クロノ・クロスのエレメント・連携技まとめ

1999年にスクウェアから発売された『クロノ・クロス』。穏やかな漁村で育った少年・セルジュは、突如自分が既に死んでいる世界「アナザーワールド」に飛ばされたうえ、命を狙われる。危ういところを盗賊の少女・キッドに助けられたセルジュは、やがて世界の存亡をかけた大きな戦いに巻き込まれていくのだった。セルジュたちは「エレメント」を使用することで、様々な魔法や技を放つことができる。エレメントの配置や最大45名にも及ぶ仲間達の技の組み合わせを考え出すもの、このゲームの醍醐味の1つだ。

『クロノ・クロス』の概要

『クロノ・クロス』とは1999年にスクウェアから発売された、PlayStation用のRPG作品である。1995年に発売された『クロノ・トリガー』の続編で、クロノたちの時代から20年後の世界が舞台。音楽やグラフィックスのクオリティの高さが特に評価されており、後にNintendo Switchをはじめとした複数のプラットフォームに移植された。
国内での売り上げはおよそ60万本で、『クロノ・トリガー』および本作の前日譚に当たる『ラジカル・ドリーマーズ-盗めない宝石-』を含めた『クロノシリーズ』は、累計で550万本以上出荷されている。

主人公は穏やかな漁村・アルニ村で母親と二人暮らしをしている少年セルジュ。幼馴染のレナと浜辺で会話していたセルジュは突如謎の光に包まれ、すでにセルジュが死んでいる「アナザーワールド」に来てしまったのだった。崖の上にある自分の墓の前で、セルジュは突如「アカシア竜騎士団」のカーシュとその部下に襲われる。危ういところを盗賊の少女・キッドに救われたセルジュは、自分の置かれた状況を把握するためにも、彼女と共にアカシア竜騎士団の本拠地が置かれたテルミナの蛇骨館に潜入することを決意した。協力者と共に様々な敵や罠を掻い潜ったセルジュたちは、蛇骨館で「ヤマネコ」と呼ばれる亜人の男と邂逅する。その出会いをきっかけに、セルジュは世界の存亡をかけた大きな戦いの渦に巻き込まれていくのだった。

前作における魔法や回復アイテムは「エレメント」に置き換わっており、魔法を使うためのMPの概念は無くなった。事前の準備や「属性」を考慮する必要はあるものの、基本的にどのキャラクターでも差異なく回復・攻撃・戦闘補助を行えるようになっている。また周回プレイが必須だが、仲間になるキャラクターは主人公であるセルジュを含めて最大45名にも及び、それぞれ固有の技がある。単独使用ももちろん可能だが、それぞれの固有技を組み合わせると、「連携技」を発動できる。戦闘を有利に進めるためにはパーティー編成やエレメントのチョイス・配置が非常に重要であり、その組み合わせを考え出すのもこのゲームの大きな魅力の1つだ。

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エレメントの種類

エレメントは黄色、緑、青、赤、黒、白の6種類。バトル中に攻撃・回復・補助を行う「通常エレメント」、メニュー画面でも使用可能で1度使うと無くなる「消費エレメント」、モンスターが使用する技に対してトラップを仕掛ける「トラップエレメント」に分類される。
また各キャラクター専用の「固有エレメント」を組み合わせると、「連携技」を放つことができる。

通常エレメント

基本的にバトル中に1度しか使用できない。固有技か特定のエレメントを使用すると確率で復活する。エレメントの中には先天属性に該当するキャラクターのみ装備可能なものが複数存在している。召喚エレメントは先天属性キャラ限定で、フィールドエフェクトの色を統一する必要がある為発動は容易ではないが、強力な攻撃で相手を一掃したりパーティーのHPを全回復して体勢を立て直すことができる。エレメントの名前の横に星のマークが描かれているものが召喚エレメントだ。

消費エレメント

バトル中だけではなく、メニュー画面でも使用することができる(「アゲイン」「クリア」「ヴォイド」は除外)。1度使用すると無くなる。入手場所は各ワールドのショップや宝箱など。マップ上で拾った場合はそのエレメントを1度に5個入手する。
消費エレメントはグリッドに置いた際、自動的に5個ストックの中から配置され、バトル中に使用した場合は、終了後に手持ちの中から自動的に5個になるよう補充される(ストック10個のうちバトル中に2個使用した場合は、ストックが8個になる)。

トラップエレメント

相手の特定の技に対してトラップを張り、該当のエレメントを使用するとその技を無効化したうえで入手できる。ただし敵が使用してくる場合もあり、エレメントを取られた場合手持ちから消滅してしまうので注意が必要。消費エレメントと同じくグリッド1つにつき5個自動で配置され、バトル終了後に自動的にストックから補充される。エレメントの名前の横に下向きの矢印マークが入っているものがトラップエレメントだ。

固有エレメント

各キャラクター専用のエレメントで、Lv.3、5、7が存在している(スプリガンはLv.5のみ)。固有エレメントのレベルは固定されており、配置を変更することはできない。通常はボスモンスターを撃破すると入手できるレベルスターの獲得で習得していくが、一部のキャラクターはLv.7の技を習得するのに特別なイベントをこなす必要がある。

エレメントの発動条件

グリッドレベル

エレメントにはそれぞれ固有レベルとレベル幅が存在しており、その幅の範囲内で配置しなければならない。固有レベルは1~8、レベル幅は0~7の間で設定されており、エレメントの横に「レベル〇±〇」のような形で表示される。グリッドレベル6±2のエレメントの場合だと、レベル4からレベル8までの間で配置できる。回復系と攻撃系のエレメントは配置レベルによって効果値が増減する。状態異常回復などのエレメントは設置レベルによる効果の影響はないので、なるべく低いレベルに設置するのがおすすめである。

パワーレベル

エレメントを発動させるためにはパワーレベルを上げる必要があり、武器による直接攻撃を敵に当てなければならない。各キャラクターには「スタミナ」があり、スタミナの分だけ行動が可能となる。直接攻撃には「弱」「中」「強」の3段階あり、攻撃が強いほど命中率が低い分与えるダメージ量が大きい。敵にダメージを与えるとパワーレベルが上がり、エレメントが使用できるようになる。攻撃が外れてしまった場合はスタミナが減ったうえにパワーレベルは上がらない。

フィールドエフェクト

バトル画面には「フィールドエフェクト」というものが表示されており、敵・味方含めてエレメントを発動すると、フィールドエフェクトがエレメントの色に変化する(赤、青、白の順にエレメントを使用すると、フィールドエフェクトも同じ順番で色が付く)。フィールドエフェクトはエレメントの効果に影響しており、黒、黒、白のような並びで黒が優勢になっていると黒系エレメントの威力が増加する。白系エレメントは逆に威力が弱くなり、その他のエレメントは影響を受けない。
召喚エレメントは先天属性に該当するキャラクターのみ装備可能で、フィールドエフェクトを対象のエレメントの色で統一すると使用できる(白の召喚エレメントである「セインツ」はフィールドエフェクトを白に統一したうえ、先天属性白のキャラがパワーレベルを溜めると発動可能となる)。

『クロノ・クロス』のエレメント

黄系エレメント

アップリフト (装備レベル1±7)

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