キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(原題:Catch Me If You Can)』とは、2002年に公開されたアメリカ映画である。「天才詐欺師」と言われたフランク・W・アバグネイル・Jrによる自伝小説『世界をだました男』を原作としている。レオナルド・ディカプリオ演じるフランクと、FBI捜査官のカール・ハンラティの追走劇を痛快に描く。カールはトム・ハンクスが演じた。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのレビュー・評価・感想

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
9

60年代の伝説の詐欺師!

16歳から21歳までの間に、世界26か国で役400万ドルを稼いだ実話の詐欺師の話です。

レオナルド・ディカプリオ演じる高校生のフランク・W・アバグネイルは両親とともに裕福な日々を送っていましたが、父の事業が失敗し、それが原因で両親は離婚話を聞き、ショックで家出をし、生活費を稼ぐために偽造小切手の詐欺を始めていきますが、最初は失敗の連続であったが、徐々に成功していき大手航空会社のパイロットに成りまし有名な詐欺師になります。

ですが、FBI捜査官のカールに鬼ごっこを演じているような逃走劇があったもののフランスで身を隠していたフランクを見つけて逮捕します。

お金のあったときの生活を取り戻したくて、親を苦しい生活から解放してあげたいという気持ちを胸に、フランクが詐欺だと分かっていても必死にお金を集めていく姿には複雑な気持ちと応援したくなる気持ちの二つが存在するでしょう。

フランクとカールの共通点として2人とも友達がおらず、孤独な日々を送っていて、話し相手が欲しくなったフランクがクリスマスにカールで電話をかけたシーンで人間は孤独には勝てないのだと痛感させられるものやその後二人がFBI捜査官として犯人を逮捕していくのは感動します。

スリルある作品なので是非ご覧ください。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
7

詐欺師ディカプリオ対FBIトムハンクス

「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」。「捕まえられるものなら捕まえてみろ。」という感じでしょうか。ふてぶてしい詐欺師の言いそうなセリフです。でも、この映画の詐欺師には、やはりおしゃれな「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」が似合います。

レオネルド・ディカプリオが演じるのは、まだ10代のフランク・アバグネイル。両親の離婚をきっかけに家出をし、自分でお金を稼ぐためにパイロット、医師、弁護士などになりすまし、小切手を偽造します。その天才詐欺師を追うのが、トム・ハンクスが演じるFBI捜査官のカール・ハンラティ。近くまでせまっては逃げられ、真正面に対峙していながら、だまされて逃げられてしまうことも。
非常に頭のいい、ずる賢い詐欺師ですが、本当は父親が大好きで、母親ともう一度やり直してほしい一心からの犯罪行為であるため、憎めません。フランクと接触を重ねるうちにFBIのカールも、「彼を更生させる」のが大きな目的になっていきます。
最後にはフランクの目的は果たされない代わりに、カールの願いが叶います。捕まえて「ハッピーエンド」ではなく、フランクが特技を生かしてまっとうに生きる道を選ぶ「ハッピーエンド」は本当に素敵な終わり方だと思いました。いつ見ても、心が温まる映画です。