【進撃の巨人】ミカサ「えれんがおっきい……」エレン「何言ってんだミカサ???」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。今回は、ミカサの記憶が10歳に退行してしまうSSです。子供に戻ったミカサの相手におおわらわの104期達。果たしてミカサは元に戻れるのでしょうか?
ミカサ「えれんがおっきい……」エレン「何言ってんだミカサ???」
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 19:57:10 ID:/Vo7qC0L0
アルミン「これは、まさか……!」
エレン「なんだよアルミン、ミカサはどうしちまったんだ!?」
ミカサ「??? アルミンもおっきぃ」
アルミン「もしかしてミカサは頭を打ったんじゃ……」
エレン「立体機動の訓練中に俺がミスして、落ちそうになったのをミカサが自分をクッション代わりにして助けてくれたんだ」
アルミン「じゃあ多分その時だ」
エレン「一体何が起きてるんだ?」
アルミン「ミカサは頭部に衝撃を受けたことで一種の記憶障害に陥ってしまったんだ」
ミカサ「マフラー、どこ?」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 19:58:09 ID:/Vo7qC0L0
エレン「記憶障害?」
アルミン「いろいろ内容はあるけど……ミカサ、僕がわかる?」
ミカサ「アルミン」
アルミン「じゃあこの人は?」
ミカサ「エレン」
アルミン「えっと、ミカサ君今何歳?」
ミカサ「きゅうさい」
アルミン「……やっぱりか」
エレン「アルミン?」
アルミン「今のミカサは退行してしまっている」
エレン「え」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:00:04 ID:/Vo7qC0L0
アルミン「今のミカサは多分、九歳の頃、っていうと多分エレンや僕と出会ってまだ間もない頃だね」
アルミン「それ以降の記憶がない状態なんだ。もっといえば思い出せない状態、かな」
エレン「よくわかんねぇけど今のミカサは見た目は十五だけど中身が九歳ってことか?」
アルミン「そうだよ。これはまずいことになった」
エレン「え、なんで?」
アルミン「僕たちは訓練兵だよ、訓練ができなきゃここを追い出される」
アルミン「昔からミカサは凄かったけど九歳のミカサに今を受け入れられるかはわからない」
アルミン「最悪、開拓地送りになるだろう」
エレン「ミカサが……」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:00:49 ID:/Vo7qC0L0
アルミン「とりあえず教官に報告にいこう。僕らだけじゃとても対処しきれないよ」
エレン「あ、ああ……」
アルミン「どうしたのさ?」
エレン「いや、ミカサ治るのかなって?」
アルミン「それはわからないよ」
アルミン「でも治らないと決まったわけじゃない」
エレン「そう、だよな……」
アルミン「心配なのはわかるけど今は出来ることをやろう」
エレン「あ、ああそうだな」
エレン「……」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:02:25 ID:/Vo7qC0L0
ミカサ「何処にいくの?」
エレン「教官のところだよ」
ミカサ「教官って誰?」ギュ
エレン「おい、服掴むな」
ミカサ「ねえ教官って誰?」
エレン「教官は教官だよ。訓練兵団の先生だ」
ミカサ「訓練兵団? なんでそんなところにいるの?」
アルミン「そうか……ミカサの記憶は九歳で止まってるから……」
エレン「俺たちはな、巨人を一匹残らず駆逐してやる為にここに入ったんだ」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:03:36 ID:/Vo7qC0L0
ミカサ「おじさんとおばさんは?」
エレン「……」
ミカサ「エレンが調査兵団を気にしていたことがわかるけどおじさんとおばさんに言ったの?」
エレン「ミカサ、今のお前は忘れちまってるかもしれないが、母さんは何年も前に巨人の襲撃があって殺されたんだ」
ミカサ「!だって、壁は……」
エレン「超大型巨人が現れて破られた。だから俺は誓った。巨人を一匹残らず駆逐してやるって。お前はそんな俺についてきて一緒に訓練兵団に入ったんだ」
アルミン「ミカサ、信じられないかもしれないけどエレンの言うことは本当だよ」
ミカサ「……そう」
アルミン「とりあえず詳しくは後で説明する。今は僕らについてきてくれ」
ミカサ「わかった」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:04:22 ID:/Vo7qC0L0
キース「記憶の退行、だと? アッカーマンがか」ジィ
ミカサ「」コソッ
エレン「おい、俺の背中に隠れるなよ」
ミカサ「……」ギュゥゥゥ
キース「……どうやら本当のようだな、全くお前達は、またしでかしたのか」
エレン「なんで俺を見るんです? ってかまたって?」
アルミン「エレンは人のこと言えないってことだよ」
エレン「???」
キース「一週間だ。アルレルト訓練生、後は言わなくてもわかっているな?」
アルミン「ハッ!」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:05:30 ID:/Vo7qC0L0
エレン「どういうことだ?」
アルミン「一週間以内に記憶が戻らなければ兵団を追い出されるんだ」
エレン「!」
アルミン「これはしょうがないことだよ。一週間以上の遅れは致命的だ。僕らは慈善事業で暮らしているわけじゃないんだから」
エレン「そう、だけど」
アルミン「まだ治らないって決まったわけじゃない。一週間以内ってケースは少ないけど前例が無いわけじゃないし」チラッ
エレン「? なんだよ」
アルミン「なんでもない。まずはみんなに協力を求めにいこう」
キース「まてイェーガー訓練生」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:06:08 ID:/Vo7qC0L0
エレン「! なんでしょうか」
キース「聞けば今回はお前を庇い首席のアッカーマンはこの事態に陥ったのだそうだな?」
エレン「……はい」
キース「お前とアッカーマン訓練生は家族だったな?」
エレン「はい」
キース「よろしい。では今後記憶が戻るまで今度はお前がアッカーマンの面倒をみろ」
エレン「ええええ!?」
キース「私の決定に何か不満でも?」
エレン「い、いえ決してそのようなことは」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:06:54 ID:/Vo7qC0L0
キース「予め言っておく。医務室のベッドは好きに使え?」
エレン「? なんですかそれ」
キース「使わないのならそれはそれでかまわん」
エレン「はぁ……」
キース「以上だ、二人は下がれ。だがアルレルト訓練生だけは残れ」
アルミン「え」
エレン「失礼します!」
ミカサ「」ギュゥ
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:07:42 ID:/Vo7qC0L0
アルミン「えっと……?」
キース「私はとやかく口出しはしない」
アルミン「は、はあ」
キース「必要事項は随時連絡しろ」
アルミン「は、はい」
キース「それで、だ」
アルミン「はい」
キース「最近、急激にアッカーマンの髪が伸びているように見受けられるが」
アルミン「はい?」
キース「アッカーマンの髪が伸びているように見受けられるが」ギロ
アルミン「え、えっとはい、そうですね」アセアセ
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:09:15 ID:/Vo7qC0L0
キース「任務をこなすのに支障がない程度での髪型の自由はもちろんある」
キース「だがその方法によっては我々の許すところにない場合もある」
アルミン「はぁ」
キース「アッカーマンは何をしているのか、聞き及んでいるか?」
アルミン「え、い、いえ」
キース「……何も、知らないと?」
アルミン「は、はい存じません!」
キース「その言葉に嘘偽りはないか」
アルミン「は、はい!」
キース「………………そうか、下がれ」
アルミン「ハッ!」
キース「……」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:15:20 ID:/Vo7qC0L0
サシャ「ミカサが」
クリスタ「退行」
ユミル「だって……?」
ジャン「」ガタッ
エレン「ああ、詳しくは分からないけどそうらしい」
サシャ「それはまた……」
クリスタ「今度はミカサ……」
ユミル「受けるwwwww」
エレン「今度は? 前にもあったのか?」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:17:17 ID:/Vo7qC0L0
ミカサ「エレン、この人達、誰?」ギュウ
エレン「いい加減離れろよ。こいつ等は同期だ、お前のルームメイトでもあるはずだぞ」
ミカサ「ルームメイト?」
エレン「俺は男子寮に、お前は女子寮に住んでんだよ」
ミカサ「どうして?」
エレン「言っただろ? 巨人に襲われたって。俺たちは家を捨てて逃げ、兵士になることを選んだんだ」
ミカサ「まさか、私はマフラーを置いてきたの?」
サシャ「マフラーなら寮にありますよ」
ミカサ「! 取りに行きたい」
クリスタ「じゃあ案内してあげるね」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:19:12 ID:/Vo7qC0L0
エレン「お、行ってこい行ってこい」
ミカサ「? エレンも一緒に」
エレン「話し聞いてたか?」
ミカサ「うん」
エレン「お前がこれから行くのは?」
ミカサ「女子寮」
エレン「ならわかるだろう?」
ミカサ「???」クビカシゲ
エレン「なんで不思議そうな顔してんだよ!」
ジャン「」ガタタッ
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:20:02 ID:/Vo7qC0L0
ジャン「あ、あのミ、ミカ、ミカサ!」
ミカサ「」ススッ
エレン「俺の後ろに隠れるなよ」
ジャン「お、俺はジャン。話は聞いたぜ! 困ったことがあったら俺が何でも手をかしてやるよ!」
ミカサ「」ギュウウウ
エレン「おい服が伸びちゃうだろ」
ジャン「女子寮に行くのが不安ならついていってやろうか?」
ユミル「全力でお断りだな」
ジャン「てめーには聞いてねえよクソゴリラ女!」
ユミル「あ?」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:25:41 ID:/Vo7qC0L0
ユミル「てめー今なんつった?」
ジャン「事実を言ったまでだ。さっきからお前等が話してるのを怯えた目でミカサは見てたぜ」
ユミル「そりゃお前がいるからだろ」
ジャン「なんだと? 俺はミカサの力になろうとしてるだけだろうが!」
ジャン「な?」
ミカサ「この人、気持ち悪い」
ジャン「」
ユミル「あひゃひゃひゃひゃ!!! ミカサ、お前さいっこうだァ!」
ミカサ「あなたは品がない」
ユミル「」
エレン(あれ? なんかデジャヴだ)
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:29:45 ID:/Vo7qC0L0
ミカサ「エレン、私はマフラーを取りにいきたい」
エレン「行ってくればいいじゃないか」
ミカサ「私は場所を知らない」ギュ
エレン「だったら」
ミカサ「エレン」
エレン「だぁーわかったから離せ! 服が伸びる!」
エレン「けど女子寮に俺が入るわけにはいかないから寮の近くまでな」
ミカサ「大丈夫、私がいれば問題ない」
ユミル「いやあるだろ」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:31:04 ID:/Vo7qC0L0
ミカサ「……」ギロ
ユミル「わりぃが男を私達の寮にいれることは出来ないね」
ミカサ「別に貴方の許可を得るつもりはない」
クリスタ「違うのミカサ、規則なんだよ。もし破ったら連帯責任でみんな罰を受けるの」
ミカサ「だから?」
クリスタ「えっ」
ミカサ「そんなことしらない」
クリスタ「ミ、ミカサ……」
ミカサ「私はエレンからもらったマフラー、自分の所有物を取り戻しに行くだけ」
ミカサ「邪魔するものがあるなら、戦う」
ミカサ「戦わなければ、勝てない!」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:34:54 ID:/Vo7qC0L0
ユミル「だから……」
ドンッ!!!
ユミル「!?」ゾク
ミカサ「」ギロ
ユミル(足で床をぶち抜いた!? なんなんだこいつ……これまでよりも、殺気が半端ない……)ゴクリ
ミカサ「」スッ
ユミル(! コロサレル──!)
エレン「馬鹿! ミカサおまえ何やってんだ!?」
ミカサ「!?」ビク
エレン「あーあーあー! どうすんだこれ! 下手したら怒られるの俺なんだぞ!」
ユミル(殺気が、和らいだ……?)ダラダラ
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:36:59 ID:/Vo7qC0L0
ミカサ「ごめんなさい」
エレン「謝るくらいなら最初からやるな」
ミカサ「……」グス
エレン「泣くなっつうの! あーほんと昔に戻ってんなー、ったくしょうがねえ」ギュ
ミカサ「!」
エレン「女子寮まで案内してやっからいくぞ」
ミカサ「うん」
エレン「わりぃみんな、うまくごまかしといてくれ! それとクリスタ!」
クリスタ「?」
エレン「わりぃけどついてきてくれるか? 俺が中にはいるわけにはいかねぇからな」
クリスタ「う、うん……」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:44:11 ID:/Vo7qC0L0
ミカサ「エレン」
エレン「なんだよ」
ミカサ「この女は誰?」
エレン「は? 同期のクリスタだろ。さっきも言ったじゃねぇか」
ミカサ「エレンの何?」
エレン「大切な仲間だ」
クリスタ「エレン……」
ミカサ「」ギロ
クリスタ「っ」ビクッ
エレン「お前、その誰彼構わず睨む癖まで戻ってるのかよ……」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:44:51 ID:/Vo7qC0L0
エレン「悪いなクリスタ、気を悪くしないでくれ」
クリスタ「う、うん」
ミカサ「」ギュ
エレン「いい加減くっつきすぎだっての」
ミカサ「意味がわからない。昨日まではエレンはしょうがないと認めてくれていた」
エレン「そりゃ今のお前にとってはそうだろうけどあれから何年経ったと思ってるんだ」
ミカサ「確かにエレンやアルミン、私が大きくなっているから嘘ではないのだろうけど、今の私にとっては昨日のこと」
エレン「はぁ……」
クリスタ「ね、ねえエレン」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:45:23 ID:/Vo7qC0L0
エレン「ん?」
クリスタ「昔のミカサはこんな感じだったの?」
エレン「まあ、な」
クリスタ「ふぅん……」
ミカサ「なに?」
クリスタ「え、えっとねエレン、その」
エレン「なんだよ?」
クリスタ「い、今のミカサは、中身が小さいわけだし、その、ほどほどにね?」
エレン「何がだよ?」
クリスタ「ナ、ナニって……///」
エレン「???」
ミカサ「」ジロ
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 20:53:54 ID:/Vo7qC0L0
ミカサ「エレン」
エレン「どうした」
ミカサ「この人は挙動不審、怪しい」
エレン「そんなこと言うなよ。確かに今日はちょっと変だけど……」
クリスタ「私はミカサを心配して……」
ミカサ「心配? される意味がわからない」
クリスタ「い、いくら二人がそういう関係でも今本番なんてしたら大変でしょ?」
エレン「本番、本番ってなんのだ?」
ミカサ「そういう関係というところを詳しく説明して」
クリスタ「ふ、二人ともエッチ!///」
エレン「???」
ミカサ「???」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:01:46 ID:/Vo7qC0L0
エレン「ここが女子寮だ。クリスタ頼む」
クリスタ「うん。いこうミカサ」
ミカサ「わかった。エレン」
エレン「なんだよ」
ミカサ「ちゃんと待ってて」
エレン「わかってるっての」
ミカサ「エレンはそう言ってこの前もいなくなってた」
エレン「いつの話だよ!」
ミカサ「二日前の話」
エレン「お前にとってはそうでも俺にとっては遥か昔の出来事だよ!」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:09:23 ID:/Vo7qC0L0
クリスタ「ミカサ、こっちだよ、ここが私達の部屋。あそこがあなたの使ってるベッド」
ミカサ「あった、マフラー!」ダッ
ミカサ「……エレンがくれたマフラー……」ギュゥゥゥゥゥ
クリスタ「へえ、それってエレンからもらったものだったんだね」
ミカサ「そう。私の大切な宝物。でも……」
クリスタ「?」
ミカサ「なんだか、一日見なかっただけでだいぶ草臥れている」
クリスタ「あ、それだけ時間が経ってるからね」
ミカサ「……」ギュウ
クリスタ(本当に大切なんだなあ)
ミカサ「貴方に聞きたいことがある」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:13:23 ID:/Vo7qC0L0
クリスタ「?」
ミカサ「エレンとはどういう関係?」
クリスタ「ええッ!?」
ミカサ「正直に答えて」ジロ
クリスタ(なにこれこわい)
クリスタ「と、友達で仲間だよ」
ミカサ「好きなの?」
クリスタ「ブフゥ!? な、なんでそうなるの!?」
ミカサ「違うならいいい。でもそうなら、エレンは渡さない」
クリスタ「ミカサって昔からエレンが大切だったんだね」
ミカサ「貴方の言ってることはわからないけれど、エレンが大切なのはそう」
ミカサ「私は将来エレンのお嫁さんになる」
クリスタ「」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:18:31 ID:/Vo7qC0L0
クリスタ「いい夢だね」
ミカサ「夢じゃない」
クリスタ「?」
ミカサ「そうなる」
クリスタ「あ、あはは……」
ミカサ「でもその為には子供の作り方を知らないといけない」
クリスタ「え」
ミカサ「お母さんとお父さんは、私に教えてくれる前に殺されてしまった」
クリスタ「! そうだったの……」
ミカサ「エレンも子供の作り方は知らないって言ってた」
クリスタ「それは昔の話しなんじゃ……」
ミカサ「!? 今は知ってるの!?」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:21:38 ID:/Vo7qC0L0
クリスタ「え? た、多分……だってそうじゃないとあんなことには……」
ミカサ「エレンと、子供が作れる……! こうしてはいられない!」
クリスタ「え、えっと……頑張って、ね?」
ミカサ「頑張る!」ダダダ
ミカサ「エレン!」
エレン「んあ?」
ミカサ「子供を作ろう!」
エレン「……は?」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:22:36 ID:/Vo7qC0L0
エレン「お前急に何言ってんだ?」
ミカサ「エレンは子供の作り方を知っていると聞いた」
エレン「なんでそんなに子供を作りたいんだよ」
ミカサ「それは……」
エレン「?」
ミカサ「」チラッチラッ
エレン「???」
ミカサ「」チラッチラッ
壁(クリスタ専用)│クリスタ(頑張ってミカサ……!)グッ
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:25:13 ID:/Vo7qC0L0
エレン「なんで俺を見るんだよ」
ミカサ「エレンは大きくなったのにちっとも成長していない」ハァ
エレン「なんだよその残念そうな溜息は!」
ミカサ「短気な所も変わってない」
エレン「お前な……」
ミカサ「でも」
エレン「なんだよ、これ以上喧嘩売る気か」
ミカサ「エレンが変わっていなくて私は嬉しい」
エレン「はあ?」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:27:04 ID:/Vo7qC0L0
エレン「馬鹿にしてるのかお前」
ミカサ「違う、私はむしろ喜んでる。エレンはエレンのままでいてくれてる」
エレン「そりゃ俺は俺だからな」
ミカサ「それでいいと思う」
エレン「意味わかんねえ」
ミカサ「……私の見ている景色は一日で劇的に変化した。でも、エレンは私の知るエレンだった」
エレン「あ……そうか、そういうことか」
ミカサ「うん、だから」
ミカサ「子供の作り方教えて」
エレン「何の脈絡もないな本当に」
壁(クリスタ専用)│クリスタ(エレン、男の子でしょ……!)グッ
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:31:36 ID:/Vo7qC0L0
ミカサ「エレンもそれだけ大きくなっていれば知らないなんてことはないはず」
エレン「お、おお、そりゃあな」
ミカサ「教えて」
エレン(やべえ、本当は知らないなんて言えねえ)
エレン「そういうことはアルミンに聞けよ」
壁(クリスタ専用)│クリスタ(ええ!? このヘタレン……!)
ミカサ「わかった、聞いてくる」トタタタ
ミカサ「」ピタッ
エレン「? どうした?」
ミカサ「アルミンって今どこ?」
エレン「あー……」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:33:50 ID:/Vo7qC0L0
エレン「食堂、かな」
ミカサ「わかった」タタタ
エレン「走っていくのはいいけど、あいつ食堂の場所わかるのか?」
ミカサ「ここ、どこ?」フルフル
ミカサ「エレン?」
ミカサ「……迷った」
ミカサ「……」グス
アニ「なにしてんだいアンタ」
ミカサ「あなただれ?」
アニ「……は?」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:35:42 ID:/Vo7qC0L0
アニ「ふざけてんのかい?」
ミカサ「ふざけてない」
アニ「ああそうかい、ならアンタは同期の顔さえ覚えておく必要はないと言いたいのかい」
ミカサ「同期?」
アニ「なに不思議そうな顔してるのさ」
ミカサ「あなたは私の知り合い?」
アニ「少なくとも初対面ではないつもりだけどね」
ミカサ「ごめんなさい。私は覚えていない」
アニ「……ああそうかい」
ジャン「お、ミカサ!……とアニか」
アニ「」イラッ
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:36:41 ID:/Vo7qC0L0
ミカサ「さっきの気持ち悪い人」
ジャン「うぐ……俺はジャンだ。ジャン・キルシュタイン」
ミカサ「ジャン」
ジャン「お、おう///」
アニ「何紅くなってんだ、気持ち悪い」
ジャン「う、うるせえな!」
ミカサ「ジャン、アルミンはどこ?」
ジャン「アルミン? さあ見てねえけどどうしたんだ?」
ミカサ「聞きたいことがある」
ジャン「聞きたいこと? なんだ? 俺にわかることなら教えるぜ」
ミカサ「子供の作り方」
ジャン「」
アニ「!?」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:37:41 ID:/Vo7qC0L0
アニ「あんたはそういうおふざけはしない奴だと思っていたけど」
ミカサ「ふざけていない。さっきも言った」
ジャン「まてまてアニ。今のミカサはな……」
~~説明ちう~~
アニ「……またかい」
ジャン「そう言うな。しかしなんで急に子供の作り方なんだよ」
ミカサ「ジャン」ギュ
ジャン「!?」
ミカサ「知っているのなら貴方でもいい」
ミカサ「子供の作り方を教えて」
ジャン「」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:38:30 ID:/Vo7qC0L0
アニ「アンタは……昔からこんな手の付けられない奴だったのか」
ジャン「」
ミカサ「? 言ってる意味がわからない」
アニ「人に聞いていいことと悪いことの区別もつかないのかって言ってんだよこの馬鹿」
ジャン「」
ミカサ「???」
アニ「無知ってのは罪って座学で言ってたけど、本当だねこりゃ」
ジャン「」
ミカサ「貴方も知ってるの? なら教えて」
アニ「お断りだよ!」
ジャン「ミカサ!」
ミカサ「?」ビクッ
ジャン「まずは服を脱ぎます」ハナヂダラダラ
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:44:48 ID:/Vo7qC0L0
アニ「SHINE」ドガッ
ジャン「次に下着も脱ぎます」アタマカラチダラダラ
アニ「!?」
ミカサ「? ? ?」
ジャン「お互いに……あ、事を為すだけなら全部脱ぐ必要は」
アニ「いい加減口を閉じろ!」ドガァ!
ジャン「ありません」チダラダラ
アニ「!? 効いてない、のか!?」
ジャン「最初は焦らず……と言っても既に俺の方はキルシュタイン可能なので」チダラダラ
アニ「だ、誰か! 誰でもいいからなんとかして!」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:47:55 ID:/Vo7qC0L0
ジャン「少しでも楽に事を為す為、さらにはお互いを高め合う為に」
アニ「誰かぁぁぁあああああああああああああ!!!!!!!」
ミカサ「ジャン気持ち悪い」
ジャン「あいぶはあああああっ!?」トケツ
ジャン「」バタリ
ミカサ「……汚い」パッパッ
アニ「おさまった、のか? こいつ、なんて危険なんだ……!」
ジャン「キモチワルイ……ミカサニキモチワルイッテイワレタ……シクシク」
ミカサ「速くアルミンを探そう」トタタ
アニ「あ、まちな!」
ジャン「うぅ」
アニ「……ちっ、こいつを始末する方が先か」
アニ「あれだっけやって平然とされるのもプライドが傷ついたんだよねえ……!」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:53:24 ID:/Vo7qC0L0
ミカサ「食堂、どこ?」
ライナー「ん? ミカサじゃないか」
ベルトルト「どうしたんだい?」
ミカサ「食堂はどっち?」
ライナー「?知ってるだろ? ってそういえばさっきアルミンが言ってたっけ」
ベルトル「ああ、今度はミカサなんだっけ」
ミカサ「??」
ライナー「ああ悪い、俺はライナー。でこっちは」
ベルト「ベルトルトだよ、ベルトルト!よろしく」
ミカサ「ベル……?」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:56:07 ID:/Vo7qC0L0
ベル「いやだからベルトルト!」
ミカサ「ベルベルト?」
ベルベルト「ベルトルト!」
ライナー「まあおちつけって。でミカサは食堂にいきたいのか?」
ミカサ「」コク
ライナー「なら俺たちが案内してやるよ」
ミカサ「ありがとうライ、ナー……とベルベルベルト」
ベルベルベルト「……」
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:57:11 ID:/Vo7qC0L0
ライナー「ミカサ、ここが食堂だ」
ミカサ「アルミン! いない」
ベルベルベルト「アルミンを探してるの?」
ミカサ「」コク
ライナー「アルミンならさっき医務室前にいたぞ」
ミカサ「連れてってライナー、ベルベルベルベルト」
ベルベルベルベルト「減らなきゃいいってもんじゃない……」
ミカサ「???」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 21:59:18 ID:/Vo7qC0L0
ミカサ「ベルベルベルベルベルト、どうして悲しそうなの?」
ベルベルベルベルベルト「それを君が聞くのか……」
ミカサ「……」ナデ
ベルベルベルベルベルト「!?」
ミカサ「殺された私のお母さんが、言ってた。悲しい時は人に頼ればいいって」
ベルベルベルベルベルト「ミカサ……」
ミカサ「だからベルベルベルベルベルベルトも人に頼るといい
ベルベルベルベルベルベルト「ありがとう……!」
ライナー「なんか、ベルトルトがでかいというか長くなった気がするのは気のせいかな」
ベルベルベルト「気のせいさ」
ライナー「そうか? そうだな!」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 22:03:00 ID:/Vo7qC0L0
ライナー「ここが医務室なんだが」
ベルベルベルト「いないね」
ミカサ「アルミン……」
ライナー「アルミンに何の用だったんだ?」
ベルベルベルト「僕らで良ければ力になるよ」
ミカサ「子供の作り方を教えて欲しい」
ライナー「」
ベルベルベルト「」
ミカサ「???」
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 22:08:30 ID:/Vo7qC0L0
ライナー「い、いやそれは……なあ?」
ベルベルベルト「僕に振らないでよ!」
ミカサ「二人は知ってるの?」
ライナー「それは……なあ?」
ベルベルベルト「だから僕に振らないでってば!」
ミカサ「教えて、ベルベルベルベルト」
ベルベルベルベルト「ぼ、ぼく!?」
ミカサ「ねえ、お願い」ギュ
ベルベルベルベルト「!?///」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 22:10:27 ID:/Vo7qC0L0
ベルベルベルベルト(ミカサってこんなに可愛かったっけ?)
ベルベルベルベルト(紳士な眼差しを向けられると……)
ベルベルベルベルト(そうか、いつもエレンにしか興味が無いような顔してるから……)
ミカサ「ベルベルベルベルベルト?」ジィ
ベルベルベルベルベルト「天使……」
ミカサ「え?」
ベルベルベルベルベルト「あ、いや……」
ミカサ「そういえばおじさんが言ってた。もし天使、や女神って言ってくる男の人がいたら「エレンがいるから」って言いなさいって」
ベルベルベルベルベルト「あ、そう……」
ミカサ「???」
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 22:13:17 ID:/Vo7qC0L0
ライナー「まあアルミンはここにはいないし男子寮にいってみるか」
ミカサ「そこにはアルミンがいるの?」
ライナー「わからん、がいくとしたらそこも可能性の一つだろう」
ミカサ「わかった……あっ」
ライナー「っと。大丈夫か?」
ミカサ「ありがとう。ライナーって結構筋肉がある」
ライナー「お、おう」
ミカサ「すごい」サスサス
ライナー「///」
ベルベルベルベルベルト「クリスタ」ボソッ
ライナー「ハッ!? い、いや違うんだこれは!?」
ミカサ「???」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 22:15:55 ID:/Vo7qC0L0
ライナー「ここが男子寮だ」
ミカサ「アルミン?」
ベルベルベルベルベルト「いないね」
ライナー「残念だがもう消灯時間だ。戻ってきたら伝えておくから明日にしなミカサ」
エレン「おっすー」
ライナー「エレン、戻ったか」
ミカサ「エレン」
エレン「お、アルミンには会えたかミカサ」
ミカサ「」フルフル
エレン「そうか。まあでも明日も早いし早めに寝ておけよ」
ミカサ「わかった」
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 22:21:03 ID:/Vo7qC0L0
エレン「じゃあおやすみ」
ミカサ「おやすみ」
ライナー「ああおやすみ」
ベルベルベルベルベルト「おやすみー」
エレン「ふぅ」トサッ
ミカサ「……」ピトッ
エレン「……」
ミカサ「……」
エレン「……」
ミカサ「……」スリスリ
エレン「だぁぁぁあああああ! なにやってんだお前は!?」
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 22:27:21 ID:/Vo7qC0L0
ミカサ「エレンうるさい。明日は早いって言ってた。静かにして」
エレン「出来るか! 女子寮に戻れよ!」
ミカサ「? でもここがエレンのベッドなんでしょう?」
エレン「ああ」
ミカサ「じゃあ何も問題ない」
エレン「問題しかねえよ! 教官に見つかったから俺が怒られるんだぞ!」
ミカサ「じゃああのハゲを駆逐する」
エレン「すんな!」
ミカサ「エレン? なんでそんなに怒ってるの? 嫌なことでもあった? 何でも私に相談して」
エレン「~~~っ!!!!」
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 22:36:53 ID:/Vo7qC0L0
ライナー「」ジィ
ベルベルベルベルベルト「」ジィ
エレン「何みてんだよ二人して!」
ライナー「だって、なぁ?」
ベルベルベルベルベルト「ねえ?」
エレン「ミカサも女子寮に戻れよ!」
ミカサ「? 私は寝るときはいつもエレンと一緒のはず」
エレン「それは昔の……あ~もう! どうすりゃ……あ!」
エレン「そういや教官が医務室使っていいって言ってたっけ。こういうことだったのか!」
エレン「ミカサ、しょうがねえから医務室にいくぞ」
ミカサ「眠い……」
エレン「だああああああっ! おぶってやるから!」
ミカサ「ん」ダキッ
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 22:42:58 ID:/Vo7qC0L0
エレン「ほら、ついたぞミカサ」
ミカサ「んぅ」ギュゥウ
エレン「ったく、眠くなるとすぐに人に張り付いて動かなくなる。昔からこいつはこうなんだよな」
エレン「しょうがねえ」
エレン「よいしょ……っと」
ミカサ「すぅ、すぅ」
エレン「こうしてれば、それなりにこいつも……って何考えてんた家族相手に」
エレン「ミカサも離してくれねえし、このまま寝るか」
ミカサ「えれん……」ダキッ
エレン「寝ぼけて抱き着く癖も健在か」
エレン「ん? そういや奥のベッド、使用中か? カーテンで閉められてるけど」
─────
ジャン「zzz」
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 22:46:27 ID:/Vo7qC0L0
ジャン「ふわぁ、よく寝たぜ」シャッ
エレン「」ミカサ「」ダキッ
ジャン「」シャッ
ジャン「いけねえいけねえ、まだ夢を見てるみたいだ」
ジャン「寝なおそう」
ジャン「zzz」
ミカサ「」パチッ
ミカサ「エレン、朝」ユサユサ
エレン「ん、んん……」
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 22:52:26 ID:/Vo7qC0L0
エレン「おはよう……」
ミカサ「おはよう」
エレン「顔洗って飯に行くか……」
ミカサ「うん」
エレン「ふぁわぁ」
ミカサ「エレン眠いの?」
エレン「ああ……というか体が痛い」
ミカサ「???」
143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 23:00:32 ID:/Vo7qC0L0
アルミン「あ、エレン、ミカサおはよう!」
エレン「おはよう」
ミカサ「おはよう」
アルミン「ごめんね昨日は、なんでも僕をずっと探してたんだって?」
ミカサ「探していた」
アルミン「何か用事だった?」
ミカサ「聞きたいことがある」
アルミン「聞きたいこと?」
ミカサ「子供の作り方につにて」
アルミン「」
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 23:01:06 ID:/Vo7qC0L0
ザワザワ
アルミン「ちょ、朝から、しかもこんな人の多い所でそういう話は……」
ミカサ「じゃああとででもいい」
アルミン「う、うん……」
サシャ「ミカサ、全然食べてないですね? 調子悪いですか? 食欲も子供並になりましたか? 良ければ私が」
ミカサ「むしゃむしゃ」
サシャ「ああ……!」
ミカサ「あんまりおいしくない」
アルミン「エレン、ちょっといい?」
エレン「なんだ?」
アルミン「ちょっと……」
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 23:01:49 ID:/Vo7qC0L0
ミカサ「どうしたの?」
アルミン「ごめんミカサ、エレンに話があるんだ。すぐに戻るから食べてて」
ミカサ「わかった」
アルミン「ちょっと来て」
エレン「なんだよ」
アルミン「昨日教官にミカサのこと頼まれてたよねエレン」
エレン「ああ」
アルミン「その割にはなにもしてないように見えるけど」
エレン「……」
アルミン「今日の訓練とかどうさせるのか考えてる?」
エレン「……」
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/28 23:02:23 ID:/Vo7qC0L0
アルミン「エレン! どうしちゃったのさ! ミカサの一大事なんだよ!」
アルミン「なんでそんなにのほほんとしてるんだ」
エレン「なあアルミン」
エレン「最初にミカサが退行してるって言われた時に思ったんだ。いや、開拓地送りの可能性を言われた時、かな」
アルミン「?」
エレン「ミカサはきっと俺が調査兵団に行けば調査兵団に来る。でも俺だって調査兵団がどれだけ危険かわかってるつもりだ」
アルミン「エレン、君はまさか……!」
エレン「いい機会だと思ったんだ」
エレン「このままいけばミカサは調査兵団どころか、訓練兵ですらなくなる。そうなれば、ミカサは……」
アルミン「エレン……」
エレン「まだそうしよう、って決めたわけじゃない。でもその方がいいんじゃないかって気持ちもあるんだ」
272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/29 19:41:43 ID:4QzpyNOh0
アルミン「ミカサが聞いたら悲しむよ、いいや、怒るかもしれない」
エレン「わかってる。でもあいつが俺を守ってくれるように、俺も家族は守りたい」
アルミン「……わかった。これ以上そのことには口を出さないよ。僕は最終的にエレンの決断を応援する」
エレン「悪いな」
アルミン「親友だろ?」
エレン「ははっ!」
アルミン「じゃあ戻ろう、ミカサが待ちくたびれてるよ」
エレン「ああ」
ミカサ「何を話してたの?」
エレン「男の秘密の話だ」
ミカサ「……」
275: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/29 19:42:26 ID:4QzpyNOh0
ミカサ「アルミン」
アルミン「えっと」
ミカサ「なんの話をしてたの?」
アルミン「え、えっと男同士の秘密、かな」
ミカサ「……」
ミカサ「なんの話をしてたの?」
アルミン「いやだから」
ミカサ「な ん の 話 を し て た の ?」
アルミン「あ、あはは……そ、そろそろ訓練始まっちゃうから!」ダッ
ミカサ「……」
276: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/29 19:43:00 ID:4QzpyNOh0
キース「ではこれより格闘訓練を初めてもらう! 開始!」
ミカサ「……」
キース「貴様は見学だ」
ジャン「はぁ、はぁ」
キース「キルシュタイン! 貴様遅刻とはいい身分だな!」
ジャン「す、すいません!」
ジャン(あのまま二度寝が長引いちまったぜ)
ミカサ「あの」
教官「なんだ?」
ミカサ「私もやってみたい」
キース「む」
278: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/29 19:43:50 ID:4QzpyNOh0
キース(イェーガーの時のこともある)
キース「キルシュタイン訓練生、ミカサと組み手をしてみろ」
キース「アッカーマン訓練生の話は既に聞いているか?」
ジャン「は、はい、聞き及んでいます」
キース「では上手くやれ」
ジャン「ハッ!」
ジャン(マジかよミカサと格闘訓練……!)グッ
ミカサ「……」
279: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/29 19:44:29 ID:4QzpyNOh0
キース「好きなようにやってみろ」
ミカサ「わかった」
ジャン「よ、よし! ミカサ、いつでもこい!」
ミカサ「……」スッ
ミカサ「」ダッ
ジャン「え、はや」
グルン ドガアアアアアアアアアアアア!!
ジャン「ぐぼああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!?」
ミカサ「……」
キース「な……!?」
オイジャンガジメンニメリコンデル……
280: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/29 19:45:12 ID:4QzpyNOh0
ミカサ「……」グッグッ
キース(な、なんてことだ……アッカーマンはこれまで訓練にも手を抜いていたのか)
キース(いや、手を抜くと言うよりは必要最低限まで手加減をしていたのだろう)
キース(思いっきりやってしまえばこうなることがわかっていたから)
キース(しかし今のアッカーマンはその枷がない)
キース(無垢とはなんて恐ろしい……)
キース(拳を開いては握りしめている。自分の力を確認しているのだろう)
ミカサ「……次、誰?」
ザワザワザワ!!!
282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/29 19:48:17 ID:4QzpyNOh0
キース「ライナー・ブラウン!」
ライナー「ハッ!」
キース「ミカサの相手をしてみろ」
キース「現状では貴様かイェーガー訓練生しか相手にならないだろう」
ライナー「了解しました」
ライナー「……」ゴクリ
ミカサ「」ジッ
キース「始め!」
ライナー「うおおおおおおおおおっ!」
ミカサ「ふっ!」ドゴッ
284: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/29 19:50:57 ID:4QzpyNOh0
ライナー「っ!!!」ボキボキオキ!!!
キース「! やめ!」
ミカサ「」スッ
ライナー「おえええええええ……ぐっ、げはぁ……!」バタリ
キース「アバラが何本かイッたな、フーバー訓練生!」
フーバー「ハッ」
キース「こいつを医務室まで連れて行ってやれ」
フーバー「了解しました!」
フーバーッテダレダッケ? ベルベルベルベルベルトジャネ? アー……
フーバー「……」
286: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/29 19:52:12 ID:4QzpyNOh0
キース(アッカーマン、危険だな。強すぎるがそれ故に手加減を覚えないと周りにも迷惑をかけかねない)
キース(抜き身すぎる……手綱を握る……鞘になるような人間が必要だな)
ミカサ「」キョトン
エレン「やりすぎだミカサ」
ミカサ「力加減がわからない。思いの外、強くなってる」
キース(イェーガーとは別の意味でアッカーマンの潜在能力を見られたが、しかし……これは)
エレン「よし、じゃあ俺とやろうぜ」
ミカサ「わかった」
キース(! 大丈夫なのか?)
289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/29 20:01:52 ID:4QzpyNOh0
ミカサ「はっ!」
エレン「っ!」サッ
ミカサ「くっ!」
エレン「ぃっ!」ササッ
ミカサ「……当たらない」
エレン「お前の考えくらい読めるっての」
キース(これは……!)
ミカサ「っ!」
エレン「……っ!」
キース(全てかわしている! 当たらなければどうということはないということか!)
295: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/29 20:05:51 ID:4QzpyNOh0
キース「これより立体機動訓練に移る。各自、立体機動に移れ」
ミカサ「ここを、こうして……?」
ビュン!
ミカサ「あっ?」
キース「アッカーマン訓練生!? しまった! 使い方がまだよくわかっていなかったのか!」
エレン「ミカサ!」ビュン!
ミカサ「あ、ああああああっ!」グオオオオオ
エレン「くっ!」ギュッ
ミカサ「エ、エレ……」
エレン「アンカーを引け!」
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ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。
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ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。
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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。
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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。
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ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。
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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。
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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。
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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。
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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。
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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。
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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
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フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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