【多過ぎ？】仮面ライダークウガの全12フォームを徹底解説！【平成仮面ライダーの元祖】
『仮面ライダークウガ』は、全部合わせて12ものフォームを使い分けながら怪人グロンギと戦うヒーローである。この作品は『平成仮面ライダー』シリーズの第1作目で、様々な実験的試みが取り入れられており、いくつものフォームが存在するのもそのため。ここでは、『仮面ライダークウガ』に登場する全フォームについて紹介する。
タイタンフォームの強化形態。紫の金のクウガ。タイタンフォームで銀色だった装甲が紫に変わり、金のラインが走る。ライジング各形態では最も見た目の変化が分かりやすい。パワーと堅牢さが更に強化され、タイタンソードも金の刃が追加されたライジングタイタンソードとなる。ゴ・ジャーザ・ギ戦では2刀流を披露した他、ゴ・ジャラジ・ダ戦ではジャラジに余りの卑劣さと残虐性さ前に怒りのままに敵を滅多切りにする壮絶なシーンも描写された。
2振りのライジングタイタンソードを構える。
アメイジングマイティフォーム
身長：200cm
体重：125kg
再度の電気ショックによって発現した、更なるクウガの強化形態。黒の金のクウガ。全身は黒のカラーリングとなり、マイティアンクレットが両足に出現する。ライジングマイティフォームとアルティメットフォームの中間に位置する存在。第46話にてグロンギ内でもン・ダグバ・ゼバに次ぐ戦闘力を持つゴ・ガドル・バとの決戦で初登場となる。この形態を発現できるようになってからは各ライジングフォームの時間制限が解除されたが、最早物語は終盤となっていた為それが描写される機会はほぼ無かった。 必殺技はライジングマイティキックより更に強化されたアメイジングマイティキック（威力75t）で、その威力の高さ故にこの技でガドルを撃破した際には巨大な火柱が出現した。登場回数2回、本編以外での登場なしと、かなりレアなフォーム。
ガドルを撃破したこのフォームを以ってしてもグロンギの首魁たるダグバには手も足も出ず、五代はアルティメットフォームへの変身を決意する。
アルティメットフォーム
グロンギ首魁ン・ダグバ・ゼバとの九朗ヶ岳での決戦
出典： blog.livedoor.jp
ディケイドにて登場した際の黒目アルティメット
身長：202cm
体重：150kg
パンチ力：80t
キック力：100t
ジャンプ力：ひと跳び90m
走力：100mを1秒
登場:EPISODE 35 「愛憎」（幻影のみ）
EPISODE 48 「空我」
グロンギ首魁ン・ダグバ・ゼバとの最終決戦にて登場した、クウガ最強の形態。霊石アマダムの力を完全に引き出した姿。
見た目は黒のボディに血管を思わせる有機的な金のラインが全身に走り、肩や肘に大型の棘が出現する。頭部の角は4本に増加し、ベルトのアマダムは黒となる。
戦闘力はこれまでのどの形態とも一線を画しており、パンチ力80t、キック力100tと、単なる打撃が多くの歴代平成ライダーの最強フォームの必殺技をも上回っている。またこれまでの全ての形態の武器をベースとなる物体無しに生成可能。敵を内部から分子分解してプラズマ化して燃やし尽くす超自然発火能力、全身の棘の伸縮能力、全身からの封印エネルギーの放出と、数多くの超能力を併せ持つ。
またアルティメットクウガには黒目（ダークアイズ）と赤目（レッドアイズ）が存在している。
必殺技としては威力200tの「アルティメットキック」が設定されているが、本編でそれが使われることはなく、それらしい技を見せたのはディケイドのてれびくん付属超アドベンチャーDVDにて召喚された際のみ。
黒目アルティメットフォーム
黒目アルティメットフォームは古代の碑文で「凄まじき戦士」「究極の闇をもたらす者」と形容され、「聖なる泉涸れ果てし時、凄まじき戦士雷のごとく出で、太陽は闇に葬られん」との言葉でこの形態に変身することによって起きる事態が警告されている。聖なる泉=変身者の優しい心が枯れ果て、憎しみに呑まれる事によって凄まじき力を得るが、変身者は心を失って暴走し、見境のない生物兵器として、究極の闇をもたらすダグバと同質の存在と成り果てるというのがこの形態の性質であり、古代文字でこの形態を示す表意文字は「究極の闇をもたらす者」として、完全にダグバと同一の物が用いられている。五代はこの形態になってしまうのを恐れて最終盤までこの形態になろうとはしなかった。
本編では五代の見た幻影のみでの登場だったが、ディケイドでは2話夏海の夢の中、及び完結篇で登場し、何れもディケイドと激戦を繰り広げた。
赤目アルティメットフォーム
赤目のアルティメットフォーム。登場したのは本編と前述の超アドベンチャーDVDのみ。
変身者たる五代が憎しみの心ではなく、人を守りたいという優しい心を持ち続けていた為変身できた形態。アイカラー以外の外見的特徴やスペックは黒目と同じだが、黒目と違い自我を保っており、五代自身の意思を以ってダグバとの決戦に赴いた。まさにオープニングで謳われている「伝説を塗り替えた」存在であると言える。
最強フォームでありながら実質的な出番は最終決戦のみであり、しかもその最終決戦では互いのベルトを破壊しあった為変身が解除され、その出番は僅か2分ほどと極めて短いが、漆黒のライダーと純白の怪人、誰かを傷つけるのが嫌で泣きじゃくりながら、それでも多くの人の笑顔を守る為に闘う五代と、ようやく現れた対等な存在との闘いに愉悦の声を上げながら、狂喜の表情で殴りかかるダグバといった徹底的な両者の対比構造がとられており、鮮血が飛び散る映像的な凄絶さとも相まって、視聴者に強烈な印象を残す。
ライジングアルティメットフォーム
出典： atsk.seesaa.net
【身長】200cm
【体重】150kg
【パンチ力】100t
【キック力】120t
【ジャンプ力】ひと跳び110m
【走力】100mを1秒
仮面ライダーディケイドにて9年ぶりに追加されたクウガの新フォーム。ディケイドで初めて登場するため、同作でクウガに変身する小野寺ユウスケの実質専用フォーム。スペック的にはアルティメットフォームを更に上回り、パンチ力、キック力の数値では現在歴代平成ライダー中最強を誇る。アルティメット同様に赤目（レッドアイズ）と黒目（ダークアイズ）が存在し、オールライダーVS大ショッカーにて地の石を通じて操られている際には黒目で、同作内で小野寺ユウスケが正気を取り戻してからと、MOVIE大戦2010及びウィザード特別偏では赤目で登場した。
元来各種ライジングフォームはアルティメットフォームの力の一部が発現したものであるため、アルティメットフォームに更にライジングの力が加わるという事には設定上矛盾が生じるが、あくまで原点とは設定が微妙に異なっているディケイドの世界観での出来事であり、アルティメットフォームとの関係性について細かい部分が明言されたことも無いため、この矛盾に関しては現在も曖昧なままである。
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