神の左手悪魔の右手（楳図かずお）のネタバレ解説・考察まとめ

ハイキングの女性2人組（演：かでなれおん、今井春奈）

ハイキングをしていた際に道に迷った2人組の女性たち。
ももの父親が仕組んだ小屋に誘導され、その中で大量のケーキを吐き続けても吐瀉物ごと食わされるという虐待を受けた後に惨殺された。ももが冷蔵庫を開けた冷蔵庫を時に発見した生首は、女性たちのものである。
実写映画版では、「キエ、ヨウコ」の名前が付けられた。

行政の女性（演：前田愛）

寝たきりのももの様子を窺いに来た行政の女性。
しかし、ももの自宅に入ったことを彼女の父親に知られてしまい、地下に誘導された際に両足を折られる。何とか脱出に成功したが、待ち受けていたももの父親に刺殺された。
実写映画版における行政の女性に相当するキャラクターは、「谷ヨシコ（たにヨシコ）」である。ヨシコは児童養護施設に勤務し、光一郎の正体を知ったことで彼に惨殺された。

影亡者

土井みよ子（どいみよこ）

土井みよ子（どいみよ子）」は、『影亡者』に登場するメインキャラクターの少女で、泉のクラスメイト。
貧困家庭に育ち、働いている母親に代わって家事の一切を担当していた。人気スターの兵藤タケル（ひょうどうタケル）の大ファンで、芸能界に憧れを抱いている。そこを影亡者に見出されて取り憑かれた。以降は、花みよ子（はなみよ子）という芸名でスター街道をひた走るが、影亡者の影響で性格は極悪人に変貌してしまい、多数の犠牲者を出していく。
霊能者が兵藤タケルに憑けた多数の子供たちの霊と、ヌーメラウーメラに変身した想によって影亡者が退治されると、元の普通の少女へ戻ったもよう。

大森世津子（おおもりせつこ）

一世を風靡した大女優。
老婆となって路上に倒れているところを、みよ子に発見され救急搬送されたが間もなく死亡した。実は影亡者の取り憑き先であり、影亡者は大森世津子（おおもりせつこ）の死亡後、みよ子に取り憑いた。

兵藤タケル（ひょうどうタケル）

大人気スターの青年。
みよ子の憧れの存在で、多数の子供たちの霊を従えて、ある番組内で彼女との初対面を果たす。悪の影亡者とは対の関係にある善人としての存在が示唆された。

香月細子（かづきほそこ）

みよ子の後ろに影亡者が憑いていることに気づいた女性霊能者。
除霊に及ぼうとしてみよ子に近づいた際、影亡者に存在を察知されて内臓を体外に出すほどの重傷を負う。その時、霊能力が消失し、入院先の病院で事故死した。

三郎太（さぶろうた）

三郎太（さぶろうた）は、土井みよ子の守護霊。
みよ子が影亡者に取り憑かれてしまったことで弾き出されて、想に取り憑いた。引き換えに想の意識がなくなってしまう。想を救い出すためにみよ子を殺そうとするも失敗に終わった。

霊能者

香月細子（かづきほそこ）の師匠である老男性。
兵藤タケルに多数の子供たちの霊を憑かせて、影亡者を倒そうとした。

映画『神の左手 悪魔の右手』オリジナルキャラクター