
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』とは、2002年のアメリカの犯罪映画。監督は『E.T.』や「ジュラシック・パークシリーズ」のスティーブン・スピルバーグ、主演は『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオが務めた。実在する天才詐欺師フランク・W・アバグネイル・Jr.の自伝をもとに制作された実話だ。16歳で家を飛び出した少年が、巧みな話術と偽造技術を武器に、パイロットや医師になりすまして詐欺を重ねる姿を描く。追われ続ける日々の中で描かれる、孤独と信頼のドラマが心に残る作品だ。
エヴァンス校長(演:トーマス・コパッチ)
吹替:小形満
生徒(演:ジョシュア・コリンズ)
吹替:小野塚貴志
シェリル・アン(演:ジェニファー・ガーナー)
吹替:斎藤恵理
モデル。
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の用語
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
英語で「できるもんなら捕まえてみろ」という意味。こどもが鬼ごっこで逃げるときに使う掛け声で、日本語でいう「鬼さんこちら」にあたる。本作のタイトルは、天才詐欺師フランクと、彼を執拗に追い続けるFBI捜査官カールとの関係性を象徴しており、逃亡と追跡のスリルを表現している。原作であるフランク本人の自伝のタイトルとしても使われている。
ロータリークラブ
地域の実業家や専門職の人物が集まり、社会奉仕や交流を目的とした国際的な民間団体。フランクの父であるフランク・Sr.は、地元のロータリークラブの終身会員であり、当時の社会的信用を得た立場を象徴する存在として描かれている。フランクにとっては、父のこの地位が誇りであり、理想の父親像として影響を与えていた。
小切手
銀行が顧客の口座から支払いを行うための書面。フランクは16歳の誕生日に初めて父から贈られている。未成年であるために換金できなかった彼は、偽造小切手を使い、それを現金化することで資金を作っていた。紙一枚で大金が動くため、信頼性を悪用した詐欺の主な手段となった。
モンリシャール
フランスに実在する小さな町で、本作ではフランクが逃亡の末に身を潜めていた場所として登場する。物語終盤、彼はこの町で偽造小切手の印刷を行っており、FBI捜査官であるカールに逮捕される、逃亡の最終地点である。フランクの両親が若い頃に出逢った場所でもあり、フランクにとっては「家族の原点」となっている土地だった。
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
フランク・ウィリアム・アバグネイル「クリームの入ったバケツに2匹のネズミが落ちました。1匹はすぐにあきらめ溺れ死にました。しかし2匹目は、あきらめずもがき続けているうちにクリームはバターになり外に這い出しました。」

物語の冒頭、フランクの父・フランクSr.は、地元ロータリークラブの式典で印象的なスピーチを披露する。それは「クリームの入ったバケツに2匹のネズミが落ちました。1匹はすぐにあきらめ溺れ死にました。しかし2匹目は、あきらめずもがき続けているうちにクリームはバターになり外に這い出しました。」という言葉だった。物語の中盤、フランクが婚約者ブレンダの家族に紹介される場面で、この父のスピーチを「お祈りの言葉」として披露する。フランクが「自分も父の様に信頼されたい」「幸せな家庭を築きたい」と願う心の表れでもあり、彼にとって父がどれほど大きな存在だったかを静かに物語るシーンとなっている。
フランク・W・アバグネイル・Jr「ヤンキースが必ず勝つのと同じ。相手の目はピン・ストライプに釘付け。」

フランクの父・フランクSr.は、銀行での交渉術について「ヤンキースが必ず勝つのと同じ。相手の目はピン・ストライプに釘付け。」と自信たっぷりに語る。その言葉は、人は見た目や肩書きに弱いという事を示したものであり、後にフランクがなりすまし詐欺で人々を信じ込ませる際の原点となっていく。
逃亡生活を続ける中で、フランクは次第に孤独に苛まれるようになる。クリスマス・イヴの夜、FBI捜査官であるカールに電話をかけた際、以前ハリウッドで初めて対峙した時の事を問われると、彼は再び「ヤンキースが必ず勝つのと同じ。相手の目はピン・ストライプに釘付け。」と答える。父の言葉は、状況を切り抜ける「魔法の呪文」として、今なお彼の中で生き続けていたのだった。
カールがフランクに見せた信頼の眼差し

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目次 - Contents
- 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の概要
- 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のあらすじ・ストーリー
- 家庭崩壊と逃亡のはじまり
- 詐欺と「なりすまし」人生のスタート
- FBI捜査官との追跡劇
- 恋と結婚、再び逃亡
- 逮捕から新たな人生へ
- 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- フランク・W・アバグネイル・Jr(演:レオナルド・ディカプリオ)
- カール・ハンラティ(演:トム・ハンクス)
- FBI捜査官
- アール・アムダースキー(演:ブライアン・ホウ)
- トム・フォックス(演:フランク・ジョン・ヒューズ)
- フランクの家族
- フランク・ウィリアム・アバグネイル(演:クリストファー・ウォーケン)
- ポーラ・アバグネイル(演:ナタリー・バイ)
- ジャック・バーンズ(演:ジェームズ・ブローリン)
- 婚約者の家族
- ブレンダ・ストロング(演:エイミー・アダムス)
- ロジャー・ストロング(演:マーティン・シーン)
- キャロル・ストロング(演:ナンシー・レネハン)
- その他の登場人物
- ポール・モーガン(演:スティーヴ・イースティン)
- ルーシー(演:エリザベス・バンクス)
- ダーシー(演: キャンディス・アザラ)
- ジョアンナ(演:ケイトリン・ダブルデイ)
- ケスナー(演:アレックス・ハイド=ホワイト)
- アシュレイ(演:ジェニファー・マンレ)
- 支配人(演:スティーヴ・ウィッティング)
- ホテル支配人(演:ロバート・ルース)
- 本人役(演: キティー・カーライル)
- 融資担当者(演:マシュー・キンブロー)
- 男性(演:ジャック・ナイト)
- エヴァンス校長(演:トーマス・コパッチ)
- 生徒(演:ジョシュア・コリンズ)
- シェリル・アン(演:ジェニファー・ガーナー)
- 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の用語
- キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
- ロータリークラブ
- 小切手
- モンリシャール
- 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- フランク・ウィリアム・アバグネイル「クリームの入ったバケツに2匹のネズミが落ちました。1匹はすぐにあきらめ溺れ死にました。しかし2匹目は、あきらめずもがき続けているうちにクリームはバターになり外に這い出しました。」
- フランク・W・アバグネイル・Jr「ヤンキースが必ず勝つのと同じ。相手の目はピン・ストライプに釘付け。」
- カールがフランクに見せた信頼の眼差し
- 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作者であるフランク・アバグネイル本人が映画に登場
- わずか2週間で司法試験に合格
- 本当にFBIで働いた「詐欺防止のプロ」フランク
- 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:「Catch Me If You Can」