ロックマンゼロ(Rockman Zero)のネタバレ解説・考察まとめ

『ロックマンゼロ』(Rockman Zero)は、2002年に株式会社カプコンから発売されたGBA専用の2D横スクロールアクションゲームである。本作は『ロックマンX』シリーズの続編にあたり、ゼロを主人公に据えた、言わばスピンオフ作品でもある。『ロックマンゼロシリーズ』は、初代『ロックマンシリーズ』の世界観を引き継ぎつつ、100年後の世界を舞台に人間と機械が共存する社会を描いた重厚なストーリーで、『ロックマンシリーズ』を知らない世代や、海外ファンにも根強い人気を誇っている。

自我を持つ悪性のコンピューターウイルスだが、プログラムが本体として独立している一種のプログラム生命体の様なもの。

建物

忘却の研究所

ゼロが封印されていた研究所であり、オメガ討伐後放棄された場所。
現在は研究所としての機能を完全に失っており廃墟と化している。
バイル事件以降に再調査が行われたが、オメガの残骸などが一切発見できていないとの報告が上がっており、放棄以降に何者かが侵入した痕跡が確認されている。

レジスタンスベース

ネオアルカディアの不当なレプリロイド制圧から身を守るために、科学者であるシエルを中心に組織されたレジスタンスたちの本拠地。

『ロックマンゼロ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ゲームとは異なる点がいくつかある漫画版『ロックマンゼロ』

『別冊コロコロコミック』にて2003年6月号〜 2006年2月号まで連載されており、単行本は全3巻。作者は漫画家の舵真 秀斗。

読者に『ロックマンゼロ』の知名度を広げることを目的に『別冊コロコロコミック』にて2003年6月号〜 2006年2月号まで連載されており、単行本は全3巻で完結している。作者は漫画家の舵真 秀斗。
漫画版の『ロックマンゼロ』は、『ロックマンゼロシリーズ』の物語を深く掘り下げるよりも読者の年齢層に合わせたオリジナルストーリーを展開していた。
しかし、読者からの反応が低かったため、物語後半はギャグ漫画へと路線変更している。
そんな漫画版はゲームとは異なる点がいくつかある。例えばゼロを発見者したのはシエルではなくオリジナルキャラクターのリトになっている。また漫画版のゼロは二重人格であり、戦闘時以外は弱々しいキャラクターへと変更されている。シエルの設定も人間からレプリロイドに変更されている他、コピーXは四天王が合体した姿になっている。

ゼロには型式番号が存在

本シリーズの続編である『ロックマンゼロ3』に登場するステージの背景にゼロの型式番号「Dr.w LAST No」と描かれている。
「Dr.w LAST No」のDr.wとは初代『ロックマンシリーズ』に登場した「アルバート・W・ワイリー」の事であり、「Dr.w LAST No」のLAST Noというのは、アルバート・W・ワイリーが作成した最後のワイリーナンバーズでという意味がある。
これはカプコン公式の攻略本内に記載されている。

フォルテに酷評される特徴的なゼロの長い髪

(左)Xシリーズのゼロ(右)本作のゼロ

ゼロは金髪の長髪がトレードマークであるが、何の為に長い金髪を取り付けたのかは不明。
『ロックマンシリーズ』の人気キャラ、フォルテがゼロの設計図を見た際に「髪の長い女みたいなロボット」と酷評していた。

『ロックマンX6』との繋がり

『ロックマンX6』での妖精戦争(イレギュラー戦争)の最後に、ゼロは自分が世界に不必要な存在で諸悪の根源だと思いゼロは自らの意思で自身を封印した。ゼロの封印後、ロックマンXは孤独な戦いの日々に明け暮れる事になる。
その後の世界線が本作の『ロックマンゼロシリーズ』となっており、『ロックマンX6』でゼロが封印されなかった世界線が『ロックマンX7』、『X8』に続いている。

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