【進撃の巨人】エレン「ジャンが死におったwwwwwwwwww」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。訓練中の事故でジャンが死んでしまった後、エレンの様子がおかしくなってしまいます。エレンの同期達は彼を元に戻そうと説得しますが…。※鬱展開注意です。
エレン「ジャンが死におったwwwwwwwwww」
1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 20:22:28 ID:ma2vJQqM
エレン「しかもwwww立体機動の訓練中にwwwwwwwww」
エレン「ミカサにいいとこ見せようとしてwwwwwwwアンカー射出に失敗してwwwwwwwwww墜落死wwwwwwwwwwww」
エレン「成績上位に入って憲兵団になる!(キリッ の末路がこれwwwwwwwwwwww」
エレン「だっせええええええええええwwwwwwwwwwwwwwww」
2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 20:32:28 ID:ma2vJQqM
エレン「ジャンwwwwwwwwwwww情けないじゃんwwwwwwwwwwwwww」
エレン「やべえwwwwwwwwwwww今の面白かったじゃんwwwwwwwwww笑えたじゃんwwwwwwwwwwwwwww」
エレン「ジャンジャンうるせえじゃんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
アルミン「……エレン、もういい加減にしなよ」
アルミン「君とジャンの中が悪かったことは皆が知ってる。けど死者を冒涜するなんて」
エレン「冒涜してるつもりはねえwwwwwwwwwwwwwwww」
エレン「けどジャンの死に様は情けないwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
アルミン「いやそういうことじゃなくて……ミカサも何か言ってやってよ……」
ミカサ「私はずっと注意してきた。けどエレンに直す意思が無い以上何を言っても無駄」ハァ
4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 20:39:11 ID:ma2vJQqM
夕食中
エレン「あーwwwwwwwwなんか最近メシが旨いなーwwwwwwwwww」
エレン「そうだなwwwwwwwwwちょうど一ヶ月前くらいから旨くなったwwwwwwwwwwww」
エレン「てかwwwwwwwww一ヶ月前ってwwwwwwwwwwwwジャンが死んだ日じゃんwwwwwwwwwwwww」
エレン「敗北主義者のいない食堂がwwwwwwwwwwwwこんなに平穏だとはwwwwwwwwwwwww」
アルミン「……その代わり、誰も君に声をかけなくなったけどね」ボソッ
エレン「あ?wwwwwwwwwwwwなんか言ったかアルミンwwwwwwwwwwwwwwww」
アルミン「別に。いくら鈍い君でも気づいてないはずないしね」
アルミン「分かっててそんなことするなら、もう僕も何も言わないよ」
エレン「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
8 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 20:52:18 ID:ma2vJQqM
翌日
エレン「ようwwwwwwwwwwミカサwwwwwwwwwwwアルミンwwwwwwwwwwwwwww」
ミカサ「おはようエレン」
アルミン「……おはよう」
エレン「つーかアルミンwwwwwwwwwwwwwお前、俺が起きたときにはもう宿舎にいなかったよな?wwwwwwwwwwwwwww置いてくなよwwwwwwwwwwww」
アルミン「…………」
エレン「あれ?wwwwwwwwwwww無視?wwwwwwwwwwwwwwwwww」
ミカサ「エレン。私はあなたに命を救われた。だから私は何があってもあなたを見捨てたりしない」
ミカサ「けど世の中のすべての人間が私のように考えているわけでもない。そんなこと分かってるはず」
エレン「知ってるよwwwwwwwお前は俺の母ちゃんかってのwwwwwwwwwwwwwww」
アルミン「……ミカサ」
ミカサ「…………分かった」
10 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 20:59:33 ID:ma2vJQqM
食堂にて
エレン「やっぱ立体機動はwwwwwwwwwガスを少なめに吹かすコツが必要だよなwwwwwwwwwwww」
エレン「ってあれ?wwwwwwwなんかこの言葉どっかで聞いたことあるようなwwwwwwwwwwwwwwwww」
アルミン「……」
ミカサ「……」
エレン「……wwwwwwwwwwwwwww」
エレン「おーいもしもしwwwwwwwwwwwww聞いてますかーwwwwwwwwwwwwww」
アルミン(ミカサ。今のエレンに合わせることは、何よりも本人のためにならない)
アルミン(辛いかもしれないけど、心を鬼にしてくれ)
ミカサ(………………分かってる)ギリッ
12 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 21:09:58 ID:ma2vJQqM
クリスタ「もうやめなよ、エレン」
アルミン(クリスタ!? 今のエレンに話しかけられるなんて、やはり天使か……)
エレン「クリスタwwwwwwwwお前から俺に話しかけてくるなんて珍しいwwwwwwwwww」
クリスタ「……ジャンがいなくなってからエレンずっとおかしいよ」
クリスタ「あなたの気持ちはなんとなく分かるつもり。でもこんなの」
エレン「は?wwwwwwwwwwwなんでクリスタに俺の気持ちがわかんの?wwwwwwwwwwwww」
クリスタ「えっ!? そ、それは」
エレン「お前は俺の何なの?wwwwwwwwwwww勝手に人の気持ち悟ったようなこと言っちゃってwwwwwwwwwwwwwww」
エレン「神様にでもなったつもり?wwwwwwwwwwwwwみんなから天使だの女神だの言われてその気になっちゃったとか?wwwwwwwwwwwwww」
クリスタ「……!!」
14 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 21:17:28 ID:ma2vJQqM
ユミル「おいエレン。それ以上は私がキレるぞ」
アルミン「……僕もだ。今すぐクリスタに謝れ、エレン」
エレン「…………」
エレン「ごめんちゃいwwwwwwwwwww」テヘペロッ
バシッ
アルミン「ふざけるな!」
16 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 21:27:57 ID:ma2vJQqM
ザワザワ……
アニ「……なんだ。あいつ、怒れたんだな」
ライナー「ああ……アルミンがキレるなんて初めてじゃないのか?」
アルミン「エレン、正直に言って今の君の気持ちは、親友の僕にもさっぱり分からない」
アルミン「いなくなったジャンを貶すのにも、ひょっとしたら理由があるのかもしれない」
アルミン「けれどだからと言って、クリスタにまで当たるなんて許せない!!」
クリスタ「あ、アルミン落ち着いて……」
ユミル(……チッ。アルミンが手を出さなけりゃ、私がエレンの腕一本くらいへし折ってたかもしれない)
ユミル(いい友達持ってるじゃないか死に急ぎ野郎。それなのにお前は……)
エレン「いやだってwwwwwwww最初にワケ分かんないこと言い出したのはクリスタだしwwwwwwwwwwww」
アルミン「……もういい。エレンがクリスタに謝罪するまで、僕は君と話さない」スタスタ
ミカサ「あ、アルミン!」ダッ
エレン「アルミンが俺を捨てたぞwwwwwwwwwwwwwwwアルミンさんカッケーwwwwwwwwww」
21 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 21:38:29 ID:ma2vJQqM
食堂の外
ミカサ「アルミン、どういうつもり?」
アルミン「……ごめんミカサ。けど僕にだって譲れないところくらいある」
アルミン「それにエレンだってあんなことを言えば僕が怒ることくらい分かってたはずだ。長い付き合いなんだから」
アルミン「それを分かっていながら、エレンは僕を挑発した。何よりそれが許せない」
ミカサ「……そう。久々に思い出したけど、あなたも意外と頑固だった」
アルミン「それは君もだろ?」
ミカサ「確かに」クスッ
アルミン「……済まないけどエレンを頼むよ。自分でやっといてなんだけど、あそこまでした以上僕にはもうどうしようもない」
22 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 21:49:28 ID:ma2vJQqM
クリスタ「あのミカサ……アルミンは?」
ミカサ「外の空気を吸いに行った。落ち着いたら戻ってくるはず」
クリスタ「……そう」
クリスタ「私、傲慢だったのかな」
ミカサ「傲慢?」
クリスタ「エレンがあんなこと言うなんて普通じゃない、そう思ったから何か助けになれれば」
クリスタ「そう思って声をかけたんだけど、私はエレンのこと何も分かってなかったみたい」
ユミル「いいんだクリスタ。お前は悪くない」
ミカサ「確かに。クリスタは何も悪くない、悪いのはエレン」
ユミル「……驚いたな」
ミカサ「何が?」
ユミル「お前はエレンにベタベタだからな。エレンのやる事なす事すべてを肯定するのかと思ってたぜ」
ミカサ「それでエレンが幸福になるのなら、私はそうしよう。けど甘やかして幸せになれるほどエレンは愚かではない」
ユミル「……そっ、か。悪い、お前のこと誤解してたみたいだ」
ミカサ「別にいい」
23 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 21:53:35 ID:ma2vJQqM
クリスタ「私、アルミンを探してくるね。言っておかなきゃいけないことがあるから」タタッ
ユミル「あ、私は」
クリスタ「いいの! 一人で大丈夫だから」
ユミル「……クリスタはアルミンになんて言うんだろうな」
ユミル「『アルミンが怒るようなことをエレンにさせてしまってごめんなさい』か?」
ユミル「それとも『怒ってくれてありがとう』とかか?」
ミカサ「……分からない」
ユミル「だろうな。私にも分からん」
25 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 22:02:45 ID:ma2vJQqM
その頃の食堂
ザワザワ……
ライナー「エレンのやつ、どうするつもりだろうな」
ベルトルト「アルミンに見捨てられたとなると……エレンの味方になってくれる人なんて……」
アニ「……いるよ。馬鹿が、だけど」
コニー「おいエレン! お前いったいどうしちまったんだよ!!」
エレン「コニー?wwwwwwwwwww 何が?wwwwwwwwwwwwwwww」
コニー「何がじゃねえだろ……アルミンとまでケンカしちまってお前」
コニー「お前とジャンがケンカばっかりだったことは知ってるよ。それにぶっちゃけ俺もジャンはあんま好きじゃなかった」
コニー「けど今のお前はお前らしくないぞ!?」
サシャ「そうですねー。今のエレンは正直言って前のエレンとは別物ですよ」
エレン「俺らしくないってwwwwwwwwwどういうことwwwwwwwwwwww」
エレン「今ここにいる俺が俺なんだがwwwwwwwwww俺らしいってなに?wwwwwwwwwwwwwww」
28 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 22:11:43 ID:ma2vJQqM
コニー「……俺バカだからさ、あんま人の気持ちとか察せないんだが」
コニー「もしかしてお前が、ジャンの死をどう処理していいか分かんなくてそんな状態になってるとしたら」
コニー「それは凄く悲しいというか……上手く言えねえや」
サシャ「エレン、辛いなら辛いと言ったほうが楽ですよ?」
エレン「辛くねえしwwwwwwwww俺のどこが辛そうなんだよwwwwwwwwwwww」
サシャ「……それではエレンは、ジャンがいなくなったことなんか全然これっぽっちも辛くないと?」
エレン「当たり前だろwwwwwwwww頭の中まで芋になったってか?wwwwwwwwwww」
サシャ「分かりました。行きましょうコニー」スタスタ
コニー「え、ええ? エレンをあのままにしていいのかよ?」ワタワタ
30 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 22:21:13 ID:ma2vJQqM
サシャ「エレンはジャンがいなくなってむしろ嬉しい。当人がそう言うんだからそうなんでしょう」
コニー「けどよ、あいつだって素直に言えないだけかも」
サシャ「それこそ論外です。素直に悲しさを表現できないからってあんな態度を取るなんて、ただのガキじゃないですか」
サシャ「ガキがここにいちゃいけないでしょ? ここは兵士になるための場所なんですよ?」
コニー「そ、そんなことまで考えてたのか……なんかお前がすげえ遠い場所に行っちまったような気がするぞ」
サシャ(……本当はエレン自身からの受け売りなんですけど)
32 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 22:30:01 ID:ma2vJQqM
ライナー「よおエレン」
エレン「なんだライナーwwwwwwwwとベルトルトとアニwwwwwwwwwwwwどうした揃ってwwwwwwwwwwwwww」
ライナー「お前どうするんだ? 親友にも頭の緩い同期にも見放されて」
アニ「言っとくけど私たちはあんたのフォローなんかしないからね」
エレン「フォロー?wwwwwwwwwwwwごめん何言ってるかさっぱりわかんねwwwwwwwwwww」
ベルトルト「分からないならそれでいいさ。さよならエレン」スクッ
ライナー「じゃあな」
アニ「……格闘教練の相手、頑張って探すんだね」
エレン「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
33 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 22:41:26 ID:ma2vJQqM
夕食時
エレン「なんだミカサwwwwwwwwwwwwwwwアルミンはどうしたwwwwwwwwwwwwww」
ミカサ「アルミンはクリスタたちと一緒に食べてる」
エレン「俺ホントに見捨てられたwwwwwwwwwwwwwwwww」
ミカサ「……ねえエレン。私はどうしたらいいの?」
エレン「なんだどうしたwwwwwwwwwwwwwwww藪から棒にwwwwwwwwwwwwwwww」
ミカサ「私はエレンに、昔のあなたに戻って欲しい」
ミカサ「アルミンも言ってたけど、今のエレンが何を考えてそんなことをしてるのか私には分からない」
ミカサ「けど今のままでいいはずがない。エレン、どうしたら戻ってくれる? 私に出来ることならなんでもする」
エレン「ちょwwwwwwwwwwwなんでもとか言うなよwwwwwwwwwwwww年頃の男子にwwwwwwwwwwwww」
ミカサ「……エレンが望むのなら、それでも」
エレン「やめろっつってんだろwwwwwwwwwwwあwwwwwwwwwwそうだ思いついたwwwwwwwwwwwww」
エレン「ジャンの墓をぶっ壊してきてくれ」
ミカサ「……え?」
36 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 22:48:45 ID:ma2vJQqM
ライナー「おい、今のは俺の聞き間違いか?」
アニ「私の耳にもはっきり聞こえたけど」
ベルトルト「後には引けない場所に行こうとしてるね」
クリスタ「エレン……」スクッ
ユミル「よせ。お前じゃ無理だ」ガシッ
アルミン「……」
39 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 23:01:52 ID:ma2vJQqM
ミカサ「……どうしてそれでエレンが昔のように戻るの?」
エレン「なんだよwwwwwwwwwww自分にできることなら何でもするんだろwwwwwwwwwwwwww」
エレン「俺はジャンが大っ嫌いなんだよwwwwwwwwwwwwwあいつの痕跡を消して存在そのものを無かったことにしてこいwwwwwwwwwwwww」
エレン「ジャンなんて始めからいなかったwwwwwwwwwwwそうすりゃ全部元通りよwwwwwwwwww」
ミカサ(……どうすればいい。こんな頼み聞けるはずがない、けどならばどうすれば私はエレンを元に)
バキィッ!!
エレン「オウフwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」バッターン
ミカサ「!?」
マルコ「いい加減にしろよ……!!」
50 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 23:15:57 ID:ma2vJQqM
ミカサ「ま、マルコ……?」
マルコ「すまないミカサ、けどもう限界だ。これでもジャンとは仲が良かったほうだからね」
マルコ「この際だから言わせてもらう。エレン、今のお前に味方なんか一人もいないぞ。ミカサだってお前を殴った僕を止めようとしない。これがどういうことか分かるだろ」
ミカサ「……」
マルコ「お前、嫌われてるんだよ。前は軽く引かれる程度だっただろうが、今は明確にな」
エレン「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
マルコ「笑うな!!」ドカッ
ミカサ「お願いマルコ。どうか酷い怪我はさせないで」
マルコ「……ハッ。聞いたかエレン、頼りのミカサも助けちゃくれないぞ」
マルコ「僕だってお前のことは嫌いじゃなかった。むしろその目的意識と熱意には羨ましさすら感じてたさ」
マルコ「けど今のお前はなんだ? 口を開けばジャンジャンジャンジャン」
マルコ「僕はお前のそんな姿見たくなかった……」
ミカサ「マルコ……」
アルミン(僕もまったくもって同意見だよマルコ)
51 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 23:24:29 ID:ma2vJQqM
エレン「……すまなかった。お前の気持ちに感づいてやれなかった俺がバカだった」
マルコ「……分かってくれたのか?」
ミカサ「エレン……?」ウルッ
エレン「ああ、まさかマルコとジャンがそんな関係だったなんてな……」
マルコ「……は?」
ミカサ「エレン……?」
エレン「みなまで言うな。別に俺は個人の性的趣向をどうこう言うつもりは無い」
エレン「ただちょっとばかり好奇心を動かされたんだが、どっちがタチでどっちがネコ……」
ドゴォ!!
エレン「か、はっ」
マルコ「ざけんな!」バキッ
サシャ「……エレンが悪いですねー」
コニー「ああ、エレンが悪い。だからミカサも止めるに止められない」
ミカサ「」オロオロ
57 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 23:32:22 ID:ma2vJQqM
マルコ「もう僕は止まらないぞ、こうなったら言いたいこと全部言ってやる」
マルコ「ジャンがいなくなってからずっと疑問だったんだ。なんで内地で安全に暮らすことが目的だったジャンがこんな目に合わなきゃいけないのかって」
マルコ「ジャンは単に生きていたかっただけだ。そんなジャンがあんな簡単なミスで死んでしまった」
マルコ「不公平じゃないか! 死にたくなかったはずのジャンが死んで、なんで死に急ぎ野郎のお前が生きてるんだ!」
ミカサ「マルコ! それ以上は」
エレン「うるせえ!」ドガッ
マルコ「ゲボッ!?」
ミカサ「エレン!?」
60 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 23:38:24 ID:ma2vJQqM
エレン「ジャンはつまんねえミスで死んだ! あいつは生きたがってたとか、そんなん知るか!!」
エレン「だいいち生きていたかったとかなんだそりゃ!? 兵士なら自分の命を省みてはいけない時だってあるはずだろ!」
エレン「だから俺はジャンのことが嫌いだった! 憎んですらいた!! 当たり前だろ!!」
マルコ「……確かにそうだ。兵士には死にたくないなんて言ってられないときはあるだろう」
マルコ「けどそれはお前が特別だからだ。死に急ぎ野郎のお前はともかく、普通の人間であれば死にたくない、安全に生きたいと思うんだよ」
マルコ「そして調査兵団のような死を前提とした場所に行くか憲兵団で安全に暮らすか選べと言われれば、普通の人間は後者を目指す」
マルコ「誰もがお前みたいに特別じゃないんだ。その証拠に、周りを見てみろ」
シーン……
マルコ「誰もお前の意見に同調しやしない。それどころかお前を怖がっているぞ」
マルコ「これで分かっただろ。お前は普通じゃないんだ」
65 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 23:43:22 ID:ma2vJQqM
エレン「……ああそうかよ。ジャンが死んでからずっとイライラしてたが、何でか分かったぜ」
エレン「お前ら全員、ジャンが死んでから臆病風に吹かれやがったんだよ」
エレン「教官の前ではいい点欲しいからいかにも勇敢そうに振舞って」
エレン「その実、ジャンみたいなことには絶対なりたくないから日々の訓練をただ恙なくこなすことに必死になって」
エレン「ざけんなよ。お前ら全員兵士じゃねえ」
エレン「お前らが俺のこと嫌ってくれるってんなら都合がいい。俺もお前らのことが嫌いだって分かったからな」スタスタ
バタン
72 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/01(土) 23:53:27 ID:ma2vJQqM
マルコ「……クソッ!」
ライナー「兵士、か」
サシャ「エレンの言いたいこと、分かりました?」
コニー「ああ。けどどうしろってんだ? 俺だって死にたかねえよ……」
ミカサ「……」
アルミン(最悪だ。もはやどうにもならないぞ)
アルミン(どうしてこうなってしまったんだ……)
78 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/02(日) 00:00:20 ID:xsBN2f7A
深夜
エレン「……」
マルコ「……どうしてお前がここにいるんだ」
エレン「俺がどこにいようと俺の勝手だろ」
マルコ「ここはジャンの墓だ。自分の手で破壊しに来たのか? それとも今さら罪の意識にでも苛まれたのか?」
エレン「……」
マルコ「それともう一つ聞きたい。なんでお前、さっき僕が墓参りに来たとき、逃げるように姿を隠したんだ」
エレン「…………お前の墓参りは、もっと遅い時間のはずだった」
マルコ「へえ。僕の日課を知ってたわけだ。それも正確な時刻まで」
エレン「お前こそなんで今日わざわざ時間をずらした」
アルミン「僕の差し金だよ」
ミカサ「エレン……」
エレン「……いい趣味した友達を持って俺は果報者だぜ」
81 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/02(日) 00:05:29 ID:xsBN2f7A
アルミン「エレン。君は今日、完膚なきまでに同期から嫌われた。もう取り戻すのは無理だろう」
アルミン「だから君を助けてやるだめじゃない。僕が納得するために、真実を知りたいんだ」
ミカサ「私はあなたを守る。たとえあなたがどれだけ変わってしまっても」
マルコ「本当にいい親友だな。この二人だけは何があってもお前を見捨てないぞ」
マルコ「そんな親友に対しても、ずっとそうしてるつもりなのか?」
エレン「……」
ミカサ「お願いエレン。私にはもう、どうすればいいのか分からない……」
アルミン「言えないのは、君が僕のことをもう親友だと思ってないからか?」
アルミン「ふざけるな、こんな終わり方で納得できるはずがないだろ。僕たちがいったい何年の付き合いだと思ってるんだ」
エレン「………………」
エレン「誰にも言うな。情けない話なんだ……」
87 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/02(日) 00:10:39 ID:xsBN2f7A
エレン「覚えてるか? ジャンが死んでから一週間くらいは、俺も大人しかったんだぜ」
アルミン「ああ。あの頃のエレンは魂が抜けたみたいだったね」
ミカサ「それから急にジャンのことを罵り始めたから、突然のことで私はすごく驚いた」
マルコ「それでお前は皆から避けられるようになった。けどそれは因果応報だろ?」
エレン「ああ、マルコ。そりゃ間違いだぞ」
エレン「お前らは気づいてなかっただろうが、ジャンが死んでから俺はずっと避けられてた」
エレン「俺がジャンの死をコケにするようになってからじゃないんだ」
アルミン「……何だって?」
89 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/02(日) 00:18:33 ID:xsBN2f7A
エレン「もちろん今みたいに露骨じゃなかったぜ? それならアルミンもミカサも気づいたはずだからな」
エレン「けど実際そうだったんだよ。誰も俺に積極的に話しかけてはこなかったし、話してる最中も目を合わせなかったり上の空だったり」
エレン「おっと、当然だがお前らやライナーやコニーサシャは別だったぜ?」
エレン「けど他の連中……さっきマルコが言ってたような、普通の連中は俺を避けるようになった」
ミカサ「何故」
エレン「それもさっきマルコが言ってただろ。俺が普通じゃないからだよ、おそらくは」
アルミン「……え? けど今まではそんなことなかったじゃないか。僅かだけど、エレンの意見に賛同する人すらいた」
アルミン「もちろんジャンと同意見の人のほうが圧倒的に多かったとは思うけど、それでもエレンが避けられるなんてことは無かったはず」
エレン「それな、俺の想像なんだけど」
エレン「たぶんジャンがいたからこそ、俺の普通でない考え方も許されてたんじゃねーかと、ジャンが死んだ今になって気づいたんだ」
マルコ「ジャン、が?」
93 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/02(日) 00:25:52 ID:xsBN2f7A
エレン「こういう言い方なんだけどさ、ぶっちゃけジャンって人によってはそんな好かれてたわけじゃなかっただろ」
エレン「いやこれは死者を貶めるとかじゃなくて、純粋に事実として、な?」
エレン「いやいやそれにそれにアイツの実力は誰もが認めてたし……あれでちょいちょい漢気みせたし……そこそこハンサムだからモテてたし……」
エレン「……何を言い訳してるんだ俺は?」
アルミン「いや、言いたい事はよく分かるよ」
ミカサ「ジャンはエレンと同じく、評する人物によって評価が極端に変わる人間だったと思う」
マルコ「……まあ確かにそうだろうね。ジャンは抜き身すぎたから」
エレン「でさ。コニーが前にこんなこと言ってたんだよ」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
コニー「ジャンの言うことが真実ってのはいくら俺でも分かるぜ?」
コニー「けどジャンに賛同するのはなんか気にくわねーってか」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
エレン「たぶん、他の連中もそうだったんだろ」
96 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/02(日) 00:33:31 ID:xsBN2f7A
エレン「みんな自分の命が大事。けどジャンと同じ考え方に収まるってのはなんだか気に入らない」
エレン「だからちょっとだけ勇気を出して、エレンみたいな死に急ぎ野郎に賛同してやろう。ひょっとしたら勇気を買ってもらえるかもしれない」
エレン「あるいはジャンの意見に賛同しつつも、ジャンほどエレンのことを目の敵にしてませんよーそこまで余裕ないわけじゃないですよー僕はオトナですよー」
エレン「そんな感じだったんじゃねえのかな。ジャンが死ぬまでは」
ミカサ「……」
マルコ「……」
アルミン(まさかそんな……いやけど、否定できない)
97 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/02(日) 00:38:28 ID:xsBN2f7A
エレン「けどそれも、ジャンが死んでから枷が無くなった。みんな本音が顔に浮かぶようになった」
エレン「どいつもこいつも死にたくないとしか考えてねえ。そんな中では俺は異端だったんだよ」
ミカサ「私はエレンのためなら命なんて惜しくない。けど私は避けられていなかった」
アルミン「僕も、目的を果たすためなら命なんて。でもみんなは普通に接してくれた」
エレン「それこそ、マルコがさっき言ったことをみんな考えてたんだろ」
エレン「生きたがっていたジャンが死んで、なんで俺が生きてるんだ、ってさ」
エレン「死に急ぎ野郎とまで言われたのは、さすがに俺だけだったからな」
マルコ「あ……」
エレン「つか実はさ、聞いちゃったんだよ」
99 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/02(日) 00:47:49 ID:xsBN2f7A
――――――――――――――――――――――――
エレン(便所掃除……本来はジャンの当番だったんだけどな。お前が死んだなんて、まだ実感湧かねえよ)
男子A「しっかしまさか、ジャンが死んじまうとはな……」
男子B「ああ。あいつは多分、俺たちの誰よりも死にたくなかったんじゃないか?」
エレン(……この声、同期の誰だっけ? まあいいや掃除するから出てってもらわないと)
男子C「どうせならエレンが死んでくれりゃあなー」
エレン(!?)ビクッ
男子A「お、お前めったなこと言うなよ!!」
男子C「いやだってそうだろ。順番で言えば、死に急ぎのエレンが先に死んで、優秀かつ死にたくないジャンが死ぬのは後であるべきだったんだ」
男子C「それなのに死にたくなかったはずのジャンが先にって、おかしいだろ」
男子B「……まあ確かに俺も、考えないわけじゃなかったさ」
男子B「成績6番のジャンがあんなあっさり死んじまうってんなら、ザコの俺たちが生き延びるなんて不可能なんじゃねえか、って」
男子C「だろ? エレンが死んでくれれば、少なくともこんな気分になることは無かったんだ」
男子C「むしろみんな当然だと思っただろうよ」
107 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/02(日) 00:54:29 ID:xsBN2f7A
男子A「今の話、ここだけにしとけよ……」
男子C「構うものかよ! どうせ誰も彼も同じこと考えてるはずだ!」
男子C「いや、あの異端者だけは違うんだろうな。あいつは自分がのうのうと生き延びてるってことが」
男子A「それ以上言うな! 俺まで臆病風に吹かれちまう!」
エレン(異端者? 俺が……)
――――――――――――――――――――――――
ミカサ「……許せない」
アルミン「どうして僕たちに言ってくれなかったんだ! 親友だろ!?」
エレン「お前らに何とかできるような話じゃなかったよ。むしろ三人揃って異端者扱いされて終わりだっただろうな」
マルコ「……だから誰にも助けを求めず、か」
マルコ「けどそれなら、何でジャンを侮辱した? こんな言い方も悪いが、嫌うやつは嫌わせておけばよかった」
マルコ「あんな態度をとってしまっては、エレンを避ける連中に、お前のことを嫌う口実を作ってしまうようなもんじゃないか」
108 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/02(日) 01:00:58 ID:xsBN2f7A
エレン「……それは、俺が弱くなったからだ」
アルミン「弱くなった、って。そんなはずない、ぼくのほうがずっと弱いし、エレンは対人格闘で」
エレン「そういうことじゃねえよ」
エレン「俺さ、ガキのころは友達とか少なくても平気だったんだ。事実アルミンとミカサしかいなかったしな」
エレン「それは俺たちの考えが理解されなかったからだ。外に出たいなんて考えの異端者、理解されるはずがなかった」
エレン「けどここに来て事情が変わった。俺の巨人を駆逐する、外の世界に出るって意見が肯定されたんだ」
エレン「少なくとも、肯定されたように俺には思えた」
エレン「俺は認められた。結果としてそれは勘違いだったんだが、あの時の俺はすげえ嬉しかったんだ」
111 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/02(日) 01:08:35 ID:xsBN2f7A
エレン「けど真実はどうだ? ジャンがいなくなったら、みんな俺を『自分とは違う』って目で見るんだよ」
エレン「そうだ。あいつらまるで、俺を異端者どころか化け物みたいに」
ミカサ「エレン!」ガシッ
エレン「……ミカサ?」
ミカサ「もう、いい」ギュッ
ミカサ「もういい、から」グスッ
エレン「……」
エレン「……うっ、くぅぅ…………」ポロポロ
エレン「うぁ、ぅぁぁぁぁぁ…………」
アルミン「……エレン」
115 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/02(日) 01:15:51 ID:xsBN2f7A
エレン「俺さぁ、ヤだったんだよ……」
エレン「化け物みたいに見られるのは……仲間はずれにされるのは……」
エレン「けど、それでもどうしようもないってんなら……前みたいに戻れないってんなら……」
エレン「俺、もうどうしていいかわかんなくてさ」
エレン「だったらもう徹底的に嫌われちまえって思って」
エレン「それに皆が俺を嫌うなら、俺だって遠慮なく皆のことを嫌いになれる」
エレン「どうしてそんな結論に至ったのか、未だにわかんねえよ……けどあのままじゃ、俺、ダメになりそうで……」
エレン「だから俺、ジャンの死をダシにしてみんなのこと挑発して」
エレン「ジャンが死んだってのに、俺は自分の都合の心配ばっかで……こんな俺、嫌われても仕方ねえよ、無理ねえよ」
マルコ「だからせめてもの罪滅ぼしのために、誰もいない時間を狙ってジャンの墓参りに来てたのか」
エレン「すまねえジャン……あの世で面合わせて謝りたいけど、こんな俺は地獄行きだよな……」
ミカサ「うん、うん……ごめんねエレン」
アルミン「こんなことにも気づけなくて、何が親友ってんだよ……くっそぉ!」
Related Articles関連記事
進撃の巨人(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創による日本の漫画作品。『別冊少年マガジン』で連載されていた。ジャンルはダークファンタジーであり、人類存亡をかけて巨人との戦いに挑む人々の物語が描かれている。巨大な壁に守られた人類達の元に、圧倒的な力を持った「巨人」が出現。主人公のエレン・イェーガーは目の前で母を捕食され、巨人の殲滅を誓う。日本国内だけでなく、海外からの人気も高く、テレビアニメや実写映画化をはじめ、様々なメディアミックス展開がされている。
Read Article
進撃の巨人の九つの巨人まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界を舞台に、巨人を駆逐することに執念を燃やす主人公エレン・イェーガーの戦いを描く。作中ではエレン以外に巨人化の能力を持つ人物が登場し、それらは「九つの巨人」と呼ばれている。「九つの巨人」はそれぞれ「始祖の巨人」や「鎧の巨人」などの固有名称を持ち、普通の巨人とは一線を画す特殊技能を持っている。
Read Article
進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ
『進撃の巨人』は、諫山創原作の漫画である。少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で2009年から連載された。突如現れた巨人により人類は滅亡の危機にさらされるが、巨大な壁を建設することで100年間平和を保ってきた。しかしある日超大型巨人が壁を蹴破り、人類は再び巨人の襲来に遭う。巨人に母を捕食された主人公・エレンは、巨人のせん滅を誓って調査兵団に入団する。大迫力の戦闘シーンの合間には、エレンや幼なじみのミカサらをめぐる恋愛要素も描かれている。
Read Article
進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界で、生き残った人類は3重の壁を築き、その内側でかろうじて命脈を繋いでいた。しかしそんなある日、壁を超える巨体を持つ「超大型巨人」によってシガンシナ区の扉が壊され、巨人の大群が壁内に侵入。人類は活動領域の後退を余儀なくされた。巨人に母親を殺されたエレンは、全ての巨人を駆逐することを心に誓う。
Read Article
進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画、およびそれを原作としたアニメである。2009年から少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で連載された。正体不明の巨人の脅威に怯える人類は、強固な壁を作り100年間の平和を実現していた。しかしある日超大型巨人が壁を破壊し、人類は再び巨人に襲撃される。巨人に母親を喰われたエレン・イェーガーは巨人を駆逐するために調査兵団に入団。巨人との対戦の中で、巨人の正体やエレンたちの出生の秘密など、たくさんの伏線が明かされてゆく。
Read Article
北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!
北欧神話(ほくおうしんわ)とは、キリスト教が広まる以前にノルド人(ノース人)が信仰していた神話体系。ノルド人がスカンジナビア半島を勢力圏としていたため、スカンジナビア神話とも呼ばれている。口伝によって伝えられていたが、13世紀頃、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンによって『エッダ』という書物にまとめられた。 「滅亡の運命」が定められた神々の隆盛と終焉を描いており、全体的に暗い印象のエピソードが多い。物語全体の完成度が高く、漫画などの現代の創作物においてもたびたび題材として用いられる。
Read Article
進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『進撃の巨人』とは、巨人たちに立ち向かう人類の戦いと世界の謎を描いた、諫山創による漫画作品。人類を守る壁を破壊し侵入した巨人によって両親を喪った少年エレン・イェーガー。巨人を滅ぼすためエレンは調査兵団に参加し、巨人との戦いに身を投じる。作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目も高まって、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。巨人という死に直結する敵が常に存在する世界での物語は、数々の名言を生み出した。
Read Article
進撃の巨人の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ
『進撃の巨人』とは諫山創によるダークファンタジー漫画及びそれを原作としたアニメ・映画・ゲームなどのメディアミックス作品。この記事では、『進撃の巨人』のアニメに使用された歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、実写映画、アニメ映画などの主題歌を紹介する。
Read Article
ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ユミル・フリッツは『進撃の巨人』の登場人物で、「始祖ユミル」とも呼ばれている。エルディア人こと「ユミルの民」の始祖となった女性で、光るムカデのような生物と接触したことで彼女は「始祖の巨人」の能力を得たとされている。マリア・ローゼ・シーナという名前の3人の娘達がおり、パラディ島の3重の壁は彼女達の名前から名付けられた。ユミルの死後、巨人化能力は3人の娘達に引き継がれ、さらに子々孫々に脈々と継承されることとなった。
Read Article
ジーク・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ジーク・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの異母兄。「獣の巨人」の継承者として調査兵団の前に立ちはだかり、高い投擲能力で多くの兵士を殺傷した。「九つの巨人」の継承者で組織されるマーレの戦士部隊のリーダーであり、多くの戦場でマーレに勝利をもたらしてきた。しかしその真の目的はエルディア人の救済であり、全てのエルディア人から生殖能力を奪うことで巨人の力を巡るこれ以上の悲劇を起こらないようにしたいと考えている。
Read Article
リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
リヴァイ・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団に所属する兵士長。1人で1個旅団(約4000人)並みの戦力を持つとされ、「人類最強の兵士」として名高い。三白眼と刈り上げた髪型、小柄な体格が特徴で、ブレードを逆手に持って回転しながら巨人の肉を切り刻む戦闘スタイルを好んでいる。性格は冷静沈着で無愛想。スラム出身ということで言動も粗暴である。神経質で潔癖症だが、部下の最期を看取る際には汚れを気にせず手を握るという仲間想いの一面もある。
Read Article
エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。9つの巨人の1つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。
Read Article
アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。
Read Article
フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。
Read Article
エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。
Read Article
グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。
Read Article
ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。
Read Article
ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。
Read Article
キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。
Read Article
ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。
Read Article
ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。
Read Article
ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。
Read Article
ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。
Read Article
エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。
Read Article
ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。
Read Article
ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
Read Article
ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
Read Article
ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。
Read Article
ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。
Read Article
ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。
Read Article
アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。
Read Article
進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。
Read Article
ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
Read Article
クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
Read Article
フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
Read Article
イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
Read Article