劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-

劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-

『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』とは、ドラマが大人気となり、映画化された作品である。乱気流に巻き込まれた飛行機や、フェリーが海ほたるに衝突など、連続して大事故が起きてしまう。フライトドクター達は救助に駆けつけ、傷病者の命を救うため、懸命に処置をする。どんな困難にも立ち向かっていくドクターの奮闘や絆が感じられる内容となっており、最後にはそれぞれの旅立ちが描かれている。

1zFATDRAGONのレビュー・評価・感想

劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-
8

救急医療の最高作品

ドラマとメインの登場人物は変わらない。
メインキャストが指導することになる研修医役として、新木優子、成田凌、有岡大貴(Hey!Say!JUMP)が登場する。
原作が漫画である場合、賛否両論が多いが本作も同様である。
本作はドラマの1stシリーズから10年後の設定となっており、メインの登場人物が研修医から成長した姿が見られる。
全体として、大規模災害医療、臓器提供をはじめとする命を繋ぐこと、がんの終末期医療について描かれている。
大規模災害の現場では、空港において完治することのない感染症に冒された可能性があるというシーンもある。
感染症予防に対する医師の危機管理能力や判断力が非常に問われるだろう。
天才外科医となった藍沢、リーダーシップを取る白石、盛り上げ役の藤川、じゃじゃ馬ながらも万能な緋山、ナースとしてフォローする冴島。
この5人のチームが結束力や技術ともにレベルアップ&パワーアップされており、その姿には安心感すら感じられる。
ドラマの映画化ともなるとドラマを見ていないとついていけないことが多いが、導入部分で振り返りがあるため万人が安心して観られる作品である。
また、チームの成長もさることながら、役者としての成長が見られるのもドラマから通して見る楽しみの一つだろう。