ナイル・ドーク(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ナイル・ドークとは『進撃の巨人』の登場人物で、3つの兵団がある中のひとつ、憲兵団の師団長を務める男である。
調査兵団団長であるエルヴィン・スミスとは訓練兵の同期であり、かつては共に調査兵団を志していた。
だが、妻子ができたことで調査兵団を辞退した。家族の住む街を守るために王政に反発するなど家族を愛する人物であり、真面目な性格で日々壁内の安全を守っている。
飲んだワインにジークの脊髄液が入っていたため、ジークの叫びにより無垢の巨人化し、ガビにライフルで撃たれ、その生涯を閉じる。

ナイル・ドークのプロフィール・人物像

身長:177cm
体重:80kg
CV:勝杏里

ナイル・ドークとは憲兵団師団長であり、訓練兵時代は調査兵団13代団長、エルヴィン・スミスと同期である。仕事上対立することも多いが二人は訓練兵時代仲が良く、かつては共に調査兵団を志していた。しかしナイル・ドークは行きつけの酒場で知り合ったマリーと恋に落ち、死亡率の高い調査兵団を辞退し憲兵団に所属する。子供は二人おり、妻のマリーは王政編の時点で三人目の子供を妊娠中である。ちなみにエルヴィンもマリーに惚れていたが、調査兵団に入り巨人と戦う道を選んだ。
ナイル・ドークの戦闘シーンの描写はほぼ無いが、憲兵団といえば入団のハードルが高く訓練兵卒業時の成績上位10名に限られていることから、戦闘力は高いと予想される。
性格は真面目で冷静だが、壁内の安全を守る為ならば王政にも反発することや、まだ子供であるマーレ軍の戦士候補生ファルコ・グライスを戦場から仲間の元へ逃がすなど状況によって大切なものを守る決断のできる人間らしいキャラクターといえる。

ナイル・ドークの来歴・活躍

兵法会議

兵法会議で提案するナイル・ドーク

104期訓練兵であるエレン・イエーガーに巨人化の能力があるとわかった際に、破滅に導く悪魔と呼ぶ者と希望へと導く救世主と呼ぶ者に分かれ、民衆は混乱した。
そのためエレンをどうするべきか、その処遇を決める兵法会議が開かれた。
憲兵団師団長ナイル・ドークは「エレンの人体を徹底的に調べた後、速やかに処分すべき」だと言い放った。
冷徹に見えるがその理由はエレンを英雄視する民衆の内乱を防ぐためであり、壁内の安全を守ろうとするナイル・ドークならではの決断である。
その後、調査兵団は圧倒的戦力であるリヴァイ兵長の監視下に置くという条件で、巨人の力を使いウォール・マリアを奪還すると主張。それにより調査兵団にエレンの身柄を委ねることが決まりかけた。ナイルはその決定に異議を申し出、エルヴィンに壁内の混乱という問題はどうするのかを尋ねた。
するとエルヴィンは、次の壁外調査でエレンが人類にとって有意義である証明をすると約束した。その説明にナイルも納得しエレンの処遇が決定した。
壁内の危険を案じ、未解決では終わらせない正義感の強い人物である。

憲兵団の実情

仕事を新兵に押し付け遊んでいる憲兵団

憲兵団の役割とは、主に安全な内地で警察業務を行うこと、王の側近として王を守る兵団である。内地勤務で最も人気がある兵団なだけあって、入団のハードルは高い。
真面目なナイル・ドーク率いる憲兵団だが、訓練兵卒業時成績上位10名が希望できるエリートで構成されているにも関わらず、仕事は新兵に任せその間上官は遊んでいたり、逆らう者には過度な暴力を振るうなど、腐りきっているといわれている。
憲兵団の内部組織である中央憲兵団は王政の直属であり、王政に対し強い忠誠心を持った人間で構成されている為、ナイル・ドークは憲兵団のトップとはいえ中央憲兵団には基本的に逆らうことができない。

王政への反発

王政に反発するナイル・ドーク

王政によって無実の罪を着せられた調査兵団が解体され、団長であるエルヴィン・スミスが処刑台に連行されようとした時、ウォール・ローゼが巨人に突破されたとの報告が入った。王政の判断は壁内での争いを避けるため、ウォール・シーナの扉を閉鎖することだった。扉を封鎖するということはウォール・ローゼの住民を見捨てるということであり、ナイル・ドークはその決断に愕然とする。
そして、「閉鎖は阻止させてもらう」と、家族のいるウォール・ローゼを守るため王政へ反発するのであった。
しかし、巨人侵入の報告はエルヴィン・スミスの考えた虚報であり、判断を試すためのものであったことが判明。駐屯兵団司令官ピクシスやナイル・ドーク、そしてザックレー総統は自分達の保身しか考えていない王政に愛想を尽かし、王政に反旗を翻した。その後現王政は倒され、真の女王であるヒストリアを中心とした政治体制へ変わる。それに伴い調査兵団の無実も証明された。

無垢の巨人化

ファルコ(右)を逃がすナイル・ドーク(左)

マーレ人捕虜としてレストランで働くニコロは、反マーレ派義勇兵のイェレナから兵団組織高官に振る舞うようジークの脊髄液入りワインを渡される。ジークの脊髄液は口にするとジークが一声叫ぶだけで巨人化するというものだが、それを知らずにピクシスやナイルはこのワインを口にしてしまう。
その後、イエーガー派によって政権が奪われると、脊髄液入りワインを飲んだナイルやピクシスらは牢に入れられた。そこには、誤ってワインを口にしてしまったマーレの戦士候補生ファルコもいた。
外ではマーレ軍がパラディ島に侵攻を始めていた。ナイルはファルコに「君を助けに来たのかもな」と話しかける。そんなことをするわけがないと否定するファルコに「君の帰りを待つ家族はいるんだろ?」と諭す。そして「俺はもう妻や娘たちには会えないだろう。娘達には伝えたいことがまだまだあったのにな」と、これから巨人化するであろう自身の悲痛な胸の内を明かした。

義勇兵の一人であるオニャンコポンに助け出され、ナイルとファルコは牢を出る。外に出ると、ファルコの兄コルトと戦士候補生の仲間であるガビがすぐそばにいることに気づく。
するとナイル・ドークは「俺はこの捕虜を民家に拘束してくる!!」と言い、ファルコを引っ張り、二人のもとへ走る。バレて捕まってしまうのを恐れたコルトはナイルを撃ち殺そうとするが、ガビがそれを止める。
ガビはファルコと共にパラディ島の人々に触れたことで、根絶やしにしたいほど恨んでいたパラディ島のエルディア人達が、自分と変わらない普通の人間だと気づいたのだ。
そしてナイルは他の兵士に気づかれぬようファルコを「子供が来る場所じゃない。家に帰るんだ」と、二人の元へ引き渡す。
ナイルはマーレ兵というだけで相手を敵対視せず、自分の子供と重ねたのか3人を見逃すのだった。ナイルのおかげでファルコ・コルト・ガビは無事逃げることができた。

しかしその少し後、とうとうジークの叫びによりナイルは巨人化してしまう。
ナイル巨人体はブラウス家の人々を追いかけ、階段から落ちて身動きが取れなくなってしまったカヤに襲い掛かる。しかしその瞬間、ガビが対巨人ライフルを放ち、カヤを助け出した。
対巨人ライフルで口の中を撃ち抜かれ、さらに至近距離でうなじを破壊されたナイル巨人体は絶命した。ナイルが助けたファルコの友人であるガビに殺されるという、皮肉な生涯の閉じ方だった。

ナイル・ドークの関連人物・キャラクター

エルヴィン・スミス

調査兵団13代団長でナイル・ドークとは訓練兵時代の同期である。
共に調査兵団を志す仲だったが、ナイル・ドークは家族の為、死亡率の高い調査兵団への入団を辞退する。
エルヴィンはナイル・ドークの妻であるマリーに昔惚れていたと告白した。
目的の為ならば仲間の命を切り捨てる非情な一面もあるが、その実力、発想力は深く信頼され、カリスマ性を持つ。
王政によって調査兵団が無実の罪を着せられた際には、ナイルに「お前家はどこだ?家族は元気に暮らしているのか?」と意味深な質問をし、「選ぶのはお前だ」と続ける。
後にその質問の意図が、エルヴィンの画策した虚報にあると明らかになった。王政が自らの保身のために、ナイルの家族の住むウォール・ローゼを見捨てようとしていると知ったナイルは、駐屯兵団司令官ピクシス・兵団総統ザックレーと共に王政に見切りを付ける。王政は打倒され、エルヴィンは無罪放免となった。
ウォール・マリア奪還作戦では人類の勝利の為リヴァイ・アッカーマン兵長に獣の巨人討伐を託し、自分と仲間の命を捨て特攻し、獣の巨人の投石により重症。瀕死の状態をフロックに発見されるが、その後死亡した。

ファルコ・グライス

エルディア人でグライス家の次男。マーレの戦士候補生であり、同じ戦士候補生であるガビに想いを寄せる。そのことから度々、ガビの突っ走る性格に振り回されている。
優しい性格で、敵味方関係なく対話する為、エレン・イエーガーのレベリオ襲撃に知らずのうちに利用され、加担してしまう。
レベリオが襲撃された際、敵の飛行船に乗り込もうとするガビを止めようとしがみつき、一緒に乗り込む。そして飛行船はパラディ島に到着し、ガビと共に捕虜となるがその後脱獄。
カヤに助けられブラウス家に世話になるが、マーレ軍捕虜であるニコロの働くレストランで、意気揚々とサシャを殺したと語るガビがニコロにワインの瓶で殴られそうになったのを庇い、ジークの脊髄液入りワインを口にしてしまう。
イエーガー派によって捕虜となった際には、マーレ軍が襲撃にきたことにナイルに「君を助けにきたのかもな」と言われ、そんなことをするわけがない。と返しマーレ軍にとって自分の価値はそれほど無いと考えている。
ナイルと共に外に出た後、コルト、ガビを発見し、ナイルが他の兵士にバレないようファルコを二人の元へ連れて行ったことによって無事コルト、ガビの元へ戻ることができる。
しかしジークの叫びで無垢の巨人化し、ポルコが自らファルコに捕食されることで顎の巨人を継承した。

ガビ・ブラウン

5uaranori268265
5uaranori268265
@5uaranori268265

Related Articles関連記事

進撃の巨人(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

進撃の巨人(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『進撃の巨人』とは、諫山創による日本の漫画作品。『別冊少年マガジン』で連載されていた。ジャンルはダークファンタジーであり、人類存亡をかけて巨人との戦いに挑む人々の物語が描かれている。巨大な壁に守られた人類達の元に、圧倒的な力を持った「巨人」が出現。主人公のエレン・イェーガーは目の前で母を捕食され、巨人の殲滅を誓う。日本国内だけでなく、海外からの人気も高く、テレビアニメや実写映画化をはじめ、様々なメディアミックス展開がされている。

Read Article

進撃の巨人の九つの巨人まとめ

進撃の巨人の九つの巨人まとめ

『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界を舞台に、巨人を駆逐することに執念を燃やす主人公エレン・イェーガーの戦いを描く。作中ではエレン以外に巨人化の能力を持つ人物が登場し、それらは「九つの巨人」と呼ばれている。「九つの巨人」はそれぞれ「始祖の巨人」や「鎧の巨人」などの固有名称を持ち、普通の巨人とは一線を画す特殊技能を持っている。

Read Article

進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『進撃の巨人』は、諫山創原作の漫画である。少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で2009年から連載された。突如現れた巨人により人類は滅亡の危機にさらされるが、巨大な壁を建設することで100年間平和を保ってきた。しかしある日超大型巨人が壁を蹴破り、人類は再び巨人の襲来に遭う。巨人に母を捕食された主人公・エレンは、巨人のせん滅を誓って調査兵団に入団する。大迫力の戦闘シーンの合間には、エレンや幼なじみのミカサらをめぐる恋愛要素も描かれている。

Read Article

進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ

進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ

『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界で、生き残った人類は3重の壁を築き、その内側でかろうじて命脈を繋いでいた。しかしそんなある日、壁を超える巨体を持つ「超大型巨人」によってシガンシナ区の扉が壊され、巨人の大群が壁内に侵入。人類は活動領域の後退を余儀なくされた。巨人に母親を殺されたエレンは、全ての巨人を駆逐することを心に誓う。

Read Article

進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画、およびそれを原作としたアニメである。2009年から少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で連載された。正体不明の巨人の脅威に怯える人類は、強固な壁を作り100年間の平和を実現していた。しかしある日超大型巨人が壁を破壊し、人類は再び巨人に襲撃される。巨人に母親を喰われたエレン・イェーガーは巨人を駆逐するために調査兵団に入団。巨人との対戦の中で、巨人の正体やエレンたちの出生の秘密など、たくさんの伏線が明かされてゆく。

Read Article

北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!

北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!

北欧神話(ほくおうしんわ)とは、キリスト教が広まる以前にノルド人(ノース人)が信仰していた神話体系。ノルド人がスカンジナビア半島を勢力圏としていたため、スカンジナビア神話とも呼ばれている。口伝によって伝えられていたが、13世紀頃、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンによって『エッダ』という書物にまとめられた。 「滅亡の運命」が定められた神々の隆盛と終焉を描いており、全体的に暗い印象のエピソードが多い。物語全体の完成度が高く、漫画などの現代の創作物においてもたびたび題材として用いられる。

Read Article

進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『進撃の巨人』とは、巨人たちに立ち向かう人類の戦いと世界の謎を描いた、諫山創による漫画作品。人類を守る壁を破壊し侵入した巨人によって両親を喪った少年エレン・イェーガー。巨人を滅ぼすためエレンは調査兵団に参加し、巨人との戦いに身を投じる。作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目も高まって、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。巨人という死に直結する敵が常に存在する世界での物語は、数々の名言を生み出した。

Read Article

ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ユミル・フリッツは『進撃の巨人』の登場人物で、「始祖ユミル」とも呼ばれている。エルディア人こと「ユミルの民」の始祖となった女性で、光るムカデのような生物と接触したことで彼女は「始祖の巨人」の能力を得たとされている。マリア・ローゼ・シーナという名前の3人の娘達がおり、パラディ島の3重の壁は彼女達の名前から名付けられた。ユミルの死後、巨人化能力は3人の娘達に引き継がれ、さらに子々孫々に脈々と継承されることとなった。

Read Article

ジーク・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ジーク・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ジーク・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの異母兄。「獣の巨人」の継承者として調査兵団の前に立ちはだかり、高い投擲能力で多くの兵士を殺傷した。「九つの巨人」の継承者で組織されるマーレの戦士部隊のリーダーであり、多くの戦場でマーレに勝利をもたらしてきた。しかしその真の目的はエルディア人の救済であり、全てのエルディア人から生殖能力を奪うことで巨人の力を巡るこれ以上の悲劇を起こらないようにしたいと考えている。

Read Article

リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

リヴァイ・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団に所属する兵士長。1人で1個旅団(約4000人)並みの戦力を持つとされ、「人類最強の兵士」として名高い。三白眼と刈り上げた髪型、小柄な体格が特徴で、ブレードを逆手に持って回転しながら巨人の肉を切り刻む戦闘スタイルを好んでいる。性格は冷静沈着で無愛想。スラム出身ということで言動も粗暴である。神経質で潔癖症だが、部下の最期を看取る際には汚れを気にせず手を握るという仲間想いの一面もある。

Read Article

エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。9つの巨人の1つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。

Read Article

アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。

Read Article

フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。

Read Article

エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。

Read Article

グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。

Read Article

ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。

Read Article

ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。

Read Article

キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。

Read Article

ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。

Read Article

ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。

Read Article

ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。

Read Article

ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。

Read Article

エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。

Read Article

ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。

Read Article

ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。

Read Article

ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。

Read Article

ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。

Read Article

ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。

Read Article

ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。

Read Article

アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。

Read Article

進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。

Read Article

ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。

Read Article

クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。

Read Article

フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。

Read Article

イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。

Read Article

目次 - Contents