ドラゴンボール(DRAGON BALL)の人造人間まとめ
『ドラゴンボール』とは、及びそれを原作とするアニメ作品である。七つ集めることでどんな願いも叶えるドラゴンボールを巡る冒険活劇から、主人公の孫悟空や鳥山明による漫画、仲間たちが強敵と戦うストーリーがメインとなり、世界的な人気を得た。本項では、強力な戦闘力を持った人造人間と呼ばれるキャラクターをまとめる。人造人間たちは、悪の科学者ドクター・ゲロにより戦う為に作られ、悟空たちと敵対する立場だが、中には争いを好まない者や、戦闘をゲームと捉える者もおり、各個体が際立った個性と魅力を持つ。
『ドラゴンボール』の概要
『ドラゴンボール』は、鳥山明による漫画及び、それを原作とするアニメ作品である。七つ集めることで、どんな願いも叶えられるドラゴンボールを巡る冒険活劇から、主人公の孫悟空や仲間たちが次々現れる強敵と戦うバトル物へとシフト。迫力あるバトルシーンのみならず、敵味方共に魅力あふれる多彩なキャラクターや王道のバトルストーリーで、連載終了から四半世紀経っても尚世界中で人気を得ている。
ドラゴンボールの一つである四星球(育ての祖父の形見)を持つ悟空は、ドラゴンボールを集める天才少女のブルマから、四星球を貸してほしいと言われる。用心棒を欲していたブルマの「最後に貸してくれればいい」との言葉で、悟空は四星球の回収の為に彼女の旅についていくことになった。ドラゴンボール探しの中、悟空は世界の広さを知り、強い相手との出会いと戦いを求め、修行を重ねていくようになる。
『週刊少年ジャンプ』で1984年から1995年まで連載。1986年にアニメ版『ドラゴンボール』(以下『無印』)の放送が開始。
1986年には、続編『ドラゴンボールZ』(以下『Z』)として放送が開始された。『無印』並びに『Z』は原作の内容に一部オリジナル展開を加えられている。これは、連載中にアニメ化が始まり、原作の展開に追いつかないようにする為である。『無印』は物語の始まりから悟空が妻のチチと結婚するまでを描き、『Z』は戦闘民族サイヤ人との戦いを描く『サイヤ人編』から原作最終章の『魔人ブウ編』までを放送した。
原作終了後も1996年に『Z』の後日譚を描いた『ドラゴンボールGT』(以下『GT』)の放送が開始。『GT』では、ダークドラゴンボールの力で子供の姿にされた悟空が、孫娘のパン、ブルマの息子トランクスと共に宇宙を股にかけるドラゴンボール探しをすることとなる。鳥山はタイトルの命名や一部キャラクターデザインにのみ関わっている。
2015年、18年ぶりのアニメシリーズとして『ドラゴンボール超』(以下『超』)が放送。ストーリーは『魔人ブウ編』の続編であり、鳥山明が初めてアニメ版のストーリー原案を務めた。
時系列では『無印』『Z』『超』『GT』の順となるが、『超』と『GT』には設定の齟齬が生じる為、鳥山がストーリーに関わっていない『GT』をパラレルワールド扱いするファンも多い。
『Z』では悟空が宇宙から来た戦闘民族サイヤ人であることが発覚。戦闘の舞台も宇宙に移り、悪の帝王と呼ばれるフリーザとの戦いで悟空は超(スーパー)サイヤ人と呼ばれる形態に進化した。超サイヤ人は、黒目黒髪の悟空の髪が金色になって逆立ち、戦闘力が飛躍的に向上したことでファンを魅了した。超サイヤ人はパワーアップをするごとに超サイヤ人2、3と名称やビジュアルが変化する。以降、『GT』では超サイヤ人4、『超』では神の領域である超サイヤ人ゴッド、更にその上を行く超サイヤ人ブルーに進化を遂げている。
尚、悟空や仲間の戦士はファンから「Z戦士」と呼ばれる。Z戦士には悟空の兄弟弟子であるクリリンの他、悟空の息子悟飯、砂漠の強盗を自称していた武闘家のヤムチャ、世界を恐怖に陥れたピッコロ大魔王の息子・ピッコロや悪の武闘家鶴仙人の弟子だった天津飯(てんしんはん)と餃子(チャオズ)、サイヤ人のベジータ、人造人間18号などがいる。天津飯、餃子、ピッコロ、ベジータ、18号とは敵対関係だったが、共闘を経て仲間となった。
ストーリーの中では、かつて世界を恐怖に陥れたピッコロ大魔王との死闘をはじめ多くの戦いがあった。凶暴かつ好戦的な性質の戦闘民族サイヤ人が襲来する。悟空は、自身が幼い頃地球に送られてきたサイヤ人だと聞かされるが、幼少期に頭を打って残忍な性質ではなくなっており、サイヤ人と戦うこととなる。ピッコロ大魔王の死の直前に産み出された息子のマジュニア(以下ピッコロ)は、父の遺志を継いで悟空を倒し世界を破滅に導こうとしていたが、サイヤ人の強さに驚愕し、悟空との共闘を申し込んだり、悟空の息子の悟飯に修行をつけたりするようになる。悟飯との修行の中で、ピッコロが父から受け継いだ残忍さは鳴りを潜め、ベジータたちとの戦いでは悟飯を庇い死んだ。悟空は、仲間たちと共に戦い、ドラゴンボールを奪う為に地球に来たベジータが瀕死の状態で逃げ帰るまで追い込んだ。
『フリーザ編』で生き返ってからのピッコロは悟空たちの味方として共に戦うこととなる。
圧倒的な強さと残忍さを持って宇宙を股にかける極悪人フリーザは、ピッコロがナメック星人であることやドラゴンボールの存在を傍受しており、ナメック星にあるドラゴンボールで永遠の命を得ようとしていた。ナメック星での戦いを繰り広げる中、悟空は超(スーパー)サイヤ人に覚醒し、絶望的なまでの強さを持ったフリーザを互角の戦いを繰り広げる。
フリーザとの戦闘は悟空の勝利に終わったが、フリーザは体の大半を機械化し、生き延びていた。父や部下と共に地球を訪れ悟空やその仲間に復讐しようとしていたフリーザだが、未来から来た少年・トランクスに一味もろとも倒された。
トランクスが言うには、未来世界では悟空はウイルス性の心臓病で亡くなり、悟飯や仲間たちは人造人間なる恐ろしい敵に倒されていた。過去へとやってきた理由は、20年後に完成する心臓病の薬を悟空に渡し、人造人間のことを教える為だった。
「人造人間たちは今から3年後、ジンジャータウンと呼ばれる街に現れる」とトランクスは言い、自分がベジータとブルマの息子であることも告げ、一旦未来へ帰還する(現代で人造人間たちを倒しても、トランクスのいる未来には何の影響もないが、トランクスは「やられっぱなしでは悔しいから」との母の言葉を告げ、悟空たちのいる時代だけでも平和にしようとやって来たのだった)。Z戦士たちは事情を知ると3年間の修行を始める。
果たして3年後。ジンジャータウンには、メカタイプの人造人間19号と、老人型の人造人間20号が現れた。しかし、実はこの時点で現れるはずだったのは17号、18号と呼ばれる個体であり、後にこれらも起動してしまう。トランクスの介入によって、3年前の時点で既に歴史が変わってしまっていたのである。戦いの中で19号、20号は大破するも、究極の人造人間セルまでもが未来世界から現れ、17号と18号を吸収して完全体となる。自らの強さを誇るように、セルは地球の命運を賭けた武道会「セルゲーム」の開催を全世界に宣言する。
悟空たちは、天界にある「精神と時の部屋」(一日で一年分の修行ができる場所)で修行を行い、強さを増してセルゲームに臨む。悟空はこの戦いで命を落とすが、彼の遺志を継いだ息子の悟飯が超サイヤ人2へと進化し、父・悟空の幻影と共にセルを撃破する。
悟飯たちは、ドラゴンボールでセルに殺された者を生き返らせるが、悟空は生き返ることを拒否した。クリリンは二つ目の願いで「17号と18号の体内にある起爆装置を外してやってほしい」と頼み、願いは叶えられた。初めはクリリンを「ちびのオッサン」と呼んで相手にしなかった18号だが、陰からクリリンの願いを聞いており、憎まれ口を叩きながらも再会を仄めかして去る(『人造人間編』の次章『魔人ブウ編』では、クリリンと18号は結婚し、子供をもうけている)。
トランクスは自分の時代に戻り、未来世界の17号、18号、セルを倒して平和を取り戻すことに成功した。
『超』においては、宇宙が12個あり、悟空たちのいる宇宙は第7宇宙としてカウントされている。
『超』の最終章『力の大会編』では、全宇宙を統べる神・全王が人間レベルが7に達していない八つの宇宙から10人ずつを集め、100タック(地球時間で48分)の間戦って落とし合いをさせる力の大会を開催した。全員脱落した宇宙はその場で消され、優勝者には、個々が惑星規模の大きさを持ち、願いに一切の制限のない超(スーパー)ドラゴンボールが与えられ、好きな願いを叶えることができる。
熾烈なバトルロワイヤルが展開され多くの宇宙が消えていった。大会出場者の中でも最強と目されていた第11宇宙の戦士ジレンとの戦いに悟空、フリーザと共に勝利した17号は、超ドラゴンボールで消された宇宙の復活を願った。全王は元々最後まで残る戦士は他の宇宙を思いやる徳を持つと考えていた為、大会の結果に満足した。
本項で紹介する人造人間は、強い戦闘力を持った敵として登場する。一方で、四角四面なロボットのような存在ではなくそれぞれに個性を持つ。アニメでは『Z』に登場。
『ドラゴンボール』シリーズの人造人間(じんぞう にんげん)とは
人造人間とは、『ドラゴンボール』に登場するキャラクターたちである。製作者は、悪の組織・レッドリボン軍に所属していた天才科学者ドクター・ゲロ。当初は、レッドリボン軍による世界征服の目的で作られたが、レッドリボン軍が悟空により壊滅されてからは、悟空への復讐で強い戦闘力と特殊能力を持つ人造人間が作られた。原作には8号の他、無から作られた16号、人間をベースに改造した17号と18号、ロボットタイプの19号とゲロ自身を改造した20号の他、多くの強者の細胞、遺伝子を掛け合わせ生まれた究極の人造人間であるセルが登場している。
1992年公開の劇場版『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』ではオリジナルの人造人間が3体登場した。17号と18号は原作終了後に放送されたアニメ『ドラゴンボールGT』(以下『GT』)、並びに『ドラゴンボール超』(以下『超』)にも登場している(セルは『GT』のみの登場)。
悟空や仲間の戦士が、互いの発する「気」と呼ばれる生命エネルギーを感知して相手の居場所を知るのに対し、人造人間は気を発しておらず、戦士たちは気を探って人造人間の居場所を特定することができない。
人造人間が初めて登場したのは、悟空が少年の頃の物語『レッドリボン軍編』である。悪の組織レッドリボン軍によるドラゴンボール探しが行われており、育ての祖父の形見である四星球(スーシンチュウ。ドラゴンボールの一つ)を探していた悟空はレッドリボン軍と衝突。ドラゴンボールの奪い合いの果て、レッドリボン軍は悟空により壊滅させられる。
『レッドリボン軍編』では、人造人間8号が登場する。8号は悟空と仲良くなって「ハッチャン」と呼ばれるようになる。恐ろし気な風貌と怪力を持つ8号だが、争いを好まず村人を庇う優しい性格を持ち、村長に気に入られて彼の家に住むことになる。
その後『人造人間編』に至るまで人造人間は登場していない。
『GT』では、地獄に落ちたゲロと、『GT』に登場した悪の科学者ドクター・ミューにより作られた新17号が登場。新17号は現世にいる17号と共にあの世とこの世の境に穴を開け、勝手の悪党たちを現世で暴れさせた他、合体して超17号となった。超17号は、悟空のみならずとうに戦闘を退いた17号の義兄クリリンを攻撃。クリリンを殺し、18号を怒らせている。
『超』では、8号と17号と18号が登場。8号は再び未来のトランクスの世界が窮地に陥る『未来トランクス編』でほんのわずかだけ登場した。18号はクリリンの妻として登場し、17号よりも出番が多い。
17号と18号は、戦闘面においては宇宙の命運を賭けた『力の大会編』で活躍した。
1号から7号、及び10号から12号は原作、アニメ、劇場版いずれにも登場していない。
『ドラゴンボール』シリーズの人造人間のタイプ
メカタイプ
体の半分以上が機械や人工物で構成されているタイプ。すべてが人工素材で、無から作られた16号、19号の他、体の大半を機械化した20号がメカタイプに当たる。生身の戦士が気の力を利用して空を飛ぶのに対し、気を持たないメカタイプの人造人間は体内に反重力装置を持ち、飛行する。
バイオタイプ
生身の人間をベースに作られたタイプ。17号、18号がこれに当たる。17号の設計図を見たブルマ曰くは、「人間をベースに、ほとんど有機質だけで改造してある。これなら確かに細胞レベルで融合するのも可能かもしれない」と口にした。17号、18号共に気を発しておらず、悟空たちは彼らの位置を特定することができない。
戦闘面以外の人間としての機能は残されているので、生殖や出産は可能である。17号、18号共に結婚し子供を儲けている。細胞の劣化が遅いため、年の取り方もまた遅い。食事の必要はないが、水分補給は必要となる。ベースが人間なので、修行をすればさらに強くなれる。永久エネルギー式を撮り入れている為、どれだけ激しく動いてもスタミナが落ちることはない。戦闘においては、この疲れない性質は有利に働く。
17号と18号には、わずかながらに小さな機械も使われており、10メートル以内に近づいてた状態で専用コントローラーを使うことで動きを止めることができる緊急停止用の回路が組み込まれている。また、二人の体内には起爆装置も取り付けられていたが、クリリンが神龍に願い起爆装置は取り外された。
バイオ人造人間
人間ベースではなく、一切機械を使わずに作られたもの。セルがこれに相当する。セルは、遺伝子と細胞操作でコンピュータにより作り出した人工生命体である。当初の着想こそ、ゲロが究極の戦士として想定、作り出したが、あまりに時間がかかりすぎる(未来から来たセルが言うには、27年後に完成する)為ゲロはセルを作ることをあきらめた。コンピュータが研究を続けた結果、セルが完成した。
『ドラゴンボール』シリーズに登場する人造人間の一覧
原作に登場した人造人間
人造人間8号 / ハッチャン
出典: sakihopapa.com
CV:飯塚昭三
物語初期の『レッドリボン軍編』に登場。作中では最初に登場した人造人間である。
見た目はフランケンシュタインの怪物に似ており、大柄で怪力。風貌に似合わぬ優しい性格で、兵器としては失敗作。レッドリボン軍が所有するマッスルタワーでの攻防の中、あまりに強い悟空を倒す為に檻から出された。8号自身はレッドリボン軍が行っていることを悪事と認識し、戦闘や殺害の命令を拒む。争いは好まないが戦闘力は高く、悟空が攻撃を受けた時には怒りのあまり相手を倒している。登場直後より悟空と仲良くなり、悟空から「名前が言いにくいから」と「ハッチャン」と名付けられその呼び名を気に入る。
マッスルタワー攻略後、以前外出した際に偶然見つけたドラゴンボールを出して悟空に渡す。ドラゴンボールが見つかったら、軍が駐屯していたジングル村の住人が殺されることを知っていた為、ボールを隠していたと語る。こうした優しさから、レッドリボン軍に人質にされていた村長に気に入られて村長の家に住むこととなった。
機械に詳しく、ドラゴンボールを探す為のレーダー(ドラゴンレーダー)が故障した際修理を申し出たが、あまりに複雑な構造だった為に直せなかった。曰く「このレーダー作った人、めちゃくちゃ天才」。ドラゴンレーダーの修理とドラゴンボール探しで村を去る悟空に激励の言葉を送った。
アニメ版では、フラッペ博士なる人物に作られたサイボーグ。後に鳥山は、「8号はゲロにより作られた全人工物(メカタイプの人造人間)」と答えている。
原作最終章に当たる『魔人ブウ編』で再登場。界王を通して悟空の声を聞き、元気玉を作るために協力した。
『超』では、ゴクウブラックなる敵により、未来トランクスの世界が荒廃した『未来トランクス編』でわずかに登場している。
人造人間16号
出典: w.atwiki.jp
CV:緑川光
『人造人間編』に登場。無から作り出された、完全なロボットタイプ。大柄な男性の姿をしている。ゲロ曰く失敗作であり、作り直す為にカプセルに入れられていた。悟空の抹殺の為に作られたとは本人談。その為悟空には心を許していない。プログラミングされているのは悟空抹殺の意思のみだが、その他の点では鳥や動物、自然を愛する心優しい性格である。
永久エネルギー炉を搭載し、他者の強さや位置を特定できるパワーレーダーを持つ(17号、18号にはパワーレーダーはない)。
両腕はロケットパンチとして発射が可能。腕を取り外し、ヘルズフラッシュなる技も放てる。最終手段として、自爆装置も取り付けられていたが、ブリーフ博士に修理をされた際「物騒だから」と取り外されている。
自分から戦闘に加わることはせず、セルが現れた際に初めて戦いを決意。17号よりも強くなっていた第一形態のセルと互角に戦うが、17号を吸収してパワーアップしたセルには敵わず右側頭部を破壊される。クリリンにカプセルコーポレーションに連れて行ってくれるよう頼み、ブルマとブリーフ博士に修理してもらいセルゲームに参加する。
気を持たない性質を生かし、セルと共に自爆を試みるが、先述の通り自爆装置が外されていたため失敗に終わり、戦意を失う。セルから「爆破ごときでこの私が死ぬとは思えんがね」と言われ頭部以外を完全に破壊された。頭部の完全破壊の直前、中々怒りを解放できない悟飯に「正しいことの為に怒るのは悪ではない」と助言を残し、超サイヤ人2への覚醒を促した。
作中では語られていないが、モデルはゲロ自身の息子「ゲボ」。ゲボはレッドリボン軍の上級兵士で、戦死している。ゲロは、息子への特別な思いから強いパワーと爆破装置を付けたが、戦闘で破壊したくないとの思いもあり、穏やかな性格になった。
人造人間17号
CV:中原茂
『人造人間編』に登場。人間の少年・ラピスを改造した人造人間。永久エネルギー式で、他者のエネルギーを奪う必要がなく、疲労とも無縁。18号の双子の弟。
見た目はセミロングヘアの黒髪と切れ長の目を持った少年。未来世界では残虐な性格で、18号と共に遊び感覚で人間を殺戮し、町を破壊して回っていた。未来世界の悟飯を殺し、トランクスもこのままでは彼らに敵わないとして過去にタイムスリップしてきた。
現在のタイムライン上では、自分たちを改造したドクター・ゲロ(人造人間20号)を憎んで命令を聞かなかった為凍結されていた。戦士たちが思った以上の戦力だったことからゲロにより起こされる。ゲロが緊急停止コントローラーを持っていた為一度は従順になったふりをしたが、コントローラーを奪って破壊。ゲロのことも殺している。
その後は悟空を探して殺す為に旅に出る。空を飛ぶことができるが、「無駄が楽しい」との価値観から、敢えて時間のかかる車での移動を行った。
気ままな性格を持つ半面、戦闘に関しては自信家かつ好戦的。それでいて、自分より弱いものを痛ぶる趣味はないようで、ゲロ以降は誰も殺しておらず、車を強奪したものの派手な破壊活動も行っていない。悟空を殺すことも「ゲーム」と称しており、彼を殺害する目的こそ持ってはいたものの、「人間で一番強い奴だから」との認識であった。
セルとの戦闘の果てに吸収される。セルが倒された時共に消滅したが、神龍の力で「セルに殺された者」とカウントされ生き返った。続く『魔人ブウ編』では、1コマだけ登場している。
『GT』では、地獄に落ちたドクター・ゲロと『GT』に登場した悪の科学者ドクター・ミューにより開発された新17号に操られる。17号の全身に地獄の気が注がれてパワーアップしており、地獄にいた新17号と共鳴する形で地獄とこの世の空間を一つに繋げた。
性格も残忍になり、クリリンを襲い負傷させる。また、クリリンには「自分たちと戦いたいのなら地獄に来るよう悟空に伝えろ」と言い残した。街を破壊し、自分を説得したクリリンを殺害。自身の姉にして、クリリンの妻である18号に再び仲間になるよう誘うが、断られ負傷させている。
新17号と合体して超(スーパー)17号に変身するが、最終的には夫クリリンを殺された18号の怒りの気功波攻撃から、超17号の使う吸収能力の弱点を見抜いた悟空により撃破される。
『超』では『力の大会編』に登場。大会選手を集めていた悟空に勧誘を受ける。この時が、悟空と17号の初対面であった。職業は王立自然公園の保護観察官で、登場時は保護区に指定されている南の島にたった一人で赴任していた。
生物学者の妻と三人の子(うち二人は養子)がいるが、悟空に写真を見せたのみで登場はしていない。力の大会に負ければ宇宙ごと消えると聞いた時には、「みんな一緒に消えるなら仕方がない」と一旦は出場を断るが、宇宙からの密猟者を共に撃退してもらった為、参加を承諾する。
無尽蔵のエネルギーと明晰な頭脳、バリアなどを駆使して戦う。一度は自爆をして退場したと思われたが生きており、瓦礫の下から復活。『力の大会』最強戦士・第11宇宙のジレンをフリーザ、悟空と共に相手にする。圧倒的な力を持つジレンが同胞や師匠を殺された過去を背負い、仲間に裏切られ一人で強くなったことを知るや「お前も人間臭い奴だったんだな」と言葉をかけた。
悟空たちが捨て身でジレンを落とし込む相打ち作戦で、17号は悟空に頼まれてサポートを行い、ただ一人戦いの場に残って優勝。超ドラゴンボールを使う権利を得る。家族と一緒にクルーザー旅行がしたいとの願いがあったが、消された宇宙の復活を願った。全王から「本当にそれでいいのか」と確認されているが気持ちが揺らぐことはなかった。
最終話のエンディングではブルマからプレゼントされたクルーザーで家族旅行をしている(と思しき)光景が描かれた。
未来世界での人造人間17号
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『ドラゴンボールZ カカロット』とは、サイバーコネクトツー開発、バンダイナムコエンターテインメントから発売されたアクションアドベンチャーゲーム。漫画『ドラゴンボール』を原作の戦闘民族サイヤ人が地球に襲来するところから最終戦の魔人ブウ編まで主人公「孫悟空」やその仲間達を操作して余すことなく追体験できる。対応プラットフォームはPlaystation 4、Playstation 5、Nintendo Switch、Steam。
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人造人間18号/ラズリ(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
人造人間18号/ラズリとは、『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、世界征服を企むレッドリボン軍の科学者ドクター・ゲロの作り出した人造人間である。元は普通の人間だったがドクター・ゲロによって改造されてしまい、双子の弟であるラピスも同様に改造され人造人間17号となる。同じくドクター・ゲロによって作り出された人造人間セルが倒された後、本作品の主人公である孫悟空の友人クリリンと結婚。マーロンという女の子を授かり、クリリンの師匠である亀仙人と共に暮らしている。
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人造人間16号(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
人造人間16号(じんぞうにんげん16ごう)とは『ドラゴンボール』(DRAGON BALL)シリーズのセル編に登場する、ドクター・ゲロが作り出したすべてが機械でできている人造人間。ゲロ自身が最後まで起動を許さなかったほど危険な力を保持している。 人造人間17号・18号によって起動すると唯一プログラムされていた「孫悟空の殺害」という同一目的のため、行動を共にすることになる。セルが完全体へ進化後は悟空たちと共に「セルゲーム」に参加する。自然や動物を愛する心優しい性格。
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破壊神ビルス(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
破壊神(はかいしん)ビルスとは、鳥山明監修のアニメ作品『ドラゴンボールZ 神と神』及び『ドラゴンボール超』に登場する破壊の神である。第7宇宙で宇宙の摂理に従い破壊を行うのが役目で、その戦闘力は「強い」という次元ではない。気に入らないことがあると周辺の星を破壊するなど子供っぽく我が儘な面から、立場としては対等な神の界王神にも恐れられている。「超(スーパー)サイヤ人ゴッド」が自分の強敵になるとの予知夢を見て主人公の孫悟空と戦った。邪悪な存在ではなく、それなりの良識や神としての威厳も持ち合わせている。
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セル(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
セルとは、『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、世界征服を企んだレッドリボン軍に所属していた天才科学者のドクター・ゲロが作り出した人造人間。同じくドクター・ゲロが作り出した人造人間17号・18号を吸収して究極の生命体となり、世界を恐怖に陥れることを計画していたが、孫悟空親子や他の戦士達の活躍により、その計画は阻止された。 冷静で話し方にも知性が感じられるが、自分が劣勢になると激昂し冷静さを失ってしまう。また、人間が恐怖に怯える顔を好むような冷酷さも持っている。
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孫悟飯(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
孫悟飯(そんごはん)とは、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、主人公孫悟空(そんごくう)の長男である。初期は泣き虫で甘えん坊だったが、強敵たちとの戦いの中父を超える潜在能力を見せ、戦士として成長を遂げた。全ての潜在能力を引き出された「アルティメット悟飯」は、単体で最強の戦士である。戦闘民族サイヤ人の血を引いているものの、悟飯自身は争いを好まない穏やかな性格で、平和な時代が訪れると幼い頃からの夢だった学者の道を歩むようになる。
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孫悟空(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
孫悟空(そんごくう)とは、『ドラゴンボール』シリーズの漫画・アニメにて主役を務める人物。戦闘民族サイヤ人として生まれたことから強い相手との戦闘を好み、幼少の頃より数々の相手との戦いを経てきた。やがて地球の平和を脅かす強敵たちとも対峙し、地球の危機を何度も救うことになる。持って生まれた朗らかさと純粋さが悟空の人間性に不思議な魅力を添えており、戦った後に仲間となる人物も多い。悟空自身も非常に仲間想いであり、強いだけではなく優しさも併せ持った戦士である。なお、私生活では妻チチの他、2人の息子がいる。
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神龍(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
神龍(シェンロン)とは、鳥山明の漫画作品『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、文字通り神の龍である。世界中に散らばる7つのドラゴンボールを集めることで召喚され、呼び出した者の願いを叶える。ドラゴンボールを作った神様の力を超える願いは叶えられないが、死者の蘇生など超常的な事象は起こせる。登場時より威厳のある存在として描かれてきたが、テレビアニメ『ドラゴンボール超』では破壊神ビルスに怯えるなどコミカルな描写も増えた。
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魔人ブウ(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
魔人ブウとは『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、本作品の主人公である孫悟空の敵キャラクターである。はるか昔、ビビディという魔道士に生み出されるものの手に負えず、封印されてしまった。時が経ち、ビビディの子供バビディが地球にて魔人ブウを復活させ世界を恐怖に陥れた。その後、魔人ブウは善と悪の2人に分かれ、悪の魔人ブウは孫悟空たちの活躍によって倒される。善の魔人ブウは孫悟空たちと協力し、悪の魔人ブウを倒したあと、地球で暮らしている。
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ベジータ(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
ベジータとは、『ドラゴンボール』シリーズの惑星ベジータの誇り高き王子であり、主人公・孫悟空(そんごくう)の最大にして最強のライバル。その生まれからエリート意識が非常に強く、他人から指図されることが大嫌い。地球に定住後は、悟空を目標としながら自己鍛錬の日々を送る努力の人でもある。他人にも自分にも厳しく、当初は冷酷な態度が目立った。しかし、悟空や仲間たちと過ごす中で少しずつ人間らしい感情を見せ始め、愛する者のために戦う強さも身に付けていく。私生活では妻ブルマの他、息子と娘が1人ずついる。
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ドクター・ゲロ/人造人間20号(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
ドクター・ゲロ/人造人間20号とは、鳥山明の人気漫画『ドラゴンボール』に登場するレッドリボン軍の元科学者。世界征服を目論む超悪名高い組織の中で殺戮マシーン「人造人間」を開発し、勢力を増強させていった。しかし、孫悟空のたった1人の進撃によりレッドリボン軍は壊滅し、野望を絶たれてしまう。生き延びた後は悟空に復讐する為、秘密基地に身を隠し、より強力な人造人間の研究開発に没頭する。そして長い年月を経て自身を人造人間に改造し、再び悟空の前に姿を現したゲロは、その研究成果を存分に発揮してゆく。
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全王(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
全王(ぜんおう)とは、鳥山明原作のアニメ『ドラゴンボール超』のキャラクターで、12の宇宙の頂点に立つ最高位の神である。純粋な性格だが、それゆえの恐ろしさもまた持っている。何でも一瞬で消し去ってしまう能力も相まって、破壊神たちですら全王に逆らうことはできない。とはいえ基本的には無邪気であり、機嫌を損ねなければ善側に位置する。自分に物怖じしない主人公の孫悟空(そん ごくう)を気に入り、彼と友達になった。
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ミスター・ポポ(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
ミスター・ポポとは、鳥山明原作の漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品『ドラゴンボールシリーズ』の登場人物で、地球の神に仕える付き人である。愛嬌のある顔つきながら、ピッコロ大魔王という脅威から地上を救った孫悟空(そん ごくう)を簡単にあしらえる強さを見せる。単なる戦闘力だけではなく、無駄を省いた動きや視覚以外の感覚を研ぎ澄ませた結果の強さで、悟空にもその戦い方を伝授した。後々のエピソードでも、サポートの役割で登場し、活躍している。
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亀仙人(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
亀仙人(かめせんにん)とは、『ドラゴンボール』に登場する主人公、孫悟空にできた初めての師匠。 初登場時の年齢は319歳であり、亀の甲羅を背負った陽気でスケベなおじいちゃんだが、実際は武天老師と呼ばれる亀仙流武術の達人である。 少年時代の悟空とクリリンを修行し、時に厳しく、時に孫のように愛情をもって弟子を育てる広い心の持ち主。『ドラゴンボール超』では弟子たちと肩を並べて戦っており、武術家としては生涯現役である。
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モロ(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
モロとは、鳥山明原案の漫画『ドラゴンボール超(スーパー)』のキャラクターで、「星食いのモロ」の異名を持つ悪役である。見た目には青いヤギを思わせる獣人。1000万年前、大界王神(だいかいおうしん)という神に力を封じられ銀河刑務所に収監された。わずかながら力を取り戻すと、他の囚人クランベリと共に脱獄。非道な性格で自分以外は餌と見なしており、部下も捨て駒にする。他者や星のエネルギーを奪うことでパワーアップを繰り返し、神の域に達した戦士の孫悟空(そん ごくう)たちを苦しめた。
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ブロリー(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
ブロリーとは、『ドラゴンボール』のキャラクターで、映画『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』で初めて敵キャラとして登場する。 その後、映画『危険なふたり!超戦士はねむれない』『超戦士撃破!!勝つのはオレだ』の3部作にわたって敵として登場している。 3部作にわたり公開されていることから、敵キャラの中でも人気の高さがうかがえる。 20数年ぶりに、ブロリーが登場する『ドラゴンボール超 ブロリー』が公開されると、かなりの話題になった。 尚、原作には登場しておらず、映画オリジナルキャラクターである。
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ブルマ(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
ブルマとは『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、世界的な大企業カプセルコーポレーションの令嬢である。科学者でもあり様々な機器を開発し、本作品の主人公である孫悟空や他の仲間たちをサポートしている。幼い頃に家でドラゴンボールを見つけ、7個集めるとどんな願いも叶えられることを知る。ドラゴンボール探しの旅に出た先で孫悟空や様々な仲間達と出会い、その中で孫悟空と同じサイヤ人のベジータとの間にトランクスという男の子を授かり母親となる。
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ピッコロ(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
ピッコロとは、大人気漫画『ドラゴンボール』シリーズに出てくるキャラクター。初登場時は、主人公・孫悟空の敵として地球の命運をかけた戦いを繰り広げた。悟空に敗れてからは、地球を征服しに来たサイヤ人に対して悟空と共闘するようになり、今では仲間として頼もしい存在となっている。悟空の息子・孫悟飯の師匠でもあり、普段はなかなか感情を表に出さないが、悟飯の前では優しい一面を見せている。
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目次 - Contents
- 『ドラゴンボール』の概要
- 『ドラゴンボール』シリーズの人造人間(じんぞう にんげん)とは
- 『ドラゴンボール』シリーズの人造人間のタイプ
- メカタイプ
- バイオタイプ
- バイオ人造人間
- 『ドラゴンボール』シリーズに登場する人造人間の一覧
- 原作に登場した人造人間
- 人造人間8号 / ハッチャン
- 人造人間16号
- 人造人間17号
- 未来世界での人造人間17号
- 新17号 / ヘルファイター17号 / あの世の17号
- 超(スーパー)17号
- 人造人間18号
- 未来世界の人造人間18号
- 人造人間19号
- 人造人間20号 / ドクター・ゲロ
- セル
- セル(第一形態)
- セル(第一形態・未来)
- セル(第二形態)
- セル(完全体)
- セル(パーフェクト完全体)
- セルJr.(セル ジュニア)
- 偽セルJr(にせ セル ジュニア)
- 劇場版オリジナルの人造人間
- 人造人間13号
- 合体13号
- 人造人間14号
- 人造人間15号
- ガンマ1号
- ガンマ2号
- セルマックス
- ゲーム版オリジナルの人造人間
- 人造人間9号
- 人造人間21号
- 人造人間ミラ
- 人造人間8000号 → 人造人間8000号マーク2 → 人造人間MX
- 人造人間19000号
- 人造人間33号
- 人造人間44号
- 人造人間55号
- 人造人間76号