ロックマンX（Rockman X）のネタバレ解説・考察まとめ

『ロックマンX』（Rockman X）の概要

『ロックマンX』（Rockman X）とは、1993年12月17日にカプコンから発売されたスーパーファミコン専用のアクションゲームである。「ロックマンXシリーズ」の第1作目であり、初代「ロックマンシリーズ」から約100年後の世界を舞台としている。
『ロックマンX』は横スクロールのゲームである。本作でも、初代同様にボスを倒し、特殊武器を取得してゲームを進めていくという基本的な流れは変わらない。これまでのロックマンとの大きな違いは、Yボタンでチャージしながら「ダッシュジャンプ」ができるようになったことだ。また、壁蹴りやダッシュなどができるようになる能力アップアイテムを獲得することで使える技が増えていき、ロックマンが成長するという楽しみがある。

後にパソコン用に移植され、1996年5月24日にWindows版、2000年12月1日にPCゲームBestシリーズ版、2004年8月6日にPCゲームBestシリーズプラチナセレクション版が発売された。2005年には本作のリメイクである『イレギュラーハンターX』がPSPで発売された。

『ロックマンX』（Rockman X）のあらすじ・ストーリー

新時代の始まりとイレギュラーの発生

初代『ロックマン』から100年後の西暦21XX年。人間と、人間に近い思考回路を持つロボット「レプリロイド」が共存する世界。人間に使役される「メカニロイド」も含め、一部のロボットが犯罪を犯す存在である「イレギュラー」と化す事件が多発し始める。
科学者ケイン博士によって数十年ぶりに封印を解かれたエックスは、イレギュラーを排除・抹消する特殊機関「イレギュラーハンター」にB級ハンターとして所属する。

ゼロの鎮圧とシグマの変貌

ある日、強力な赤いイレギュラーが暴走。イレギュラーハンター最強の部隊である第17精鋭部隊隊長シグマが出撃し、激闘の末にそのイレギュラーを鎮圧する。
鎮圧された赤いイレギュラーは「ゼロ」と名付けられ、正常な機能を保ちながらシグマの監視下で第17精鋭部隊に配属される。エックスはゼロと親友となり、ゼロは特A級ハンターとして頭角を現すが、この事件以降、シグマの様子は徐々におかしくなっていく。

シグマの反乱と壊滅状態のハンター

やがて、シグマは突如として人類に対する大規模な反乱を起こす。シグマの目的は、人類を排除し、レプリロイドだけの世界を築くことであった。
シグマの圧倒的なカリスマと力に乗じて、イレギュラーハンターの多くの精鋭隊員がシグマ側に寝返る。残された忠実なハンターたちはシグマ勢に戦いを挑むが、その力の前に次々と倒され、イレギュラーハンターの組織は壊滅状態に追い込まれる。

エックスとゼロ

大規模なレプリロイドの反乱が勃発し、世界が危機に瀕する中、シグマの計画を打ち砕くことができるのはわずかなハンターだけとなった。
B級ハンターのエックスと、特A級ハンターのゼロは、親友として、そして最後の希望として、人類の未来を守るため、たった二人でシグマ率いる強大な反乱軍に立ち向かうのだった。

『ロックマンX』（Rockman X）のゲームシステム

進め方

『ロックマンX』は横スクロールのゲームである。これまでのロックマンとの大きな違いは、Yボタンでチャージしながら「ダッシュジャンプ」ができるようになったことだ。Yボタン、Bボタン、Aボタンを駆使してゲームを進め、パワーアップをしていきながら最後に隠しアイテムの波動拳を入手する流れが良いだろう。

波動拳

ある条件を満たすと、ストリートファイターシリーズのような波動拳を出すことができるようになる。波動拳（コマンド）＋攻撃ボタン（右向き）とコマンドを入力すると構え、前方にエネルギー弾を出す。

『ロックマンX』（Rockman X）の登場人物・キャラクター

メインキャラクター

エックス（X）

本作の主人公。平和を望み続ける青いレプリロイド。第17精鋭部隊所属で、ゼロの後輩であり親友でもある。
他のレプリロイドと違い、悩むことができる優しさの感情を持つ。しかしそれゆえに本来のポテンシャルを発揮することができず、ハンターランクB級に甘んじている。
人間とレプリロイドが共存する世界を取り戻すため、シグマの反乱軍に立ち向かう。

ゼロ（Zero）