烏養繋心(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ

烏養繋心(うかい けいしん)とは『ハイキュー!!』に登場する、烏野高校のコーチだ。全国に名を知られる烏養一繋の孫で烏野高校バレー部OBだ。坂ノ下商店の店長を勤めながら、コーチに就任する。高校時代はコートに立てなかった為、悔しい思いを持ち続けている。そのため選ばれる側の気持ちを知りつつ、選ぶ側の立場で思い悩みながら指導し、指導者として成長して行く。熱心な勉強家で、他チームの分析を得意とし、烏野高校の異才達を教え、導いていく。春高全国大会を実現させ、一繫の悲願である”ゴミ捨て場の決戦”を実現させる。

烏養繋心のプロフィール・人物像

所属:坂ノ下商店/烏野高校
役職:バレーボール部コーチ
年齢:26歳
身長:178.2cm
体重:72.2kg(26歳)
誕生日:4月5日
好物:玉こんにゃく
最近の悩み:まだ30にもなってないのに親に「早く結婚しろ」って言われる
CV:田中一成、江川央生(白鳥沢学園高校戦より)
演:林剛史

烏養繋心(うかい けいしん)とは、烏野高校(からすのこうこう)のコーチとして活躍する人物。
名将烏養一繋(うかい いっけい)の孫で烏野高校バレー部のOBで元セッターだ。
坂ノ下商店で店長として勤めている。店の名前と苗字が違うのは、お店が母方の実家だからだ。
金髪に染めた髪をカチューシャで上げ、左耳にピアスを付けている。そしてエプロンを付け、煙草を吸いながらハタキ片手に店番をしている姿はお馴染みだ。
大学卒業後は、町内会のバレーチームをつくり、そこでプレーしていた。
烏野高校バレーボール部顧問の武田一鉄(たけだ いってつ)からコーチ就任の依頼を受け、当初はこれを断っていたが、後輩たちが自身の現役時代の宿敵・音駒高校と練習試合をすることを知り、それまでという期間限定でこれを引き受ける。
しかし音駒の監督であり、祖父のライバルであった猫又育史(ねこまた やすふみ)に煽られ大舞台でのリベンジを決意してコーチを続行することとなった。
烏野高校のメンバーに対し、伸びしろのある部員を育てる役にすっかりハマっている。もともと高校や大学での後輩の指導に長けていた、さらには相手の分析も鋭いこともありコーチとしての才能はある。そして人脈を駆使し、事前に強豪校のチーム分析もきっちり行っている。
高校時代はスタメンとして1度しかコートに立てなかった。そのため選ばれる側の気持ちをしりつつ、選ぶ側の立場に思い悩みながらも指導者として成長していく。

烏養繋心の能力

「烏野高校能力パラメータ」
パワー:4/バネ:3/スタミナ:3/頭脳:4/テクニック:4/スピード:2

出典:ハイキュー!!極ファイナルガイドブック

能力パラメータはパワー・バネ・スタミナ・頭脳・テクニック・スピードは5段階評価になっている。

高校時代の3年間は1回しか試合の時コートに立てなかった。後輩の正セッターが怪我をしたため、その代わりにだった。
バレーボールの才能はイマイチだったが、指導者としての才能は開花させている。そして、パラメータを見ると分かるように”頭脳”、”テクニック”が優れている。
戦うチームの分析をして、烏野高校がどう戦っていけば勝てるのかを考え選手達に伝える。そして烏野高校を春高全国大会へと導く。

烏養繋心の来歴・活躍

過去

烏野高校時代

学生の頃からバレーボールに熱中していたが、実力的にはそれほど優れた選手ではなく、仲間の活躍をベンチから見守るのが常だった。

烏野高校のコーチに就任

坂の下商店の店番をする繋心(左)と繋心にコーチ就任を依頼する武田(右)。

高校卒業後、繋心は実家の坂ノ下商店で働くようになる。
その8年後、母校烏野高校の教師である武田から「バレーボール部のコーチになってもらえないか」と打診されるも、自分が教える側になることをイメージできないことからこれを固辞する。しかしその後も武田からコーチ就任の依頼は続いた。そしてある時、武田から「東京の音駒高校との練習試合が近々行われる」こと、「今の音駒高校のコーチが同校OBで、繋心と同年代である」ことを聞かされる。
高校生だった頃、繋心は音駒高校の同年代の選手と「全国で会おう」と約束したことがあり、コーチ就任に一気に前向きになっていった。
まず音駒高校との練習試合前に繫心は、烏野高校の実力を知るために”烏野町内会チーム”と烏野高校の練習試合をすることにした。

烏野町内会対烏野高校メンバーの練習試合

烏野町内会対烏野高校の練習試合を見た繋心は、1年生セッター影山飛雄(かげやま とびお)の動きを見て、ボールの落下点の見極めが速く、迷いのない一歩目だと感心する。そして影山は、速攻で1年ミドルブロッカー日向翔陽(ひなた しょうよう)を使う。日向と影山の速攻は、速く日向はトスを見ずに跳んでいた事に驚き「お前ら変人か!」と繫心が叫んだことから、日向、影山の”神業的速攻”は”変人速攻”と言われるようになった。

日向と影山の速攻は、影山の神業的技術によって成り立っている事を見抜いた繫心は、影山と3年生セッター菅原孝史(すがわら こうし)について話す。影山にあるのが”圧倒的才能”だとしたら、菅原は積み重ねた”信頼と安定”だと言い今の烏野高校を気に入る。

練習試合は烏野町内チームが勝利した。繫心は選手達を集め、今後の課題はレシーブだと話し明日からみっちりやる事を伝えた。そして繫心は、レギュラー選びに苦戦している事を武田に話した。

音駒高校との練習試合

繫心は菅原の志に対して、指導者としてできる事は全部やると決意する

セッターに悩む繫心は、武田から菅原が3年生だから悩んでいるのだと気付かれてしまう。繫心は自分の高校時代と菅原を重ねていたのだ。その事に気づかされた繫心は指導者として、選手側の気持ちで居るわけにはいかないと気を引き締める。

その晩、菅原から3年生には”未来”がないこと、そのためひとつでも多く勝ち次へ進む切符が欲しいこと、その為には自分ではなく影山を選ぶべきだと繋心は言われる。それを聞いた繋心は、「俺はまだ指導者として未熟だが、お前らが勝ちに進む為に俺にできることは全部やろう」と指導者としての決意を新たにした。

対音駒高校練習試合まであと2日となりユニフォームを配る。すると背番号が10番で”小さな巨人”と同じ番号で喜ぶ日向の姿を見て繫心は、”小さな巨人”が居た頃が過去、烏野が一番強かった時期、その頃、烏野は一度も音駒に勝っていなく負けっぱなしで終わっている事を選手達に話し、汚名返上してくれと話をした。”小さな巨人”とは、主人公の日向がバレーボールをするきっかけとなった存在だ。170cm程度の小柄な身長で高身長相手に互角に戦い、烏野高校で絶対的エースとなった人物だ。

5月6日音駒高校(通称“ネコ”)と烏野高校(通称“カラス”)の監督たちの現役時代から続く因縁、それぞれの通称にちなんで、よくゴミ捨て場をあさっている者同士という事で「ゴミ捨て場の決戦」と言われる試合が始まる。

音駒高校コーチで繋心が高校生の時に音駒にいた同年代選手・直井学(なおい まなぶ)から、声を掛けられる。そして、互いに握手をして「俺ら万年ベンチ暖め組!!」と声を揃えて言う。

全敗した烏野高校に猫又は、「全国の舞台沢山の観客の前で、数多の感情渦巻く場所で、ピカッピカキラッキラのでっかい体育館で”ゴミ捨て場の決戦”最高の勝負やろうや」と烏野高校の選手達に言った。猫又から、自分の顔が繋心の祖父である烏養一繋(うかい いっけい)に似ているから煽りたくなると言われコーチを続ける決意をした。

インターハイ予選

選手たちを連れて食事に行き、食事の大切さを教える

インターハイ予選を前にレシーブの強化をする。繫心は、宮城が地区予選が無い為すぐに県予選な事と全国大会へ進めるのは、県内約60チーム中1チームのみで1回負けた時点で道は途切れる事、音駒にリベンジしたいのならこの宮城で1番になる他無い事を話した。

宮城県で強敵となるチームについて選手達に説明した。

まずは、”和久谷南”について話した。守りと連係に優れた”和久谷南”の高さはそれ程でも無いが、レベルの高いレシーブでとにかく拾って繋ぐチームだ。

次に、伊達工業高校について話した。守りの堅いチーム”鉄壁”の一言に尽きる”伊達工業”はどこよりも高いブロックを誇るチームだ。

次に、青葉城西高校について話した。セッターながら攻撃力でもチーム1で勿論セッターとしても優秀、恐らく総合力では県内トップの選手、及川徹率いる青葉城西。及川徹(おいかわ とおる)とは影山の中学時代の先輩で県内トップクラスのセッターだ。

最後に県内最強チーム”白鳥沢学園高校”の牛島若利(うしじま わかとし)擁する、王者白鳥沢と言うが白鳥沢についてはその内話すと約束した。

そして選手達に繫心は、俺的今年の4強と話し”上”ばっかり見てると足元を掬われることになる事を話し、「誰にももう”飛べない烏”なんて呼ばせんな」と叫び選手達の士気を高めた。

1回戦目、常波高校戦。「”飛べない烏”がまた飛ぶところを会場中に見せつけよう」、「”見よっ、古兵烏野の復活だ!!”」と全員で士気を高め試合が始まる。
1セット目25-12、2セット目25-14烏野高校勝利。

2回戦目、伊達工業高校戦。試合が始まり日向の速攻は、伊達工業高校ミドルブロッカー青根高伸(あおね たかのぶ)がブロックに跳んでくる。伊達工業高校は徹底した「リードブロック」だ。トスがどこに上がるか見てから跳ぶため囮にはなかなか引っ掛からなかった。伊達工の皆が「10番を止めるぞ」と勢いづく。その雰囲気を影山は逃さない。「日向が光れば光る程、相手のブロックは目がくらむのさ」と影山は思う。日向を囮にして25-19と1セット目をとる。2セット目22-25烏野高校が2回戦突破する。

3回戦目、青葉城西高校戦。及川の才能やプレーに圧巻される影山に「何と戦ってんのか忘れるなよ。”及川”じゃなく”青葉城西高校”。そんで戦ってんのはお前だけじゃなく”烏野”だ」と言った。接戦となるが、最後は日向と影山の変人速攻をブロックされてしまいセットカウント2-1で烏野高校は負けてしまう。

負けて落ち込む選手達に、「走ったりとか、跳んだりとか、筋肉に負荷がかかれば筋繊維が切れる。それを飯食って修復する。そうやって筋肉がつく。そうやって強くなる。だから食え。ちゃんとした飯をな」と食事の大切さを教えた。

春高までの特訓

繫心は日向を一繫の元に連れて行き、”変人速攻”はスパイカー主導の攻撃だと教わる

インターハイ予選後、繫心は烏野OBで町内会チームの滝ノ上祐輔(たきのうえ ゆうすけ)と青葉城西高校と白鳥沢学園高校について話をする。その中で強豪2校の特徴や強さを再確認した繫心は、圧倒的な練習試合の数が足りない事に次第に焦るようになる。するとそこへ武田から東京遠征が決まった事を知らされる。
埼玉県の私立森然高校で開催される、関東のバレーボール強豪校合同夏合宿に参加する。音駒高校の他には同じく東京の梟谷学園、神奈川の生川高校、そして地元の森然高校が主な顔ぶれとなったが、今回はここに加わる事となった。

音駒高校戦で日向の速攻が、灰羽リエーフ(はいば りえーふ)によって止められてしまう。日向は、青葉城西高校戦とこの音駒高校戦で”変人速攻”の際、目を瞑る事を辞めたいと提案する。最初は少しのズレが致命的となる事を危惧したが、日向から、ブロッカーやレシーバーの目が見える事を聞き、「もしもできたら?あのコンビは”小さな巨人”をも超える空中戦の覇者となる」と期待した。

繫心の店に日向が、練習方法を訪ねてやって来た。繫心は日向を、祖父である一繋の元に連れて行った。そして、日向だけでなく影山も一緒でなくてはいけないと気づき影山の元へ急ぐ。影山に対し、これからのトスはスパイカーの打点=ボールの最高到達点にする必要がある事、スパイカーの打点付近で勢いを殺す事を提案した。

春高予選前の最後の東京遠征へ出かける。繫心は、月島に対し貴重なチーム一の長身を活かしブロックの要になってくれれば、守備のレベルがグッと上がると考えていた。月島は梟谷学園のエース木兎光太郎(ぼくと こうたろう)と黒尾からバレーにハマる瞬間について教えて貰う。この二人の教えによって月島のブロッカーとしての才能が開花した。

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山口忠(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ

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山口忠(やまぐち ただし)とは『ハイキュー!!』に登場するキャラクターで、「落ちた強豪、飛べない烏」と呼ばれている「烏野高校」のミドルブロッカー。身長が高くクレバーな月島、天才の影山、最強の囮日向と同期であり、レギュラーに入ることもできず、当初は目立たない存在であった。しかし、自分だけの武器を見つけるべくサーブを特訓し、チームで欠かせない選手に成長。変人だらけの烏野1年の中で一番まともな性格をしており、よくツッコミ役に回る。しかし幼馴染の月島のことになると熱くなってしまう一面も持つ。

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灰羽リエーフ(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ

灰羽リエーフ(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ

灰羽リエーフ(はいば りえーふ)とは、『ハイキュー!!』の登場人物で、東京の強豪、都立音駒高等学校男子バレー部に所属する1年生。日本人とロシア人のハーフだが日本生まれ日本育ちのため、ロシア語は話せない。名前のリエーフはロシア語で”獅子”を意味する。 バレーは高校に入学してから始めたため、周りから下手だと言われているが、生まれ持った高身長、身体能力、バレーのセンスを兼ね備えている。 主人公の日向翔陽がいる宮城県立烏野高等学校と”ゴミ捨て場の決戦”を実現させるため全国大会への出場を目指していく。

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夜久衛輔(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ

夜久衛輔(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ

夜久衛輔(やく もりすけ)とは『ハイキュー!!』内で登場する音駒高校のリベロ(R)。主人公日向翔陽(ひなた しょうよう)の所属する烏野高校とは因縁の関係であり、何度も試合を行っており、互いを高め合うよきライバルである。リベロとしての能力が非常に高く、その存在だけで相手のスパイカーにプレッシャーを与えるほどの存在感がある。個性豊かなチームメンバーをまとめるおかん的な役割をしていることが多いが、後輩を叱ったりする一面から鬼先輩と呼ばれることもある。

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