抱える家族全員にとっても、「化物を傍に置く」というリスクを伴う。だとすれば、これからも人間として妹として変わらず接し続けたいという兄の気持ちなど、わがままでしかない。
影縫を止めようと暦が立ち塞がるが、影縫も悪意で月火を退治しようとしているわけではなく、立ち塞がる暦に向けて「ただのわがままだ」と言い放つような上記の厳しいセリフを発した。
確かに何一つ間違ったことは言っていないが、暦の心情を思えばおいそれと肯定もできず、それだけに「正義とは?」と考えさせられる。理想だけでなく現実も見て、強さも自分の意志も携えた、正義の味方の言葉である。
他人じゃありません。家族です。
前述の影縫の厳しい言葉に、暦はそう返した。
他人に理想を押し付けるものではない。しかし、家族には理想くらい押し付けようと思う。それが家族というものだと、主張する。
月火自身がそんな秘密を抱えてこれからどうなるのか、どう思うのかも分からないし、家族全員に対しても暦はこれから嘘をつき続け、月火という存在を抱え込ませることになる。しかしそれでも、家族にそれを全て押し付けようという暦の決断である。
影縫さん――正義の味方さん。偽者であることが悪だというのなら、その悪は僕が背負います。偽ることが悪いことなら、僕は悪い奴でいいんです。
影縫のような人間こそが正義の味方であり、暦の主義主張はただのわがままでしかないのかもしれない。家族や月火本人への迷惑やその他の影響なんかよりもわがままを優先し、専門家である影縫を押しのけて一人の怪異を救おうとしているその善意は、偽善でしかないのかもしれない。しかし、月火への愛が偽善であるというのなら、自分は喜んで偽善者を名乗ろうと暦は思う。
偽善者でも最低の人間でもいいから、月火に「お兄ちゃん」と呼ばれる、たったそれだけのことを守りたいのだと、相手がどれほど正義であろうとどうしても譲れない愛情が分かる。前述の名言に続けて、正義の味方に向かって暦が放った堂々たる名言である。
Related Articles関連記事
偽物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『偽物語』とは、西尾維新によるファンタジー小説、及びそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品「<物語シリーズ>」の第3作目である。「偽物語」は「<物語>シリーズ」の主人公・阿良々木暦の妹たちをヒロインとしている。「偽物語(上)」は上の妹・阿良々木火憐に纏わる怪異を描いた「かれんビー」(アニメ1話〜7話)、「偽物語(下)」(アニメ8話〜11話)は下の妹・阿良々木月火の出生の秘密を明かした「つきひフェニックス」の話となっている。
Read Article
〈物語〉シリーズ(化物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『戯言シリーズ』や『めだかボックス(漫画原作)』を代表作に持つ人気小説家・西尾維新(にしおいしん)が趣味全開で手がけたライトノベルシリーズ、およびそれらを原作としたアニメ、ゲーム作品。女吸血鬼に魅入られた少年・阿良々木暦と、超常的現象〈怪異〉に取り憑かれた少女たちがとある田舎町で巻き起こす、可笑しくも不気味な青春の物語。
Read Article
物語シリーズの怪異まとめ
『物語シリーズ』とは西尾維新による『化物語』をはじめとする小説シリーズや、それを原作とするアニメなどのメディアミックス作品の総称である。21世紀初頭の日本の田舎町を舞台に、阿良々木暦と「怪異」に関わる不思議な物語が描かれる。 「怪異」は都市伝説・街談巷説・道聴塗説など、人間の信仰や噂から生まれた存在であり、一般の生物とは違うカテゴリーに属する。姿かたちは様々で、実体として存在するタイプ以外にも毒などの特性だけ存在するものなどがいる。
Read Article
物語シリーズの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『物語シリーズ』は『化物語』をはじめとする西尾維新による小説のシリーズ。『化物語シリーズ』と呼ばれることもある。21世紀初頭の日本の田舎町を舞台に、阿良々木暦と「怪異」にまつわる物語が描かれる。 『物語シリーズ』では西尾維新独特の言葉遊びが存分に発揮されており、多くの名言・名セリフや名シーン・名場面が生まれている。名言・名セリフの中にはアニメ主題歌の曲名の由来となった言葉もある。
Read Article
物語シリーズの歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ
「〈物語〉シリーズ」とは、『化物語』(バケモノガタリ)を始めとする西尾維新による青春怪奇小説シリーズ。また、それを原作としたテレビアニメ・ドラマCD・ゲーム・劇場版アニメなどのメディアミックス作品。この記事では「〈物語〉シリーズ」のアニメなどで使用されたオープニング・エンディング主題歌・挿入歌を紹介していく。
Read Article
〈物語〉シリーズ セカンドシーズンの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
〈物語〉シリーズ セカンドシーズンは、西尾維新による「化物語」「偽物語」の続編にあたるアニメ作品である。 怪異と呼ばれる怪奇現象にまつわる事件に、主人公「阿良々木暦」や周囲の人間が巻き込まれ、解決していく物語。時系列で言えば夏休み明けにあたり、暦の夏休みを描いた「偽物語」の直後である。原作小説「猫物語(白)」をはじめとして、「傾物語」「花物語」「囮物語」「鬼物語」「恋物語」の全六篇が収録されている。 各物語でそれぞれ印象的な名言が多くあり、作品における重要なファクターの一つとなっている。
Read Article
化物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『化物語』とは、西尾維新によるファンタジー小説、及びそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品である。アニメ版は2009年7月から放送された。主人公・阿良々木暦と、彼に出会った少女たちが織りなす「怪異」に関する物語である。サブタイトルは「メインキャラクター+怪異」の名前で構成されており、「化物語」は「ひたぎクラブ」「まよいマイマイ」「するがモンキー」「なでこスネイク」「つばさキャット」の5編から成り立っている。
Read Article
傷物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『傷物語』とは、西尾維新によるファンタジー小説、及びそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品「<物語シリーズ>」の第2作目である。小説は2008年に刊行され、劇場版アニメーションが2016年に公開された。出来事の時系列は第1作目「化物語」の前にあたる。主人公の阿良々木暦が、高校生2年生から3年生の間の春休みに「吸血鬼」と巡り合うことで体験した出来事を描く。アニメーション制作はシャフト、監督は新房昭之。
Read Article
猫物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『猫物語』とは、西尾維新によるファンタジー小説、及びそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品「<物語シリーズ>」の第4作目。主人公・阿良々木暦の同級生である羽川翼がメインヒロインとなる。「猫物語(白):つばさファミリー」「猫物語(黒):つばさタイガー」の二部構成。「猫物語(白)」は翼がストレスにより生み出した怪異と暦の対決について書かれ、「猫物語(黒)」は翼が嫉妬により生み出した怪異と向き合う出来事を描く。アニメーション制作はシャフト、監督は新房昭之。
Read Article
傾物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『傾物語』(カブキモノガタリ)とは高校生の青年が少女たちとの関わり合う中で、日常に潜む怪異現象などに困惑しながらも、解決する姿を描いた西尾維新の小説。『〈物語〉シリーズ』の第5弾であり、同シリーズのセカンドシーズン第2弾(通算8巻)に当たる作品。 本作は夏休みの宿題をし忘れた暦が忍に昨日に戻ることを提案。それを忍は快諾するが予想外にも11年前に飛んでしまう。しかし暦は、その時期に事故に遭って死んだ八九寺真宵を、タイムパラドックスや運命の強制力などの問題を考慮しながらも、救うために奔走する。
Read Article
終物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『終物語』とは、西尾維新による小説、およびそれを原作としたテレビアニメ作品『物語シリーズ』の1つである。小説は講談社から上中下の3巻が刊行され、テレビアニメは2015年の10月から12月まで放送された。今作は主人公・阿良々木暦の過去と幼なじみのについてのストーリーと、吸血鬼の少女・忍野忍の初代眷属にまつわるストーリーが描かれている。阿良々木と忍の複雑な人間関係に焦点を当てた物語となっており、そんな中でも言葉遊びや漫才じみた会話が織り込まれ笑えるところが魅力である。
Read Article
憑物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『憑物語』は、西尾維新によって書かれたライトノベルシリーズ『物語シリーズ』の第10作品目。ファイナルシーズン3部作のうち第1作品目である。『物語シリーズ』は、主人公・阿良々木暦が様々な「怪異」と呼ばれる現象や存在に遭遇し、それらと向き合う姿を描いており、『憑物語』では斧乃木余接が主要人物として物語に登場し、阿良々木暦の身体に生じた重大な変化の理由を追究するストーリーが展開される。アニメにおいては物語は「よつぎドール」のタイトルで全4話にわたって構成されている。
Read Article
花物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『花物語』とは『続・終物語』のその後を描いた物語であり、「するがモンキー」に登場したヒロイン、神原駿河が遭遇した新たな事件が語られている。時系列としては『化物語』の主人公である阿良々木暦やヒロインの戦場ヶ原ひたぎは直江津高校を卒業しており、駿河の同級生、日傘 星雨をはじめ新たな登場人物が中心となり物語が描かれている。本作は神原駿河の視点で描かれており、彼女の内面が深く掘り下げられている。2014年8月16日に全5話にてアニメで放送された。
Read Article
化物語の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
「化物語」は、西尾維新によるファンタジー小説、及びそれを原作としたアニメ作品。 主人公の「阿良々木暦」が、クラスメイト「戦場ヶ原ひたぎ」に始まり、色んな少女たちの関わった「怪異」にまつわる事件を解決していく物語である。 ギャグ、パロディ、メタ発言など遊びの多い物語であると共に、西尾維新らしい奥深く尖った作品であり、そのどちらの側面からも多くの名言が排出されている。
Read Article
傷物語の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『傷物語』とは、西尾維新による「化物語」のシリーズ作品の一つ。 主人公「阿良々木暦」の前日譚であり、怪異と呼ばれる怪奇現象に暦が関わることとなった、一番最初のきっかけとなる事件である。 ある日、遭遇した吸血鬼に血を吸われ、暦は吸血鬼となってしまう。そんな中、自分達を退治しにやってくる怪異の専門家たちと戦っていく、暦の春休みを描いたストーリー。 深く重い内容となっており、数々の名言も輩出されている。
Read Article
2024年7月夏アニメ(前期アニメ)まとめ
2024年7月期に放送される夏アニメを50音順に紹介する。2024年7月夏アニメは、人気シリーズの続編が多数ラインナップされている。アニメの放送情報や配信情報、声優・スタッフ、あらすじなどの情報をわかりやすくまとめた。
Read Article
めだかボックス(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
原作:西尾維新、作画:暁月あきら。 週刊少年ジャンプに掲載、コミック全22巻。ジャンル「学園異能インフレ言語バトル漫画」。 ありとあらゆる事を完璧に出来る、黒神めだかが生徒会長となり学園の問題を仲間達と解決していく物語。超人を人為的に作り出す「フラスコ計画」編から「能力者」と呼ばれるキャラがめだかと戦う。原作者は「物語シリーズ」で有名、キャラの独特な名前、推理、言葉遊び、パロディが豊富。
Read Article
刀語(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『刀語』とは、西尾維新のライトノベル作品である。全12話で、作者初の時代小説となる。2010年1月から12月にかけてテレビでアニメ化されている。「刀を使わない剣士」の鑢七花は、「奇策士」を名乗る女・とがめに誘われ、「完成形変体刀」とよばれる刀を集める旅に出ることとなる。人を知らぬ男と心を無くした女の物語が始まる。
Read Article
戯言シリーズ(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『戯言シリーズ』とは、西尾維新が描くミステリー小説。処女作でもある『クビキリサイクル』から始まるシリーズの総称を『戯言シリーズ』と言います。語り手の『ぼく』を取り巻く数々の謎。これは青い少女と平凡な少年が幸せを掴むまでの物語。
Read Article
十二大戦(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『十二大戦』とは、原作西尾維新による現代ファンタジー小説、および小説を原作としたアニメ作品である。12年に一度だけ開催される十二大戦。干支の名を宿し、干支にちなんだ能力を持つ12人の戦士たちが、己の命をかけて戦う物語である。廃墟となった街中が舞台で、策謀と殺戮が繰り広げられる。どんな願いでもただ一つだけ叶えてくれる、史上最高のバトルロイヤルが開戦される。
Read Article
少女不十分(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『少女不十分』とは2011年に執筆された西尾維新によるミステリー小説、およびそれを題材としたミステリー漫画。小説家を目指す僕は、謎の少女Uの異常なある行動を見てしまったことをきっかけに、彼女によって誘拐されてしまう。彼女との一週間の監禁生活を送る中、Uの行動に隠された謎を紐解いていく。その巧みな場面描写により、一種のモキュメンタリーとして成立させ、そのリアリティさにより人気を博した。キャッチコピーは「西尾維新、原点回帰にして新境地の最新作。」、「この本を書くのに10年かかった。」
Read Article
美少年探偵団(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『美少年探偵団』とは2016年に執筆された学園ミステリー漫画、及びそれの題材となったミステリー小説、アニメ、舞台作品。主人公・瞳島 眉美は校内の有名人で構成された謎の組織・美少年探偵団と遭遇する。美少年探偵団の一員となった眉美は、彼らとともに学園で起こる様々な事件や怪奇現象を解決するために奔走する。登場人物たちの美しいデザインや、グロテスク過ぎない事件が人気を博した。
Read Article
大斬-オオギリ-(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『大斬-オオギリ-』とは、2014年から集英社の複数の漫画雑誌をまたいで掲載された漫画。編集者が出したお題に沿ったネームを西尾維新が書き、それをさらに9人の漫画家が形にするという、他漫画でも類を見ない構成が人気を集めた。9編全てがまったく異なるテーマを採用しているため、アクションからミステリー、恋愛ものやSFなど幅広いジャンルのストーリーが展開されている点が特徴である。
Read Article
めだかボックスの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
「めだかボックス」は2009年より「週刊少年ジャンプ」に連載された漫画作品。 主人公の完璧超人「黒神めだか」は圧倒的支持で箱庭学園生徒会長となり、幼馴染の「人吉善吉」と共に生徒会活動をスタートする。その活動の一つが目安箱、通称「めだかボックス」に投書された案件の解決。次第に増える個性豊かな生徒会メンバーと共に、生徒間トラブルを通してめだか達の成長を描く。奥深く考えさせられる名言の数々が名高い。
Read Article
【小説・ラノベ】化物語から始まる物語シリーズを読む順番まとめ(その1)
今や刊行冊数が20冊に迫る勢いで、途中から読み始めた人にとっては何がなんだかわからなくなっている物語シリーズ。 今回は簡単なあらすじを交えながら発売された順に紹介していく。
Read Article
【アニメ】化物語から始まる西尾維新の「物語シリーズ」視聴順まとめ
西尾維新プロジェクトと称されるアニメ化真っ最中の【物語シリーズ】は、現代の怪異に出会った少年少女の姿を描いた作品です。その多さ故、視聴前は混乱必至ですが各シリーズの放送順を知ることでスムーズに楽しむことができます。今回は各シリーズの大まかなあらすじ/放送順/時系列順でご紹介。
Read Article
【偽物語】号泣するほど感動する漫画やアニメの名言まとめ!有名作品ばかり!【ヒカルの碁 など】
メジャーどころから新作・旧作まで、古今東西マンガ・アニメの名言を更新していきます!キャラクターたちの名言に心を震わせてください。読んだことある作品もない作品も、数々の名言だらけです!偽物語やヒカルの碁など有名作品ばかりなのでぜひ最後までご覧ください!
Read Article
【西尾維新/物語シリーズ】 キャラクター画像集
化物語シリーズのヒロイン中心に、高画質な物をまとめました。縦長なので壁紙には向かないかもしれませんが、その点ご了承ください(´・ω・`) 【※随時追加予定です。】
Read Article
闇堕ち・ダークサイドに堕ちたキャラクターまとめ
面白いなと感じた作品に高確率で存在していた闇落ちキャラ。彼らが目指すのは復讐か、世界征服か…。今回はそんな厨二病感満載の闇深きキャラクター達(闇落ち真っ最中・過去進行形・そのまま死亡、の如何に限らず)に迫ってみようと思う。
Read Article
【化物語】千石撫子の魅力と闇について解説・考察【物語シリーズ】
阿良々木暦を中心に、周囲の少女と怪異に関わる不思議な物語である、「物語シリーズ」。 作者西尾維新自身は書きたいことを書き連ね、楽しんで書いた作品であると語っている通り、主人公阿良々木暦が怪異を通して触れ合う彼女たちはとても魅力的です。 そんな大人気アニメの人気の妹キャラ千石撫子についてご紹介します!
Read Article
化物語の人気の一つ。ヒロインたちのオープニングムービーまとめ
化物語は、怪奇を扱ったストーリーと多くの伏線など、見どころたっぷりの超人気アニメ。だけど、その人気を支える要素のひとつに、登場ヒロインたちのオープニングソングが挙げられます。彼女たちの魅力がたっぷり詰まったオープニングムービーを、ぜひご覧ください!
Read Article
西尾維新の「傷物語」劇場アニメ特集 / 第1部〈I 鉄血篇〉
2016年1月8日より劇場公開が開始された「傷物語」。皆さんはもうご覧になりましたか?既にあちらこちらで「クオリティが半端ない!!」という声が上がっていたので、映画を見た人の感想などを含め、傷物語の内容や来場者特典の情報をまとめていきたいと思います。
Read Article
【小説・ラノベ】化物語から始まる物語シリーズを読む順番まとめ(その2)
現在テレビアニメ放送中の終物語。その続きが気になってどうしようもないと、つい原作の方に手を出してしまうものです。今回は、そんな気になる物語の行方も含めて現在までに刊行されているシリーズ本をあらすじと共にご紹介していきます。
Read Article
10月に「終物語」が!その前に、物語シリーズについて
10月に「終物語」が放送されますね。 ということで物語シリーズについて紹介させていただきます。
Read Article
【アニメ】物語シリーズの主題歌をまとめたCD『歌物語』が発売決定!!
西尾維新原作、アニメシャフト制作の「物語シリーズ」の主題歌をまとめたCDが発売される…だと…? という事で今回は歌物語の発売情報を交えながら、筆者の偏見で気になったOP・EDにもスポットライトを当てていきます。
Read Article
西尾維新さんのおすすめ作品
最近アニメにドラマにとよくお名前を拝見する西尾維新さん。 個人的な彼の作品のおすすめを紹介したいと思います。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『偽物語』の概要
- 『偽物語』の名言・名セリフ
- 正義の第一条件は正しいことじゃない。強いことだ。だから正義は勝つんだ。いい加減それくらいわかれよ。それがわからないうちはおまえたちのやっていることはいつまでたっても――ただの正義ごっこで。偽物だ。
- 確かにお前は正しいんだろうお前はいつも正しい。それは否定しない――だけどな、それは正しいだけだ。お前は、いつも強くない。
- 力が強くっても意味なんかねーよ。本物に必要なのは――意志の強さだ。
- 試合に負けて、勝負にも負けて――それでも、自分に負けなきゃ、負けじゃねー。それがあたしの武道なんだよ。
- 笑わすな。理由を他人に求める奴が正義であってたまるものか。
- 行くなら一緒に行こう。お前は僕を守ってくれ――僕はお前を守ってやる。
- 僕はお前たちが大嫌いだ。だけど、いつだって誇りに思っている。
- この世は金が全てだ。俺は金のためなら死ねる。
- 正義の味方は。正義以外の味方を決してせず。そして正義以外の敵だ。そこには偽るべき要素は何もない。つまるところ、正義とは。全員に対する裏切り者――なのだ。
- 僕は決め顔でそう言った。
- 月火ちゃん。阿良々木月火は生まれたときから――ずっと僕の妹だったんだ。僕の妹で、火憐ちゃんの妹だった。そうじゃなかったときはひと時もない
- おどれがどんな価値観持とうと、どんな正義感持とうと勝手やけれど――そんな理想を他人に押し付けんなや。
- 他人じゃありません。家族です。
- 影縫さん――正義の味方さん。偽者であることが悪だというのなら、その悪は僕が背負います。偽ることが悪いことなら、僕は悪い奴でいいんです。