登場人物全員に魅力がある作品!
「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編は漫画「鬼滅の刃」(作者:吾峠呼世晴)原作のテレビアニメ。2020年に公開となった「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」に続く内容の作品になっている。
舞台は大正時代の話になっており、貧しくも仲の良い家族の長男竈門炭治郎(かまどたんじろう)が一人家を離れた時、鬼によって一家が全滅。唯一生き残った妹禰豆子(ねずこ)は鬼になってしまった。その時に禰豆子を「鬼」として殺そうとした鬼殺隊員の冨岡義勇(とみおかぎゆう)との出会いによって、鬼の存在を知り、妹を人間に戻すために鬼殺隊への入団を決める。
不死身の鬼との闘いは壮絶で目を塞ぎたくなるような描写もあるのは確か。ただ、悲しく暗いだけの物語ではなく、ギャグも要所要所でふんだんにちりばめられており、思わず笑ってしまう。
登場人物一人一人のキャラクターが生きており、どのキャラクターも欠かせない存在となっている。作者がキャラクター一人一人を大切に書いている様子がよく分かる。
特にアニメでは、声優陣も話題となり、バラエティー番組に引っ張りだこな時期があった程。キャラクターにぴったりな声と話し方で見ていて安心できる。原作派も納得の声優陣になっているため、ぜひ、アニメの「鬼滅の刃」もお勧めしたい。
冒頭でも紹介した「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は興業収入が約517億円にのぼる大ヒット作品。テレビアニメ版はこの映画に続く内容となっているため、無限列車編をもっとよく理解するためにも欠かせない作品である。