全王(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ

全王(ぜんおう)とは、鳥山明原作のアニメ『ドラゴンボール超』のキャラクターで、12の宇宙の頂点に立つ最高位の神である。純粋な性格だが、それゆえの恐ろしさもまた持っている。何でも一瞬で消し去ってしまう能力も相まって、破壊神たちですら全王に逆らうことはできない。とはいえ基本的には無邪気であり、機嫌を損ねなければ善側に位置する。自分に物怖じしない主人公の孫悟空(そん ごくう)を気に入り、彼と友達になった。

全王の概要

現在の全王(げんざいのぜんおう)

全王(ぜんおう)とは、鳥山明原作のアニメ『ドラゴンボール超(スーパー)』のキャラクターで、12の宇宙の頂点に立つ最高神である。見た目には小柄で、強い気(生命エネルギー)を一切発していない為、気の強弱で相手の戦闘力を計る主人公の孫悟空(そん ごくう)たちからはあまり脅威に見られていなかった。
その気になればすべての宇宙を一瞬で消すことができる。この能力と幼児のような性格故に破壊神(はかいしん)という物々しい肩書を持つ神々にすら恐れられている。第7宇宙の破壊神ビルス曰く「戦わないが、最強」。
両側面が紫、中央部分が青というラグビーボールのような顔に、黄色とピンクを基調とした服を着ている。服には楯に「王×王」、もしくは「全」という字が上下対称になったような模様がある。目立つカラーリング故に、『ドラゴンボール』シリーズ最大の悪役フリーザから「カラフルおチビちゃん」と称された。
「破壊神シャンパ編」のラストで登場し、第6宇宙と第7宇宙の戦士たちが各々の破壊神であるシャンパとビルスとの戦いになりかねない状況を回避。破壊神たちが勝手に開いた格闘試合を面白いと感じ、全宇宙での試合の開催を宣言した。この時、主人公の孫悟空(そん ごくう)の物怖じしない態度を気に入る。後に悟空と友達になり、彼から「全ちゃん」と呼ばれるようになった。悟空による「自分よりいい友達になれそうなやつを連れてくる」との言葉を信じ、彼にいつでも自分を呼び出せるボタンを渡した。
「未来トランクス編」では未来世界の全王が登場。未来の全王は荒廃した世界を全て消し去り、悟空によって現在の全王と友達になった。
人間たちのレベルを計測した「人間レベル」というものを基準に宇宙をランク付けしており、宇宙が多すぎると常々口にしていた。悟空が格闘試合開催の催促に来た時、これを機会に人間レベルが7に達していない宇宙を消す為の「力の大会」を主宰。敗退した宇宙は全て消され、優勝した宇宙のみが消滅を免れる。最優秀戦士には、どんな願いも叶えられる超(スーパー)ドラゴンボールを景品として用意した。

未来の全王(みらいのぜんおう)

「未来トランクス編」初登場。
原作の「人造人間編」に登場した未来のトランクス(サイヤ人の王子ベジータの息子)の世界線にいる全王。未来世界ではあるが、悟空たちのいる世界とは繋がっていない、いわばパラレルワールドの未来である。未来トランクス世界の宇宙と一体化した第10宇宙の神ザマスを消すよう悟空にけしかけられ、世界を丸ごと消滅させる。
何もなくなった空間に浮いていたが、悟空によって現在に連れてこられ、現在の全王、並びに悟空と友達になる。その後も宮殿に住み、全王と遊んでいた。
左手を上げた後、現在の全王に合わせて右手を上げ直すという癖がある。現在の全王と同じく、悟空からは「全ちゃん」と呼ばれる。
アニメでは現在の全王共々自分同士であることが分かっていないような口ぶりだったが、漫画版では現在の破壊神、界王神に「ボクは一応初めましてかな」と声をかけている。また、現在の全王に「こっちのボク」と呼ばれた。格闘試合のことも知らない為、未来世界の全王に見せるために全覧試合(ぜんらんじあい)が開かれた。

全王のプロフィール・人物像

CV:こおろぎさとみ

語尾に「~のね」、「~なのね」と付けて話す。見た目と同じく幼く、無邪気な性格。良くも悪くも純粋で、面白いものを好む一方、気に入らない対象を消してしまうなど残酷さも持つ。機嫌がいい時はやや弾んだ口調となるが、そうでない時は声質が冷たくなる。
一方で自身の付き人の大神官(だいしんかん)や、第9宇宙の戦士ベルガモの言葉に耳を貸しており、聞き分けのいい面を見せることもある。
世界を統べる身でありながら各宇宙の職業、競技を知らない、数を数えられないなど最高神らしからぬ面も多い。その一方で、力の大会で最後まで生き残る戦士は他の宇宙を思いやる徳を持っていると考え、超ドラゴンボールで消された宇宙の復活を願うと予測。人は戦いの中で変われるとの期待もかけていた。
漫画版では「成長しない宇宙はいらない」と言うなど、いくらか支配者としての残酷な側面が描かれている(「宇宙が多すぎると観察が面倒くさい」とも発言したが、消滅を先に持ち掛けたのは大神官だった)。

全王の能力

消滅

全王は、どんなものでも一瞬で消してしまえる消滅の力を持つ。初めてこの能力が披露されたのはTVアニメ『ドラゴンボール超』第67話で、両手から青い光を発し、それで対象(この時は未来世界)を消した。この時、未来世界は人間を憎む第10宇宙の神ザマスと一体化していた。人間を憎むザマスは、どんな願いも叶える超(スーパー)ドラゴンボールで不死身の肉体を得ていたのだ。
現在の空間にまでザマスの気が漏れ出していたが、全王の放つ光に触れたことで完全消滅する。不死身であっても神であっても、全王の消滅の光から回避することはできない。ある程度の戦闘力があれば人間でも扱え、抑え込むことができる破壊神の力と比べれば、全王の力の凄まじさが分かる。
尚、全王だけは何もなくなった空間で生きていられる。

全王の来歴・活躍

破壊神シャンパ編

全王(左)と握手する悟空(右)。

12の宇宙のうち、第6宇宙と第7宇宙がそれぞれ戦士を集め、格闘試合を始めた。全宇宙を統べる神の全王(ぜんおう)は、必要な破壊活動をサボって試合を開催した両宇宙の破壊神の注意に向かう。ところが、全王は試合を面白いと感じた。
試合に負けた第6宇宙の破壊神シャンパは腹立ちまぎれに自軍の戦士たちを破壊すると言い、第7宇宙の破壊神ビルスもそれを止めず、自軍の戦士たちに「逆らうなら破壊する」と暗に言い含め挑発した。全王が姿を現したのはその時で、ビルス、シャンパ、並びに破壊神と対になる界王神(かいおうしん)たちも慌てて挨拶に来た。
全王は破壊神たちを諫めたが、試合が面白かったと感想を述べ、全宇宙から選手を集めた試合の開催を宣言する。これに乗り気になったのが、第7宇宙の戦士である孫悟空(そん ごくう)であった。全王は、高位の神でさえひれ伏す自分に気さくに近づき、握手まで求める悟空に興味を持った。

未来トランクス編

悟空を呼び出す為、全王はビルス(左)に連絡を入れた。

悟空を自身の宮殿に呼び出した全王は、彼と「悟空」、「全ちゃん」と呼び合う友達となった。一緒に遊びたい全王だったが、悟空は今忙しいから待ってほしいと言う。全王は悟空に自分を呼び出せるボタンを渡し、彼による「自分よりもいい友達になれそうなやつを連れてくる」との言葉を信じて待つ。
後日、悟空は約束通り友達を連れてきた。それは、未来世界から来たもう1人の全王であった。
悟空の用事とは、サイヤ人の王子ベジータ息子トランクスのいる未来世界を救うことだった。トランクスのいる未来世界は、かつて人造人間という敵により壊滅状態にあった。トランクスの世界では悟空はとうに心臓病で亡くなっていた。トランクスは悟空に心臓病の特効薬を渡し、かつ人造人間たちの弱点を探るために過去に来たのだった。ところが、悟空を救ったことで歴史が変わり、トランクスのいる未来世界と悟空たちのいる世界はパラレルワールドとして分岐した。歴史の改変は、神でさえ超えてはならないタブーであった。
トランクスのいる未来世界は、第10宇宙の神ザマスによりまたも危機に晒されていた。悟空たちは未来世界を守ろうと奮闘したが、7つ集めることでどんな願いも叶えられるアイテム「超(スーパー)ドラゴンボール」で不死身になったザマスを倒しきることはできなかった。
回復アイテムである仙豆(せんず)がないかとポケットをまさぐった悟空は全王を呼び出すボタンを見つけ、この世界の全王を呼んだ。全王は悟空に「(ザマスを)消しちゃった方がいいんじゃねえか?」と言われ、世界を丸ごと消してしまう。タイムマシンに乗り、どうにか消滅から免れたトランクスと盟友のマイは共に全王に消される前の未来世界へと戻る。悟空は何もない空間に浮かんでいた未来の全王を現代へ連れてきたのだった。
こうした事情を頓着しない全王たちは、「友達」の出現に喜び一緒に遊び出す。

全覧試合

惑星をぶつけ合うゲームをしていた全王たちだが、そろそろそのゲームにも飽きてきた。そこに、悟空が現れる。悟空は、全王主催の格闘試合の催促に来たのだった。全王は格闘試合のことを忘れていたが、大会の開催を悟空に約束する。
格闘試合のことを知らない未来の全王は「力の大会」と名付けられた試合がどういうものか見たいと言い、第7宇宙と第9宇宙の戦士が3人ずつ選ばれ戦う「全覧試合(ぜんらんじあい)」が開かれることとなった。
第7宇宙からは悟空とその息子である悟飯(ごはん)、バビディという魔導士に作られた魔人ブウが参戦。その試合内容に、全王たちは満足する。
本戦のルールが発表された。試合時間は100タック(地球時間で48分)で、無の界と呼ばれる場所で作られた武舞台から各宇宙10人ずつ集められた戦士が戦って落とし合いをする。全員が落ちた宇宙は、神々も含めその場で全王に消されるという。
この大会は、常々宇宙が多すぎると感じていた全王が人間レベルの低い宇宙を消すのが目的だった。参加するのは人間レベルが7に達していない8つの宇宙のみであり、優勝した宇宙は消されないことが褒美といえた。尚、最優秀戦士には超ドラゴンボールが景品として与えられる。
各宇宙、生き残りをかけた試合の為戦士集めに奔走する。

宇宙サバイバル編

力の大会を観覧する全王たち。

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モロ(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ

モロ(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ

モロとは、鳥山明原案の漫画『ドラゴンボール超(スーパー)』のキャラクターで、「星食いのモロ」の異名を持つ悪役である。見た目には青いヤギを思わせる獣人。1000万年前、大界王神(だいかいおうしん)という神に力を封じられ銀河刑務所に収監された。わずかながら力を取り戻すと、他の囚人クランベリと共に脱獄。非道な性格で自分以外は餌と見なしており、部下も捨て駒にする。他者や星のエネルギーを奪うことでパワーアップを繰り返し、神の域に達した戦士の孫悟空(そん ごくう)たちを苦しめた。

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