【進撃の巨人】「ジャンとエレンの遠回しな愛情表現」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。犬猿の仲で、顔を合わせるたびにいがみあってばかりいるエレンとジャン。ですがその一方で、お互いに認め合い切磋琢磨する仲でもあるようです。
「ジャンとエレンの遠回しな愛情表現」
1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 00:38:45 ID:2rkqmVuA
食事
ジャン「てめぇ!」
エレン「なんだよ!」
ジャン「なに勝手に人の飯食ってやがんだ!」
エレン「お前がピーマン睨みつけたまま食わねぇから、俺が代わりに食ってやったんだろうが!」
ジャン「この野郎……今度チーハンが出たら、俺のを半分、てめぇの口に突っ込んでやるからな!」
エレン「雛鳥よりも大きく口を開けて、待っていてやるよ!」
3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 00:40:36 ID:2rkqmVuA
立体機動
エレン「殺傷能力を見る試験かぁ……」
ジャン「なんだ? 珍しく語尾が弱々しいじゃねぇか」
エレン「それなりに深く削げる自信はあるし、良い成績は残せるだろうけど、俺は目標を見つけるのが上位に比べると遅くてな」
ジャン「立体機動の移動速度がとろいから仕方ねぇだろ」
エレン「んだと?」
ジャン「おっ、悔しいか? なら今日は俺の後を追って来いよ。気が向いたら、譲ってやるかもな」
ジャン「もっとも、てめぇなんぞ、すぐに撒いてやるが」
エレン「上等じゃねぇか。俺が獲物奪っても恨むんじゃねぇぞ」
ジャン「はっ。出来るもんならやってみろ、死に急ぎ野郎」
4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 00:42:26 ID:2rkqmVuA
兵站行進
ジャン「うぉ!」
エレン「なに転んでんだ! さっさと起きろ!」
ジャン「わかってる――痛っ!」
エレン「……お前、まさか足を」
ジャン「なんでもねぇ! てめぇはさっさと行きやがれ!」
エレン「……動くんじゃねぇぞ」
ジャン「お、おい! 俺を女みたいに抱きかかえるんじゃねぇよ!」
エレン「黙ってろ。ただでさえ、重てぇ荷物背負ってんだ」
ジャン「運んでくれなんて頼んでねぇ!」
エレン「勘違いすんな。人一人と荷物を追加で走り切って、ミカサより高評価を得たいだけだ」
ジャン「……チッ、勝手にしやがれ」
6 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 00:45:21 ID:2rkqmVuA
兵站行進後
ジャン「てめぇが目的地百メートル手前で倒れたせいで、最後は俺がてめぇを引きずる事になったじゃねぇか! 怪我してるのによ!」
エレン「てめぇが転んで怪我しなきゃ、俺は普通に完走出来てたんだよ! おかげで俺まで罰則中だ! 一人で責任取りやがれ!」
ジャン「知るか!」
エレン「クソッ、ただでさえ、馬鹿みたいに重いもん抱えて腕が疲れてんのに、腕が千切れるギリギリまで懸垂しろだなんて……」
ジャン「勝手にアホな真似しやがったからだ。さっさとやめて、精々教官に怒鳴られてろ」
エレン「んな事言われて、やめるわけねぇだろうが!」
8 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 00:47:11 ID:2rkqmVuA
十数分後
キース「様子を見に来てみれば……イェーガーはもう倒れたのか?」
ジャン「自分が二人分やります。だから、今回だけは……」
キース「……キルシュタイン。足の具合はどうだ?」
ジャン「捻挫用の軟膏を塗ってテーピングで固めておりますので、無理をしなければさほど痛みはありません」
キース「貴様には数日間、特別な訓練メニューを言い渡す。そのつもりでいろ」
ジャン「わかりました」
キース「それから、貴様が言い出した事だ。イェーガーの分もしっかりやれ。今日の借りを残したくなければな」
ジャン「ハッ!」
9 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 00:49:27 ID:2rkqmVuA
対人格闘訓練
ジャン「俺と組め」
エレン「なんだ? やっと調子が整ったのか?」
ジャン「てめぇをガキみてぇに泣かせられる程度にはな」
エレン「上等だ。ほらよ、先にならず者をやらせてやる。いつでもかかって来いよ」
ジャン「なら、遠慮なくっ!」
エレン「シッ!」
ジャン「いッ!?」
10 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 00:51:07 ID:2rkqmVuA
エレン「どうだ、アニ直伝のローキックの味は? 地面に膝をついてるその情けねぇ格好見れば、言わなくてもわかるけどな」
ジャン「……やってくれるじゃねぇか」
エレン「次は食堂で見せた技を披露してやる。俺に仕返ししたきゃ、体で覚えてみろよ。気絶しなければ、な」
ジャン「その油断がてめぇの命取りになるぜ」
エレン「忠告はいいから、さっさと立てよ。痛みに耐えて学んだ格闘術、全部見せてやる」
11 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 00:51:54 ID:2rkqmVuA
座学
エレン「……」
ジャン「……」
エレン「……なぁ、馬面。ここってどうやるんだ?」
ジャン「アルミンに聞けよ」
エレン「今は近くにいないから、聞けねぇよ」
ジャン「……前回やった練習問題の問六を見てみろ。それでわかる」
エレン「どれどれ……あぁ、こういう風にするのか」
13 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 00:53:01 ID:2rkqmVuA
ジャン「……」
エレン「……」
ジャン「……おい、死に急ぎ野郎。この問題、何回やり直しても答えが違うんだけど、お前どうやってんだ?」
エレン「どの問題だ?」
ジャン「これだ」
エレン「……ここの代入の仕方、間違ってんぞ。こうするんだよ」
ジャン「そうだったか? とりあえずお前の方法でやってみる」
エレン「……」
ジャン「……」
14 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 00:55:05 ID:2rkqmVuA
技巧
エレン「あれ? なんだこれ? 上手く嵌らねぇ」
ジャン「なに基礎的なとこで戸惑ってんだ? コニーでもスムーズに出来るぞ、そんなもん」
エレン「うっせぇ。今は話しかけんな」
ジャン「……」
エレン「……」
ジャン「……おっといけねぇ。こんなところのネジつけたまんまだった。先に取らねぇと、他のパーツ組むのに邪魔だな」
エレン「ネジ? あっ、そういう事か。このネジが邪魔だったんだな。見え難いから忘れてた」
ジャン「……」
エレン「……感謝なんてしねぇからな」
ジャン「俺は独り言呟いただけだ」
16 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 00:57:10 ID:2rkqmVuA
馬術
ジャン「……クソッ! なんで俺の馬は指笛吹いてもこっち来ねぇんだよ!」
エレン「なにやってんだ、お前? うわっ、汚ぇ! 指と口の周りが涎でネッチョォォってしてんぞ! ネッチョォォって!」
ジャン「うるせぇ! あっち行ってろ! お前に構ってる暇なんてねぇんだよ!」
エレン「もしかして、馬を呼べねぇのか?」
ジャン「……」
エレン「……ったく、仕方ねぇな。手本見せてやるから、よく見とけ、聞いとけ」
ジャン「頼んでねぇよ……」
18 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 00:58:05 ID:2rkqmVuA
ピィィィ!
エレン「……ほら来たぞ。あれ、お前の馬だろ?」
ジャン「お前の指笛、教官に教わったのとやり方が違うな」
エレン「クリスタに教えて貰った」
ジャン「……次からその方法、試してみる」
エレン「勝手にしろ」
19 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 00:59:22 ID:2rkqmVuA
就寝前
ジャン「おい、死に急ぎ野郎」
エレン「なんだ、馬面」
ジャン「お前とミカサの関係は、本当にただの家族でいいんだよな?」
エレン「一緒の家で過ごしたんだから家族だろ」
ジャン「その、い、一緒に風呂とか……」
エレン「はぁ? 頭沸いてんのか? 入るわけねぇだろうが」
ジャン「毎晩同じベッドで寝てたりは?」
エレン「しねぇよ。別々のベッドがあったっての」
ジャン「だ、だよな! そうだよな!」
エレン「あっ。でも、ミカサが寝惚けて俺のベッドに潜り込んで来た事は結構あったな。三日に一度くらいのペースで」
ジャン「ふざけんなよ、てめぇ!」
20 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:01:09 ID:2rkqmVuA
休日
ジャン「木漏れ日浴びながら読書なんて、随分優雅な休日を送ってるじゃねぇか。似合ってねぇぞ」
エレン「なんの用だよ」
ジャン「用なんてねぇよ。ぶらついてたら、てめぇが見えたからな。馬鹿にするために寄ってみただけだ」
エレン「帰れ」
ジャン「つーか、珍しいな、お前が自主練してねぇなんて」
エレン「やろうとしたら、アルミンとミカサに口煩く止められたんだよ」
ジャン「ほんと訓練馬鹿だな、お前」
エレン「ほっとけ」
21 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:02:17 ID:2rkqmVuA
ジャン「アルミンとミカサは一緒じゃないのか? 姿は見えねぇが」
エレン「ここで昼食を食べようとか何とか言い出して、調理場に行った」
ジャン「軽いピクニック気分だな」
エレン「癪だけど、俺もお前と同じ事思った」
ジャン「ところで、なんの本を読んでるんだ?」
エレン「キュクロって人の英雄譚」
22 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:03:28 ID:2rkqmVuA
ジャン「キュクロって、確か立体機動装置使って、初めて巨人を殺した人だったような……」
エレン「そのキュクロ」
ジャン「面白いのか?」
エレン「結構な」
ジャン「俺にも読ませろ」
エレン「そこに一巻が転がってるだろ。好きにしろよ」
ジャン「そうする」
23 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:04:18 ID:2rkqmVuA
チェス
エレン「マルコ、チェスやってるのか?」
マルコ「まぁね」
ジャン「おい、意図的に俺をいない者扱いしてんじゃねぇよ」
エレン「いたのか?」
ジャン「この野郎……」
24 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:05:32 ID:2rkqmVuA
マルコ「まぁまぁ。エレンもやらない?」
エレン「遠慮する」
ジャン「誘ってやるなよ、マルコ。ルールもろくに覚えられないなんて事、他人に知られたら可愛そうだろ?」
エレン「ルールくらい知ってるっての」
ジャン「その程度の教養はあったのか。けど、それが精一杯だったんだろ? ん?」
マルコ「全く、なんで二人は、一々挑発的な言い方をするんだよ……」
25 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:06:15 ID:2rkqmVuA
エレン「……マルコ、代わってくれ。こいつを叩き潰してやる」
マルコ「いいけど、手を出したらダメだよ」
エレン「出さねぇよ」
ジャン「さっさと席に座れよ。始めるぞ」
エレン「一瞬で終わらせてやる」
26 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:07:12 ID:2rkqmVuA
数分後
エレン「ウソ……だろ? こんなハズじゃ……」
ジャン「弱っ」
エレン「ま、まだ! まだ俺は……ッ!」
マルコ「エ、エレンはそんなにチェスで遊んだ事ないだろうし、最初はこんなもんだよ!」
エレン「……いや、慰めは良いよ、マルコ。どんだけ取り繕っても、これが俺の実力なんだ」
マルコ「エレン……」
27 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:10:06 ID:2rkqmVuA
ジャン「……おい、死に急ぎ野郎。次を始めるぞ」
エレン「次?」
ジャン「いつだったか、対人格闘術の時に受けた恨みをここで晴らす。とことん仕返ししてやるから覚悟しろ」
エレン「……絶対に、今日中に勝ってみせる」
ジャン「吠えてろ」
28 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:11:52 ID:2rkqmVuA
プレゼント
ジャン「聞きたい事がある」
エレン「なんだよ」
ジャン「その……そ、そろそろミカサの誕生日だろ?」
エレン「そうだな」
ジャン「な、なにをあげたら、喜ぶと思う?」
エレン「ミカサに直接聞けよ」
ジャン「それが出来たら苦労しねぇよ!」
エレン「めんどくせぇやつだな。うーん、ミカサが喜ぶ物かぁ……マフラーあげたら喜ぶんじゃねぇの?」
エレン「あいつ、いっつも巻いてるし、今のは大分古くなってたからな」
ジャン「マフラーだな! よし! 今から買って来る!」
エレン「門限に遅れて帰って来い」
ジャン「んな真似するかよ!」
29 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:13:46 ID:2rkqmVuA
ミカサの誕生日後
ジャン「断られたじゃねぇか! 受け取ってさえ貰えないなんて、惨め過ぎるだろ、俺!」
エレン「知らねぇよ!」
ジャン「チェスで俺に百連敗した恨みか!?」
エレン「そんな陰険な真似するわけねぇだろうが!」
ジャン「このマフラー、どうしろってんだよ!」
エレン「自分で使えよ」
ジャン「それこそ惨めだろ……」
31 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:15:20 ID:2rkqmVuA
卒業模擬戦闘試験
ジャン「これに合格さえすれば、馬鹿な事をしない限り、十位以内確定だ。やっと息苦しい最前線の街から脱出出来る」
エレン「合格して、それで全部終わりみたいな言い方だな」
ジャン「その通りだ。内地での暮らしが俺を待ってるんだからな」
エレン「最後まで快適な頭してんな、お前」
ジャン「てめぇと俺は違う。わざわざ自分から巨人の腹に飛び込むような選択肢なんて、俺は選らばねぇよ」
エレン「なんにしろ、全ては合格した後の話だ。捕らぬ狸の皮算用にならねぇようにな、お互い」
ジャン「当たり前だ」
32 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:19:23 ID:2rkqmVuA
解散式の日
ジャン「……」
エレン「……なんだよ、こんなとこに呼び出しやがって」
ジャン「お前、やっぱり調査兵団に入るつもりか?」
エレン「当たり前だろ? 今更なに聞いてんだ?」
ジャン「……憲兵団に入れよ。お前はその権利を得たんだ。わざわざ放棄してまで、死にに行く必要はねぇだろ」
エレン「は?」
33 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:20:55 ID:2rkqmVuA
ジャン「おふくろさんの事は知ってる。外の世界を探検したいってのもな」
エレン「それがどうした? また笑うのか? 死んだ人間のために戦う事が馬鹿らしいって。無謀な夢を見る憐れなやつだって」
ジャン「もう笑わねぇよ。けどな、全部諦めろ。諦めたら安全な暮らしが約束されるんだ」
ジャン「それにお前が憲兵団に入れば、ミカサも入るだろうし、アルミンも裏方の技巧か駐屯兵団を選ぶかもしれねぇ」
エレン「なんだ、ミカサたちの事を心配してくれてるのか。なら、あいつらに直接――」
ジャン「俺は! ……俺はな、これでもてめぇに死んで欲しくねぇと思ってる。だから、エレン・イェーガーに直接訴えてんだ」
エレン「……それでも俺は調査兵団に行く。俺自身のためにも、その意志を曲げるわけにはいかねぇんだよ。……悪いな、ジャン」
ジャン「……そうか」
34 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:24:48 ID:2rkqmVuA
エレン「憲兵団に行くんだろ? それぞれの兵団に入ったら、いつ会えるかわからねぇけど、そん時まで元気でな」
ジャン「死ぬまでに、討伐数は百を越せよ」
エレン「駆逐し尽くすまで殺してやるよ、巨人を」
ジャン「死ぬんじゃねぇぞ」
エレン「お前にチェスで勝つまではな」
ジャン「……」
エレン「……」
ジャン「……手を出せ」
エレン「入団式の日にもしたな、それ」
ジャン「あの時は、ただの手打ちで、これは約束だ。クソみてぇな同期との、な」
エレン「あぁ、約束だ。いつかまた、必ず喧嘩するって」
35 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:25:47 ID:2rkqmVuA
終わり
なんかエレンもジャンがこれじゃない感酷いけど仕方ないね
関連リンク
進撃の巨人の厳選面白SSまとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
『進撃の巨人』に関する名作SSを厳選してまとめています。シリアスな本編に辛くなったら、たまにはクスっと笑える面白いSSをお楽しみください。中にはキャラ崩壊・ネタバレしているものもあるかもしれないのでご注意ください。
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ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。
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ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。
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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。
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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。
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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
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ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。
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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。
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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。
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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。
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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。
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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。
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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
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フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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