【進撃の巨人】アルミン「友達募集掲示板」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。訓練所の食堂に設置されていた友達募集掲示板。軽い気持ちでミカサの名前を書いてみたエレンですが、なぜか翌日ミカサではなくエレンの名前が呼ばれ…。
100 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 16:31:45 ID:rcK8Q.WA
──寝室
アルミン(エレンに何の用なんだろうユミル……こんな遅くにわざわざ……こ、告白かな!?)ドキドキ
エレン「よーし風呂行くか!」
アルミン「わぁっ!?え、エレンずいぶん早かったね?」
エレン「?ユミルだって一分って言ってただろ。さっさと帰ってったぞ。あー汗かき過ぎて風呂二回目とか面倒くさい」
コンコン…ガチャ
ダズ「エレン、今いいかな?」
エレン「!待ってたぜ!」ダダッ
ダズ「……」ゴソゴソ
エレン「……!……」ゴソゴソ
アルミン(?なんか二人がコソコソしてる)
エレン「……」ダキッ
アルミン(エレンがダズを抱きしめた!?一体彼らに何が……)
101 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 16:33:42 ID:rcK8Q.WA
…
エレン「さっぱりした……じゃあ軽く柔軟でもして寝るかな」ググッ
アルミン「エレン、さっきダズは何の用だったの?……僕にも言えないことなら、別に無理には聞かないけど……」
エレン「!……デカい声出すなよ?……さっきダズからえっちな本を貰ったんだ」ヒソヒソ
アルミン「えっちな本!?そんな貴重なものをどうして……モガッ」ジタバタ
エレン「シーっ!ちょ、声デカ過ぎ……」
アルミン「ぷはぁっ、ご、ごめん……」
102 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 16:36:08 ID:rcK8Q.WA
エレン「なんでも訓練生では俺が初めての友達らしくてな。吐いた時も嫌がらずに親切にしてくれて……ってやけに感動したらしい」ヒソヒソ
アルミン「すごくいい友達を手に入れたね、エレン」キラキラ
エレン「だろ?気に入り過ぎて汚さないように気をつかった逸品らしいぜ」ワクワク
アルミン「楽しみだね。あと……ちょっと気になったんだけどさ、エレンなんかいい香りがするんだよね」スンスン
エレン「あ、そこまで匂うか?つけすぎたかな……」
アルミン「いや、さっき僕が大声だして口を塞がれた時にふわっとね。柑橘系かな?」
エレン「これはさっきユミルがくれたんだ。吐かれた服を洗ったら少量掛けとけば気分も変わるだろってさ。それが手についたのかもな」クンクン
103 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 16:38:32 ID:rcK8Q.WA
アルミン「ユミルが?珍しいこともあるんだね」
エレン「正確に言うとクリスタらしいがな。クリスタが持ってた香水を少し分けて貰ったんだとさ」
アルミン「そうだったんだね。なんかお風呂上がりのエレンから女の子みたいな匂いがしてドキドキしちゃったよ」
エレン「俺でドキドキとかやめてくれよ。それよりアルミンも見るだろ?」
アルミン「……え?ぼ、僕にも見せてくれるの!?」
エレン「当たり前じゃないか、俺たち親友だろ?」ニコッ
アルミン「……友達って最高だね!」ジーン
104 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 16:41:40 ID:rcK8Q.WA
ベルトルト(エレン、僕は?僕は?)ソワソワ
ライナー(ベルトルト経由で俺も……っていうか俺はエレンと友達だよな?友達?……自信無くなってきた)
コニー「エレン次は俺な!俺!」
エレン「げっ、コニーにバレてる」
アルミン「じゃあ僕コニーの次にしようかな」クスクス
エレン「ダメだ、コニーの前にアルミンだからな!親友特権だ」
アルミン「……エレンったら」キュン
ジャン(まさかこいつと友達じゃないことを後悔する日が来ようとは……)ギリギリ
マルコ「僕もエレンと友達な気がする……」ボソッ
ジャン「!?」ガーン
105 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 16:42:57 ID:rcK8Q.WA
──翌日
エレン「この気だるさ……しかしいい朝だな」スッキリ
アルミン「うん、そしていい夜だったね」スッキリ
コニー「しゃあっ!」スッキリ
ベルトルト「……エレン、ありがとね」スッキリ
ライナー「……この恩は必ず返す」スッキリ
マルコ「……エレンは気持ちのいい性格の男だね」スッキリ
ジャン「……くそっ」ギリギリ
109 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:00:40 ID:rcK8Q.WA
──翌日
キース「満を持しての登場とも言えよう、“筋肉質男子”ことご存知ライナー・ブラウン訓練生だ」
ライナー「指名されないかもと思うとドキドキするもんだな」スッ
エレン「確かに男は筋肉質なやつ多いしなぁ。まぁよろしく頼むよ」ゲシッ
ライナー「イテッ!ふくらはぎは弱点じゃないと言っただろうが!」
アニ(……!)ワクワク
110 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:03:28 ID:rcK8Q.WA
…
──対人格闘
エレン「なんだかんだ言って組むのは初めてだな」
ライナー「体格では俺に分があるが、エレンも格闘ではずいぶんと成績がいいみたいだからな。楽しみだ。よろしく頼むz……グシャッ
アニ「……混ぜてもらえるかい?」ドキドキ
エレン「なんだ!?ライナーが急に吹っ飛んで……あ、あんたがやったのか!?」
アニ「……アニ」ボソッ
エレン「え?」
アニ「“あんた”じゃない、アニって言うんだ」プイッ
113 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:06:22 ID:rcK8Q.WA
エレン「!お、おう、悪かったなアニ。あまり話したことがないと名前もうろ覚えで……よろしくな!俺はエレン・イェーガーだ!」スッ
アニ「(友達握手きた!)……ふん、あんたは騒がしいから知ってるよ」ギュッ
エレン「あんたって呼ばれて名前に訂正した癖に俺はあんたって呼ばれるのか……っていうかライナーが起きねえ。アニ、さっき何をやったんだ?全然見えなかったんだが」
アニ「ライナーが寝てるんじゃあ仕方ない、早速私と……ん?いや、ふくらはぎ辺りに蹴り入れてぶっ飛ばしただけだけど?」
114 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:07:41 ID:rcK8Q.WA
エレン「……大変だ!ふくらはぎはダメなんだぞ!?俺はこいつを医務室に連れて行くからな!」
アニ「え?ちょっと……」
エレン「コニー手伝え!教官、友達が瀕死なので医務室へ連れて行ってもよろしいでしょうか!?」
コニー「なんだなんだ!?」
エレン「ふくらはぎをやられた……マズいぞ!」
コニー「なんてこった……急げ!心肺停止!幽体離脱!」
ダダダダッ
キヲシッカリモテー!
コイツ オモッ!アルコウゼ…
アニ「……」ショボン
116 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:14:28 ID:rcK8Q.WA
──食堂、夕食時
エレン「一時はどうなることかと思ったぜ!無事でなによりだ」
ライナー「おい、ただの気絶で大袈裟に命の心配をしてくれたおかげで俺はふくらはぎの検査までされたんだぞ?」
コニー「ただのふくらはぎなのにな」
ライナー「……わかってるなら悪のりしすぎるんじゃないぞ」
ベルトルト「僕も一緒にいいかn……ヒュッ ドサッ
アニ「邪魔するよ」ストンッ
エレン「あ?ベルトルトの声かと思ったらアニか。一緒に食うのか?」
118 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:16:45 ID:rcK8Q.WA
アニ「ライナーには悪いことをしたと思ってね……ふくらはぎが弱点とは知らずすまなかったよ」ププッ
ライナー「おいおい……お前もか?そんなキャラだったか?」
エレン「脳の重要な部分がふくらはぎにあるからな、なるべく避けてやってくれよ」
ライナー「悪のりするなといったそばから真面目な顔で言うんじゃない!……はぁ、教官が友達関係にはやけに甘いから良かったものの、普段あんな事したら全員罰則だぞ」
エレン「もうやらねーよ。実際すげー冷や冷やしたし」
コニー「引っ込みがつかなかっただけだしな」
119 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:22:27 ID:rcK8Q.WA
ライナー「頼むぞ本当に……」グッタリ
エレン「悪かったって。ライナーが兄貴みたいでなんか甘えちゃうんだよな」
コニー「な。体もデカいし落ち着いてるし」
ライナー「そ、そうか?なんかそう言われると悪い気はしないな……」テレ
エレン「俺一人っ子だからさ、頼れる兄貴欲しいと思ってたんだよなー」
コニー「俺も俺も!弟と妹はいるけどこれでも長男だからな」
アニ(のるべき?のるべき?)ソワソワ
121 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:26:02 ID:rcK8Q.WA
ライナー「まぁそこまで言うなら多少は構わんが、せめて訓練中はやめて……」
エレン「大変だ!ベルトルトが床で気絶してるぞ!?」
コニー「まさか……これは……」
エレン「ふくらはぎだ!ちくしょう誰が……運ぶぞ!?」
コニー「兄貴、しっかりしてくれ!」
エレン「兄貴ぃー!」
ドタバタ
コイツ ナガッ!ヒキズッテイコウゼ…
ライナー「その設定は俺のじゃ……」ショボン
アニ(……乗り遅れた)ショボン
ユミル「……チッ」プイッ
クリスタ「舌打ちするくらいなら混ぜてって言えばいいのに」
ユミル「なんで私が!?ふんっ……」
クリスタ(まったく、素直じゃないんだから……)クスクス
122 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:28:28 ID:rcK8Q.WA
…
ミカサ「……」ショボン
アルミン「み、ミカサ?エレンは寮に帰っちゃったみたいだけどそう落ち込まないでよ」
ミカサ「……アルミンも落ち込んでいるはず。あんなに楽しそうなエレンは久しぶりに見るから」
アルミン「僕は……!その……エレンが楽しいならそれでいい、よ」
アルミン(本当は……ちょっとだけ寂しいけどさ)
125 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:32:18 ID:rcK8Q.WA
──翌日
キース「恒例となりつつあるが紹介しよう、“彼氏系男子”……」
フランツ「よろしくね」スッ
エレン「おう、よろしくな」ギュッ
──また翌日
キース「帰ってきたこの男“五分刈り系男子”…」
コニー「二回目ってありなのか?」スッ
エレン「親友にランクアップでもするのかもな」ギュッ
アルミン「エレン!?ぼ、僕も指名してよ!親友の座が怪しくなってきたよ!?」
エレン「だから俺は貼ってないってば」
126 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:34:28 ID:rcK8Q.WA
──またまた翌日
キース「もはや私が紹介する意味すら不明だが“座学トップ系男子”…」
アルミン「おかしいな~僕らはすでに親友なのにねぇ?一体誰が書いたやら……ふふっ。あ、親友以上って心友になるのかなぁ?」チラッ チラッ
コニー「なんで俺を見るんだよ」
エレン「改めてよろしくな!」キラキラ
ユミル「お前自分で書いただろ」
アルミン「黙っててくれ。譲れないものは誰しもあるんだ」
128 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:40:28 ID:rcK8Q.WA
…
ジャン「何故だ……羞恥刑とまで言われた伝説の掲示板を利用して、途中までは上手くミカサと死に急ぎ野郎を離すことに成功してたってのに!」ドンッ
ジャン「最近は奴の友達ライフが充実してきただけのような気がするぜ」
マルコ「まさにその通りだと思うよ……」
ジャン「しかも今日に至っては俺が仕掛けた友達タイプじゃなかったし……くそっ訳がわかんねぇ…っ!」
マルコ(あれはきっとアルミン本人が……!まさか…っ!)
マルコ「ジャン、もう掲示板で策を巡らせるのは止めたほうがいいかもしれないよ」
ジャン「なんでだよ!?これからが仕上げなんだぜ?負けてたまるか!吠え面かかせてやるぜ死に急ぎ野郎め!フッフッフ……」ニヤニヤ
マルコ(……言っても無駄、か)
130 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:46:16 ID:rcK8Q.WA
──翌日
ジャン(ふふっ……もう皆の頭に友達募集は恥ずかしいなんて考えはないはず)
ジャン(今日は密着できる対人格闘があるし、得意の立体起動訓練もある……いつミカサを紹介されても大丈夫だ!)
ジャン(さあこい!俺とミカサの時代!)
キース「なんと今日はイェーガー以外の者が初めて友達募集掲示板を利用してくれた。張り切って紹介しよう」
キース「ジャン・キルシュタイン訓練生の“黒髪キレイ系”という希望により、エレン・イェーガーを選出した。仲の良い友達になれるといいな!」
エレン「」
ジャン「え……え!?」
キース「どうしたキルシュタイン?イェーガーの髪質はなかなかよいものだぞ」
ジャン「い、いえ!教官、俺は黒髪キレイ系の“女子”と友達になりたかったんです!確かにそう書いたはず……」
133 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:49:45 ID:rcK8Q.WA
キース「貴様……本気で言っているのか?」ギラッ
ジャン「!?」
キース「掲示板の注意事項に書いておいたはずだ……“紹介は同性のみ”とな」
キース「書き間違えたのだろうと思って直接の追求は控えたが、貴様、女子と掲示板なんぞで知り合おうとするとは恥ずかしくないのか!?」
ジャン「」
マルコ(ぐうの音も出ないな)
キース「そしてもう一つ、貴様の罪を私は知っている」
キース「今までイェーガーの名前で友達募集をさせていたのはキルシュタイン、貴様だそうだな?」ギラッ
ジャン「な、なぜでしょう俺はそんな……」オロオロ
キース「今日の貴様の紙にあった筆跡は、これまでに見慣れるようになったイェーガーの物と思っていた紙と同じだ」ギラッ
ジャン「」
エレン「お前かよ、俺に友達紹介してたの……まぁいいけど」
138 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:54:27 ID:rcK8Q.WA
キース「私はさっきまで、今日のこの日、貴様の真の思い人であるイェーガーの紹介を受ける恥ずかしさを和らげる為、イェーガーの友達実績を積み上げていたのかと好意的に解釈していたが……何やら裏がありそうだな」
コニー「嫌がらせの主はジャンだったのか」
ユミル「最初に言った通りだ。ケッ」
ベルトルト「ジャン、流石に恥ずかしいね」ヒソヒソ
フランツ「目的はたぶんミカサでしょ?」ヒソヒソ
ダズ「吐き気がするぜ」ペッ
ライナー「男の風上にもおけんな」
アニ「……恥の塊」
ジャン「」
マルコ(……もうちょっと後ろの方にいこう)コソコソ
142 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:57:17 ID:rcK8Q.WA
キース「……まぁキルシュタインもこれで懲りただろう。目的はわからんがイェーガーに友達が増えたことは事実だからな。罰則は営庭二十周で勘弁してやる」
アルミン「ジャンが本当に希望した相手って実は具体的な誰かがいたのかなぁ~?」ボソッ
マルコ「!」
キース「ふむ、それもそうだな……貴様が友達にと望んだ“黒髪キレイ系”とは誰か具体的な希望する相手がいたのか?」
ジャン(い、言うしかねぇ!今を逃せば俺にチャンスはない!)
ジャン「は、はい、いました……あの、み、ミカサ・アッカーマン訓練生と是非友達になりたく『合いません』……え?」
143 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:59:12 ID:rcK8Q.WA
ミカサ「私には合いません。エレ……イェーガー訓練生に嫌がらせをするような相手とは、気が合うことは有り得ません」
ジャン「」
マルコ(アルミン、君かい?)ヒソヒソ
アルミン(僕はジャンの紙に“筆跡注意”と書いただけさ)
マルコ(……君を敵に回したらダメだね)
エレン「お前なんか可哀想だな。俺が友達になってやろうか?」
ジャン「余計なお世話だぁぁぁあ!!」
キース「貴様はまだ反省が足りんようだな。罰則二倍と夕食抜きに変更してやろう」
ジャン「」
144 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 17:59:54 ID:rcK8Q.WA
…
ジャン「ちくしょう……ゼェ……ハァ……死に急ぎ……野郎め!やっと終わっ……」グッタリ
ミカサ「……」スタスタ ピタッ
ジャン「!み、ミカサ!?なぜこんな所に一人で……俺に何か?……」ドキドキ
ミカサ「合わない」ボソッ
ジャン「!?」
ミカサ「……」クルッ スタスタ…
ジャン「」チーン
完
145 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 18:00:26 ID:rcK8Q.WA
おまけ
──ジャン事件、発覚直後
ダダダダダダッ…
○○○「間に合った!」ハァハァ…
ベリッ
┌──────────┐
│アニ・レオンハート │
│ │
│タイプ │
│黒髪・駆逐系男子 │
└──────────┘
アニ(……教官が見る前で良かった)ホッ
おしまい
関連リンク
進撃の巨人の厳選面白SSまとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
『進撃の巨人』に関する名作SSを厳選してまとめています。シリアスな本編に辛くなったら、たまにはクスっと笑える面白いSSをお楽しみください。中にはキャラ崩壊・ネタバレしているものもあるかもしれないのでご注意ください。
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ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。
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ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。
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ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。
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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。
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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。
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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
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ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。
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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。
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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。
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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。
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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。
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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。
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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
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フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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