アントマン&ワスプ(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ
『アントマン&ワスプ』とは、2018年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。日本での公開は翌年2018年8月31日。マーベル・コミックの実写映画の中で同一世界観を共有する『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズとしては第20作品目、『アントマン』シリーズとしては第2作品目。
特殊スーツで体長1.5cmの「アントマン」に変身するスコット・ラングは、スーツの開発者ピム博士とその娘で相棒のワスプ(ホープ)と共に、行方不明となったホープの母ジャネットの探索に協力する。
『アントマン&ワスプ』のあらすじ・ストーリー
1987年、初代アントマンであるハンク・ピム博士と、その妻で初代ワスプのジャネットは、S.H.I.E.L.D.のエージェントとしてソ連軍の発射したICBM(大陸間弾道ミサイル)を食い止める任務に就いていた。アントマンとワスプの着用する特殊スーツには、ハンクの開発した「ピム粒子」と呼ばれる、物質を自在に拡大縮小させる力を持った素材が使用されており、それにより2人は自分たちの体のサイズを自在に変えることが可能である。ジャネットはワスプ・スーツの力で量子サイズまでに自らを縮小させ、ミサイルの内部に入り込み爆発を止めることに成功するが、そのまま量子の世界で行方不明となってしまう。
28年後、二代目アントマンであるスコットが、戦闘中にかつてのジャネットと同じく量子サイズまで小さくなるが、無事に生還することに成功。このことから、ハンクはジャネットがまだ生きている可能性を信じ、量子の世界からジャネットを連れ戻すための装置「量子トンネル」の研究に没頭する。
それから2年後、アベンジャーズの内乱でソコヴィア協定に違反したキャプテン・アメリカに味方したことからFBIの監視対象となってしまったスコットは、発信機を取り付けられ、自宅での軟禁状態に置かれていた。あと数日で軟禁が解かれるというある日、唐突に量子世界の夢を見て胸騒ぎを覚えたスコットは、スコットの失敗によりFBIから追われる身となり、絶縁状態にあったハンクに電話をかける。その後、すぐにハンクの娘で二代目ワスプであるホープがスコットの元を訪れ、スコットの代わりに等身大サイズの巨大アリに発信機を取り付けてスコットを家の外に連れ出す。ハンク達によると、スコットの見た夢は完成した量子トンネルから流れ込んできたジャネットからのメッセージだと言うのである。キャシーに預けていたアントマン・スーツをホープの協力により周囲にバレず取り戻すことに成功したスコットは、ジャネット救出のために再びハンクたち協力することになった。
ハンクはFBIの追っ手を避けるために研究所を丸ごと縮小させ、スーツケースの様に持ち運びながら量子トンネルの研究を続けていた。しかし、ホープがブラックマーケットでトンネルの部品を購入したことがきっかけで、マーケットを牛耳る武器商人ソニー・バーチに研究所と研究内容が狙われてしまう。部品を渡す代わりに研究内容を要求するソニーと、量子トンネルの悪用を拒むホープの交渉は決裂し、ソニーの経営するレストラン内で戦闘となる。ワスプ・スーツの力でホープが優位に立つが、物質をすり抜けたり、姿を自由自在に消せるヴィラン・「ゴースト」が突然現れ、縮小させた研究所を横から奪われてしまう。
ハンク、ホープ、スコットの3名は、ハンクのS.H.I.E.L.D.時代の同僚研究者で、現在は大学教授をしているビル・フォスターに協力を求め、彼の元を訪ねる。ビルのアドバイスによりゴーストと研究所の位置を特定した3名は研究所を取り戻しに向かうが、逆にゴーストの罠に嵌ってその場で全員捕らえられてしまう。
ビルとゴーストは最初から共犯だった。捕まった3名の前で、ゴーストは自分の正体を明かす。ゴーストの本名はエイヴァ・スターと言い、かつて自らの父親がS.H.I.E.L.D.でハンクの助手をしていた。しかし、研究内容を不正に利用しようとしたことから、ハンクに職場を首にされた父親は独自に量子世界の研究を続け、その中で起こった事故により母親と共に亡くなってしまう。事故の現場に居合わせたエイヴァは、爆発の影響によって自分自身の身体を構成する量子が不安定となり、姿を消したり、物をすり抜ける特殊能力を偶然手に入れ、その後S.H.I.E.L.D.が一度崩壊するまでスパイとしてその能力を利用されることになった。現在は保護者を申し出たビルに引き取られ、ビルと共に普通の身体に戻る方法を探していたが、長年続いた身体の量子の不安定さによりその肉体は限界に近づいていた。それにより最終手段として、ビルと共にハンクから量子トンネルを奪い、トンネルから得られる量子世界のエネルギーを使って自らの量子を安定させ、普通の体に戻る計画を立てたのであった。
今の段階でトンネルから量子エネルギーを放出させると、量子世界にいるジャネットに危険が及ぶことから、量子トンネルの使用を拒否したハンクたちはエイヴァとビルを上手く騙してその場から研究所と共に逃げ出す。3名は量子トンネルを起動させジャネットの位置を特定することに成功するが、量子世界と現実世界が交わる時間には限りがあり、救出の制限時間はわずか2時間とのことであった。
その頃、ソニー・バーチがスコットの職場である警備会社を襲撃。社長のルイスに自白剤を投与してスコットたちの居場所を聞き出したうえ、内通しているFBIに密告して3人の逮捕に向かわせていた。スコットはすんでのところで自宅に戻り逮捕を免れるが、ハンクとホープはFBIに連行されジャネット救出は一時中断し、さらに再びゴーストとして襲ってきたエイヴァに研究所が奪われてしまう。
娘キャシーの手助けにより自宅からFBIを追い返したスコットは、ハンクとホープの救出に向かう。無事に2人を助け出すことに成功するが、ゴースト、ソニー・バーチの追っ手が迫っていた。スコットとホープがそれぞれアントマンとワスプに変身し、ルイス、デイブ、カートの協力を得つつバトルを繰り広げている間に、ハンクは量子トンネルを起動させジャネットの探索を開始。量子世界で生き続けていたジャネットと残り数分というタイミングで再会し、現実世界に連れ戻す。
アントマンとワスプと運転のルイス、ソニー一味、ゴーストで研究所をめぐって激しいカーチェイスが始まる。ワスプはスーツの能力を生かしてゴースト相手に優位に立つが、アントマンはスーツが上手く機能せず苦戦。研究所を抱え船で海へ逃げだしたソニーを、羽アリの背中に乗って追いかけたアントマンが最終的に海上で巨大化し捕えることに成功。無事に研究所を取り戻す。カートとデイヴによって手下のウーズマンも捕えられ、ソニー一味はそのまま全員逮捕となった。無事に手元に戻った研究所から出てきたジャネットは、ホープと感動の再会を果たす。ジャネットの貯えた量子エネルギーの力によってエイヴァの身体も一時的に回復・安定し、エイヴァはジャネットに感謝し戦いは終了した。
同じころ、無断で自宅から抜け出したスコットを逮捕するためウー率いるFBIが巨大化したままのアントマンを取り囲んだが、スコットは既に先に抜け出しておりスーツの中には誰も入っていなかった。気づいたウー達がスコットの自宅に向かうと、先回りし帰宅していたスコット本人が出迎える。さも今までずっと軟禁されていたかのように振舞うスコットに、証拠を出すこともできすしぶしぶ逮捕を諦めるウー。こうしてFBIを騙し切ったスコットは、無事に軟禁期間を終え自由の身となった。
後日、スコットはエイヴァの治療で使用する量子エネルギーを手に入れるため、量子トンネルから量子世界に向かう。エネルギーを採取し帰還しようとするが、突然ハンク、ホープ、ジャネットとの通信が途切れ、スコットは量子世界に置き去りにされてしまった。
丁度その時、同じ地球上のワカンダ国では、全宇宙の約半分の生命を消し去ろうとしている最大の敵「サノス」が、アベンジャーズ達と戦いを繰り広げていた。アベンジャーズは超人類であるサノスの力に敗北し、宇宙創成時に出現したという巨大なエネルギーを持った結晶体「インフィニティ・ストーン」が全てサノスの手に渡ったことで目的は達成され、全宇宙の半分の生命が塵と化してしまった。ハンク達はその半分として、消滅してしまったのだ。
何も映し出されないつけっ放しのテレビの前で、かつてスコットの身代わりとなった巨大アリだけが、スコットのドラムを叩き続けていた。
『アントマン&ワスプ』の登場人物・キャラクター
スコット・ラング / アントマン (演:ポール・ラッド)
元は優秀なシステムエンジニアだったが、以前の勤め先であったヴィスタ・コープ社の不正を公表したことで職を失い、金に困った末に盗みを働き投獄された過去を持つ。もともとは正義感が強くアベンジャーズのキャプテン・アメリカを尊敬しており、楽天家で明るい性格。運動神経がよく、受刑者時代に電子工学の修士号を習得するなど才能にも恵まれている。
投獄されたことから妻マギーに離婚を言い渡され、最愛の娘キャシーとも離れ離れになる。更に服役後は前科者に対する差別でなかなか就職出来ず、刑務所で知り合ったルイスたちとハンク・ピム博士の屋敷に侵入しアントマン・スーツを盗もうとした。しかし、それがきっかけでピム親子と知り合い、アントマンとして新たな人生のスタートを切ることとなった。
現在はルイスと共に設立した警備会社「エックス・コン・セキュリティ」で働いているが、アベンジャーズの内乱でキャプテン・アメリカに協力したことがソコヴィア協定に抵触してしまい、FBIの監視下で自宅軟禁状態にある。
キャシーや親友のルイスからは「スコッティ」という愛称で呼ばれることもある。
ホープ・ヴァン・ダイン / ワスプ(演:エヴァンジェリン・リリー)
ハンク・ピムとその妻ジャネットの一人娘。優れた身体能力を持ち、クールで勝ち気な性格。かつて母ジャネットが使用していたワスプ・スーツを着用してヒーローとしての活動を行っている。アントマンとなったスコットに格闘術をレクチャーしたのもホープである。以前はスーツを盗もうとしたスコットがアントマンになることに懐疑的であったが、スコットの努力する姿を見て態度を軟化させた。現在、スコットとは親密な仲である。
ハンク・ピム博士 / 初代アントマン(演:マイケル・ダグラス)
元S.H.I.E.L.D.の研究員で、ピム粒子を発見した物理学者兼、昆虫学者。ホープの実の父親。S.H.I.E.L.D.に所属していた頃はエージェントとしても活動しており、初代アントマンスーツを着用して東西冷戦時代の機密作戦に関わっていた。なお、当時はアイアンマンであるトニー・スタークの父ハワード・スタークとも交流している。
同じくエージェントとして共に活動していた妻ジャネットを、ソ連軍の発射したICBMの解体任務で失ってからはS.H.I.E.L.D.を退職。研究所ピム・テックを設立し、隠居生活を送っていた。娘であるホープには、実際は限界まで縮小し量子の世界から帰還不能となったジャネットが事故で亡くなったと、嘘の理由を伝えており、長年親子間の確執を抱えることとなった。二代目アントマンとなったスコットが量子の世界から帰還してからはホープに真実を伝えて和解し、現在はジャネットを救出するため量子トンネルの研究に没頭している。
エイヴァ・スター / ゴースト(演:ハナ・ジョン=カーメン)
仮面とスーツを身に纏った謎の女。物質をすり抜ける「フェイズ」と呼ばれる能力を持ち、透明になることもできる。
かつて父親がハンクと共にS.H.I.E.L.D.で量子世界の研究をしていたが、ハンクによって職を奪われてしまう。その後、独自に研究を開始。その最中に爆発事故に巻き込まれ母親と共に亡くなってしまう。同じく事故に巻き込まれたエイヴァは一命を取り留めたが、爆発の影響で自らを形成する量子が不安定になり、物質をすり抜ける能力を偶然手に入れてしまう。そのため長年S.H.I.E.L.D.によりスパイとして利用されていたが、フォスターに引き取られ解放される。自分の体を元に戻すために、ハンクの研究所と研究内容を奪おうと狙っている。
ルイス(演 :マイケル・ペーニャ)
スコットが刑務所で知り合った元泥棒仲間。スムージーの機械を2台盗んだ罪で服役しており、出所後はスコットと親友となる。高い運転技術や格闘の心得もあり能力は高い。現在はスコットと設立した警備会社エックス・コン・セキュリティで社長をしている。お調子者で陽気な性格をしており、話の前置きが長い。
ソニー・バーチ(演:ウォルトン・ゴギンズ)
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目次 - Contents
- 『アントマン&ワスプ』の概要
- 『アントマン&ワスプ』の用語
- 量子世界
- ピム粒子
- 量子トンネル
- ソコヴィア協定
- S.H.I.E.L.D.
- インフィニティ・ストーン
- サノス
- 『アントマン&ワスプ』のあらすじ・ストーリー
- 『アントマン&ワスプ』の登場人物・キャラクター
- スコット・ラング / アントマン (演:ポール・ラッド)
- ホープ・ヴァン・ダイン / ワスプ(演:エヴァンジェリン・リリー)
- ハンク・ピム博士 / 初代アントマン(演:マイケル・ダグラス)
- エイヴァ・スター / ゴースト(演:ハナ・ジョン=カーメン)
- ルイス(演 :マイケル・ペーニャ)
- ソニー・バーチ(演:ウォルトン・ゴギンズ)
- ジミー・ウー(演:ランドール・パーク)
- ビル・フォスター(演:ローレンス・フィッシュバーン)
- ジャネット・ヴァン・ダイン / 初代ワスプ(演:ミシェル・ファイファー)
- パクストン(演:ボビー・カナヴェイル)
- マギー・ラング(演:ジュディ・グリア)
- キャシー・ラング(演:アビー・ライダー・フォートソン)
- ウーズマン(演:ディヴィアン・ラドワ)
- カート (演:デヴィッド・ダストマルチャン)
- デイヴ(演:ティップ・"T.I."・ハリス)
- スタン・リー(演:スタン・リー)
- 『アントマン&ワスプ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ”パパには見守ってくれる人が必要よ”
- ”私は上、あなたは下”
- 巨大化するハローキティ・ペッツ
- 伸縮自在の厨房バトル
- 猛毒ヒアリが仲間に
- 『アントマン&ワスプ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- カメオ出演候補だったクリス・エヴァンス
- エンディング後の次回作ヒント
- 『アントマン&ワスプ』の予告編動画
- 『アントマン&ワスプ』の主題歌・挿入歌
- テーマ曲:It Ain't Over Till the Wasp Lady Stings
- 日本版OP(オープニング):WANIMA『JUICE UP!!』