少年ジャンプらしい主人公の成長バトル漫画
単行本の累計発行部数は軽く1億冊を超え、劇場版の興行収入が300億円を超える等、社会現象を巻き起こした作品です。
家族を鬼に殺された少年が鬼を退治する物語、そう言ってしまうと現代版の桃太郎の様にも思えますが、そこはさすが王道のジャンプ漫画。特に主要キャラクター達の設定がよく出来ています。
主人公の少年の竈門炭治郎(かまど たんじろう)は、家族のためによく働き妹や弟に優しいごく普通の少年。
しかしある日、正体不明の鬼に妹の竈門禰󠄀豆子 (かまど ねづこ)以外の家族全員を殺害され、唯一生き残った禰󠄀豆子も鬼にされてしまいます。
炭治郎は家族を殺した鬼への復讐と、鬼になった禰󠄀豆子を人間に戻す方法を探る為、鬼を退治する組織である鬼殺隊に入隊して戦いに身を投じていく物語です。
鬼滅の刃の一番の魅力は主人公の炭治郎がどこにでもいるごく普通の少年という点です。
特に強いわけでもなく、何かに秀でているわけでもない普通の少年なので、読んでいて共感できる点が多いです。
性格はとても素直でまっすぐで人に優しい、正義感が溢れるけど無理を言わないというところも魅力です。
また炭治郎だけではなく、妹の禰󠄀豆子や物語がすすむにつれて登場してくるキャラクターもとても魅力的に描かれています。
是非一度手に取って読んでいただきたい、おすすめの作品です。