
『ポケットファイター(Pocket Fighter)』とは、1997年9月にアーケードで稼働した格闘ゲーム。発売元はカプコン。最初はゲームセンターでしか遊べない作品であったが、1998年6月にはPlayStationへの移植を皮切りに、多くのゲームハードへ移植された。
本作の魅力は多彩な参戦キャラクターとコミカルな演出。カプコン製格闘ゲームのキャラクターたちが2等身の可愛らしいデザインになり、本家格闘ゲームではできないようなギャグ調演出で戦う、お祭りのような作風が人気を博した。
ストーリー:火引弾(ひびき だん)
最強を自称し、サイキョー流という我流拳法を編み出した火引弾は、格闘道場を開こうと考え、自身より弱くて最初の弟子に相応しい存在を探していた。その存在に相応しい人物である、巷で噂の格闘少女・春日野さくらを思い出した弾は、彼女をサイキョー流の弟子にせんと、会いに出かけていく。
さくらに出会い、自身の弟子になることを迫った弾は、彼女を下し、その実力を認めさせて弟子にすることに成功する。最初こそ乗り気だったさくらだが、3日で技を全てマスターした挙句、それらを全てカッコ悪くて使えないし、ダサいから忘れると手紙に書き綴り、弾に送って道場通いを辞めてしまう。彼女からの手紙を読んだ弾は、ただ涙するしかなかった。
ストーリー:豪鬼(ごうき)
自らの拠点である活火山島・獄炎島(ごくえんとう)で修行に励んでいた豪鬼だったが、この獄炎島のリゾート開発が進んだことで、彼が望む修行地ではなくなってしまう。豪鬼は荷物をまとめて獄炎島改め極園島(ごくえんとう)を脱出し、新たな修羅の地、自らの望む修行場所を探して、旅に出るのであった。
そんな豪鬼の噂を聞きつけて現れたのはレイレイで、彼女は豪鬼が望んでいそうな修行場所のことをちらつかせる。レイレイは豪鬼と拳を交え、その実力を認めると、豪鬼を彼女が知るという場所に案内した。そこは森の奥の墓地であり、昼は陽が射さず、適度な湿気を持ち、夜になるとゾンビが登場し、豪鬼の相手になってくれるというのだ。豪鬼はその環境を気に入り、新たな修行場として使い始める。豪鬼の修羅に至る道は、まだまだ続く。
『ポケットファイター(Pocket Fighter)』のゲームシステム
基本ルール

『ポケットファイター(Pocket Fighter)』のジャンルは格闘ゲーム。プレイヤーは複数人用意されたキャラクターのうちから1人を選び、キャラクターの対戦相手と戦闘を行っていく。制限時間内に相手を攻撃して体力ゲージを減らし、先に体力ゲージを削り切られた方が敗北。体力ゲージを残している方が勝利と判定され、ラウンド勝利カウントを獲得する。
既定のラウンド勝利カウント数を先に獲得した方が試合の勝者となり、次の試合に進行。プレイヤー同士の対戦の場合は、勝利プレイヤーはCPU戦に戻るが、敗北したプレイヤーはその場でゲームオーバーとなる。
各種ゲージ

『ポケットファイター(Pocket Fighter)』では、画面上に3種類のゲージが表示されている。
画面上部に表示されているのが体力ゲージ。黄色のバーが残量であり、削れていくと赤く半透明な背景が露になっていく。この残量が全てなくなった時点で、ゲージが消失した側の敗北が決定する。
体力ゲージの下にある、数字が一緒に記載されているものが、マイティコンボゲージ。攻撃を行ったり、落ちているジェムを拾うことで蓄積され、ゲージを消費して超必殺技・マイティコンボを繰り出せる。また、その他の特殊行動で消費する場合も存在。
画面下部にある3色のゲージがジェムゲージ。相手に攻撃を与えたり、宝箱などから出現するジェムを獲得することで各色ごとに増加していく。一定以上ゲージを蓄積させると、対応した必殺技の性能が上昇する。最大は3。
ジェム

『ポケットファイター(Pocket Fighter)』では、敵に攻撃を当てる、ステージに現れるアイテムキャリアーのソンソンを攻撃する、ステージに落ちている宝箱を壊すなどの行動をすると、ジェムというアイテムが落ちる。ジェムは赤・青・黄の3色が用意されており、キャラクターは各人それぞれの色に対応した必殺技を所持。各色ジェムを集めてゲージを蓄積させていくことで、対応した必殺技を強化することが可能。ジェムには大きさがあるため、より大きいジェムを獲得することができれば、必殺技の強化も早まる。
更にジェムの中にはレインボージェムというものも存在。レインボージェムは極稀にステージに現れるサンゾウを攻撃するなどで現れ、拾うと全てのジェムゲージの増加に加え、マイティコンボゲージの増加を引き起こす。獲得で戦況を有利に持っていくことができるため、見つけた場合は積極的な獲得を狙っていくのがよい。
ちなみに、キャラクターは全ての必殺技がジェムに対応しているわけではなく、中にはザンギエフやフェリシアのように、ジェム強化不可の必殺技を持つ者も存在。また、火引弾は特殊な性能を携えており、相手のジェムを奪うことができるガード不能攻撃、ガードクラッシュを用いなければ、赤いジェム以外のジェムを獲得することはできない。しかし赤いジェムに対応した必殺技・我道拳以外は強化してもむしろ弱体化するため、赤いジェム以外を獲得する理由がなく、非常に個性的な性質を備えていると言える。
尚、モノクロになってしまうワンダースワン版の場合、ジェムの色で判別をつけることができないため、赤ジェムは四角、青ジェムは丸、黄ジェムは菱型と、形状による区別がされた。
タイムオーバーとドローゲーム
『ポケットファイター(Pocket Fighter)』には判定勝ちが存在する。互いの体力が全て削り切られる前に制限時間が来てしまった場合、残り体力数が多い方が勝利となる。
尚、この際に体力ゲージが全く同じくらい残っていた際は引き分けとして判定。両者1ラウンド取得として扱われる。しかしこの際にラウンド数まで全く同じで規定ラウンドに達してしまった場合は、両者ゲームオーバー。勝利者無しで、ゲーム終了となってしまう。
アイテム

『ポケットファイター(Pocket Fighter)』ではバトル中にアイテムを利用することが可能。アイテムはアイテムキャリアーとして登場するスイスイやトントン、カミナリを攻撃すると獲得可能。
体力を回復してくれる食べ物は、獲得して即時効果を発揮するが、多彩な模様が書かれたアイテム玉は、投げるか、地面に設置して使用することで効果を発揮させる。相手の動きを封じたり、ダメージソースになったりなど、玉の種類によって様々な効果をもたらす。
また、プレイヤーキャラクターは戦闘開始時点の状態で1つ、キャラクターによって決められたアイテム玉を所持している。最大所持数は3つまでであり、それ以上は持ち歩くことは不可能。
地球ぶっとび
『ポケットファイター(Pocket Fighter)』のアーケード版のみで見られる演出。
相手をカウンターなどを用いて強く吹き飛ばすと、キャラクターが地球を1周するような演出を伴うことがある。派手でコミカルな演出だが、家庭用では容量の関係で削除されてしまっている。
基本操作

『ポケットファイター(Pocket Fighter)』はアーケード版だと、レバー1本とボタン3つで操作することになる。家庭用移植版では、それぞれのハードに対応したコントローラーでの操作も可能。レバー及び十字キーなどでキャラクターを前進・後退させたり、しゃがみやジャンプなどのアクションを織り交ぜつつ、3つのボタンに割り振られた攻撃を振るって戦闘を進行する。
3つのボタンの攻撃割り振りは、パンチ・キック・スペシャル。パンチやキックに強弱の区別はなく、ジャンプやしゃがみ、立ち、レバー入れ、しゃがみレバー入れなどで攻撃特性を変化させていかなければならない。スペシャルボタンは特殊動作及び一部必殺技のコマンドに利用する。
以下、ボタンとレバーの組み合わせなどで行える特殊行動を一覧していく。
Related Articles関連記事

デビル メイ クライ(Devil May Cry)シリーズのボスまとめ
『デビル メイ クライシリーズ』とはカプコンから発売されたスタイリッシュアクションゲームのことである。シリーズは『1』から『3』までがダンテのみ、『4』と『5』はネロとダンテのダブル主人公という形で物語が進む。悪魔と人間のハーフであるダンテは人間界を脅かす悪魔たちを倒すデビルハンターをしている。『4』以降はネロも加わり、様々な強敵と対峙していく。シリーズごとに神話の怪物などをモデルにした様々な悪魔が中ボス、ラスボスとして多数登場する。
Read Article

バイオハザード(Biohazard)のネタバレ解説・考察まとめ
『バイオハザード』とは、カプコンより1996年に発売されたサバイバルホラーゲーム。タイトルには「生物災害」という意味があり、それを筋としストーリーが展開される。日本国外のタイトルである『Resident Evil』は、「内に潜む悪(害悪)」という意味を持ち、後のサバイバルホラーとしてのジャンルを生み出した先駆品としても高く評価された作品である。プレイヤーは2人の主人公のどちらかを選び、任務の末迷い込んだ洋館で様々な謎を解き、クリーチャーと呼ばれる怪物たちと戦いながら脱出を試みる。
Read Article

バイオハザード ヴィレッジ(Biohazard Village)のネタバレ解説・考察まとめ
『バイオハザード ヴィレッジ』(Biohazard Village)は、カプコンより発売されたサバイバルホラー作品である。シリーズ本編としては8作目で、タイトルロゴも8作目を意味するローマ数字の「VIII」が重ねられる形で強調されている。『バイオハザード7』主人公イーサン・ウィンターズが引き続き主人公であり、前作では失踪した妻のミーアを探す物語だったが、今作は攫われた娘のローズマリーを取り戻すための物語になっている。そのため作品のテーマは"家族の絆"になっている。イーサンの物語の完結編。
Read Article

ストリートファイターII(ストII)のネタバレ解説・考察まとめ
カプコンが1991年にアーケードゲームとして発売したゲーム、及びその移植作。 ストリートファイターシリーズの2作目であり、シリーズ最大のヒットを飛ばした。 1対1のストリートファイトによる世界大会を舞台に、個性豊かな総勢19人のキャラクターから1名を選び、試合での勝利を目指す。 別のプレイヤーとの「対戦」が好評を博した。
Read Article

ブレス オブ ファイアII 使命の子(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブレス オブ ファイアII 使命の子』とは『ブレス オブ ファイア』シリーズの第2作目であり1995年にカプコンより発売されたRPGゲームである。前作でも好評であった迫力あるグラフィックをより進化させつつ合体システムや共同体など新しいやり込み要素も盛り込まれている。前作より500年後の世界、なんでも屋であるレンジャー業を営む主人公リュウは相棒のボッシュの無実の罪を晴らすための旅に出る。旅の中で様々な仲間と出会うリュウは使命の子としての邪神を封印するという運命の戦いに巻き込まれていく。
Read Article

ストリートファイターZERO(ストZERO)のネタバレ解説・考察まとめ
カプコンが1995年にリリースを開始したアーケードゲームシリーズ、及びその移植作。 ストリートファイターシリーズの3作目。 『ストリートファイター』の後、『ストリートファイターII』の前に位置する架空の時間軸を舞台に、CPU戦を勝ち抜いていく。 人気作となり、シリーズ3作品がリリースされ、最終的には総勢39人のキャラクターが登場する大型作品となった。
Read Article

Dragon's Dogma: Dark Arisen(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『Dragon's Dogma: Dark Arisen』 とは、 」2013年にカプコンより発売されたオープンワールドのアクションロールプレイングゲームで、2012年に発売された『Dragon´s Dogma』の拡張版である。売上本数はPS3版だけでも46万本を超えている。2017年にはPS4、Xbox OneやMicrosoft WindowsにNintendo Switchでも発売されている。ドラゴンに心臓を奪われてしまった主人公が広大なオープンワールドを冒険する物語となっている。
Read Article

バイオハザード RE:2(Biohazard RE:2)のネタバレ解説・考察まとめ
『バイオハザード RE:2』とは、2019年1月にカプコンから発売されたサバイバルホラーゲーム作品で、1998年に発売された『バイオハザード2』のリメイク版である。話の大筋に大きな変更はないが、主人公関係者の物語は大幅に変更された箇所もあった。ゾンビが溢れかえる街から脱出することを目的に、新米警察官のレオン・S・ケネディ目線と、失踪した兄を探しにやってきた女子大生のクレア・レッドフィールド目線、2人の主人公の物語が描かれる。よりリアルなゾンビやサバイバルホラーを体験出来るようになった。
Read Article

鬼武者(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『鬼武者』は、カプコンが開発し、2001年1月25日に発売したPlayStation 2専用アクションゲーム。 全4作ある『鬼武者』シリーズの第1作目。 同社の『バイオハザード』において開発されたゲームエンジンを使用しており、刀剣を利用した、緊張感と駆け引きのあるアクションが特徴。主人公は、鬼の力を手にし、囚われの姫を救出するべく怪物が巣食う城へと向かう。
Read Article

ブレス オブ ファイアIII(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブレス オブ ファイアⅢ』とはカプコンより1997年に発売されたRPGである。初めてPlayStation用のタイトルとなった本作は伝統であるハイクオリティなドット絵を踏襲しつつ、背景に3Dポリゴンを使った新たな表現に挑戦した。シリーズ初のキャラクターボイスも実装されより迫力のあるストーリーが展開された。竜族の生き残りの少年リュウが世界や自らの出自を解き明かしていく旅が「幼年期」と「青年期」の2部構成で描かれる。
Read Article

バイオハザード RE:3(Biohazard RE:3)のネタバレ解説・考察まとめ
『バイオハザード RE:3』とは、2020年4月にCAPCOMから発売されたサバイバルホラーゲーム作品で、1999年に発売された『バイオハザード3 LAST ESCAPE』のリメイクとなっている。そして2019年に発売された『バイオハザードRE:2』に続く「RE」シリーズ2作目となっている。ラクーンシティで起きた生物災害(バイオハザード)の真相を明らかにすべく、原作ゲーム1作目の主人公ジル・バレンタインが追跡者から逃げながらラクーンシティを脱出するというストーリーだ。
Read Article

デビル メイ クライ 2(Devil May Cry 2)のネタバレ解説・考察まとめ
『デビル メイ クライ 2』(デビルメイクライツー、DEVIL MAY CRY 2)は、カプコンが制作したPlayStation 2用のアクションゲームソフトであり2003年発売。アクションゲームのジャンルからスタイリッシュアクションというジャンルを開拓した人気シリーズデビル メイ クライの続編である。キャッチコピーは、「悪魔と踊ろう」。 第6回のCESA GAME AWARDSでは「CESA GAME AWARDS FUTURE 優秀賞」を受賞している。
Read Article

Devil May Cry(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『Devil May Cry』は、カプコンのテレビゲームである『Devil May Cry』シリーズを原作として製作されたテレビアニメ。WOWOWによって2007年の6月から9月まで放送された。 ゲームシリーズの主人公であるダンテが「悪魔も泣き出す男(デビルメイクライ)」に相応しい圧倒的な強さで悪魔を倒す戦闘シーンの迫力は勿論、アニメオリジナルの登場人物とカードゲームに興じるなど、ゲームでは見られないダンテの日常も描かれている。
Read Article

ロックマンエグゼ6(Rockman.EXE 6)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロックマンエグゼ6』とは、2006年11月23日にカプコンから発売された、ゲームボーイアドバンス用のデータアクションRPGゲームである。グレイガ・ファルザーと2バージョンリリースされていている。バージョンごとに獣化システムやクロスシステムなど使用できるシステムも異なってくる。本作の発売時はゲームボーイアドバンスからニンテンドーDSの移行期であったが、「ゲームボーイアドバンスで発売したソフトであるから、こちらで有終の美を飾りたい」といった発言があり、ゲームボーイアドバンスでリリースされた。
Read Article

ストリートファイターIII(ストIII)のネタバレ解説・考察まとめ
『ストリートファイターIII』とは、カプコンが開発・販売したアーケードゲームシリーズ、及びその移植作であり、ストリートファイターシリーズの4作目。 『ストリートファイターII』の10年後を舞台に、CPU戦を勝ち抜く、あるいは他プレイヤーと対戦するゲーム。 シリーズは全部で3作品がリリースされ、最終作となった『ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-』は長きにわたってプレイされる名作となった。
Read Article

デビル メイ クライ 3(Devil May Cry 3)のネタバレ解説・考察まとめ
『デビル メイ クライ 3』(デビル メイ クライ スリー、Devil may cry3)とは、カプコンが制作し2005年に発売されたPlayStation 2用のアクションゲームソフト。アクションゲームのジャンルからスタイリッシュアクションというジャンルを開拓した人気シリーズの第3作目であり、1作目「デビル メイ クライ」よりも過去の物語を描いている。 後に追加要素を含んだアップグレードバージョンの「デビル メイ クライ3 スペシャルエディション」も発表されている。
Read Article

ロックマンX4(Rockman X4)のネタバレ解説・考察まとめ
ロックマンX4はカプコンのアクションゲーム。人類を守るための組織「レプリフォース」が起こした反乱を鎮圧するために、エックスとゼロが出撃する。今作からはじめてゼロを主人公として使うことができる。射撃戦主体のエックスと、剣による接近戦主体のゼロとでは全く違った遊び方ができるのが特徴。ゲーム機種がプレイステーションとセガサターンになったことでグラフィックもバージョンアップしている。
Read Article

デビル メイ クライ(Devil May Cry)のネタバレ解説・考察まとめ
『デビル メイ クライ』とは、カプコンが制作したPlayStation 2専用のアクションゲームである。2001年8月23日に発売された。ゲーム続編は第4弾まで出ており、全世界シリーズ累計販売本数は1500万本に達している。ゲームや漫画など、様々なメディアミックスが成された。 ある満月の夜、トリッシュという美女が一人の男のもとを訪れる。その男はダンテといい、悪魔退治専門の便利屋『デビルメイクライ』を営んでいた。ダンテはトリッシュに導かれ、悪魔の救う島へと向かう。
Read Article

ブレス オブ ファイアIV うつろわざるもの(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブレス オブ ファイアIV うつろわざるもの』とは2000年にカプコンから発売されたRPGである。『ブレスオブファイアシリーズ』の4作目であり、これまでのシリーズとは一線を画したアジア風の世界観が特徴となっている。長く続いた帝国と諸国連合の戦争が休戦した世界、行方不明となった姉を探すウィンディアの王女ニーナは記憶喪失の少年リュウと出会う。時を同じくしてリュウの半身であるフォウルも長き眠りから目覚めようとしていた。2人の主人公の交錯するストーリーはシリーズ屈指の鬱シナリオとして話題となった。
Read Article

ロックマンX2(Rockman X2)のネタバレ解説・考察まとめ
ロックマンX2はカプコンが1994年12月に発売したスーパーファミコン専用のアクションゲームソフトである。ロックマンシリーズから派生したロックマンXシリーズの2作目にあたる。カプコンが独自に開発したDSPチップのCX4というものがカートリッジに搭載されており、従来のスーパーファミコンのソフトよりさらに発展したグラフィックや演出を実現させている。
Read Article

モンスターハンターライズ・モンスターハンターライズ:サンブレイク(MHR・MHS)のネタバレ解説・考察まとめ
『モンスターハンターライズ』とは、2021年にカプコンからNintendo Switch向けソフトとして世界同時に発売されたハンティングアクションRPG。翌2022年には同じくカプコンから超大型拡張コンテンツ『モンスターハンターライズ:サンブレイク』が発売された。新要素として、アクションの幅を広げる「翔蟲アクション」や移動の快適さを実現した新たなオトモ「ガルク」など、今までのシリーズ作品とはまた違った爽快な狩猟アクションを体験できる。
Read Article

戦国BASARA(アニメ・ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
「戦国BASARA」とはカプコンから発売されている人気アクションゲーム、及びゲームを原作にしたアニメーション作品。第一期、二期、劇場版をProduction I.Gが製作し、三期をテレコム・アニメーションフィルムが製作した。若い女性達の間で起こった戦国武将ブームの火付け役でもあり、漫画・アニメ・ドラマ・舞台など様々な媒体で展開している。
Read Article

新 鬼武者 DAWN OF DREAMS(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『新 鬼武者 DAWN OF DREAMS』とは、『鬼武者』シリーズ第三作の続編として2006年1月26日にカプコンより発売された戦国サバイバルアクションゲーム。前作『鬼武者3』にて織田信長が討たれた後、その重臣である豊臣秀吉の治世となった慶長3年を舞台に、新たな主人公、灰燼の蒼鬼と異形の怪物・幻魔の戦いを描く。本作は前3部作から大幅なシステム変更が行われている他、前3部作の主人公の血縁者が登場するなど、過去シリーズとの繋がりが意識されている。
Read Article

ブレス オブ ファイア 竜の戦士(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブレス オブ ファイア 竜の戦士』とはカプコンから1993年に発売されたRPGゲーム。『ブレス オブ ファイアシリーズ』の記念すべき第1作目でありカプコンが初めて手掛けたRPGでもある。竜の力を使う主人公や翼を持つヒロイン、亜人種の仲間達など1作目にしてシリーズの礎を築いた作品である。女神ミリアを復活させ世界を征服しようとする黒竜族の皇帝ゾーゴンの野望を打ち砕くために、白竜族の勇者リュウと7人の仲間達が戦う姿を描く。
Read Article

逆転検事(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『逆転検事』とは、2009年にNintendo DS専用ソフトとして発売された推理アドベンチャーゲーム。本作は、『逆転裁判』シリーズでお馴染みのライバル検事・御剣怜侍が主人公を務め、現代を舞台に巻き起こる数々の事件に立ち向かっていく姿を描く。『逆転裁判』シリーズのテイストを残しつつ、全く違った角度から事件を追っていく、従来の『逆転裁判』では味わえない新感覚を体験できる。
Read Article

ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター』とは2002年11月にカプコンより発売されたRPGである。『ブレス オブ ファイアシリーズ』の5作目にあたり、キャッチコピーは「そらをみにいく」。前作までの王道的RPGから世界観やゲームシステムを大幅にリニューアルし新基軸に挑んでいる。災厄により人々が地上を離れ地下都市で暮らす時代、警備部隊であるレンジャーに所属するリュウは親友のボッシュとの任務の中で謎の少女ニーナと出会う。地下都市では生きる事ができない彼女を救う為にリュウは空のある地上を目指す。
Read Article

モンスターハンターワールド:アイスボーン(MHWI)のネタバレ解説・考察まとめ
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』とは、2019年に発売され、2020年には1610万本を達成した大人気タイトル『モンスターハンター:ワールド』の超大型拡張コンテンツである。 ワールドのエンディング後から展開される本作のシナリオでは、フィールド・拠点ともに一新。新たなクエストランク「マスターランク」を設け、ハンターは渡りの凍て地と呼ばれる極寒の地で、新たな強敵たちと出会う。
Read Article

逆転検事2(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『逆転検事2』とは、2011年にNintendo DS専用ソフトとして発売された推理アドベンチャーゲーム。本作は、前作に引き続き『逆転裁判』シリーズでお馴染みのライバル検事・御剣怜侍が主人公を務め、現代を舞台に巻き起こる数々の事件に立ち向かっていく姿を描く。また今回は、御剣怜侍の父親も登場し、御剣怜侍自身の「検事として」事件とどう向き合うのかということを考えながら捜査していくという、また一歩深い話が展開されていく。
Read Article

デビル メイ クライ 4(Devil May Cry 4)のネタバレ解説・考察まとめ
『デビル メイ クライ 4(Devil May Cry 4)』は株式会社カプコンから発売されたスタイリッシュアクションゲームである。対応ハードはPlayStation 3、Xbox 360。後にPC版も発売した。前作まで主人公を務めたダンテから新キャラクターであるネロに主人公が変わった。物語は悪魔が存在し人間に危害を加える世界。城塞都市フォルトゥナにて、魔剣教団に所属する若き騎士ネロが魔剣祭の最中に起きた教皇殺しの犯人を追っていくうちに、犯人の正体と教団の真の目的を知っていくというものである。
Read Article

鬼武者2(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『鬼武者2』とはカプコンが開発したPlayStation 2用のゲームソフトで、『鬼武者』シリーズの2作目となる作品。ジャンルはアクションゲーム。前作『鬼武者』で描かれた明智左馬介と幻魔の戦いから13年後の時代を舞台に、新たなる鬼武者となった主人公、柳生十兵衛と異形の怪物・幻魔の戦いを描く。多数の新システムの導入により、前作で好評だった斬り合いの爽快感がパワーアップしており、物語が分岐するアドベンチャー要素も追加されている。
Read Article

バトルネットワーク ロックマンエグゼ2(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『バトルネットワーク ロックマンエグゼ2』とは、人気シリーズ『ロックマンエグゼ』の2作目にあたるゲームボーイアドバンス専用のデータアクションRPGである。カプコンにより開発され、2001年12月に発売された。現実世界と電脳世界を交互に行き来し、電脳世界に蔓延るウイルス達と闘うさまを描いている。犯罪組織WWW(ワールドスリー)の壊滅から3カ月後の世界で次々とネット犯罪が巻き起こる。事件の真相を確かめるため、光熱斗とナビのロックマンは様々な困難を乗り越えていく。
Read Article

鬼武者(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
アニメ版『鬼武者』とは、同名のアクションゲームシリーズを原作とする2023年のオリジナルアニメ。世界的に有名な剣豪の宮本武蔵を本作の主人公に据え、さらに国際的に高い評価を受けている黒澤明の侍映画で幾度か主演を務めた三船敏郎をそのモチーフとするなど、欧米の客層を強く意識した作品となっている。 修行の旅を続ける宮本武蔵は、とある僧侶から幻魔を討つために作られた鬼の籠手を預けられる。自身の魂を、あるいは切り捨てた者の魂を鬼の籠手に捧げながら、武蔵は人々を脅かす幻魔との戦いに身を投じていく。
Read Article

鬼武者3(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『鬼武者3』とはカプコンが開発したPlayStation 2用のゲームソフトで、『鬼武者』シリーズの3作目となる作品。ジャンルはアクションゲーム。2人の鬼武者、明智左馬介とジャック・ブランが、幻魔王・織田信長を倒すために立ち向かう物語を描く。本作では2人の主人公、左馬介とジャックのストーリーが交互に進行されていくのが特徴となっている。また、『鬼武者』シリーズ3部作の完結編であり、アクションゲームとしてシリーズ集大成と呼べる進化を遂げている。
Read Article

ロックマンエグゼ5(チーム オブ ブルース・チーム オブ カーネル・ツインリーダーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロックマンエグゼ5(チーム オブ ブルース・チーム オブ カーネル・ツインリーダーズ)』とは、人気シリーズ『ロックマンエグゼ』の5作目にあたるゲームボーイアドバンス専用のデータアクションRPGである。カプコンにより開発され、登場キャラクターが異なる複数のバージョンがリリースされた。 前作で壊滅したはずの犯罪組織「ネビュラ」の手により仲間達が攫われてしまう。主人公の光熱斗はネビュラに立ち向かうため、チームを結成しインターネットの平和を守る。
Read Article

ファイナルファイト(Final Fight)のネタバレ解説・考察まとめ
『ファイナルファイト』は1989年12月14日にカプコンよりアーケードゲームとして発売されたベルトスクロール型アクションゲーム。1990年にはスーパーファミコンに移植され、その他多くの家庭用ゲーム機に移植された人気作品だ。大西洋に面した都市「メトロシティ」を舞台に3人の主人公「ハガー」、「コーディ」、「ガイ」達が、犯罪集団に攫われてしまったハガーの娘「ジェシカ」を救出するため、それぞれの思いを胸に立ち向かうという設定になっている。
Read Article

クロックタワー3(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
「クロックタワー3」とは、ヒューマン株式会社(2000年倒産)制作の『クロックタワー』シリーズのナンバリング作品で、権利を引き継いだサンソフトとカプコンとの共同制作により2002年に発売されたサバイバルアクションホラーゲームである。イベントCGムービーには映画「バトル・ロワイアル」シリーズで有名な深作欣二を監督として起用。 物語の舞台は2003年のロンドン。祖父の失踪から闇の世界に引きずり込まれた主人公アリッサが、"魔のモノ"との戦いを通して祖父の失踪の謎に迫っていく。
Read Article
目次 - Contents
- 『ポケットファイター(Pocket Fighter)』の概要
- 『ポケットファイター(Pocket Fighter)』のあらすじ・ストーリー
- ストーリー:リュウ
- ストーリー:ケン
- ストーリー:春麗(チュンリー)
- ストーリー:ザンギエフ
- ストーリー:春日野さくら(かすがの さくら)
- ストーリー:いぶき
- ストーリー:モリガン
- ストーリー:レイレイ
- ストーリー:フェリシア
- ストーリー:タバサ
- ストーリー:火引弾(ひびき だん)
- ストーリー:豪鬼(ごうき)
- 『ポケットファイター(Pocket Fighter)』のゲームシステム
- 基本ルール
- 各種ゲージ
- ジェム
- タイムオーバーとドローゲーム
- アイテム
- 地球ぶっとび
- 基本操作
- ガード
- ジャンプ
- ステップ&ダッシュとダッシュ攻撃
- 投げ
- カウンター
- 対空攻撃と足払い
- フラッシュコンボ
- ガードクラッシュ
- 受け身
- 追い打ち
- 移動起き上がり
- イージーリバーサル
- ガードキャンセル
- メガクラッシュとカウンタークラッシュ
- 挑発
- マイティコンボ
- アイテム使用
- クイックコンティニュー
- 家庭用版のゲームモード
- アーケードバトル
- フリーバトル
- ランニングバトル
- トレーニング
- オプション
- バックアップ
- ポイントバトル
- カードファイター
- ランダムサバイバル
- ランダム対戦モード
- ミュージアムモード
- つくってふぁいたー
- 『ポケットファイター(Pocket Fighter)』の登場人物・キャラクター
- プレイヤーキャラクター
- リュウ
- ケン・マスターズ
- 春麗(ちゅんりー)
- ザンギエフ
- 春日野さくら(かすがの さくら)
- いぶき
- モリガン・アーンスランド
- レイレイ
- フェリシア
- タバサ
- 火引弾(ひびき だん)
- 豪鬼(ごうき)
- サブキャラクター
- ハウザー
- イライザ
- ゴロバチョフ大統領
- 千歳ケイ(ちとせ ケイ)
- ガイ
- ペジ&ムド
- リリス
- リンリン
- パイロン
- フェイロン
- タオ
- イブン&アル
- カイビト
- 火引強(ひびき ごう)
- アナカリス
- ソンソン・トントン・スイスイ・サンゾウ・カミナリ
- 背景に登場するキャラクターたち
- ステージ:BARマキシマム
- ステージ:おもちゃ屋ダルシーム
- ステージ:スキーリゾートLa Menkoi(ラ・めんこい)
- ステージ:貸し浮き輪屋サフリル
- ステージ:元飯店大繁盛(げんはんてん だいはんじょう)
- ステージ:天才隠遁部屋(てんさい いんとんべや)
- ステージ:ムーンライトダークキャッスル
- ステージ:魔界の引っ越し
- 『ポケットファイター(Pocket Fighter)』のアイテム
- アイテム
- 食べ物
- アイテム玉
- ジェム
- ストーリーに登場するアイテム
- アイスクリーム
- 魔法のステッキ
- 『ポケットファイター(Pocket Fighter)』の用語
- ステージ
- BARマキシマム
- おもちゃ屋ダルシーム
- スキーリゾートLa Menkoi
- 貸し浮き輪屋サフリル
- 元飯店大繁盛(げんはんてん だいはんじょう)
- 天才隠遁部屋(てんさい いんとんべや)
- ムーンライトダークキャッスル
- 魔王の引っ越し
- 場所
- 原宿
- 魔界
- アイスラーン
- グリーディア
- 獄炎島(ごくえんとう)
- その他
- ダークストーカー
- アナカリ商会
- 王家の裁き(おうけのさばき)
- 『ポケットファイター(Pocket Fighter)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『ポケットファイター(Pocket Fighter)』の隠しキャラは火引弾と豪鬼
- 『ポケットファイター(Pocket Fighter)』の隠しボスは火引弾と豪鬼
- モリガンの隠し勝利ポーズの存在
- 『スーパーパズルファイターIIX』からリストラされたキャラクターはドノヴァンとデビロット
- 豪鬼エンディングのゾンビは初代『バイオハザード』のゾンビ
- PlayStation家庭用には『私立ジャスティス学園』の体験版が収録