クロノ・トリガー(Chrono Trigger)のネタバレ解説・考察まとめ
『クロノ・トリガー』とは、1995年に発売されたスーパーファミコン用ロールプレイングゲーム。
ファイナルファンタジーの坂口博信、ドラクエの堀井雄二、ドラゴンボール等の漫画家鳥山明の3名によるドリームプロジェクトとして企画され、話題になった。
主人公クロノは、未来の世界を滅ぼす元凶ラヴォスを倒すため、過去、現代、未来を行き来しながら冒険する。
年齢:24歳。168cm、59kg。
原始時代の女性で、B.C.65,000,000年のイオカ村の長。
パワフルでセクシー、強い者とお酒が好きという肉食系女子。
恐竜から進化した恐竜人一族との厳しい生存競争を繰り広げていた。
キーノという恋人がいる。
ゲーム中では敵からアイテムを盗むことのできる技を持つ。
ストーリー中、マールの先祖であるらしいことが示唆される。
武器はこぶし。パンチやキック、噛み付きなどの原始的な肉弾戦を得意とする。
物理攻撃力は加入時でメンバー中最強を誇る。
「こぶし」はレベルアップをする事で、クリティカル率UPと追加効果の混乱「てっけん」、クリティカル時にダメージが9999出る「ごうけん」へと変化する。
魔王(Magus)
年齢:不明 178cm、58kg。
中世ガルディア王国の平和を脅かす魔族の王。
魔王は、自分を倒そうとやってきた中世ガルディア王国の騎士・伝説の剣グランドリオンを携えたサイラスとその親友グレンを倒す。
伝説の剣グランドリオンを折り、サイラスを殺す。恐怖で動けなかったグレンを殺さず呪いでカエルの姿に変えた。
魔王の正体は古代ジール王国の王子ジャキ。
彼はラヴォスの力の暴走により、故国と家族を失い、自らは中世へと飛ばされた。
その復讐のため、ラヴォスを目覚めさせ、自分自身の手で倒そうとしていた。
ラヴォスを倒した後は、古代に戻り、消息不明になっている姉サラを捜す。
武器は大きな鎌で、回転して敵を切り裂く。属性は冥。魔王の名にふさわしく、天・火・水・冥の4種すべての魔法を使うことができる。
魔王は隠しキャラクター的な立ち位置であり、仲間にするかどうかはを任意で選択が可能。
ラヴォス (Lavos)
原始時代に宇宙より飛来した謎の巨大生物。
地上に落下したラヴォスはそのまま地中奥深くに潜っていき、星に寄生した。
永い時を経てA.D.1999に、突如として地中から出現して一瞬で世界を滅ぼした。
まだラヴォスが地上に落下する前、地上からは赤く光る星として見えたため、エイラ達の言葉で「ラ」は「火」、「ヴォス」は「大きい」という意味でラヴォスと名付けられた。
宇宙生命体であるラヴォスの生態は、星の内部に寄生し、その星のあらゆる生物の遺伝子を集めて自らの力として蓄える。
長い年月をかけて力を充分に蓄えた時、地表に現れ、地表世界に光の雨を降らせて星に生きる生命を死滅させる。
そうして地表を自分のテリトリーにした後、子供を産み落とす。
その子供達は、やがて再び新たな星に寄生する為に宇宙へ旅立っていくのだ。
『クロノ・トリガー』のアイテム
ドリストーン
原始で手に入る不思議な力を秘めた赤い石。
赤きナイフ(グランドリオン)の原材料である。
折れたグランドリオンを修復するために必要となるアイテム。
また、魔神器やマールのペンダントなどの重要アイテムの原材料でもある。
グランドリオン
今作に登場するキーアイテム。
元は古代のジール王国の命の賢者ボッシュにより作られた「赤きナイフ」である。
ドリストーンの不思議な力が作用し、ボッシュの希望が「赤きナイフ」にグランとリオンという精霊を宿らせ、実体化させた。
「赤きナイフ」は「ドリストーン」を原材料に作られており、古代の海底神殿でラヴォスの力を吸い出す装置「魔神器」を止めるために作られた。
赤きナイフを「魔神器」に刺した際にラヴォスエネルギーを吸収し、聖剣グランドリオンへと変じた。
その後、赤きナイフをもってしても吸収しきれずラヴォスエネルギーが暴走し、ジール王国は滅んでしまうが、グランドリオンの消息は不明のまま、中世の騎士サイラスの手に渡る。
『クロノ・トリガー』のシステム
今作は3人パーティでバトルが行われ、メンバーの入れ替えは自由に行える。
フィールド移動中の戦闘の場面では、画面の切り替わりがないシームレスバトルを採用し、スムーズなバトルが行われている。
アクティブ・タイム・バトル(ATB) Ver.2
本作のバトルシステムは、『FFシリーズ』で採用されているアクティブ・タイム・バトル(ATB)を拡張したバージョン2を搭載している。
基本的には『FFシリーズ』のコマンド入力方式と同じで速さの順番で攻撃順が回ってくる。
本作のシステム上、敵キャラクターはバトル中、常に移動しているため、味方との立ち位置が変化する。
そのため、技や魔法の効果範囲には、一定の決まりがあり、使用するタイミングによってヒットする敵の数が異なる事もある。
強くてニューゲーム
ゲーム内では「つよくてニューゲーム」と表記される。
一度ゲームをクリアした後に出現するモード。
自分で作成したセーブデータを選んで、そのセーブデータ内のレベル・技などのスキル・アイテムを引き継いでゲームを最初から開始することができる。
ただし、所持金や、一部の重要イベントアイテムなど引き継ぐことができないものもある。
SFC版では「黒の夢」をクリアした後にセーブ(セーブ時のタイトルは『星の夢の終わりに』)し、ラスボスを倒してゲームクリアをする事で現れるモード。
PS版ではシステムデータにゲームをクリアしたデータが存在すれば現れる。
DS版以降では一度でもクリアデータを記録していれば、その後セーブデータをロードする時に現れ、選択できるようになる。
このシステムを利用すればすべてのマルチエンディングやエンディングに影響するイベントなどを比較的容易に見ることが出来る。
マルチエンディング
どのタイミングでラスボスを倒すかによって分岐し、様々なパターンのエンディングが見られるのがマルチエンディング。
1周目では早いタイミングでラスボスを倒すことは実質不可能なので、その場合は「つよくてニューゲーム」から始める2周目以降で挑戦することになる。
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目次 - Contents
- 『クロノ・トリガー』の概要
- 『クロノ・トリガー』の世界設定
- 原始時代(B.C.65000000)
- 古代(B.C.12000)
- 中世時代(A.D.600)
- 現代(A.D.1000)
- ラヴォスの日(A.D.1999)
- 未来(A.D.2300)
- 黒の夢(B.C.12000 - A.D.2300)
- 時の最果て(????)
- 『クロノ・トリガー』のあらすじ・ストーリー
- 現代の千年祭
- 中世へ
- 現代へ、囚われるクロノ
- 廃墟の未来へ
- 時の最果てへ
- 現代の魔族の村へ
- 再び中世へ
- 現代、ボッシュの元へ
- 原始時代へ
- 中世へ、グランドリオン復活
- 再び原始へ
- 古代・魔法王国ジール
- 時をわたる翼
- 古代・海底神殿へ
- ラヴォスとの対決、そして
- クロノ復活
- そして最終決戦
- 『クロノ・トリガー』の登場人物・キャラクター
- クロノ(Crono)
- マール(Marle)
- ルッカ (Lucca)
- カエル(Frog)
- ロボ(Robo)
- エイラ(Ayla)
- 魔王(Magus)
- ラヴォス (Lavos)
- 『クロノ・トリガー』のアイテム
- ドリストーン
- グランドリオン
- 『クロノ・トリガー』のシステム
- アクティブ・タイム・バトル(ATB) Ver.2
- 強くてニューゲーム
- マルチエンディング
- 01 時の向こうへ
- 02 再会
- 03 ドリームプロジェクト
- 04 ガルディアを継ぐ者
- 05 おやすみ
- 06 伝説の勇者
- 07 知られざる過去
- 08 時の中に生きる人々
- 09 友との誓い
- 10 ディノ・エイジ
- 11 予言者が求めるものは…
- 12 反省会?
- 13 夢の終わりしとき (DS版、アプリ版)
- 『クロノ・トリガー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「緑の夢」
- 「緑の夢」フィオナの夢を叶える
- 「緑の夢」ルッカの過去
- 「勇者の墓」
- クロノクロス