鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による日本の漫画作品、およびそれを原作とした映画・ゲームなどのメディアミックス作品である。スピンオフの小説・漫画も数多く存在する。
舞台は大正時代。家族を鬼に皆殺しにされ、唯一生き残ったものの鬼になってしまった妹の禰豆子(ねずこ)を元に戻す為、主人公の炭治郎(たんじろう)は鬼を滅する「鬼殺隊(きさつたい)」へと入隊。そこで様々な人や鬼と出会い、次々に新たな「呼吸」と呼ばれる技を会得。そして鍛錬を重ねながら、鬼の首魁である鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)を倒す為に戦っていく冒険譚。
『週刊少年ジャンプ』にて2016年から2020年まで連載され、単行本全23巻の累計発行部数は2021年2月時点で1億5000万部を突破。
2019年にテレビアニメ化し、このテレビアニメで人気を確立。老若男女問わず人気を博して「国民的アニメ」と称されるようになる。そして2020年には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開され、日本歴代興行収入第1位となった。
企業やテーマパーク・各種飲食店などで多様に展開されたメディアミックスや、異例の能舞台化などでも話題を呼んだ。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaibaのレビュー・評価・感想 (7/10)

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
9

鬼滅、最高!

大正時代を舞台に描かれる、深い心理描写、主人公の成長と家族愛などがつまった魅力的な作品。
アニメ化、映画化と人気爆上がり!大人から子供まで楽しめる、家族で見れる作品!
主人公は匂いをかぐことが得意で、石頭で、嘘がつけないとても個性的な少年、炭治郎(たんじろう)。
ある日、彼の家族が鬼と言う特殊な生命体に殺されてしまう。生き残った炭治郎と妹・禰豆子(ねずこ)。
しかし、禰豆子は鬼になってしまう。
炭次郎は、禰豆子を人間に戻すため!新たな悲しみを生み出さないためにも鬼と戦うことを決意する。
この二人の、兄弟愛がとても素晴らしい!鬼と人間が愛によって手を取り合う姿が、作中人物にも大きな影響を与え、感動させる。
中盤から出てくる耳がよく、女好きだが、一度構えると空気が震え、まるで別人のようにかっこよくなる少年、善逸(ぜんいつ)と、肌が敏感で、普段はイノシシの仮面をかぶっているが、とても綺麗な顔をしている少年、伊之助(いのすけ)が、織り成す笑いがとても心地よい。
そして、この物語に出てくる人物のほぼすべての過去が描かれており、それがとても切なく、悲しい。
それでいて、その過去がキャラをより際立たせている。
鬼滅の刃にしかない魅力を、是非とも、ご覧ください。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

ここにすべてが詰まった! 1話

この作品は2019年、最大の話題となった作品です。すでに続編である映画の公開もしており、単行本の売り上げも凄いです。
物語は主人公である竃門炭治郎が家族と平和に暮らしているところから始まります。彼は山奥に幼い弟や妹たち、そして母親と暮らしていました。父親である炭十郎は病で死んでしまい、長男である炭治郎は苦労しながらも炭焼きとして、幸せに暮らしていました。
炭焼きと言われれば時代が古く感じると思いますが、この作品の舞台は大正時代となっています。明治と昭和の間、丁寧に書き込まれた古き良き日本の大正時代の風景に、思わず目を奪われます。
この世界には古くから伝わっていることがあり、日が暮れると鬼が現れ、人を喰うと言われていました。当然、そんな伝説を炭治郎は信じておらず、鬼なんかいるはずがないと、彼は仕事の帰り、麓の知り合いの家に一泊してから帰ることにします。
しかし、翌朝炭治郎が家に帰ると、家族は鬼に襲われていました。家族の中で唯一、妹である禰豆子だけは息がありましたが、彼女は鬼にされていました。
そこに鬼斬り様という存在が登場し、鬼となった禰豆子に襲い掛かります。
炭治郎は鬼斬り様に必死に訴えかけ、妹に人間を襲わせない、妹を人間に戻す方法を探す、妹と家族をこんな目に合わせた敵を討つと。ですが鬼斬り様(鬼殺隊)である冨岡義勇に炭治郎は敗れ、義勇は禰豆子を退治しようとしますが、兄妹の絆が確かに残っている事に気付き刀を収めます。
炭治郎の意識が戻った後、冨岡義勇は「育て」である鱗滝左近次の元を訪れる様に伝え、物語が進み始めます。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
9

鬼滅の刃をみて

コロナ禍になってから外出できなくなった為、みんな何をしたら良いか分からなくなった為、鬼滅の刃を見てブームになったのかと思っていて本当に面白いのか謎に思ってました。実際に見てみて正直、人を食ったり、大人が見ても怖いなと感じる部分がありました。

しかし主人公の炭治郎の優しさ、心の暖かさ、家族との絆が本当に素晴らしくて本当に感動しました。子どもの為なら私は死ねますが兄弟や親のために自分が死ぬかもしれないという戦い、試練は絶対に乗り越えれないと思います。また鬼になった妹、禰󠄀豆子を背負って誰になんと言われようと守った炭治郎の姿をみて本当に感動した。

そして鬼殺隊となり善逸や猪之助と必死に戦う姿、どんな敵にも戦っていく姿をみて一生懸命何かに夢中になることは素晴らしいことと感じました。

また無限列車編の煉獄さんには言葉にならないくらいの感動をしました。柱としてやるべき任務を果たし人間を誰一人とも死なせず守り抜きその姿は本当の強い男だと思いました。

最終、珠世さんや柱、鬼殺隊の力で無惨を殺せました。炭治郎は残念ながら最後は鬼となってしまいましたが日に当たっても死なず無惨を殺せて良かった。禰󠄀豆子を人間に戻す為に炭治郎は戦って来たけど予想とは大きく外れ炭治郎は鬼になってしまいましたが予想外の展開だったので面白かったです。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

20代女子から見た鬼滅の刃

アニメ化を機に様々なメディアで取り上げられるようにもなった「鬼滅の刃」ですが、アニメはもちろん、漫画や小説などどのメディアミックスをとっても、非常に面白い作品であると言えます!作品名を聞いたことがある、という方も非常に多い作品だと思います。
この作品は主人公の炭治郎が、鬼になってしまった妹の禰豆子を人間に戻す方法を探すために旅をする話です。
私は漫画やアニメ、ノベルゲームなどたくさんの作品に触れてきましたが、鬼滅の刃の見所はやはり炭治郎の優しさにあると思います。
主人公らしい主人公ではあるのですが、炭治郎のような主人公はこれまで見たことがありません。
強く、優しく、家族思いで暖かい炭治郎を前に、登場人物はみんな心を解されていきます。
それは人間のみならず、敵である鬼もそうです。
鬼は人を攻撃し、人を食う存在ではありますが、元々は人間です。
そんな鬼たちが炭治郎に斬られる、倒される瞬間、悲しい過去を思い出しています。
もちろん最初から最後まで悪を貫く鬼らしい鬼もいますが、鬼になりたくてなったわけじゃない鬼たちは、炭治郎の優しさに救われていると私は思います。
炭治郎の優しさに救われたのは登場人物の人間たち、鬼たちのみならず、私たち読者もそうなのではないか、と思います。
鬼滅の刃のキャッチコピーでもある「日本一慈(やさ)しい鬼退治」。
泣ける作品や、様々な愛の形を描く作品、登場人物の優しさや悲しい過去に触れたいと思っている方にはぜひお勧めしたい作品です。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

登場人物全員に魅力がある作品!

「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編は漫画「鬼滅の刃」(作者:吾峠呼世晴)原作のテレビアニメ。2020年に公開となった「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」に続く内容の作品になっている。
舞台は大正時代の話になっており、貧しくも仲の良い家族の長男竈門炭治郎(かまどたんじろう)が一人家を離れた時、鬼によって一家が全滅。唯一生き残った妹禰豆子(ねずこ)は鬼になってしまった。その時に禰豆子を「鬼」として殺そうとした鬼殺隊員の冨岡義勇(とみおかぎゆう)との出会いによって、鬼の存在を知り、妹を人間に戻すために鬼殺隊への入団を決める。
不死身の鬼との闘いは壮絶で目を塞ぎたくなるような描写もあるのは確か。ただ、悲しく暗いだけの物語ではなく、ギャグも要所要所でふんだんにちりばめられており、思わず笑ってしまう。

登場人物一人一人のキャラクターが生きており、どのキャラクターも欠かせない存在となっている。作者がキャラクター一人一人を大切に書いている様子がよく分かる。
特にアニメでは、声優陣も話題となり、バラエティー番組に引っ張りだこな時期があった程。キャラクターにぴったりな声と話し方で見ていて安心できる。原作派も納得の声優陣になっているため、ぜひ、アニメの「鬼滅の刃」もお勧めしたい。

冒頭でも紹介した「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は興業収入が約517億円にのぼる大ヒット作品。テレビアニメ版はこの映画に続く内容となっているため、無限列車編をもっとよく理解するためにも欠かせない作品である。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
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久しぶりのマンガで涙してしまいました!

久しぶりにマンガを買いました。配信されていたアニメを子供と一緒に見て、「これ、おもしろい!」と長年封じていたアニメオタクの虫が覚醒してしまいました!アニメを見て続きが気になり、単行本を集めました。アニメも一気に最終話まで見て、何度も何度も繰り返し見てしまいました。単行本も一気読みしてしまうほどでした。
内容はご存知の方も多いと思いますが、時代は大正時代です。祖父母が生まれたころが背景になっているので、現代とそう遠くない時代背景が物語に引き込まれる要因かもしれません。主人公は10代の男の子と妹です。家族は鬼に惨殺され、妹も鬼にされてしまいます。厳しい鍛錬に耐えて鬼を滅ぼすための組織に入り、人を襲う鬼と戦いながら妹を人間に戻す方法を探っていきます。ただ人々を襲い食らう恐ろしい鬼を倒していくだけではなく、対峙した鬼の背景も描かれているので、ただ悪者としてではなく、鬼側の気持ちにも入り込んでしまいます。たくさんの登場人物が出てきますが、それぞれのセリフは心に刻まれるものも多く、奮い立たされるものもあります。
ただ悪いものを懲らしめるだけの話ではないと思いました。人としてどうあるべきかをこの作品から改めて教えてもらった気がします。久しぶりにどっぷりハマってしまいました!

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

2020年全世界興収入1位の超話題作!!!鬼滅の刃の劇場版。

父親が病死し、残された母親と六人の兄弟が貧しいながらも幸せに暮らしていた。
ある日、長男の竈門炭治郎が炭売りから帰宅すると、家族が鬼に惨殺されてしまっていた。
唯一生き延びることができた妹・禰豆子も、鬼になってしまう。
炭治郎は妹・禰豆子を人間に戻すために、鬼殺隊となり鬼狩りをするというストーリー。
舞台は『無限列車』。
短期間のうちに40名以上の行方不明者を出し、送り込まれた鬼殺隊もまた連絡が取れなくなってしまう。
鬼殺隊として闘う友の我妻善逸、嘴平伊之助と実態を確認するべく、炭治郎は無限列車に乗り込み、同乗していた鬼殺隊最強と言われる柱のうちの一人、炎柱・煉獄杏寿郎と出会い、共に人喰い鬼に立ち向かっていく。
いつの間にか乗客は全員深い眠りに落ちている。
戦いの場はそれぞれの夢の中。
炭治郎は夢の世界で殺されたはずの家族や病死した父、人間だった頃の禰豆子の元気な姿があったのだ。
自分が望む世界がそこには広がっていた。
夢かそれとも現実か?
現実と夢の間で揺れ動く感情。
そんな中、炭治郎は徐々にここは夢の中の世界だと気付き始める。
どうしたら現実の世界に戻ろうと果敢に挑戦するも、夢の中からは抜け出せない…。
だが、ついに賭けとも言えるあるやり方にたどり着く。
そのやり方とは…。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

鬼滅の刃、アニメも漫画も最高

鬼滅の刃が社会的なヒットを飛ばしている、というニュースを見ても「ふうん」くらいにしか思わなかった私。社会人になってから、仕事仕事の毎日で漫画を読む時間ももったいないと思っていたくらいで、気が付いたら大学生以来漫画をほとんど読んでいなかったことに気が付いた。どれ、そこまで人気なのであれば、とりあえずアニメから見てみようか…と思って見てみると、一気に世界観に引き込まれた。まず、画の美しさが素晴らしい。そして、BGMも、時に激しく、時に懐かしい気持ちにさせてくれるような音楽。何よりも声優陣がとても豪華。アニメにあまり詳しくない私でも知っているような、超一流の声優がずらり。2日で一気に見てしまった。アニメ一気見は初めての経験で、これは漫画も買わなければならない!と書店に走った。生まれて初めて、漫画を一気に20冊ほど大人買いした。漫画の画も、基本的にかわいらしく、グロテスクな描写も多々あるもののそこまで不快感はなかった。全体的にテンポが良く、こちらも一気に読み進めてしまった。社会人になってもう8年が経つが、漫画の楽しさ、アニメの楽しさを改めて思い出す良いきっかけになった作品でもあった。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
9

なぜここまで人気なのか?人気アニメ「鬼滅の刃」レビュー

言わずと知れた名作。田舎町で暮らす少年、炭次郎が、ある日家族を鬼に殺され、妹の禰豆子を半妖の鬼にさせられてしまう。人を鬼に変え、食料にすることで生き永らえている鬼舞辻無残を倒すため、炭次郎は鬼狩りとして剣術を学び、様々な鬼に立ち向かっていく。
続編「無限列車編」が「千と千尋の神隠し」の興行収入を超え、また二期「遊郭編」を控えている本作。その魅力は、ズバリ3つ。プロも唸るレベルの映像クオリティ、世界観をリスペクトしたバックミュージック、耳に残る力強いセリフの数々です。
作者はジャンプ漫画「ジョジョの奇妙な冒険」をリスペクトしているそうで、能力に頼らない戦闘のトリック、呼吸法など、いくつかジョジョを連想させる要素が、本作にも出てきます。しかし「鬼滅の刃」で最も注目されているのは、その台詞回し。「生殺与奪の権を他人に握らせるな」「判断が遅い!」「お前も鬼にならないか?」など、パロディに使えそうなセリフがいたるところに散りばめられていて、他の漫画にない存在感を放っています。
音楽面に関しても、日本謡曲を意識した三味線、合唱、和太鼓などの和楽器を用いて、大正時代の日本の世界観を確たるものにしています。不気味な鬼の恐ろしさをより際立たせている演出には、鳥肌が止まりません。
主人公炭次郎、妹の禰豆子、気弱な善逸、猪突猛進な伊之助。4人のテンポのいいギャグシーンもとても面白く、飽きずに見続けられます。一期の終盤から「柱」という位のキャラクターが出てきますが、その柱達も想像以上に丁寧に描写されています。鬼によって人生を変えられた若い戦士たちの葛藤、悩み、夢、願望など、人が人生を乗り越えていくにあたって、必ずぶち当たる壁を、どうやって壊すことができるか。その答えを、本作を通して学ぶこともできると思います。
また、味方サイドだけではなく、敵サイドもとても魅力的。十二鬼月の蜘蛛一家、インターネットでもプチバズリを起こした「無残のパワハラ会議」を始め、様々な魅力的な鬼が現れます。無残の血によって使うことができる「血気術」という魔術。その圧倒的な力で、主人公達を絶望の淵に追い詰めます。鬼たちは実に非道な手段を使ってくるのですが、ただ憎たらしい敵で終わるのではありません。彼らにもかつて人間らしく生きていた時代があり、苦しい人生をなんとか凌いでいて、そこを無残に救われた犠牲者でもある、というのが本当に悲しいのです。特に鬼が自分の過去を語るシーンでは、必ず涙を誘われます。
騒がれているから、有名になりすぎて逆に胡散臭い。「鬼滅の刃」をそうスルーする人も、中にはいるのではないかと思います。しかしこの名作を観ないのは、あまりにも勿体ないと私は思うのです。漫画では絵の粗さを指摘されることも多い「鬼滅の刃」ですが、アニメだとそこまで気になりません。未読の方でも入りやすいので、気になる方は是非アニメを観るのをオススメします。日本アカデミー賞アニメ部門を受賞した、話題作「無限列車編」からチェックしてみるのも、乙な楽しみ方ですね。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
9

感動しました。

鬼滅の刃の映画、『無限列車編』の主題歌が恋しいほど好きです。特に、『ぼくたちは燃えさかる旅の途中で出会い 手を取りそして離した 未来のために 夢が一つ叶うたび僕は君を想うだろう 強くなりたいと願い泣いた決意を餞に』の部分に感動し、感極まりました。映画館で最後に映像とともに歌が流れた時に一番衝撃を受け、頭から離れないほど印象に残っています。
主人公の炭治郎の魅力がたくさんあることも鬼滅の刃のいい所だと私は思います。炭治郎の顔がかっこいいところもその一つだと思います。優しい心をもっているところにも惹かれます。特に、鬼に対しても同情したり、かばったりするシーンでの炭治郎には胸をうたれました。
ヒロインの禰豆子は、戦うシーンがかっこよく、小さくなるとかわいくなるというキャラクター性がとってもいいです。
一番印象に残るシーンは、那田蜘蛛山で善逸が人面蜘蛛と戦うシーンです。
敵から毒をもらったうえに、一つの技しか使えないことを見抜かれて窮地に陥っていた善逸が「一つのことしかできないならそれを極限の極限まで磨き抜いて誰よりも強靭な刃になれ」という師匠の言葉を思い出し、人面蜘蛛へと『霹靂一閃 六連』を放つシーンに感動しました。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
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少年ジャンプらしい主人公の成長バトル漫画

単行本の累計発行部数は軽く1億冊を超え、劇場版の興行収入が300億円を超える等、社会現象を巻き起こした作品です。
家族を鬼に殺された少年が鬼を退治する物語、そう言ってしまうと現代版の桃太郎の様にも思えますが、そこはさすが王道のジャンプ漫画。特に主要キャラクター達の設定がよく出来ています。
主人公の少年の竈門炭治郎(かまど たんじろう)は、家族のためによく働き妹や弟に優しいごく普通の少年。
しかしある日、正体不明の鬼に妹の竈門禰󠄀豆子 (かまど ねづこ)以外の家族全員を殺害され、唯一生き残った禰󠄀豆子も鬼にされてしまいます。
炭治郎は家族を殺した鬼への復讐と、鬼になった禰󠄀豆子を人間に戻す方法を探る為、鬼を退治する組織である鬼殺隊に入隊して戦いに身を投じていく物語です。
鬼滅の刃の一番の魅力は主人公の炭治郎がどこにでもいるごく普通の少年という点です。
特に強いわけでもなく、何かに秀でているわけでもない普通の少年なので、読んでいて共感できる点が多いです。
性格はとても素直でまっすぐで人に優しい、正義感が溢れるけど無理を言わないというところも魅力です。
また炭治郎だけではなく、妹の禰󠄀豆子や物語がすすむにつれて登場してくるキャラクターもとても魅力的に描かれています。
是非一度手に取って読んでいただきたい、おすすめの作品です。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

劇場版無限列車編の感想!

無限列車編については、炭治郎ではなく、煉獄さんの作品と言っても過言ではありません。
私は漫画を最後まで読んでいたため、結末を知っていましたが、それでも楽しめ、とても感動しました。
まず、映像がとてもキレイで迫力があります。
特に列車の中での戦闘シーンは、アニメ映像ならではの躍動感を感じることができ、これぞまさに「劇場版」と納得できる作品でした。
また、話のテンポが非常に良く、途中で退屈することなく最後まで観ることができました。
ただし、本作品のみを観ても十分に楽しめる内容ではあると思いますが、アニメ版一期の続編となっているため、アニメを視聴するか、漫画を読んだうえで鑑賞するのをお勧めします。
とにかく、煉獄さんが引き立つ作品となっています。
猗窩座との戦闘シーンの迫力は凄まじく、結末を知ってはいるものの「負けないでほしい」と強く願うばかりでした。
そして、煉獄さんが自分の母親に「自分の使命を果せたか」と問い、笑顔でこの世を去るシーン。
この場面については、涙なしでは語れません。
煉獄さんは今後の作品で登場することはないと思いますが、この出来事を糧に炭治郎は強くなっていったのだな、と感じました。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
9

『鬼滅の刃 無限列車編』レビュー

私は映画公開以前からの鬼滅の刃のファンだったので、当然ながらどういう話がどういう風に展開され、どう終わるのかを知ったうえで鑑賞しました。
結論から言えば、それでも十分楽しむことができました。
まずアニメーションですが、ufotableの圧倒的なアニメーションは期待をはるかに上回るもので、それを映画館の大画面で見ることができたのは素晴らしい体験でした。
また、漫画では描き切れなかった映画オリジナルの描写も特筆すべき点でしょう。
例えば予告編でも描かれていますが、眠りから覚めた煉獄杏寿郎が炎の呼吸で列車の中を移動するシーン。
列車という細長く、制限のある空間を逆手にとったアクション、また、襲い掛かる触手を炭治郎と伊之助が上から切り裂いていくシーン、どちらも原作にはなかった描写ですが、映像ならではの迫力がありました。
また私がどうしても見たかったのは、無限列車編最大の見せ場である煉獄杏寿郎と猗窩座の激闘です。
すごくよかったです。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

友情・家族愛ってやっぱり素晴らしい

誰推しにするか3回アニメを見直した今も悩み中。
炭治郎は王道主人公。妹を人間に戻すための旅に、さまざまな登場人物が絡んでみんなで鬼退治をする話。ストーリーもまた王道かもしれないけど、ギャグやグロさやジャンプっぽいものが盛りだくさんで、大ヒットするのも頷ける万人受けするマンガ。

優しくされるとホワンとする伊之助くんも好き。
寝ている間だけ強くて女の子に惚れっぽくて、とにかく弱虫な善逸は一推し(押し)かな。
無惨さまもヒールとしては大好き。
禰󠄀豆子もかわいいし、珠代さんの決死の覚悟で生き抜く様子や死に様も素敵すぎた。
しのぶさんも好きだし、刀鍛冶の面々や周りの人たちも語りつくせない魅力がある。

でもやっぱり、何度見ても胸に刺さり続けるのはひとつ。どんなに「ダメだ、もうあきらめるしかない」という絶望的状況でも、自分を信じてくれる仲間、自分が助けたい仲間の存在を忘れないこと。
最後まで絶対に諦めなければ願いは叶う。そして、願いを叶えるためには自分が最大限の努力をする。その裏打ちがあるから、諦めない気持ちが出てくる。それは誰かへの愛だったり友情のためだったりする。そして、それが自分の成長に繋がる。
そのようには生きられなくて鬼として人を喰らう悪の存在がグロくて無残で、その儚さに惹かれてしまう気持ちもある。
とにかくオススメ。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
9

鬼滅の刃

主人公の炭治郎が家族を鬼に殺された復讐心から鬼殺隊に入ったというわけではなく「これ以上、鬼に人を殺させない」「自分のように悲しい思いをする人間を増やしたくない」という気持ちで入隊したという設定が、人間味があって良いなぁと思います。
炭治郎は人間であり、生まれつき特殊能力を持っていたのではなくすごく努力した上での力なので、現実感があり素直に応援できました。鬼と戦って全身ボロボロになった後は数ヶ月かけてきちんと体を治す。という、今までの漫画にはない描写もたくさんあり、いつの間にか怪我が治っているヒーローとは違い、普通の人間なのだということを強調していて、新鮮でした。

また、鬼には鬼になった理由があり、切ない気持ちになります。誰にでもある人間の弱い部分や醜い部分を鬼に付け込まれ、その人もまた鬼になってしまう。
「自分の中の鬼がこれ以上大きくならないように、気を引き締めて生きないといけないなぁ」と思わされます。

普段、少年漫画は絵が好きになれずあまり読まないです。鬼が少しグロいですが『鬼滅の刃』は絵が可愛いので、女性でも読みやすいです。
私の4歳の娘は禰豆子が大好きで、丸めた何かをよく口にくわえています。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
7

勝ち負けとは何か

不満点を先に挙げますが、全体的に駆け足気味です。
コンテンツが豊富な今の時代には、テンポ良くお話が進むスピーディーな展開が好まれがちではあると思いますが、人によっては展開が速すぎて置いてけぼり感を抱く可能性があります。
その点に目をつぶりさえすれば、あとは褒めるところしかありません。
とにかく鑑賞者を飽きさせない、スリリングでなおかつ心を揺さぶる映画です。
この作品は人を眠らせ自由自在に夢を見させる鬼、魘夢が登場します。
精神操作系の能力です。
特筆すべき点は悪夢ではなく、幸福な夢を見させることです。
主人公の竈門炭治郎は幸せな夢を見ます。
家族は全員生きていて、禰豆子も鬼にはなっていません。
日輪刀など握らず、炭焼きの仕事をしながら楽しく暮らす夢です。
そう、幸福な夢だからこそ、惨いのです。
その夢から目覚めるということは、幸福を自分から手放すことです。
たとえ夢であっても、それは容易なことではないのです。
主人公が家族を振り切るシーンは、胸に込み上げてくるものがありました。
アクション要素は言うことなしで、ラスボスである猗窩座と煉獄杏寿郎の鬼気迫る戦闘シーンは圧巻です。
この物語は安易に単純に答えてしまうのなら、激戦の末に煉獄杏寿郎は死亡し、あまつさえ鬼を取り逃すだけの話です。
これだけ聞くと拍子抜けかもしれません。
ただのバットエンドではないかと。
ですが、そうではないのです。
この物語の勝利条件は、他にあるのです。
炭治郎が逃走する上弦の参、猗窩座に言い放った言葉。
その言葉はかなり核心を突いた言葉です。
ただの負け惜しみに聞こえるかもしれませんが、のちに明らかになる猗窩座という鬼の過去を理解すれば、本当の勝利者が煉獄杏寿郎であったことが理解できるのです。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
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必ず見るべき!話題のアニメ!

話題の人気アニメ鬼滅の刃!
私はアニメにさほど興味がある方ではないが、友人に勧められて見てみると主人公の竈門炭次郎、その妹竈門禰豆子、ストーリーの中で仲間となる我妻善逸、嘴平伊之助の家族や友人の中を超えた絆が見られる感動アニメとなっていて驚いた。

今になってなぜ鬼滅の刃が人気なのかがはっきり分かった。大正時代を舞台にした主人公が鬼と化した妹を人間に戻す方法を探すために戦う姿を描くストーリーとなっている。第1話で主人公である竈門家が鬼により一家殺害を受け、妹の禰豆子だけ生き残ったが鬼の血を体に巡らされたことにより鬼として生き残った。この時点で理性を失うはずの悲しみに追いやられるはずの主人公炭次郎だったがクヨクヨしていても何も起こらないと決心し、鬼狩りである鬼殺隊に入隊し妹を人間に戻す方法を探す。
その炭次郎の妹愛に感動する人は少なくないだろう。何の力もなかった炭次郎が努力の大切さ、仲間愛、家族愛の力の素晴らしさを教えてくれるアニメとなっている。人間世界にも足りてないものを教えてくれる一作だと思う。
多少グロテスクな部分もあるが子供にも教育の一環として見てもらうのにも賛成である。少なからず名前だけでも聞いた事ある方がほとんどだと思うが見て損はないと思うので是非見てもらいたい。映画も作られているので、そちらもオススメだ。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

鬼と人間の長き戦い

この作品は、『鬼と人間との戦い』がテーマである。多くの人は鬼の存在を知らない。『鬼殺隊』と呼ばれる、『鬼を倒すために暗躍している組織』が中心となって描かれている。鬼は人間を食らうことで生きている。そのため、人間にとって鬼は敵なのだ。しかし、鬼も元々は人間である。人間があるものによって、鬼に変化させられたものなのである。ほとんどの鬼は人間であった頃の自分を覚えていない。しかし、鬼となっても人間のころの出来事にとらわれた状態でさまよっている者が数多く存在する。鬼が鬼殺隊によって倒される瞬間、人間であった頃の思い出がよみがえることもある。鬼は恐ろしい生き物であり、主人公たちにとっては敵であるが、その鬼たち自身にも過去の人間のころの背景があり、憎むことができない。この作品は人間と鬼の戦いを描いているが、鬼側の気持ちにも寄り添うことができる描写が数多く存在する。そのようなシーンを見ることによって、敵に対しての情が生まれることも多い。主人公は自分の妹が鬼にされてしまったことによって、鬼殺隊に入隊する。しかし戦いを重ねるごとに、鬼に対しての考えが変化していく。このような主要な人物たちの心の変化や、成長をみることができることも、この作品の魅力のうちの一つであるといえる。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
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私が初めてハマったアニメ

最初見た時、正直こんなにハマるなんてまったく思っていませんでした。噂では「鬼滅やばい」とか、「鬼滅めちゃくちゃおもしろい」などと聞いていましたが、あまりマンガやアニメに興味がなかったので、これだけ、私の周りで流行っていても見ていませんでしたが、コロナ禍で動画配信サービスに登録して、『鬼滅の刃』を見つけた時に、内容も知らないと話もできないからとりあえず見てみようかなと思い、見始めました。あまりグロテスクなものは好きではなかったのですが、1話を見て、次の展開が気になりすぎて「全部見たい」と思いました。最初はただ家族への復讐の話かなと思っていましたが、中盤になって、どうして人間から鬼になったのかとか、人間の時にどんな辛いことがあったのかとか、鬼達にもストーリーがあって、とても感動的でした。鬼にされてしまった禰豆子も、炭治郎と一緒になって鬼を滅していくところも、物凄く良かったです。それに、禰豆子がかわいすぎて禰豆子ヘアーにしてみたいと少し思いました。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
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登場人物の一人ひとりに魂が込められている

物語がものすごいテンポで進んでいきますが、それが逆に心地よいです。
登場するキャラクターの主人公やサブキャラ、モブキャラに関係なく一人一人にしっかりと魂が込められています。
一瞬しか登場しないキャラもいますが、それにもしっかり役が与えられているので印象に残りました。
どんどん鬼が人を食べたり、鬼や人が殺されてエグい表現も多くあり、読んでいて決して気持ちの良い物語ではないはずなのに、なぜか虜になってしまうのも鬼滅の刃の魅力なのかもしれません。
主人公が仲間と一緒に鬼を倒していく物語なのですが、鬼を倒したぞ!!!と読み手がわくわくする感じではなく、時に切なく鬼に同情してしまったり、強いキャラクターでさえも鬼に殺されてしまったり、作者の死生観がしっかりと描かれています。
鬼ですら倒されるまでしっかりと自分の意志を持っていて、消えていく瞬間には人間だったころを思いだし、後悔したり恨んだり…。自らなりたくて鬼になったのではなく、とても辛くてならざるをえなかったのかなと考えさせられました。
倒しても倒しても次々に登場してくる鬼や、強いキャラクターですらも平然と殺されていくところ、どんなことがあろうとも耐えて強くなって前に進み続ける主人公から目が離せません。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

劇場版! 内容、テーマ曲ともに100点

劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」は、原作での下弦の壱・魘夢と上弦の参・猗窩座の戦闘部分を映画化した作品です。

物語は主人公たちが鬼が出るという機関車に乗るところから始まります。その機関車には、柱である煉獄杏寿郎も乗っていて、協力して鬼を退治することとなります。この機関車に出る鬼が、下弦の壱・魘夢です。乗客を夢の中に閉じ込め、殺そうとしていた鬼です。最初、禰豆子以外が敵の術にはまり危うくやられる寸前でしたが、なんとか術を解き誰も死ぬことなく討伐することに成功します。しかし、下弦の壱・魘夢を討伐した直後に現れた鬼が上弦の参・猗窩座です。そして、煉獄杏寿郎と猗窩座は死闘を繰り広げることとなります。結果は猗窩座の勝利で、煉獄杏寿郎を殺した後は森の中へ逃げて行きました。主人公は煉獄杏寿郎の死に泣き崩れ、物語は終了します。

漫画でオチは知っていたものの、漫画で読むよりも映画で観る方が迫力があります。思わず感動ですすり泣きしてしまったほどです。それほど映像、声優さんが凄いということでしょうか。

そしてテーマソングであるLiSAさんの「炎」という曲がなんとも映画の内容とマッチしており、思わず涙が出てしまうほどです。映画の内容、テーマソングとともに自信を持ってオススメする作品です。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
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是非アニメを見てから作品を見てほしい

「鬼滅の刃」無限列車編の映画を見てきました。ええ、あの話題の映画です。すごく面白かったです!映像も声優さんもシナリオも素晴らしかったです!!ですが、この映画を楽しむためには、まず「鬼滅の刃」 のアニメ全編を見てみないと楽しめないところがあります。私もアニメを見てから映画を見ました。ですが、見た甲斐はありました。自分は善逸が好きなのですが、全編シリアスなシーンが多い中、彼の精神世界のシーンではコメディチックで爆笑してしました。なのに、寝てしまった時の彼はほんとかっこいい!電車の中で放つ彼の一閃は見ものです。声優さんたちの演技もよく、芸能人採用の声もなく、安心して聞けます(演技が浮いてしまって聞けないとかありますので)。また制作会社の作画技術が素晴らしいです。最初のシーンの光と影の陰影が美しく、ハッとする美しさでした。戦闘シーンもダイナミックで見ごたえがあり、とても楽しかったです。また機会があればもう一度見たいくらい、迫力がありました。シナリオもよく、ストレスなく楽しめました。夢中に鬼滅の世界にどっぷりとひたれ、見た後は感情移入しすぎて、しばらくボーッとしたくらいいい笑顔でした。また続編があれば同じ制作会社にお願いしたいものです。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
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アニメ作画がとても素晴らしい作品。

まず原作は途中まで読んでいます。
その上でアニメ鬼滅の刃はとても素晴らしい作品だと思います。
ジャンプ作品らしい必殺技があるのですが、その表現をまるで浮世絵のような効果で表していて、それを見て凄い表現力の作品だと思いました。
最初はただただ綺麗な作画目当てで見ていました。
ストーリーは好き嫌いあると思います。第一話から主人公は不幸な目に遭うのに、しかもそれは自分とはまったく関係がなく仕方のない理不尽な出来事なのに、出会うキャラクターが厳しいことを平気で主人公に言います。まだ“子供”と呼ばれる年齢の、しかも今まで誰かと戦ったことなんてない者に言うのです。
令和の人間から見れば、“厳しすぎません?”という気持ちになります。
ただ主人公が自分の運命を諦めません。厳しいことを言われても、必死に生きていきます。それは妹のためでもあります。
“重すぎない?”とやっぱり思ってしまいました。
けれど、主人公に同行する仲間が増えた辺りから一気に明るい印象になります。そこからはストーリーも楽しんで見ていました。最初に主人公に同行するキャラクターが女好きで、すぐに騙され泣き叫び「嫌だ!死にたくない!」と自分の欲求に忠実です。そこで主人公とのバランスが取れた感じがして安心しました。それから段々と魅力的なキャラクターも出てきて、主人公も一人で背負っていたものを少しずつ周りに頼れるようになり、またもや安心します。
すごいブームのこの作品ですが、なんでこんなブームなのかちょっとわかりません。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
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大人にもおすすめ

遅ればせながら、鬼滅の刃のアニメを一気に観ました。
子どもに人気という事ですが、30代の大人の私でも十分楽しんで観ることが出来ました。
炭治郎とねずこの兄妹愛がテーマの中心となっておりますが、ここまで誰かを思い遣り、助けるという人間愛(ねずこは鬼になってしまっていますが…。)が描かれているのは最近では見かけない印象がありました。
身近な人を大切にする、そして自分には何もなくても努力で自身を高め、諦めずに立ち向かう姿。
作中では残虐なシーンも多いですが、子どもたちに人(や鬼)を殺めた時にはこうなる、という事を現実的に見せるという点では命の大切さを伝えられるような印象でした。
SNS等インターネットでのコミュニケーションが横行している中で、目の前の人やお世話になった方、出会った仲間を大切にする人とのあたたかな絆というものが希薄になっている印象があります。
リアルなコミュニケーションをしなくても、SNSやラインでの会話、ツイッターで自分が思ったことを一方的ではあるが呟くことが出来る。そんな時代だからこそ、生のコミュニケーション、自分自身を諦めず目の前の人を大切にする。大切な人のために目標を定め邁進し、困難を乗り越えていく姿は学校や社会で日々起こる困難に立ち向かう私たちにも勇気を与えてくれる作品であると感じました。