
『スパイダーマン:スパイダーバース』とは、2019年に公開されたCGアニメ映画作品。マーベルヒーローの中でも特に根強い人気を誇るスパイダーマン初のアニメ映画として製作された。多くのスパイダーマン作品で主人公となるピーター・パーカーではなく、高校生主人公のマイルスが、様々な次元のスパイダーマンと出会い成長していくストーリーが描かれていく。これまでになかった設定と3Dアニメの枠を広げた斬新な表現の数々は、ファンだけでなく批評家からも絶賛され、新たなスパイダーマンの人気作となった。
ピーター・パーカー/スパイダーマン・ノワール

スパイダーマン・ノワール
CV:ニコラス・ケイジ
日本語吹き替え:大塚明夫
1933年の次元でスパイダーマンをやっているピーター・パーカー。アメリカで禁酒法が敷かれた時代からかミルクセーキが好物である。探偵として活動しており、ナチス退治に明け暮れている模様。映像にまだ色のついていない時代からやってきたため、彼の次元や彼自身の姿は全てモノクロ調で描かれている。また、本人もマイルス次元の色を判別できていないようで、スパイダー・ハムから差し出されたルービックキューブの面色の違いが認識できず苦戦していた。
スパイダーマンスーツの上にハット帽とロングコートを纏った風貌が特徴。名前のノワールはフランス語で「黒」を示す言葉であり、闇社会や犯罪ものを描く映画ジャンルの一つフィルム・ノワールを彷彿とさせる。彼の特徴的な姿は、この映画ジャンルの主人公で顕著に描かれるハードボイルドな男と酷似する部分が多く、初登場時の風のないところでもコートがなびいているシーンや、哀愁漂う振る舞いはフィルム・ノワールのオマージュと言える。
ステゴロとスパイダーマンの能力を掛け合わせた戦闘スタイルをとる。この戦法でキングピンの部下であるヴィラン、トゥームストーンを単機で撃破した。また、彼の回想では拳銃を使うシーンも見られる。
本作の出演をきっかけに、彼を主人公とする実写ドラマシリーズの製作が決定。こちらのドラマでは本作でCVを務めたニコラス・ケイジが、そのままスパイダーマン・ノワール役を続投する。
ペニー・パーカー

ペニーパーカー
CV:キミコ・グレン
日本語吹き替え:高橋李依
3145年のニューヨークからやってきた少女。相棒であるロボットのSP//dr(スパィダー)に乗り込みスパイダーマンとして活動している。放射性のクモに噛まれた点は他のスパイダーマンと変わらないが、彼女においては噛まれたクモと精神を共有するサイキックリンクを会得。この能力を使い、クモが棲んでいるロボのSP//drを操作して戦闘などを行う。
ペニーは、上まぶたに濃いアイラインが施されている点や、髪のハイライトの入れ方など、日本のアニメキャラ風なデザインが随所に現れている。その他にも、萌えアニメのような誇張された喜怒哀楽の変化やその際に表現されるデフォルメされた表情、SP//drに乗り込み操作する模様は日本のロボアニメからの影響を受けているともとらえることができ、ジャパニメーションを意識したキャラクターと言える。
活発で朗らかな印象を受ける人柄ではあるが、3145年の未来世界から来たことやSP//drを操る特性上から、機械操作に長けている人物。その技術を用いて、彼女たちが元の世界へ戻るために必要な量子加速器の制御キーを作成した。
SP//dr(スパィダー)

ペニー・パーカーの相棒SP//dr(スパィダー)(画像上)
ペニー・パーカーの相棒ロボットSP//dr(スパィダー)。ペニーが精神を通わせるクモと彼女を繋ぐロボットで、ペニーはこのロボットを操縦することでスパイダーマンとして戦う。
SP//drは顔の部分にあるディスプレイで豊富な感情表現ができることから、ペニーとクモの意思疎通を図るアイテムにもなっており、二人の関係値は人間とロボットの垣根を超えた深いものとなっている。
超人的な身体能力を得る通常のスパイダーマンと違い、噛まれたクモと精神を通わせるサイキックリンクを得たペニーは、戦闘面においては一般の人間と変わらない人物。その特性上、彼女の相棒であるSP//drが戦闘面を補う形となっており、ウェブシューターを駆使した従来のスパイダーマンアクションに加え、手先から回転する刃物を展開させるなどの独自の手段も持ち合わせている。
キングピン率いるヴィラン軍団とのラストバトルにて、スコーピオンと対峙するも敗北し破壊されてしまう。他のスパイダーマンの助力を受けて危機を脱っしたペニーは、彼の中に棲むクモを回収してSP//drと別れを告げることとなった。
ピーター・ポーカー/スパイダー・ハム

ピーター・ポーカー/スパイダー・ハム
CV:ジョン・ムレイニー
日本語吹き替え:吉野裕行
別次元からやってきたスパイダーマンの一人。カートゥーン調な2頭身で描かれるキャラクターとなっている。その作風からかその他のスパイダーマンと違い、クモが豚に噛まれたことで豚の姿となり、スパイダーマンの能力が目覚めるというアベコベな設定がオリジンとして描写された。
動物たちが暮らす次元にいるスパイダーマンで、本作に似つかわしくないコミカルなギャグを連発するキャラクター。戦闘時には、どうやってもおさまらない大きさのハンマーをポケットから取り出すというカートゥーンならではの戦闘を見せスコーピオンに善戦した。
ピーター・パーカー/スパイダーマン

ピーター・パーカー
CV:クリス・パイン
日本語吹き替え:中村悠一
マイルス次元に存在しているスパイダーマン。ブロンドの髪の毛に青い瞳が特徴の好青年で、赤と青のお馴染みのスーツを纏って10年間ヒーローとして活動している。ヴィランとの量子加速器を巡る攻防の末に、キングピンの手によって命を落とした。死の間際ピーターは、戦闘に巻き込まれたマイルスに加速器の制御キーを託し、このことをきっかけにマイルスはスパイダーマンを志すようになっていく。
物語の冒頭で彼のこれまでを振り返るダイジェスト映像が挟まれるが、この描写には過去制作された映像作品を由来とするオマージュシーン、実際に発売されている商品や既存のテーマソングなどについても言及されている。様々なスパイダーマンが登場する本作において、彼が過去作ですでに確立されているスパイダーマン像に最も近い存在である演出が多く見られた。
ミゲル・オハラ/スパイダーマン2099

ミゲル・オハラ/スパイダーマン2099
CV:オスカー・アイザック
日本語吹き替え:関智一
エンドクレジットにて登場したスパイダーマン。マルチバースを管轄している存在で、マイルス次元で巻き起こった騒動を監視していた。科学者であるライラが開発したガジェットを用いて、他の次元へ移動することが可能。次項で解説するアース67次元のスパイダーマンの元へと向かっていった。
彼の本格的な活躍は、本作の続編である『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』で描かれることになる。
アース67のスパイダーマン

アース67のピーター・パーカー
CV:ヨーマ・タコンヌ
日本語吹き替え:稲田徹
エンドクレジットにてスパイダーマン2099が訪れたアース67のスパイダーマン。アース67は1967年から放送開始した初のアニメ化作品『スパイダーマン』の舞台とされており、彼の世界は当時のアニメ映像を再現した2Dアニメとなっている。
本作のラストシーンとなった彼とスパイダーマン2099の指を差し合うやり取りは、元となったアニメ第19話のシーンをオマージュしたもの。海外では有名なネットミームの一つとなっており、主に「目くそ鼻くそを笑う」ことを揶揄する表現として親しまれている。
また、このシーンの後に描かれる「THE END」の表記も、彼が登場するアニメのシーンを引用したものとなっており、初アニメ化された作品と初アニメ映画となった本作を関連づけたのではないかと推測できる。
ヴィラン
ウィルソン・フィスク/キングピン

ウィルソン・フィスク/キングピン
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目次 - Contents
- 『スパイダーマン:スパイダーバース』の概要
- 『スパイダーマン:スパイダーバース』のあらすじ・ストーリー
- 能力に目覚めたマイルスとスパイダーマンの死
- 別次元からやってたスパイダーマンたち
- スパイダーマンとしての使命を問われるマイルス
- 加速器を巡る攻防と新たな"親愛なる隣人"の誕生
- 【エンドクレジット】スパイダーマン2099の登場
- 『スパイダーマン:スパイダーバース』の登場人物・キャラクター
- スパイダーマンたち
- マイルス・モラレス/スパイダーマン
- ピーター・B・パーカー/スパイダーマン
- グウェン・ステイシー/スパイダーグウェン
- ピーター・パーカー/スパイダーマン・ノワール
- ペニー・パーカー
- SP//dr(スパィダー)
- ピーター・ポーカー/スパイダー・ハム
- ピーター・パーカー/スパイダーマン
- ミゲル・オハラ/スパイダーマン2099
- アース67のスパイダーマン
- ヴィラン
- ウィルソン・フィスク/キングピン
- アーロン・デイヴィス/プロウラー
- オリヴィア・オクタヴィアス/ドクター・オクトパス
- グリーンゴブリン
- スコーピオン
- トゥームストーン
- その他の登場人物
- ジェファーソン・デイヴィス
- リオ・モラレス
- メイ・パーカー
- メリー・ジェーン・ワトソン
- ヴァネッサ・フィスク
- リチャード・フィスク
- カルロス先生
- ライラ
- ジェイ・ジョナ・ジェイムソン
- 警備員(オマリー)
- 男性教師A
- 男性教師B
- 『スパイダーマン:スパイダーバース』の用語
- マルチバース
- 量子加速器
- グーバー
- 『スパイダーマン:スパイダーバース』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- スパイダーマンたち「オーケー!じゃあもう一度だけ説明しよう!」
- スパイダー・ハム「この仕事で一番辛いのは 全員は助けられないことだ」
- ピーター・B・パーカー「待つんじゃない 跳ぶんだ 自分を信じて 跳べばいい」
- マイルス・モラレス「肩ポン知ってる?」
- マイルス・モラレス「誰でもマスクをかぶれる 君にもかぶれるんだ」
- 『スパイダーマン:スパイダーバース』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 冒頭のスパイダーマン紹介映像シーンには過去製作されたスパイダーマン映画のオマージュが豊富
- スパイダーマンが電車を止めるシーンは『スパイダーマン2』のオマージュ
- MJとのキスシーンや会食シーンは『スパイダーマン』と『スパイダーマン2』からのオマージュ
- ダンスシーンは『スパイダーマン3』のネットミームにもなったシーンをオマージュ
- 実際に商品展開されているスパイダーマンアイスキャンディー
- コミコンが存在するB・パーカーの次元
- スパイダーマン原作者である故スタン・リーのカメオ出演
- 『スパイダーマン:スパイダーバース』の主題歌・挿入歌
- 主題歌
- Post Malone & Swae Lee「Sunflower」
- Blackway & Black Caviar「What's Up Danger」
- TK from 凛として時雨「P.S. RED I」
- 挿入歌
- Billy Van & Laurie Bower Singers「Theme from Spider-Man」
- James Brown「People Get Up And Drive Your Funky Soul」
- Nicki Minaj & Anuel AA「Familia (feat.Bantu) 」
- Aminé「Invincible」
- Ski Mask The Slump God & Jacquees「Save The Day(feat.Coi Leray & LouGotCash)」
- Thutmose「Memories」
- Blackalicious「Chemical Calisthenics」
- The Notorious B.I.G.「Hypnotize」
- Ghetto Philharmonic「Buss This」
- DJ Shadow「The Number Song (Cut Chemist Remix)」
- Black Sheep「The Choice Is Yours」
- Chris Pine「Spidey Bells | A VERY SPIDEY CHRISTMAS」
- Lil Wayne & Ty Dolla $ign「Scared of the Dark (feat.XXXTENTACION) 」
- John Parr「St. Elmo's Fire (Man In Motion)」
- Elliphant「To The End」
- Juice WRLD「Hide (feat.Seezyn)」
- Xenia Pax「Want It Here」
- DUCKWRTH & Shaboozey「Start a Riot」
- エンドロール
- DJ Khalil「Elevate (feat.Denzel Curry, YBN Cordae, SWAVAY & Trevor Rich)」
- Jaden「Way Up」
- Vince Staples「Home」