ドラゴンボール(DRAGON BALL)の神様まとめ

『ドラゴンボール』とは、鳥山明による漫画及びそれを原作とするアニメ作品である。七つ集めるとどんな願いでも叶えるドラゴンボールを巡り、主人公・孫悟空の冒険が始まった。悟空は強い者との戦いを求め、次々現れる強敵と戦うことになる。迫力のバトルシーン、魅力的なアイテム、キャラクターで今なお世界中を魅了する作品。「神様」と呼ばれる存在も、魅力あるキャラクター達である。基本的に神々の戦闘描写はないが、彼らは時に悟空の師となり、時に目標となってストーリーや世界観に広がりを持たせている。

声:織田優成

第12宇宙の破壊神。半魚人のような風貌。無慈悲にして無差別な破壊を行った結果、破壊する物がなくなってしまった(公式サイトより)。第96話で初めて話した。大会出場を免除された宇宙の破壊神の中で唯一「結果は見えている」と言って武舞台の強度確認の名目での戦闘に参加せず、結果的に修繕をせずに済んだ。参加しなかったのはその場に全王がおらず、戦っても徒労に終わると踏んでのことではないかと推測される。

名前の由来はジン酒。

全王(ぜんおう)

現在の全王

声:こおろぎさとみ

『超』初登場。12の宇宙の頂点に立つ最高位の神。見た目には小柄で、言動も幼い。語尾に「~のね」「~なのね」とつけた話し方をする。強い気は一切発しておらず、ベジータからは「ただのチビにしか見えん」、界王神からは「微妙にイラッとする顔をした子」と言われている。
ビルス曰く「純粋で崇高なお方」だが、純粋であるが故の残酷さや恐ろしさも持ち合わせている。全王の恐ろしさの一つが、世界でさえ消してしまう驚異的な消滅能力である。不死身となり、過去の世界にまで浸食を始めたザマスを、未来世界もろとも消滅させた。かつて18あった宇宙の内六つを消したとの逸話もあり、「機嫌を損ねてはいけない存在」と認識され、破壊神からも恐れられている。とはいえ、作中で怒った(ように見える)シーンは一度だけであり、余計なことを思いつかせず機嫌が良ければ善側に位置する。
「誰も全王様には逆らえない」と言われているが、大神官の進言には耳を貸し、全覧試合で第9宇宙の戦士ベルガモから「自分が悟空に勝ったら負けたら消滅のルールをなしにしてほしい」との提案を「もう決めちゃったのね」と言いながらも受け入れている。

初登場は、第6宇宙と第7宇宙の格闘試合の終結時であった。ビルス、シャンパが破壊活動を怠けて勝手に格闘試合を開いていた為注意をしようと訪れたのだが、「試合が面白かった」と言い、全宇宙の戦士を集めた試合の開催を提案。これに乗り気になり、自分に物おじせずに話しかけてきた悟空を気に入る。
「未来トランクス編」では、悟空を自分の友達にする為に呼び出した。悟空に付けられた「全ちゃん」との愛称を気に入る。「自分よりもっといい友達になれそうなやつを連れてくる」との悟空の出まかせを信じて待ち、未来世界の全王と友達になる。尚、悟空を呼び出した時自分を呼び出す為のボタンを渡している。このボタンは裏と表にそれぞれスイッチがあり、反対側のボタンを押すと悟空が全王の下へ行ける。
その後は未来の全王と一緒に遊んでおり、格闘試合のことは忘れていた。悟空の催促で試合のことを思い出し、全宇宙の武道大会「力の大会」を開催する。
人間レベルを基準に各宇宙のレベルを測っており、常々宇宙が多すぎると考えていた。本来なら人間レベルが7に達していない八つの宇宙は全て消されるはずだったが、この大会で優勝した宇宙のみを特例で許し、負けた宇宙はその場で消すとのルールを設けた。
大会が始まると、未来世界の全王共々観戦を楽しむ一方、神pad(タブレット状のアイテム)で脱落選手の管理を行う。全選手が落ちた宇宙を無慈悲に消していたが、「優勝する選手は、他の宇宙を思いやる徳を持っている」との期待を持っており、優勝選手が景品の超ドラゴンボールで消された宇宙が元に戻ることを願うと予期していた。結果として、17号が消滅した宇宙の復活を願った為、この大会で消された宇宙はそこに息づいていた命、神々も含めて全て復活した(超神龍が呼び出された時、「何でも言っていいのね」と利己心を煽るような発言をしている)。
大会の結果に満足し、悟空と「次は何をして遊ぶ?」と約束をしようとしたが、慌てたビルスに阻止された。

住まいは青いクラゲのような形をしたものに乗った「全」の字をした宮殿。宮殿の周りには石柱があり、そのてっぺんに宇宙が浮いている。界王神は一瞬で全王宮殿に向かうことができる。全王の住まう世界がどこなのかは不明。未来の全王と、惑星のホログラムを弾き飛ばしぶつけ合って消滅させる遊びをしていたが、実際の星が連動してぶつかり爆発する描写もある。

漫画版では未来の全王と宇宙を駒にしたチェスゲームのようなものをしており、「宇宙が多すぎる」と言及。この時大神官に各宇宙の人間レベルを訪ねており、「成長しない宇宙には意味がない」と言った(「たくさんあっても観察が面倒くさい」とも言っている、ちなみに消滅を口にしたのは大神官である)。

未来世界の全王

声:こおろぎさとみ

未来トランクスの世界の全王。不死身状態で体を失ったザマスを倒す為、悟空により呼び出された。初対面である為悟空を知らず、興味も持っていなかった。ザマスに破壊された光景を見て、また悟空から「この惨状はあいつ(ザマス)の仕業」「消したちまった方がいいんじゃねぇか?」と言われてこの世界をいらないと判断。世界を丸ごと消滅させる。この描写から、それまで話題に上るのみであった全王の実力や容赦のなさが浮き彫りとなる。ザマスは不死身の力を得ていたのだが、全王の力で跡形もなく消え去った。

無表情で現代の全王よりもトーンダウンした口調だったが、悟空により現代に連れてこられてからは元来の無邪気さが出、現代の全王と友達になる。現代の全王との初対面時、互いに自分であることを分かっていないかのような素振りを見せた(漫画版では現在の全王による「こっちのボク」とのセリフがあり、自分であると認識はしている)。現代の全王と同じタイミングで話し、リアクションをする。向かって左側に位置し、左腕を上げた後現代の全王に合わせ右腕を上げる癖がある。
武道試合を知らない為、未来の全王に武道試合がどういうものか見せるべく開かれたのが全覧試合である。試合が始まるまでの40時間余りの間に「どこが優勝すると思うか」と現在の全王と話し合っていた。
現代の全王と同じく神padでの管理を行い、敗北した宇宙を消滅させていた。大会の結果に満足する。

全覧試合はアニメでは第7宇宙と第9宇宙の戦いだったが、漫画版では破壊神全員によるバトルとなっている。しかし破壊神たちの本気のバトルでは全王が楽しめなかった為、たまたま来ていた悟空、トッポの試合で力の大会の開催が決定した。

その他の神

龍神ザラマ

超ドラゴンボールを作った存在。全王とザラマの関係は不明だが、全王に消された宇宙を全て蘇らせたことから能力面では同等以上と思われる。神歴41年に超ドラゴンボールを作り、内部の赤いひとでマークがどこから見てもひとでの形に見えるようオリジナルの構造で設計。この構造で神歴42年に特許を取得している。
現在の宇宙の元号は王歴で31億年になる。神歴時代がいつまで続いたのか、その時代の支配者が何者なのかは不明。超ドラゴンボールの機能が生きているため、ザラマも生存していると思われるが、本編では名前のみ取り沙汰されており、現状は未登場である。

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