コンスタンティン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『コンスタンティン』とは2005年にアメリカ合衆国で公開されたアクション・ファンタジー映画である。監督はフランシス・ローレンス、主演はキアヌ・リーブス、共演を務めたのはレイチェル・ワイズ。宗教観の濃い世界観を斬新かつスタイリッシュな映像で表現し、話題となった。この世には人間界、天界、地獄の三界が存在し絶妙なバランスで成り立っている。凄腕の悪魔祓いジョン・コンスタンティンはこの均衡に異変を感じ、女性刑事アンジェラ・ドッドソンと共に世界の存亡を脅かす陰謀に立ち向かうのだった。
『コンスタンティン』の概要
『コンスタンティン』とは2005年制作のアメリカ合衆国のファンタジー・アクション映画。監督は著名な映像作家であり本作が監督デビューとなるフランシス・ローレンス、主役のコンスタンティンを演じるのは『マトリックス』シリーズで知られるキアヌ・リーブスが務め、ヒロインのアンジェラを実力派女優のレイチェル・ワイズが務めた。原案はDCコミックス刊行のアメリカンコミック『ヘルブレイザー』であり、宗教色の強い世界観をスタイリッシュな映像表現が話題となった。全世界興行収入は2億3000万ドルであり、2005年の世界興行収入ランクは年間15位を記録。
この世には天界、人間界、地獄と3つの世界があり、互いの領域を侵さないルールの下、均衡が保たれていた。
しかし天界と地獄はハーフブリードと呼ばれる使者を送り込み、それぞれの立場から間接的に人間界への干渉を行っていた。
凄腕の悪魔祓いジョン・コンスタンティンは人間界で悪事を働くハーフブリードを監視、そして討伐の日々を送っていた。
ある日同業者であるヘネシー神父の依頼を受け、悪魔に取り憑かれた少女の救済を行うコンスタンティンだが、こちらの世界に強引に来ようとする悪魔の様子に何か異変が起きていると察知する。
同じ時期、女性刑事アンジェラ・ドッドソンの妹イザベルが自ら命を断つ。遺体の手首に浮かび上がった異様な模様、不可解な自殺に疑問を抱いたアンジェラはコンスタンティンに助力を求める。次々と起こる怪事件に巻き込まれていく2人は、やがて世界の均衡を壊しかねない恐ろしい陰謀を知るのだった。
『コンスタンティン』のあらすじ・ストーリー
世界の異変
この世には天界、人間界、地獄と3つの世界が存在し互いの領域を侵さない絶対的ルールの元均衡が保たれていた。しかし天界、地獄のそれぞれの立場からハーフブリードと呼ばれる遣いを送り込むことで、人間界に干渉を行っていた。
ジョン・コンスタンティンは人間とハーフブリードを見分ける特殊能力の持ち主である。その強い霊力ゆえに天界、地獄による人間界への過度の干渉を監視する役割を担い、エクソシストとして日々見えざる者たちとの戦いに身を投じていた。
ある日同業者であるヘネシー神父から悪魔祓いの依頼を受ける。コンスタンティンが現場であるアパートへ赴くと、禍々しい形相をした少女がベッドに拘束されていた。聖書の一節を唱え、日の光を十分に当てた十字架により少女に取り憑いた悪魔はもだえ苦しむ。トドメとばかりに仕上げに入るコンスタンティンだが、突然少女に取り憑いた悪魔は少女の身体を飛び出すかの勢いで襲いかかる。すんでのところで回避するも、本来人間界に行き来できないはずの悪魔がコチラに現れようとしたことにコンスタンティンは違和感を覚えた。住民たちに大きな鏡を持ってくるよう指示をだすと、少女の全身が映るよう鏡を頭上に設置。コンスタンティンは聖なる言葉を唱え少女の中の悪魔を鏡の中に閉じ込める。醜く禍々しい姿の悪魔は鏡の中で激しく暴れ回り、コンスタンティンと住民たちは協力して鏡を外へ放り出すと、悪魔は粉々になった鏡と共に消滅する。
少女は正気に戻り一件落着となったが、先程の違和感と部屋中に描かれた槍の絵を見てコンスタンティンは一株の不安を覚えるのだった。
女性刑事アンジェラ・ドッドソンの元に、妹のイザベルが入院していた精神病棟で自殺したと訃報が届いた。
現場に駆けつけたアンジェラは変わり果てた妹の姿を見て悲観に暮れる。この一件は自殺として片付けられるも、信心深い妹の人柄を知るアンジェラは納得できず、なにより遺体の手首に浮かび上がった槍の形をした模様に疑問を持たずにいられなかった。監視カメラを確認すると、何かに怯え逃げるかのように屋上へ向かうイザベルが映されていた。映像の最後には何かを呟き身を投げ出す姿が映されており、分析すると「コンスタンティン」と呟いていたことが判明する。「コンスタンティン」の名を調べ上げた結果、エクソシストのジョン・コンスタンティンにたどり着いたアンジェラ。普段は超常的なことは信じないが、真相を確かめるため藁にも縋る思いでジョン・コンスタンティンの元へ赴くのだった。
怪異の調査
コンスタンティンは医師より末期の肺がんと宣告される。15歳より吸い続けたタバコによるもので、余命幾ばくもないことも告げられた。キリスト教では自殺は大罪であり、犯せば問答無用で地獄行きとなる。コンスタンティンは10代の頃、自身の特殊能力を恐れ悲観の末自殺を図った過去があった。凄腕のエクソシストとして多くの悪魔やハーフブリードを地獄に送り返した実績から、彼の死後は地獄の王であるルシファーが直々に迎えに行くと宣言されているのだ。天界のハーフブリードであるガブリエルに救済を求めるも、必要なものは自己犠牲と神への信仰であり、自己保身のためでは何も意味がないことで死ぬ原因は喫煙による自業自得だと返されてしまう。
途方に暮れて自宅に戻ったコンスタンティンは懲りずにタバコを嗜み、たまたま居合わせた蜘蛛に煙を吹きかけ「ようこそ俺の世界へ」と皮肉を込めて呟いた。
チャイムが鳴り、アンジェラがコンスタンティン宅に訪れる。妹のイザベルにおきた事の顛末を伝えるもコンスタンティンは取り付く島もなく、アンジェラは怒って出て行ってしまう。直後、彼女を追う良からぬものの気配を察知したコンスタンティンは、後を追いかけ襲撃にきた悪魔の手先を撃退する。執拗なほどアンジェラにまとわりつく怪異に只事ではないと判断し、コンスタンティンはアンジェラの捜査に協力する。
超常現象にまだ疑問を抱くアンジェラに、コンスタンティンはイザベラが本当に自殺したのかを確認するため一時的に地獄へと赴く。水を用いた方法で地獄に到着したコンスタンティンは、イザベラを探すべく亡者や悪魔たちの目を掻い潜り歩を進める。やがてイザベルの姿を確認すると、彼女は振り返りコンスタンティンに向けて手首に巻いていた病院のタグを外し宙へ飛ばす。悪魔たちが群がるなかコンスタンティンはタグを追いかけ、ギリギリのところでタグを手に入れる。現世に戻りイザベルの魂が地獄に囚われていることを知らせ、イザベルがつけていたタグを渡すことで超常的存在の証明を示す。
一方、コンスタンティンの依頼で悪魔の動向を調査していたヘネシー神父は、死体安置所に訪れていた。ヘネシー神父は見えざる者の声を聞く能力の持ち主であり、大量の新聞記事から声を聞き取ることでイザベルの事件にたどり着いていた。死体安置所に侵入し、イザベルの遺体を発見すると彼女の遺体から「声」を聞き取る。禍々しいまでの邪悪なヴィジョンがヘネシー神父を襲い、イザベルの手首から槍のような形をした模様が現れ、ヘネシー神父は恐怖に駆られ安置所から逃げ出す。気持ちを落ち着かせるため常備している酒を飲もうとするも、口にすることが出来ず混乱するヘネシー神父。一部始終を見ていた地獄のハーフブリード、バルサザールが幻覚を起こしており、やがてヘネシー神父は大量の酒を口から吐き出し絶命してしまうのだった。
恐るべき陰謀
警察よりヘネシー神父の死を聞き、現場へと駆けつけたコンスタンティンとアンジェラ。数少ない戦友であるヘネシー神父の死に悲しみと悔しさを滲ませるコンスタンティンは、彼の左手にダイイングメッセージとして何かのマークが刻まれていることに気付く。古くからの友人である情報屋ビーマンに調査を依頼し、コンスタンティンはイザベルが最後に何か手掛かりを残した可能性に賭け、彼女が入院していた精神病棟へ赴く。イザベルが収監されていた病室を訪れ、コンスタンティンは双子の姉であるアンジェラにイザベルが何を伝えたかったか分かるはずと問い詰める。狼狽するアンジェラはやがて妹より霊力があることを知りながら、超常的存在に目を背け妹を裏切ったことを告白する。自らの力を自覚したアンジェラは感覚のまま窓へ向かい「コリント書17章1節」と書かれたメッセージを見つけ出す。ビーマンによると通常の聖書には17章は存在しないが、地獄の聖書には21章までが存在しているという。そこにはルシファーの息子マモンが人間界に来ようとしていること、そのためには霊力の高い人間と「神の助け」が必要だということが記されていた。やがてビーマンは何か不穏なものが近づいていることを察知し、コンスタンティンに希望を託し電話を切る。コンスタンティンは嫌な予感を察知し、彼の居る閉鎖されたボウリング場へ向かうが、すでにビーマンは惨殺されていた。強い霊力を自覚したアンジェラは殺害現場から手掛かりを得るため集中し、やがて1枚のコインを見つけ出す。それはヘネシー神父を殺害した地獄のハーフブリード、バルサザールがいつも所有していたものであり、コンスタンティンはビーマンが遺した聖なる武器を手にバルサザールのいる高層ビルへと向かう。単身バルサザールを急襲し、マモンが人間界に降臨するためにかつてキリストの血を受けた「ロンギヌスの槍」が必要であること、強い霊力の持ち主であったイザベルの代わりにアンジェラが狙われていることを知る。そしてアンジェラはコンスタンティンを案じ現場に駆けつけるも、突然見えない強力な力に引っ張られ連れ攫われてしまう。
もはや世界の均衡は崩れつつあり、コンスタンティンはアンジェラの居場所を探すためパパ・ミッドナイトのところへ赴く。ミッドナイトは歴戦の祈祷師であり、その実績から中立の立場を担い天界、地獄のハーフブリードが集うバーを経営している。コンスタンティンはシンシン刑務所で200人を処刑した“椅子”を使わせて欲しいと頼むも、中立の立場として争いを嫌うミッドナイトはそれを拒否し一触即発の雰囲気に包まれる。コンスタンティンはマモンによる人間界の降臨、そして何より友人であるヘネシー神父とビーマンが犠牲になったことを訴えミッドナイトを説得する。“椅子”にはその呪われた経緯から強力な霊力を宿しており、使用者が探し求める物の場所、それにまつわる事象など全てを見せてくれるのだ。ミッドナイトの協力のもと、ロンギヌスの槍とアンジェラはイザベルが自殺した精神病棟に運ばれており、そこには大勢のハーフブリードが集結していることが判明する。中立の立場として戦いに参加できないミッドナイトは残り、コンスタンティンは助手のチャズ・クレイマーを連れ決戦の地に赴くのだった。
運命の戦い
決戦の地である精神病棟に到着したコンスタンティンとチャズは二手に分かれ行動する。コンスタンティンはハーフブリードたちが集う部屋に乗り込み、最終警告を告げるとライターの火を頭上に上げスプリンクラーを発動させる。勢いよく噴き出す水を浴びたハーフブリードたちは身が焦げる感覚に襲われパニックとなる。別行動のチャズが貯水タンクへ向かい、十字架を投入したことで聖水に変わったのだ。弱ったハーフブリードたちを聖なるショットガンで地獄に送り返し、チャズも加勢に入りハーフブリードたちを一掃する。2人は奥の部屋へと向かうとアンジェラは既にマモンに取り憑かれており、禍々しい形相でコンスタンティンに襲いかかる。チャズと2人掛かりで抑え込み、聖なる言葉を唱えマモンに対抗するも邪悪な力はコンスタンティンを侵食し苦戦を強いられる。意を決したチャズが聖なる言葉を唱えることでマモンを抑え込むことに成功し、アンジェラも正気を戻す。
ホッとした束の間、突然見えない力がチャズを捉え、天井に何度も叩きつけて絶命させる。唖然とするコンスタンティンの前に現れたのは天界のハーフブリード、ガブリエルであった。全ての黒幕であるガブリエルは、神の恩恵を受けながら信仰心が薄れている人間を恵まれ過ぎていると憂い、マモンによる支配により試練を与えることで人間を選別しようと画策していたのだ。怒りに震えるコンスタンティンだが成す術なく吹き飛ばされてしまい、ガブリエルはロンギヌスの槍を手にアンジェラの内にいるマモンを人間界に解き放とうとする。神への願いは届かず己の無力さに打ちひしがれるコンスタンティンは、ふとある事を思い出し自らの手首を切る。血がどんどん溢れていき命の灯火が尽きようとした瞬間、全ての時間が止まり天井から白いスーツを着込んだ地獄の王ルシファーが降臨する。コンスタンティンの死に際には直々に迎えに行くと宣言しており、飄々とした態度でコンスタンティンに絡む。
コンスタンティンはタバコを咥え、マモンとガブリエルがこの場にいて良からぬ事を企んでいると伝える。ルシファーは呆れたように2人のところにいき、マモンを捕らえて地獄に送り返し、ガブリエルを地獄の業火で焼き吹き飛ばした。あっけなく解決させたルシファーはコンスタンティンの元に戻り、息子の愚行で借りが出来たため1つ願いを叶えてやると言う。コンスタンティンはイザベラの魂を解放して欲しいと伝え、ルシファーはそれを聞き入れイザベラの魂を天界に渡す。事が終わりルシファーはコンスタンティンを地獄へと連れて行こうとするが、コンスタンティンの身体は地面にめり込む程固定され動かない。やがて目の前に天界への扉が現れコンスタンティンを迎えいれる。イザベルの魂を解放したことが神により自己犠牲と認められたのだ。しかしコンスタンティンに執着するルシファーはそれを許さず、手首の傷と肺の悪性腫瘍を全て取り除き延命させる。「お前は生きろ。生きてその魂は地獄が相応しいと証明しろ」そう告げるとルシファーは地獄へと戻るのだった。
全てが解決し胸を撫で下ろすコンスタンティンの前に、天使の翼を失い惨めな姿のガブリエルが現れる。思惑は阻止され、天界からも見放されたガブリエルはコンスタンティンに聖なるショットガンを渡しトドメをさすよう懇願する。コンスタンティンはそれを拒否し渾身の一発で殴りアンジェラと共に戦場を後にするのだった。
ロンギヌスの槍は回収し、アンジェラに誰も知られないところへ隠せと伝え槍を彼女に託す。
その後チャズの墓参りに赴いたコンスタンティンは花を手向けてその死を悔やむ。しばらくしてその場を後にしようとすると天使の羽を生やしたチャズが降り立つ。今回の騒動での働きが天界に評価され、天界のハーフブリードとして生まれ変わったのだ。チャズは特に何も言うことなく空へと飛び立っていく。コンスタンティンは驚きながらも満足そうに微笑み、タバコの代わりガムを嗜み帰路につくのであった。
『コンスタンティン』の登場人物・キャラクター
主人公
ジョン・コンスタンティン(演:キアヌ・リーブス)
吹き替え:小山力也(ソフト版)/森川智之(テレビ朝日版)
本作の主人公。凄腕のエクソシストであり、その実績から彼の死に際には地獄の王ルシファーが直々に迎えに行く程一目置かれている。幼少期から強い霊力の持ち主で、人間とハーフブリードを見分ける能力を有する。自身の能力に恐怖したことから短時間の自殺を果たすも蘇生し、宗教上禁忌である自殺を犯したことで地獄行きが確定。以降は自身の力と向き合い天界行きの許可を得るため悪魔祓いに尽力する。
性格はニヒルで口が悪いものの、仲間想いの一面があり数少ない友人であるテネシー神父やビーマンの死には心から悔やみ、助手のチャズにも渋々ながらも同伴を許し活躍した時は手放しで褒め称えた。
ヘビースモーカーであり15歳から吸い続けた結果、末期の肺ガンとなり余命宣告されてしまう。
コンスタンティンの協力者
アンジェラ・ドッドソン(演:レイチェル・ワイズ)
吹き替え:甲斐田裕子(ソフト版)/岡寛恵(テレビ朝日版)
本作のヒロイン。有能な女性刑事であり妹イザベルの自殺をキッカケにコンスタンティンと共に奔走する。
徹底した現実主義であり、超常的な現象は信じず当初はコンスタンティンの能力を訝しむ。実際は妹以上の霊力の持ち主であり、イザベルが精神病棟に入院される時、彼女の助けを聞かず裏切ったことが負い目となり超常的存在から目を逸らし隠し続ける。霊力を閉ざしたものの、銃を撃つときどこを狙えば良いかが明確になるなどその片鱗があり、今回で起こる怪異を機に自身の能力と向き合いその力を開花させる。イザベルが命を絶ったことで代わりとして、マモンの人間界降臨のための器としてつけ狙われてしまう。
チャズ・クレイマー(演:シャイア・ラブーフ)
吹き替え:川田紳司(ソフト版)/浅沼晋太郎(テレビ朝日版)
コンスタンティンの助手を務める青年。コンスタンティンに憧れ半ば強引に同伴している。基本的に雑用や車の運転が多いが、宗教的伝承などの知識に富み、それが最終決戦で多いに役立つ。終盤コンスタンティンと共にアンジェラに取り憑いたマモンを抑え込むのに成功するも、正体を現したガブリエルにより命を落とす。全て解決した後、その行いが天界により評価されハーフブリードとして生まれ変わった。
へネシー神父(演: プルイット・テイラー・ヴィンス)
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目次 - Contents
- 『コンスタンティン』の概要
- 『コンスタンティン』のあらすじ・ストーリー
- 世界の異変
- 怪異の調査
- 恐るべき陰謀
- 運命の戦い
- 『コンスタンティン』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- ジョン・コンスタンティン(演:キアヌ・リーブス)
- コンスタンティンの協力者
- アンジェラ・ドッドソン(演:レイチェル・ワイズ)
- チャズ・クレイマー(演:シャイア・ラブーフ)
- へネシー神父(演: プルイット・テイラー・ヴィンス)
- ビーマン(演:マックス・ベイカー)
- パパ・ミッドナイト(演:ジャイモン・ハンスゥ)
- イザベル・ドッドソン(演:レイチェル・ワイズ)
- 異界の住人たち
- ガブリエル(演:ティルダ・スウィントン)
- ルシファー(演:ピーター・ストーメア)
- マモン
- バルサザール(演:ギャヴィン・ロスデイル)
- 『コンスタンティン』の用語
- ハーフブリード
- 天界
- 地獄
- ロンギヌスの槍
- シンシン刑務所の椅子
- コンスタンティンの扱う武器
- 聖なるショットガン
- メリケンサック
- 聖水
- “悪魔の棲む家”のキーキー虫
- ドラゴンの息
- 『コンスタンティン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 冒頭の悪魔祓いシーン
- ジョン・コンスタンティン「ようこそ俺の世界へ」
- ルシファー降臨のシーン
- ルシファー「お前は生きろ。生きてその魂は地獄が相応しいと証明しろ」
- 『コンスタンティン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ジョン・コンスタンティンはキアヌ・リーブスが最も続編で演じたいキャラクター
- 地獄の描写にモデルとなったもの
- 元々のタイトルは『ヘルブレイザー』だった
- 作品の世界観を楽しめるサウンドトラック
- 『コンスタンティン』の主題歌・挿入歌
- 主題曲:ブライアン・タイラー「 Meet John Constantine」
- 挿入曲:A Perfect Circle「Passive」