アベンジャーズ(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ
『アベンジャーズ』とはマーベル・スタジオ製作、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ配給で公開された2012年の映画。アメリカン・コミックヒーローのクロスオーバー作品である。
『アイアンマン』『キャプテンアメリカ』などアメリカン・コミックのヒーロー達で結成したアベンジャーズが、地球支配を目論むロキと闘う姿を描く。
『アベンジャーズ』の概要
『アベンジャーズ』とは、アメリカン・コミック映画のクロスオーバー作品であり、それらの作品を同一の世界観として扱う『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズに属する作品。
本作は第6作品目にあたり、「フェイズ1(第1シーズン)」のクライマックスとなる作品である。
アベンジャーズにかかわる作品群:
『アイアンマン』(2008年)
『インクレディブル・ハルク』(2008年)
『アイアンマン2』(2010年)
『マイティ・ソー』(2011年)
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)
上記作品のヒーローキャラクターにブラック・ウィドウやホークアイも加わったメンバーが、地球支配を目論むロキ達と闘う。
『アベンジャーズ』のあらすじ・ストーリー
アベンジャーズ結成
国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)長官ニック・フューリーは、世界を破壊する力を持つという『四次元キューブ』の調査を秘密基地で行っていた。調査担当のセルヴィグ博士は、四次元キューブの制御を失い、異次元の扉を開いてしまう。
異次元の扉から現れたのは、神々の国アスガルドを追放されたロキだった。
ロキは地球征服を目論み、セルヴィグ博士やエージェントのクリント・バートン(ホークアイ)を精神支配し、キューブを奪って姿を消した。
フューリーは、四次元キューブ奪還の為、ヒーロー達による最強チーム『アベンジャーズ』を計画。女スパイのナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)やエージェントのフィル・コールソンらに、スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)とトニー・スターク(アイアンマン)、そしてブルース・バナー(ハルク)を招集させた。
ロキは、四次元キューブの力を安定させるイリジウムを奪うため、ドイツへ赴く。ロキの狙いは、四次元キューブで異性界の扉を開き、軍隊を招きいれることだった。
ロジャース、ロマノフ、スタークらによってロキは捕えられたが、精神支配されたバートンがイリジウムの強奪に成功する。
ロキをシールド母艦『ヘリキャリア』の特殊監房に収監したところで、ロキの兄であるマイティ・ソーが姿を現した。一堂に会したアベンジャーズだったが、己の意思に関係なく招集された彼らは、チームになることには反発した。
アベンジャーズの不協和音が響く中、ロキに支配されたバートン率いる強襲部隊がヘリキャリアを急襲。混乱の中、我を失ったバナーはハルクに変身し、暴れ出す。ヘリキャリア内の混乱に乗じて、ロキはコールソンを殺害し、逃走してしまう。この戦闘でバートンの精神支配が解かれ、正気に返ったが、ソーとバナーが地上に落下してしまった。
スタークとロジャースは、コールソンの死を受けて、アベンジャーズとして戦うことを決意した。
ロキは、セルヴィグ博士を使って四次元キューブを発動させ、マンハッタン上空に扉を開いた。扉からは、異世界の軍勢(チタウリ軍)が次々と押し寄せていた。
チタウリ軍との戦い
アベンジャーズは、市民を避難させながら、チタウリ軍と闘っていた。
スタークは、新型のスーツを身に着け、ロキに立ち向かった。一方、ソーとハルクも駆けつけ、アベンジャーズに加わった。
ハルクは、強力な腕力でロキを倒した。ロマノフは、セルヴィグ博士から、四次元キューブの封印方法を聞き出し、ロキの杖を用いて異次元の扉を塞ごうとする。
フューリーの上司である世界安全保障理事はアベンジャーズを信じ切れず、核ミサイルによるチタウリ軍掃討を選択。
フューリーの制止を振り切って、攻撃機を発進させた。
戦いの行方
攻撃機から核ミサイルが発射されたが、マンハッタン到着前に、スタークがミサイルの軌道を変え、異次元の扉へと向けた。
ロマノフに四次元キューブの封印を待つように伝え、異次元の扉を超えて、待機していた敵母艦に核ミサイルを投げつけて破壊した。異次元の扉が閉じる寸前、スタークも通過し、地球へ帰還した。
戦い後、世界安全保障理事から、四次元キューブとアベンジャーズの行方について尋ねられたフューリーは、「四次元キューブとロキはアスガルドへ還し、アベンジャーズは必要になれば戻す」と答えた。
ロキの身柄は、兄・ソーに委ねられ、2人は神々の国アスガルドへ、アベンジャーズは思い思いの場所へ散っていった。
『アベンジャーズ』の登場人物・キャラクター
トニー・スターク=アイアンマン(演:ロバート・ダウニー・Jr 日本語版声:藤原啓治)
大富豪にして発明家。
自身の開発したパワードスーツを着用することで、スーパーヒーロー「アイアンマン」となる。
当初アベンジャーズへの参加意志はなかったが、四次元キューブの存在を知り心変わりした。
キューブ強奪をコールソンから知らされ、シールドに協力する。
スティーブ・ロジャース=キャプテン・アメリカ(演:クリス・エヴァンス 日本語版声:中村悠一)
第二次大戦中に強化人間となり、戦争の果てに冷凍保存された。目覚めた後の世界の変化について苦悩している。
過去の英雄として博物館に展示されており、トレーディングカードも発行されている。
コールソンとは親しい仲で、コスチュームもデザインしてもらった。
抜群のリーダーシップを発揮し、癖の強いチームの面々を見事に纏めているリーダー。
ブルース・バナー=ハルク(演:マーク・ラファロ 日本語版声:宮内敦士)
新型爆弾ガンマ・ボムの実験中に大量のガンマ線を浴びたことで、緑の肌と怪力を持つ巨人(ハルク)に変身する体となった。
国家権力から狙われているバナーは、元に戻る方法を模索するため、逃亡生活を送っていた。
ロマノフに、キューブ捜索のために呼び出され、協力することになる。
クリント・バートン=ホークアイ(演:ジェレミー・レナー 日本語版声:宮迫博之)
シールドのエージェントにして弓の名人。
ロキによって精神支配され、シールド母艦ヘリキャリアを襲撃した。支配解除後は、アベンジャーズに加わった。
キャプテン・アメリカやハルクのような特殊能力はないが、弓の腕だけで闘う。
マイティ・ソー(演:クリス・ヘムズワース 日本語版声:三宅健太)
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目次 - Contents
- 『アベンジャーズ』の概要
- 『アベンジャーズ』のあらすじ・ストーリー
- アベンジャーズ結成
- チタウリ軍との戦い
- 戦いの行方
- 『アベンジャーズ』の登場人物・キャラクター
- トニー・スターク=アイアンマン(演:ロバート・ダウニー・Jr 日本語版声:藤原啓治)
- スティーブ・ロジャース=キャプテン・アメリカ(演:クリス・エヴァンス 日本語版声:中村悠一)
- ブルース・バナー=ハルク(演:マーク・ラファロ 日本語版声:宮内敦士)
- クリント・バートン=ホークアイ(演:ジェレミー・レナー 日本語版声:宮迫博之)
- マイティ・ソー(演:クリス・ヘムズワース 日本語版声:三宅健太)
- ナターシャ・ロマノフ=ブラック・ウィドウ(演:スカーレット・ヨハンソン 日本語版声:米倉涼子)
- ニック・フューリー(演:サミュエル・L・ジャクソン 日本語版声:竹中直人)
- フィル・コールソン(演:クラーク・グレッグ 日本語版声:村治学)
- ロキ(演:トム・ヒドルストン 日本語版声:平川大輔)
- エリック・セルヴィグ(演:ステラン・スカルスガルド 日本語版声:金子由之)
- 見どころ
- ヒーロー揃い踏みの戦闘シーン
- 敵だけじゃない、アベンジャーズ同士の闘いも迫力満点
- 『アベンジャーズ』の名言・名セリフ
- 「地球を滅ぼされたら、必ず復讐する」
- 「シャワルマを食べたい」
- 『アベンジャーズ』のアイテム・メカ
- 四次元キューブ
- ヘリキャリア
- スタッフ
- 監督:ジョス・ウェドン
- 製作:ケヴィン・ファイギ