今後「週刊少年ジャンプ」の看板~中堅になる可能性のある「鬼滅の刃」について
ストーリーは、ある日突然「鬼」となってしまった妹の「禰豆子(ねずこ)」を人間に戻したいと願う主人公、「炭治郎(たんじろう)」が鬼を倒していくというお話です。
よくある、王道の少年漫画ですが、その独特の雰囲気と言葉遣いが心に響き、熱狂的なファンのいる漫画です。炭治郎は、頑固だが、敵である鬼に対しても優しさを見せる、「心優しき少年」でした。
この作品の魅力の一つは、キャラクターです。炭治郎の他にも、鬼を倒す仲間、「鬼殺隊」がいます。女好きで、普段はだらしないが、眠ると強くなる「善逸」や、山育ちの力自慢で、常に猪の頭の毛皮を被っている「伊之助」と、共に行動することが多く、三人の掛け合いは絶妙です。おそらく、この作品の好きな人は、この三人に魅力を感じている人が多いのではないでしょうか。
また、この作品の魅力の一つに、独特の世界観があります。
時は大正時代で、舞台は日本。明治が終わったばかりの絶妙な時期です。この時代と、この漫画の絵柄は合っています。ですが、絵柄に関しては、賛否両論あり、好みの分かれる所でもあります。絵柄が好みでないという方もいらっしゃるでしょう。最後に、この作品の見どころをお伝えしようと思います。炭治郎は、鬼を倒すのですが、鬼を倒したらそれで終わり、という漫画ではありません。むしろ鬼を倒した後、炭治郎がどのように行動するのかが、見ていて、心打たれました。お勧めできる作品です。